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アイドル 2015年08月24日 12時00分
西永彩奈 バリのアイスっていやらしいんですよね!
中学生の時からジュニアアイドルとして13歳から活動し、現在19歳になった西永彩奈が、20枚目のDVD『in Bali』(エアーコントロール)の発売を記念したイベントが、22日、都内で行われた。 撮影は6月にバリで行われたのだが、これまでのロリロリした可愛いイメージとは違い、大人っぽさを意識した作品になっているという。「今までは前髪がパッツンで撮影することが多かったんですけど、今回は前髪を伸ばして大人っぽい感じにしてみました。その中でも一番大人っぽいシーンは、タオル1枚で撮ったシーンです。ここはかなりセクシーだと思います」と説明した。 セクシーで大人っぽいシーンが多い本作品だが、なぜか何かを舐めているシーンが多いそうだ。「アイスを舐めるシーンがあるんですけど、バリのアイスっていやらしいですよ(笑)」と発言。どんな風にいやらしいのか聞いてみると「アイスの周りにゼリーみたいのが付いていて、何かめくれているんですよ。色がピンクと紫で、興味深かったので思わず写真を撮っちゃいました」と嬉しそうに話した。 今回は大人っぽくというのがコンセプトみたいだが、それは自身の提案でそうなったのか聞いてみると「20枚目という節目でもあり、いつもと違う作品にしたかったんですよ。内容も友達数名とバリに旅行に行って、好きな男の子と抜け出してしまう感じで、ちょっと大人を意識した内容になっているんですよ」と説明した。 今後も大人っぽい路線で行こうと思っているみたいで、次回作でも大人っぽく攻めたいという。そろそろ制服のシーンを無くしつつ、早くOLとかの設定でやってみたいですと話していたが、なぜか今回の衣装は大人っぽさと逆行して競泳水着。「これまでイベントで着たことが無かったので着ちゃいました。でもお尻のところにチャックがあって、透けないか心配なんですよ」と最後はちょっとおどけてみせた。
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アイドル 2015年08月24日 11時58分
エビ中夏の恒例野外ワンマン ニューシングル発売と年忘れ大学芸会の開催をサプライズ発表!
6月17日にリリースしたシングル「夏だぜジョニー」が、自身シングルチャートとしては最高位となるオリコンウィークリー2位を記録した私立恵比寿中学が、毎年恒例となっている大型野外コンサート『エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 長岡 2015』を、8月22日(土)に新潟県国営越後丘陵公園の野外特設ステージで開催した。 『ファミえん』は遠足をテーマに行われる野外ワンマンコンサートとして、2013年に河口湖ステラシアターで初開催。翌2014年は山中湖交流プラザ“きらら”シアターひびきで行われたが、今年は越後丘陵公園(新潟県長岡市)という広大な国営公園の中での実施となった。 昨年同様、全国各地からのバスツアーも組まれ、会場に集まったファミリー(エビ中ファンの総称)はなんと9000人以上となった。 コンサート中のMCで、廣田あいか(出席番号6番)から、「9枚目のシングル発売が10月21日に決定した」ことがファンに報告された。全員で告げられたタイトル「スーパーヒーロー」の発売に、会場からは喜びの声が上がった。 さらにサプライズとして、「年忘れ大学芸会 さいたまスーパーアリーナ開催決定!」「12月12日(土)・13日(日) 最大規模の2Days!!」の垂れ幕がステージ横に下ろされると、歓喜して喜ぶメンバーをファミリーによる祝福の拍手が包み込んだ。 なお、この日の模様は、11月7日(土)21時〜22時にフジテレビNEXT/フジテレビNEXTsmartにて独占放送されることが決定している。
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芸能 2015年08月24日 11時45分
山本耕史の“手紙攻撃”で結婚を決意した堀北真希
女優の堀北真希と俳優の山本耕史が22日、都内の区役所に代理人を通じて婚姻届を提出し、双方の所属事務所を通じて直筆ファクスで発表した。 2人は6年前にドラマで共演して知り合い、今年5月の舞台「嵐が丘」で恋人役で共演。6月から交際し、今月から都内で同居を開始していたというが、山本が24日、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」にVTR出演し結婚に至った経緯を明かした。 山本は6年前に出会った当初の堀北の印象を「すごく芯があって据わっているというか、そういうところで興味を惹かれた」と振り返った。その際、連絡先を聞いたところ、「教えてもらったんですけど、事務所の番号でした」と苦笑。翌年にはドラマで夫婦役で共演したものの、クランクアップの日に「みんなで飲みにいきませんか?」と誘ったところ、「行きません」と断られ撃沈したという。 そして、「嵐が丘」で共演。千秋楽までに約40通手紙を渡すなど猛アタックを続けたが、返事は1通もなく、千秋楽に連絡先を聞いても教えてもらえず「せめて俺のを教えさせてください」と懇願。「終わる」と思ったというが、その夜「真希だよ」とLINEがあったとことを明かした。 後日、堀北が京都入りするのを聞き「勘で新幹線を取った。思いの詰まった指輪を持って。もし乗っていたら運命というか。そうしたら、乗っていたんですよ」と笑みを浮かべ、「交際じゃなく『結婚しましょう』と言いました。僕の思いが刺さったみたい」とうれしそうに話したのだが…。 「山本といえば“共演者キラー”として有名。これまで、松たか子、牧瀬里穂、上原多香子、スザンヌらと次々と浮名を流して来た。それだけに、女性の扱いは慣れたもの。堀北といえば、以前は事務所が徹底ガードし共演者を寄せ付けないようにしており、そんな山本の評判も耳に入っていたはず。ところが、百戦錬磨の山本は手紙という古典的な戦略で“ジャブ”を放って切り崩し、見事にハートを射止めた」(芸能記者) 一方の堀北は、これまで浮いた話しがなかったが、いきなり結婚して大丈夫なのか?
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アイドル 2015年08月24日 11時45分
AKB48高橋朱里「この世に永遠は存在しないと思います」
アイドルグループ、AKB48の高橋朱里が自身の世界観を語ったことが話題になっている。 トークライブアプリ「755」でファンから、「朱里さんはこの世に永遠は存在すると思いますか?」との質問に高橋は、「この世に永遠は存在しないと思います」と回答。そして、その理由を、「それは多分進化を求めるからかな、動き出したら連鎖するように動くものがあるよね。もの、心、だから、変わっていく」と説明した。 さらに、「心に残すことは出来る。例えば景色とか。コンサートでファンの方が笑顔で手を振ってくれる姿とか、また、もう一度見たいって思うから、頑張る。永遠は無いかもしれないけど、繋ぐことは、できなくはないと思います」と綴っている。
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アイドル 2015年08月24日 11時45分
今野杏南 顔に針を打って小顔に大変身?
セクシーでお姉さん系グラドルとして人気の今野杏南が、15枚目のDVD『あんな思い出』(エアーコントロール)の発売を記念したイベントが、22日、都内で行われた。 本作品は3月に沖縄で撮影が行われたのだが、いつも以上にセクシーであり、挑発するようなシーンが多いという。そのDVDの内容について聞いてみると「私が親戚のお姉さんで、東京にいる年下の男の子が沖縄に遊びに来るんですよ。そこで久しぶりに再会して、その親戚の男の子に対して、色々と誘惑しちゃっています」と説明した。どんな誘惑があるのか聞いてみると「お風呂に一緒に入って背中を流しっこしたり、そこで「熱いね」と言いながら汗が滴り落ちる姿が見れたりと、常にドキドキさせるような感じになっています」と話した。 その中でもオススメのシーンはズバリ浴衣。「今までDVDで浴衣を着たことが無かったので、今回は私のリクエストで初めて浴衣を着ることになりました。浴衣のシーンでは、だんだんはだけていったりして悩殺しまくっています。浴衣だけで胸を隠すシーンもあるので、かなりセクシーになっていますよ」とアピールした。 セクシーさではグラビア界のトップクラスの今野だが、ここで報道陣に顔が痩せたのではと聞かれると「周りの人からも良く言われます。実は美容針というのに通っていて、顔に針を打っています。これをやるようになってから肩こりとかも無くなって、顔の浮腫みとかが無くなりましたから。私の周りではブームになっていて、私のマネージャーさんも通っています。これ実は森下悠里さんに教えてもらったんですよ」とまさかの針治療にハマっていることをアピールした。 今後も顔に針を打って今以上にキレイになると思うので、さらなる針効果にも期待を持てそうだ。
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アイドル 2015年08月24日 11時45分
ゆうみ 迫力満点のHカップが原因でハプニングが起きた?
ロリ顔でHカップ巨乳で人気のゆうみが、6枚目のDVD『Milk Tea』(イーネット・フロンティア)の発売を記念したイベントが、22日、都内で行われた。 5月に宮古島で撮影された本作品は、同級生の男の子と全国大会を目指して合宿をして、そこで仲良くなって、最終的に結婚するという内容になっている。 シーンについて聞いてみると「ラクロスのシーンがあるんですけど、実はラクロスをやるのは初めてで、ボールをなかなか受け止められなくて苦労しました。大変でしたけど、この時に着ている白に赤い細いラインの入っているビキニが可愛くてお気に入りです」と紹介した。 可愛らしい失敗で微笑ましい感じがするが、撮影中には他にも多くのハプニングがあったという。「バックで歩くシーンがあって、ここでコケちゃったんですよ。かなりガチでコケて恥ずかしかったんですけど、このシーンはしっかり撮影されていて、DVDにも収録されています」と話した。さらに大きい胸が災いして失敗したこともあったそうだ。「シャツの胸の部分のボタンを弾き飛ばすシーンがあるんですけど、そのシャツがすごい伸びが良すぎて、何度も引っ張ってもボタンが弾け飛ばなくて大変でした」と振り返った。 色々なシーンがある今回のDVDだが、その中でも一番のインパクトを残しているのがウェディングドレス。「厳密にはウェディング水着なんですけど、こういう水着を初めて着ました。すごいコルセットで締め付けられて着るのが厳しかったけど、すごくキレイな衣装だったので良かったです」と喜んだ。 ウェディングドレスの話しから自身の結婚についての話しになると「結婚したら自分のお金を好きなことに使えなくなっちゃうじゃないですか。それぞれの財布は別で良いと思える人がいいですね。そういう私でも大丈夫な人と結婚したいです」と最後は自分の結婚観を話してくれた。
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スポーツ 2015年08月24日 11時00分
澤穂希結婚報道の裏に蠢く逆風ハリルジャパン幹部の陰謀説
女子サッカー・なでしこジャパンのレジェンド、澤穂希(36)が8月11日、結婚を発表した。しかし、これが日本サッカー協会の“陰謀”だという説がある。 「厳密にいえば、協会は『澤の結婚』というおめでたい話に乗っかったというか、利用したフシがあるのです」(協会担当記者) 澤の結婚発表の2日前、日本サッカー界の本丸である男子代表は、東アジアカップで中国と引き分け最下位に沈んだ。最下位は'03年に同大会が開催されて以来、初めてのこと。当然、この屈辱を受けて協会内では、バヒド・ハリルホジッチ監督(62)の進退を巡るキナ臭い話も駆け巡っており、それを掻き消すために澤の結婚報告を利用したというのだ。 「お相手の辻上裕章さん(38)は身内みたいなものですから、交際をスタートさせた昨年末から、2人の行方を見守ってきました」 関係者がこう語る日本サッカー協会は、ワールドカップなどで大敗する度に次期監督招聘の話を早々に持ち出すなどして、惨敗ムードを待望論にすり替えるメディア工作を行ってきた。この“得意技”に、メディアやファンは何度ダマされてきたことか…。 「9月3日には、W杯アジア二次予選(対カンボジア戦)を控えている。何も手を打たなければ、この試合まで東アジアカップの惨敗ムードを引きずるでしょう。カンボジア戦は日本開催なので、観客動員にも影響しかねないため、“奥の手”を使ってきたと見る向きもあります」(専門誌記者) なでしこの事情に詳しい記者はこう話す。 「澤は、もともと女子ワールドカップの前後に結婚発表を予定していたのでしょう。ただ、W杯前だとプライベートなことでピッチを騒がせてしまう。大会直後も挨拶回りなどのスケジュール調整が必要で、男子に迷惑を掛けない日程も協会側の意向を踏んだ上で11日の発表になったのでは」 しかし、協会は今回の便乗&掻き消しで、“別の恥部”を晒してしまった。 「澤を射止めた辻上氏は、元Jリーガー。J1仙台の強化育成担当として裏方人生を歩んでいるが、その前には共同通信などのメディアにも出向していた。つまり、協会は身内に自分たちのことを報道させてきたわけです。今回も“陰謀”だとしたら相当タチが悪い」(前出・専門誌記者) 都合の悪い話は、こうしてもみ消されるのだ。
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社会 2015年08月24日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第138回 川内原発の再稼働
8月11日。九州電力は川内原子力発電所1号機を再稼働させた。同日の午後11時には、核燃料が一定の熱を出し続ける、いわゆる「臨界状態」に達した。九州電力は8月14日から発電と送電を開始し、8月25日に出力100%の運転に移行する予定となっている。 2013年9月に関西電力の大飯原発4号機が停止して以来、国内では1年11カ月ぶりに原子力発電所が発電を開始することになった。もっとも、日本のエネルギー環境の「正常化」という観点から見ると、100メートル走の第一歩にすぎない。 今後、四国電力の伊方原発が再稼働に向かうだろうが、関電の高浜原発は、原子力規制委員会の審査をクリアしているにもかかわらず、例の福井地裁による再稼働差し止めの仮処分により、再稼働できない。 さらに、川内原発、伊方原発、高浜原発と、全てPWR(加圧水型原子炉)になる。PWR型は、今後、規制委員会の審査をクリアしていくと思うが、需要が多い東京電力や中部電力はBWR(沸騰水型原子炉)である。BWRについては、今のところ一基も再稼働のめどすら付かない状況だ。 ちなみに、筆者は別にイデオロギー的な“原発推進派”とやらではない。いわゆる“脱原発”を果たしても、わが国のエネルギー安全保障が維持・強化されるならば、別に原発を動かさなくても構わない。 目的はあくまで「電力の安定供給」「エネルギー安全保障確立」であり、原発稼働そのものではないのだ。当たり前である。 とはいえ、現実に“脱原発”を実現したいならば、 「代替エネルギーや蓄電技術への投資」 「使用済み核燃料の再処理や地層処分への投資」 「廃炉技術確立のための投資」 等々、莫大な資金を“技術開発”に投じる必要がある。技術開発投資なしでは、脱原発など実現できるはずがない。 それでは、誰が脱原発のための技術開発におカネを投じるべきだろうか。もちろん、電力会社である。 ところが、電力会社は原発を停止しているため、資金的な余力がない。何しろ、原発一基稼働させるだけで、約900億円の収支改善効果があるのだ。 さらに、原発を再稼働しないため、わが国の国民が稼いだ「所得」が、LNGや原油購入代金として外国に流出している。つまりは、貿易赤字の拡大だ。貿易赤字が拡大すると、GDP上の純輸出が減る(もしくは純輸入が増える)というわけで、国民経済的には需要縮小効果になる。すなわち、デフレを深刻化の方向に導いてしまう。 また、電気料金の上昇は、家計の消費や企業の投資にマイナスの影響を与える。 しかも、電力会社は原発を再稼働しない状況で“利益”を出すことを求められ、東電などは送電線網のメンテナンスコストを削減し、無理やり黒字決算にしている。インフラのメンテナンス費用を削ると将来的に何が起きるのか、今さら書くまでもない。 というわけで、現時点では原子力発電所を再稼働し、電力会社に余力を生み出し、インフラの強化や各種の技術開発投資におカネを投じてもらい、同時に所得の外国への流出を食い止め、消費者(家計・企業)の負担を減らし、同じく「投資」におカネを投じることが可能な環境を作る必要があるのだ。 問題は、反原発派や脱原発派から、上記の「(脱原発のための)投資」の話が全く聞こえてこない点である。出てくるのは、「太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり(朝日新聞、2015年8月8日)」など、太陽光発電が原子力発電を代替しているかのごとき“印象”を与える、プロパガンダ記事ばかりだ。 直近のデータ(2015年5月)を見ると、太陽光による発電実績は32億2194万キロワット時。それに対し、総発電実績は704億2313.7万キロワット時。太陽光発電の実績が全体に占める割合は4.5%。原子力発電は、東日本大震災前は日本の電力の約3割を担っていた。太陽光発電が普及したとはいえ、原発分をカバーできているわけではないというのが現実なのだ。 それでは、なぜ原発を動かしていないにもかかわらず、日本の電力サービスは需要を満たしているのだろうか。理由は、耐用年数を超えた老朽化火力発電所が動いているためだ。日本の電力マンたちが、取り壊し直前だった老体の火力発電を何とか稼働させ、ようやくわが国の電力供給は需要を満たしているのである。 しつこいが、筆者はイデオロギー的に上記の類のことを書いているわけではない。理性的、論理的に“代替策”を主張できるならば、ぜひとも議論するべきだ。 エネルギー安全保障に限らず、安全保障関連の問題を感情的に解決しようとすると、将来に禍根を残す。世論調査では、原発再稼働については「反対」が「賛成」を上回っている状況だ。もちろん、世論調査に従って政府にエネルギー安全保障関連の決断をされた日には、最終的には国民が悲惨なことになるケースも出てくる。 いずれにせよ、わが国のエネルギー政策が「正常化」したとは、とても言えない状況なのだ。将来にわたり、わが国のエネルギー安全保障を維持するために、感情的ではなく、理性的、論理的な議論が求められているのである。三橋貴明(経済評論家・作家)みつはし たかあき。1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2015年08月23日 16時00分
戦後70年特別企画 “撃墜王”元零戦パイロット(笠井智一氏)が打ち明ける激戦秘話 「散った若者の犠牲の上に今の日本があることを忘れてはならない」(2)
二六三航空隊から二○一航空隊へ移ったダバオでは、内地からの機材の空輸、そして特攻隊の直援任務にも就いている。 「特攻というのは敵艦の横っ腹から突っ込むというイメージがあるでしょ。そうではないんです。敵艦の真上から真っ逆さまに急降下していく。予科練で同期やった連中が『先に行くから後を頼む』と言って、突っ込んでいくのを見送るわけですが、その時は悲壮とか悲惨という感じは少なかった。それより『次は俺や!』いう気持ちの方が強かったです。私も特攻を志願したのですが、そうならずに済んだのは、当時の副長・玉井浅一中佐に『特攻はいつでも行ける。それよりお前、内地に帰り、俺の代わりに戦友の墓参りをしてくれ』と言われたからです。もし上官が玉井中佐でなければ、私もおそらく特攻に出ていたでしょう」 内地に帰任した笠井氏は、松山三四三航空隊に所属する。同部隊は、海軍戦闘機隊の頭脳・源田実中佐(当時)が本土防空のために編成した最強の航空隊。戦闘機は最新鋭の『紫電改』で、パイロットも選りすぐりのメンバーが集められた。笠井上飛曹は、ここで終戦まで、名隊長・菅野直大尉(当時)の指揮の下、激烈な空戦を戦い抜いた。 「菅野大尉も杉田さんと同じくらいの快男児でした。J2(『紫電改』のコードネーム)を初めて見たときの感想は、ほんまに凄い、格好良い戦闘機ができたなぁと。これならグラマンと互角に戦える、という自信がつきました。それまでとにかくやられっぱなしやったからね。オレンジ色に塗られたテスト機は、仲間の間で奪い合いでした」 大戦末期、敗色が日ごと濃厚になる中、最前線でアメリカ軍機と渡り合ったのは笠井氏のような予科練出身の十代の戦士たちだった。 「このままでいけば日本はどうなるか? 上の人はいざ知らず、私らはそんなこと思いもしませんでした。敵機を目の当たりにして、こいつらに負けてたまるかという敵愾心。そう思って戦うことが、国のためになると信じていました。それから、アメリカ軍と戦っていて負けると思ったことなんか一度もなかった。ただ、力の違いを感じることはありました。グラマンは墜としても墜としても次から次と出てきよる。それに比べて我が軍は、一度手ひどくやられると立ち直るのに時間がかかる。ほんまにアメリカいう国はいったいどんな国やねん…。それが当時の偽らざる気持ちでした」 明日をも知れぬ戦いの中、十代の若者に浮き世の未練はなかったのだろうか。 「私ら若いのは、目の前の敵とどう戦うかに精一杯で、そんな余計なこと考えてるヒマなんかなかったです。でも女子学生にもてはやされるのは、やっぱり気分が良かったですね」 こう語り、笠井氏は1枚の写真を見せてくれた。松山の女子学生からプレゼントされたマフラーを身に纏い、愛機の前で腕を組む紅顔の少年飛行兵−−。笠井氏お気に入りの1枚だ。 '45年8月15日。終戦の玉音放送を信じる気になれず、まだまだ戦うつもりでいたが、源田指令に諌められて矛を収める。戦後は一般企業のサラリーマンとして定年まで働き、伊丹市のシルバーボランティアを経て自適の日々を送る。そして今、終戦から70年の時が過ぎた。 「私が言うておきたいのは、今から70年前のこの日本に、私利私欲も何もなく、国のために戦い死んでいった多くの若者がいたということ。彼らの犠牲の上に今の日本があるということを忘れんといて欲しい。あの戦争で笑って散った人たちの遺訓と感謝の気持ち、慰霊の心を正しく伝え、愛国の心を涵養してもらいたい。ただそれだけです」笠井智一氏1926年(大正15年)3月8日、兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)生まれ。1942年(昭和17年)4月、鳳鳴中学4年時、予科練甲飛第10期生に合格して海軍へ。終戦時は上飛曹。
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スポーツ 2015年08月23日 14時00分
甲子園「祭り」の後始末 早熟な天才たちの悲惨な末路 清宮が石川遼になる日(2)
石川は早くして頂点に立ったため、勝つことを意識しすぎた。甲子園3回戦で待望のホームランを放った清宮だが、結果に満足せず、「全国には好投手がたくさんいる。彼らと対等に勝負するために自分は何をすればいいのか」を考えるべきだろう。 「清宮は下半身を使い切れていません。金属バットの高反発力と、上半身の力だけで飛ばしているような打ち方です。『高校よりも上のレベル』で野球をやりたいのなら、今のままではダメ」(ベテラン記者) プロのスカウトも分かっている。清原和博、松井秀喜の高校時代と比べれば、清宮はワンランク下だ。 「和泉実・早実監督の手腕にも掛かっています。加藤を1年から使い、3年最後の夏は主将を任せたように、きちんと育成できる指導者。同校は、過剰なマスコミ取材への対応も斎藤佑樹(現日本ハム)で免疫があり、しっかりしている」(同) しかし、その斎藤は高校、大学で“自分の世界”を作ってしまった。プロ入り後は右肩故障に苦しんだが、その予兆は高校時代からあった。軸足を少し折って、ヘンな間を作る投げ方に勝手に改造し、「その投げ方では肩を壊す」と周囲が諫めても聞く耳を持たなかった。 スポーツライターの飯山満氏が言う。 「石川、清宮ともに努力家なのは間違いありません。だから、スランプにハマった際、いつも通り練習をしているから抜け出すきっかけが掴めないんですね。あげく結果を求めるあまり、自分の本来の打ち方を見失い、そのまま駄目になってしまうパターンです。近年は天才の育て方が変わってきていて、高校指導者は、早熟の天才を良い意味で“過保護”にします。昔は『壁』にぶつかってもがき、そこから脱出したときに真の強さを得るという考えでしたが、今は『壁』を排除して長所だけを伸ばしていく指導法なんです」 高校卒業後を見越して、大学、プロで困らないだけの基礎体力と基本を習得させ、その後のことは進路先の指導者に託すというやり方だ。 しかし、この“過保護育成”ゆえに「過度のプレッシャーに対応できない」との厳しい意見もある。 「こうした“過保護世代”の天才1年生の直近例としては、PL学園出身の勧野甲輝(23=ソフトバンク育成)がいます。勧野は“清原を抜く逸材”として注目され、1年夏に四番デビューしましたが、怪我もあって2年夏にはベンチ入りさえできなかった。その後、高校では打棒が復活せず、才能だけで楽天イーグルスに指名されたが、'13年に解雇。同年、ホークスに拾われ、いまもファーム暮らしを続けています」(同) 清宮が、勧野や石川の二の舞にならぬことを祈るばかりだ。
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