実はここ、元AKBメンバーがバイトしている場所としてファンの間では有名な店なのだ。実際、この日の『ロンハー』でも、13期生の岡田彩花や14期生の橋本耀もバイトしていることが判明。売れずに消えた元メンバーの再就職先となっているこの店の正体とは?
「店内はAKBの曲が流れたり、ライブ映像がモニターで放映されているだけではなく、指原莉乃や小嶋陽菜といったグループメンバーのサインなどが壁一面に飾られています。もちろん、料理を運んできたりレジで会計してくれるのも元AKBメンバー。握手会ではわずかな時間しか取れなかった会話も握手もタダでたっぷりとできるとあって、ファンが殺到。夢の聖地と言えるでしょう」(芸能ライター)
同店は2014年にオープン。口コミによるグルメサイト・食べログの総合点数は3.18と、普通ではあるものの、焼肉店激戦区の新大久保では立派に生き残っていると言える。だが、そもそもこの店、内田はなぜ始めたのだろうか?
「彼女は、かねてから自身の店を構えたいという夢を抱いていたそうです。さらに、もともと両親が実家で焼肉店、祖父は精肉店を経営している背景もあり、『肉家系なんで、私もやろうと思って』と、立ち上げた理由を明かしています」(同)
勤務体制としてはどうなのか。現在ブレイク中の西野未姫も、グループ卒業後の翌月から働き始め、時間に余裕のあった1年間は働いてきたそうだが、バラエティ番組では、「レジもして時給が1000円」「バイトを超頑張ったときに月に20万円いくかいかないか」と語っている。
そんな内田は、元AKBメンバーに辞めたらここで働いてほしいと幅広く呼び掛けているが、これは例えば、千原せいじが若手芸人を自分の店で働かせている状況とよく似ている。元AKBメンバーが実業家に転身するというケースはあるが、同じ元メンバーを集めたビジネスで成功している例は、調べた限りでは見受けられなかった。
『ロンハー』調べでは、AKBの卒業メンバーは1期から数えて約130人いるという。売れなかった彼女たちを働かせることで食い扶持も確保し、さらにはかつてのファンも会いたさに来てくれる。うまい商売を考えたものだ。