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全日本プロレスの悪役選手が試合後に倒れ、開頭手術を受ける

 全日本プロレスの悪党ユニット、ブードゥ・マーダーズ(以下、VM)に所属するスーパー・ヘイト選手(41=本名:平井伸和)が、5月29日に兵庫・神戸サンボーホール大会での試合後に倒れ、開頭手術を受けた。

 ヘイト選手は同大会の第3試合で、KENSOとウィップ・アス・ランバージャック・デスマッチで対戦。6分36秒、ダブルニードロップからの片エビ固めで敗れた。

 同団体のリリースによると、ヘイト選手は試合後、体調不良を訴え嘔吐し、意識を失ったため、救急車で病院に搬送された。検査の結果、脳卒中と診断され、同日深夜に緊急手術を受けた。手術は無事成功し、意識の回復を待っている状態だという。

 ヘイト選手は幼少期を神戸で過ごしており、この大会は凱旋興行。しかも、この一戦はデビュー20周年記念試合として、位置付けられていただけに、なんとも皮肉な事態となってしまった。

 91年4月にSWSでデビューしたヘイト選手は、WARを経て、全日本に入団。08年10月にVMに加入し、リングネームをヘイトに改名。今年1月にはバージョンアップしたスーパー・ヘイトに名を改めたばかりだった。

 試合のダメージと脳卒中との関連性は不明だという。プロレスで、このようなケースはまれで、04年8月に高山善廣(フリー)が、試合後に脳梗塞で倒れた例がある。高山は約2年間のリハビリを経て、復帰を果たした。

 今はただ、ヘイト選手の回復を祈るばかりである。
(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)

※画像はヘイト選手のブログより

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