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実力でピンチをチャンスに変えた、のん

 能年玲奈から芸名を変えたのんの活躍が話題になっている。

 自身が主人公を担当したアニメ映画「この世界の片隅に」がブルーリボン賞の監督賞を受賞するほどヒット、そして高い評価も受け、電動アシスト自転車「BESV(ベスビ―)」のアンバサダーにも就任。「LINEモバイル」のテレビCMに出演も決まった。業界では、決して未来は明るくないと見られていたが、状況は違うようだ。

 そもそも、のんは、以前に所属していた芸能事務所をあまりいい形で離れていない。芸能界での常識的には、そのようなタレントにはあまり明るい未来がないと判断される。多くの関係者も、「これで女優生命は終わった」と見ていた。

 しかし、自身が主演声優を担当した「この世界の片隅に」の評価が高く、「女優としてはやっぱり魅力的」との声が挙がり、自らの実力でピンチをチャンスに変えた。

 また、のんとなって以降、何度かマスコミの前に姿を現しているが、現場の記者からは、「圧倒的な存在感」と高評価を得ている。

 さまざまなしがらみがある芸能界でも、最終的には本人の実力で道が決まっていくようだ。

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