太田はタレント議員たちの国会での質問が「すごい時代がかった口調になる」と話し、三原議員の「恥を知りなさい」「愚か者の所業」といったフレーズのほか、「山本太郎が国会討論で追及して行くところを見ていると、『こういうことになっていますが、イエスかノーかでお答えください』『イエスですね。実はこういう資料があります』」といった一連の流れが「すごいお芝居的なんだよね」と評した。これは褒め言葉ではなく、いわゆる「クサい芝居」といったやつであろう。太田は「なんでこうなるかと思えば、役者の時から下手だったんだよ。クサいの。もうちょっと演技がうまい役者だったら、もうちょっと見られると思うんだよ。芝居が大仰なんだよ。みんな」とバッサリだった。
これには、田中裕二が「丸川珠代はアナウンサーだったし、蓮舫も役者ってことはないしさ」とフォローした。それから、役者出身の議員としては、太田は「扇千景さんとかは貫禄あったよね」と昔のタレント議員はひと味違うとも評していた。
爆笑問題は日本大学芸術学部の演劇学科出身。ともに中退しているが、芝居に関しては一家言ある人物であると言えるだろう。さらに、自身のコントなどでも芝居をすることもあり、タレント議員たちの「わざとらしさ」が余計に目についてしまうのかもしれない。これには、ネット上で「太田、すごい人を見ているな」「演技が下手、クサいっていうのは斬新な視点」といった声が聞かれた。
この日の放送は先週の録音であったため、『サンデー・ジャポン』(TBS系)出演を巡る、「N国」こと「NHKから国民を守る党」の立花孝志議員の一件については反応が間に合わず、太田は「なんだあいつは」と表面の印象を述べるにとどまった。芸人の立場から国会議員を見る太田が、次週以降では何を語るかには注目といったところではあろう。