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人類は月面に到達していないというデマを広める秘密組織は実在するのか?

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画像はイメージです。

 証取法違反で服役後、ネットでの言論活動でも知られるようになった実業家が、官邸前デモの参加者を「アポロが月に行ってないとか本気で信じてるような奴ら」と評したように、月面着陸捏造説を信じていると言うのは極めて否定的な社会的評価につながる。ところが、そのような社会状況にもかかわらず、この十数年で月面着陸捏造説を信じる人々がじわじわと増え、最近のネット調査では「月面に到着していない」との回答が18パーセントに達した。調査手法や対象が異なるので単純には比較できないが、昭和末期の同種調査では「人類は月面に到達していることを信じる」との回答が90パーセントを超えていることを考えると、否定論を信じる人々は倍以上になっているといえなくもない。

 また、月面着陸捏造説の広まりは世界的な傾向で、英メディアのネット調査では実に回答者の4人に1人が捏造説を信じているとされる他、かねてより捏造説が広まっていたアメリカ南部や、理由は不明だが韓国では、それぞれ3人に1人が月面着陸を信じていないとの見方すらあるほどだ。

 月面着陸捏造説が流行したのは1970年代後半と2000年代前半で、いずれも書籍での捏造説をテレビが取り上げて広めたとされる。そして、いずれの捏造説も徹底的な検証の結果、完全に否定され、むしろ月面着陸捏造説のほうが根拠の無い捏造であることまで露見している。最近も捏造説の根拠となっていた月面着陸画像への疑問点が、画像解析によって疑問でもなんでもないことが明らかになっている。

 だが、それでもなぜか捏造説は根強く支持され、現在に至っているのだ。

 なぜ否定されてもなお月面着陸捏造説は繰り返し唱えられ、支持され続けるのか?

 その背景には、捏造説を組織的に広めている人々が存在していると、そのように考えるものがいるのだ。

 都市伝説を利用する組織という都市伝説が、静かに広まっている。

(続く)

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