最近、報道されて話題になったのがお笑いタレント、三中元克とのエピソードだ。2014年に放送されたフジテレビの27時間テレビで三中はキムタクと相撲をとるも、キムタクの水着が破れるほど全力で掴みあいとなり、破れた水着からは赤く腫れ上がった肌が露出された。これで三中はバッシングを受けてしまう。キムタクは謝罪に来た三中に「全然大丈夫だよ。気にしないで」と笑顔で対応。また心配していた三中の母親にもそこで電話して、「心配なんか1ミリもしなくていいです。むしろ『仕事をした』と彼を誉めてあげてください」と伝えたという。
今回の独立騒動でもっとも関係が悪化してしまったという香取慎吾とのエピソードも有名だ。SMAP結成当時、11歳で最年少であった香取慎吾。まだ小学生であった香取にキムタクは、財布をプレゼントした。香取はその財布を25年以上、使っていたことをテレビ番組で語っている。当時の香取は財布を持っておらず、小銭をポケットにジャラジャラと持ち歩いていたとのことで、その様子を見かねたキムタクが、「これ使えよ」とプレゼントした。ただ25年以上も、その財布を使い続ける香取に、さすがにキムタクも、「いい加減にしろ、俺が新しいの買ってやる」と言っていたようだが、香取は何度も修理に出して、ボロボロになりながらも、使い続けたという。
ドラマの現場でのキムタクも実は評判はいい。某ドラマで共演した俳優によると、キムタクはそのドラマのスタッフ約70名の名前をすべて覚えているという。多くのスタッフに声を掛けることで、連帯感を生みたいというのがキムタクの考えだ。映画の撮影現場初日には、300万円分の食材を撮影現場に持ち込み、スタッフ全員に鍋をふるまったという。
世間からは悪者扱いをされてしまっているキムタクだが、業界内では決して不人気なわけではないという。