騒動の発端は4月23日発売の写真週刊誌「フラッシュ」に掲載された「4月7日にサイパンの教会で、妻子ある不動産会社のA社長(44)と挙式」という記事。このA社長から相談を持ちかけられたのが発売前週の20日。そこで急きょ21日に細川本人をモッツ出版に招き、深夜2時まで対策を検討。そして24日発売の東京スポーツと28日発売の「週刊新潮」に内容誤認を指摘する記事を掲載した。
一方、ワイドショーへの出演は一切キャンセル。この裏側では細川の共同記者会見をめぐり、テレビ朝日「スーパーモーニング」契約芸能デスクとの間で火花を散らしている。その経緯は私のブログに記載してあるので、そちらを参照して欲しい。ワイドショーへの出演を避けた理由は、同じネタを各局のワイドショーが同時に取り上げたら、それこそスクープでも何でもなくなってしまうため。だからこそ、あえて釈明の場を“生放送”のサンジャポ一本に絞ったのである。放送前日の28日にはA社長をモッツ出版に招き、深夜まで話を詰め、盤石の状態で臨んだのは言うまでもない。
当日は午前8時半に迎車が来て、9時過ぎにTBS入り。車中、A社長から最終確認の電話が入り「あとは彼女の度胸次第ですよ」と答える。楽屋でメイク中の細川と対面。「高須さんが真っ先に私を応援するって言ってくれたのが、とてもうれしかったです」と語ってくれたことが、私としてもうれしい。その後、担当ディレクターとマネージャーの4人で綿密な打ち合わせ。テリー伊藤やデーブ・スペクターら手ごわいパネラー相手の想定問答を予習してきたという細川に「女は度胸、ありのままでいい」とアドバイスした。午前10時オンエア開始。10分ほど過ぎたころお呼びがかかり、スタジオへ。きっかけを待って細川が登場し、爆笑問題が質問する形式で進む。
まず、細川は「サイパンには写真集の撮影リハーサルを兼ね、A社長の会社の社員旅行に同行しただけです。撮影用に結婚式のようなことはしましたが、もちろん本当の挙式ではありません。サインもしましたが、式のスタイルに従ったまで。指輪も交換しましたが借り物なので後で返却しました」と数々の疑惑を釈明する。誓いのキスについては「してはいませんが、の、ようなものは…」と言葉を濁す。また、ニセの挙式に牧師が激怒した件についても「リハーサルだということがきちんと伝わっていなかったため」と説明。さらに、両親に報告した件については「世間話の中で“結婚式のまねごとをした”と話しただけで、このことだけを“報告”したわけではありません。それにウソをついたわけでもないので怒られてもいません」と否定する。このあたり、予習した通り順調に答えている。
なぜ社員旅行に行ったのかについては「私(細川)の事務所でいろいろと問題が起こって、その気晴らしに連れていってもらっただけ」とコメント。この“問題”について彼女はオンエアで言及しなかったが、実は信頼していたマネージャーに個人事務所の金を持ち逃げされ、ひどく落ち込んでいた。その時期にA社長と知り合い、励まされ、深く付き合うようになった…これが真相といえば真相である。