オリコンのシングルトップ100入りの記録は、2位が五木ひろしの98作、3位が北島三郎の93作。ちなみに、森の記念すべきトップ100入り処女曲は、1968年1月4日付のチャートに2曲同時ランクインした「命かれても」と「盛り場ブルース」だった。オリコンはこの号が創刊号。当時、森がいかに売れていたかが分かる。
新曲「波止場」は今月1日に発売。5日には、都内で100人限定の招待客を入れ、新曲発表会を行い、先の公開レコーディング以来、約1か月ぶりに報道陣の前に登場した。
ファン相手のMCでは、「C型肝炎も完治しました。離婚もしちゃいましたけど、傷はかさぶたになって取れました。私にも春が来ました」などと年配の女性が喜ぶ前向きなコメントを盛り込んで饒舌だったという。
“「おふくろさん」問題”について報道陣から質問が飛ぶと「進展があった」と明かし、翌日のスポーツ紙にも報じられた。しかし、芸能関係者によると「進展といっても作詞家の故・川内康範さん側の事務所に、レコード会社のビクターが前向きに話し合おうという連絡を取り付けただけ。しかもそれは、半年前のこと。実質、何も進展していないということですよ」と分析する。
また、離婚前に勘当したと報じられた長男・森田貴寛(20)がボーカルを務める「ONE OK ROCK」のライブを見に行ったことを、ライブ中に自ら報告。自ら良き父親ぶりを強調していたらしい。
森サイドの事情に詳しいマスコミ関係者によると、「すべては、年末の紅白出場のための画策ですよ。イメージを良くしておかなきゃNHKだって使ってくれない」と話す。
一方、離婚した元妻の森昌子(49)は、復帰直後の06年に、「バラ色の未来」が話題になり、紅白にも出場した。しかし、今年3月にホリプロから独立して以降はからっきし話題もなく、今年に入ってからはCDの発売もない。
某テレビ局関係者からは「川内さんは亡くなられ、仕事復帰した元妻は泣かず飛ばず。彼はよく意味深な発言をしますが、彼の言う『春が来た』というのも、目障りなものが視界からいなくなって清々しいという風にも取れますよね」という声も聞こえてくる。
紅白出場者決定まであと約2カ月。かつての威光は消えたとはいえ、演歌歌手にとって紅白はまだまだ大きい存在。今年も出場できるのか?
ベテラン歌手のお手並み拝見といったところだ。