同校の吹奏楽部は今回の甲子園出場に先立ち、先月18日に35人が犠牲となった放火殺人事件に見舞われた「京都アニメーション」の作品『響け!ユーフォニアム』の主題歌「DREAM SOLISTER」を応援曲に採用していた。
これを複数メディアが報道すると、ネット上では「これは感動した!甲子園のアルプスから全国に向けて思いっきり演奏して!」、「地元が同じ立命館宇治だからこそ出来ることだな、京アニへの思いも背負って頑張って」、「高校野球あまり詳しくないけど、京アニファンだから立命館宇治を全力で応援する」といった声が数多く寄せられた。
また、一連の報道を受けて、この主題歌を歌うTRUE(唐沢美帆)も自身のツイッターで反応。「言葉にならないくらい嬉しいです。立命館宇治高校野球部の皆さん、応援しています。頑張って下さい…!!!」と応援のメッセージを送っている。
ただ、今日7日の初戦は、肝心の吹奏楽部がコンクールで不在だったため同曲の演奏は行われず。そのため、実際に甲子園のアルプススタンドで主題歌が演奏されるかは、同校が勝利できるかにかかっていた。
そのような状況の中迎えた一戦。立命館宇治は6回まで毎回ランナーを出しながら得点を挙げられずにいたものの、無死満塁のピンチを無失点で切り抜けた直後の7回裏に待望の先制点を奪取。この1点を最後まで守り切り「1−0」で秋田中央に勝利し、晴れて2回戦へ駒を進めた。
これを受けネットからは、「おめでとう!これでユーフォ(『響け!ユーフォニアム』)の主題歌が甲子園に響く!」、「京アニのためにもこのまま勝ち進んで!」と称賛の声が殺到した。
立命館宇治は、大会8日目(13日)の2回戦第2試合で好投手・奥川恭伸を擁する星稜(石川)と対戦する。コンクールを終え合流した吹奏楽部が満を持して主題歌を演奏するこの一戦は、グラウンド内外で今回以上の注目を集める一戦となりそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
TRUE公式ツイッターより
https://twitter.com/miho_karasawa?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor