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クレーム殺到、視聴率2ケタ割れ…『西郷どん』、本編中止してなぜスペシャル乱発?

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後藤輝基

「『西郷どん』のメイキングみたいなのいる?スケジュール調整なのか?」
「何で総集編なの?何だよコレ?ヨイショ番組は要らないよ」
「ドラマを見たいだけであって、舞台裏とか今の段階でどうでもいいし」

 8日に放送された『西郷どん いざ革命へ!西郷と4人の男たち』(NHK)に対し、SNS上で批判が集まっている。

 「この枠はもともと、大河ドラマ『西郷どん』がオンエアされている時間帯です。ところが、この日はそんな本編をつぶし、西郷隆盛を取り巻く坂本龍馬、桂小五郎、勝海舟、岩倉具視という4人の革命家の知られざる魅力をひも解いていました」(芸能ライター)

 司会はフットボールアワー後藤輝基と、関ジャニ∞・横山裕。幕末が好きだという横山は『西郷どん』にもハマっており、役者の熱量が凄いと語っていたが、後藤は「歴史に詳しくないのになぜ呼ばれたのか」と、自身の起用に疑問を感じていたほど。ちなみに視聴率は先週の12.7%から0.9ポイント減の11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった。

 だが、そんな興ざめするような“特別編”はこの一度だけではない。4月1日にも『西郷どんスペシャル〜鈴木亮平×渡辺謙の120日〜』と題し、当時、島津斉彬として盛り上げていた渡辺謙のメイキングを中心に放送されている。しかし、この時も異例の番組編成にクレームが殺到。視聴率も9.7%とふるわなかった。

 そんな痛い教訓を得たにもかかわらず、NHKはどうして同じようなバラエティ要素の強いプログラムを放送したのか?

 「NHKが理由として挙げているのは働き方改革。ドラマ作りに余裕を持たせたいということでしょう。さらに、大河ドラマの制作費は1話当たり約6000万円と言われていますから、予算軽減もあるでしょう。ただNHKは、去年の時点で話数をそれまでの50話から47話に減らすことを発表しています。つまり、あともう1回、同じような特別番組が作られるということです」(同)

 ドラマの視聴意欲をそぐ突然の本編休止。これでは毎週のように放送されている裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に視聴者が流れても仕方ないだろう。

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