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松山ケンイチが朝から笑顔で「セックス!」いろんな意味で大丈夫か? と期待してしまう『ノルウェイの森』

 話題作『ノルウェイの森』の公開目前にして、主演の松山ケンイチの露出度が急激にアップしている。「ヤマトPR」のキムタク露出が「バナナのたたき売り」状態なら松山の場合は今まで温存しておいた分「蔵出し大放出」といったところか。だが、松山がいまだ飽きられず、テレビに出てきてありがたがられている理由は、彼の巧みなキャラクター演出にあるのかもしれない。

 10日「とくダネ!」の映画紹介インタビューに答え、朝から笑顔で「セックス!」と連発する松山ケンイチ。驚いてテレビの音量を上げたが、どうやら映画『ノルウェイの森』のラブシーンの際に、「もっと日常からセックスについて語り合おう」と監督や出演者と話し合った模様。昨日は昨日で「とんねるずのみなさんのおかげでした」で食べ歩いていたし、フジテレビが協賛している映画だけあってここんとこフジテレビの出演が多い。
 かと思ったら、水曜日は2012年の大河ドラマ「平清盛」の主演をやるとかでNHK『スタジオパークからこんにちは』に登場していた松ケン。何と彼は平日のまっ昼間に生放送している、この番組に何度も出演オファーを出していて、NHK側の都合で断られていたそう。「なぜにスタジオパーク?」全国放送だけど主婦か年寄りしか見てないこの番組。女子大生やOLが見る「おしゃれイズム」とかじゃなくていいの?と思って見ていたら、松山は津軽塗りの箸や「実家のおばあちゃんがつくってくれる」というキレイなおもちをスタジオに持ち込んで、東北新幹線開通にともなってブームになっている出身県の青森をPRしはじめた。まったくもってお年寄り向けの“スタジオパーク仕様”になった松山。驚いた事にそこで過去の代表作として「デトロイトメタルシティ」が紹介されていたけど、どちらかというとあれは隠したい作品なんじゃ…。

 そして、11日公開、松山が言うところの「セックス!」が見どころの映画『ノルウェイの森』。これは、いろんな意味で大丈夫か? と期待してしまう作品だ。文学的で爽やかな男女の恋が描かれてそう(注:ノルウェーは出てこない。)だが、この映画の監督をしたベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督もかなりの曲者。前作の『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』では、けっこうトシ喰った自分のヨメを木村拓哉と濃厚に絡ませたり、涼しい顔して血みどろのグロイ演出が得意だったり。『夏至』もエロかったし。そんな彼の元で、さんざんエロ難しいワタナベ役の演技をつけさせられた松山が「とくダネ!」インタビュー終わりでとんでもない爆弾発言をした。

 「この映画に出演してご自分の恋愛感は変わりましたか?」と、笠井アナに聞かれ、松山は「あんまり変わらなかった」と即答。さすが、NHK「トップランナー」では「合コンは地獄絵図、興味ない」と言い放っただけあって、自分の恋愛には一切触れない巧妙さ。映画についてさんざん「セックス!」を連発しながらも「もしかして、ホントは童貞?」と、これを見ていた世の奥さま方が色めく純情青年ぶりをアピールした。浮気癖や酒癖がなおらない某俳優たちを尻目に只今“独走中”の彼、まったくもって分かってらっしゃるというか、何というか…。

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