同店は捜査の結果、無許可営業が判明。16〜17歳の少女を午後10時以降の深夜に労働させていたことも分かり、労働基準法違反(年少者の深夜業使用)容疑で、経営者が逮捕された。同経営者は保護責任者遺棄致死容疑でも再逮捕されている。
そんな状況のなかで、依然懲りないガールズバー経営者もいるようだ。大阪府警南署は3月14日、ミナミのガールズバー計5店を摘発、経営者ら計7人を逮捕したと発表した。
同署によると、11日、大阪市中央区宗右衛門町の「Bar Deal」経営者、山根直人容疑者(24)を労働基準法違反容疑で逮捕した。容疑は奈良県の公立中学2年の女子生徒(14)ら18歳未満の少女計6人を、深夜に働かせた疑い。同容疑者は「従業員の年齢は知らなかった」と容疑を否認しているという。
また、同区東心斎橋の「ノース」経営者、伊島真司容疑者(20)を2月に恐喝や傷害、逮捕監禁の容疑で逮捕した。容疑は客の男性会社員(26)に約22万円の代金を請求し、現金2万円を脅し取った上、別の店舗に約3時間にわたって監禁し、胸などにケガをさせた疑い。
他の3店の経営者らは、風俗営業法などの営業許可を得ずに少女らに客引きや接客をさせるなど、違法営業した容疑で摘発された。
死亡者まで出ているのに、違法な営業を続けるガールズーが後を絶たない。ボッタクリ被害の訴えも多いという。同署では取り締まりを強化しているようだが、強固な姿勢で違法店の摘発に動くしかないだろう。
(蔵元英二)