というわけで、記念すべき第1回、筆者が向かったのは『渋谷・ガールズマーケット』。事前にホームページを確認したところ、『当店はいわゆる「キャバクラ」とは一味違う、新感覚ガールズクラブです』とのこと。そういえば最近は、ガールズバーという、新しいスタイルのお店があるようですね。12年前は、キャバクラのジャンル分けなんて、せいぜい普通のキャバクラかランジェリーパブくらいのものでした。時代と共にキャバクラも進歩しつつあるようです。では、今どきのキャバクラとガールズバーの違いは何なのか? 快くインタビューに応じてくれたあやチャン(仮名)に話を聞いてみました。
「ここ、ガールズバーだったんですか? 私、普通のキャバクラだと思って働いていました」と、すっとんきょうな答えを返してくれたあやチャンは現在25歳。そう、『渋谷・ガールズマーケット』は、18歳〜27歳までという、幅広い年齢層の女の子が在籍しているのも特徴のひとつ! また昔の話で恐縮ですが、12年前のキャバクラは18歳〜20歳という年代が一番多く、22歳の私はすでに長老のような立ち位置だったわけです。12年前にキャバクラ通いをしていた男性の皆様も、「キャバ嬢=二十歳未満」というイメージが強いのではないでしょうか? なので、「久しぶりにキャバクラ遊びしたいけど、若いギャルばかりでは会話が合わなさそう」と足踏みしている男性も、最近のキャバクラはだいぶ事情が変わってきているようなので、久しぶりに覗いてみる価値は大いにあります。尚、あやチャンはキャバ嬢歴7年の超ベテランさん。銀座のお店とかけもちしているとのことで、会話がとにかく上手! トークを楽しみたいというお客さんにはピッタリです。
会話といえば、あやチャンいわく、「無口なお客さんは苦手かも」とのこと。このあたりは、12年前のキャバ嬢と共通したお悩みのようです。キャバ嬢さんたちがトークを盛り上げようと喋りかけているのに、うんともすんとも返してくれないお客さんって、本当に心が折れそうになるんですよね。なので、喋ってくれるお客さんだと嬉しいものなのだそうです。とはいえ、「俺の耳たぶ触ってよ!」という、謎のフェティシズムを持ち出し、耳たぶトークを炸裂させたお客さんには少々困惑したとのこと。耳について熱く語りたい時は、耳鼻科に行きましょう。
最後に、冒頭の『キャバクラとガールズバーの違い』についてですが、「うちはカウンター越しじゃなくて、女の子が横に座るので、ガールズバーとも違うかも。ラフなキャバクラってカンジ」とのことでした。そういえば、キャバ嬢さんたちは私服勤務です。このあたりが、ラフと言われる所以なのかもしれませんね。12年前は、セーラー服やミニスカポリスなど、コスチューム系のキャバクラが多く、コスチュームでなくとも、スーツやドレスでも、戦隊物のように全員お揃いの貸与制服というお店もありました。しつこいようですが、時代と共にキャバクラも進歩しつつあるようです。(キャバクラ嬢研究家:菊池美佳子)
協力:ガールズマーケット
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