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アイドル 2016年03月14日 12時23分
小池里奈 シャワーシーンを解禁しました!
グラビア・女優に大活躍の小池里奈が、13枚目のDVD『Rina Paris(リナパリス)』(キングレコード)の発売を記念したイベントが、12日、都内で行われた。 昨年10月にパリで撮影された今作品は、これまで見せたことのないようなセクシーで大人な雰囲気が満載である。その中でもオススメのシーンは「実はこれまでシャワーのシーンをやったことがなく、遂にシャワーシーンを解禁しました。ここでは大人っぽくなった私が見れます」と説明した。 続いて一番の見どころを聞いてみると「全編を通して言えるんですけど、自分の素がたくさん詰まっているので、普段あまり見ることのできない私の内面も見れるので、そういうところもしっかり見て欲しいです」とアピールした。 初めてのパリということで、パリの思い出を聞いてみると「私にとってパリは初めてのヨーロッパでもあるんですよ。どこを歩いてもキレイで浮かれちゃいました。街を歩いていると茶色と白の鳩がいまして、パリって鳩もお洒落なんだなと思ってたくさん写真を撮ったんですけど、東京に帰って渋谷に同じ鳩がいるのを見てショックでした」と話した。 この春に大学の卒業が決まった小池だが、現在の心境を聞いてみた。「まだ卒業という実感が無いですね。4月からは初めて学生で無くなるのでちょっと緊張していますけど、ちゃんと歩けるように頑張ります。今まで以上に仕事にグッと集中できるようにしたいと思います」とコメントした。 今回のイベントでは、卒業をイメージした袴姿で登場して、集まった報道陣を驚かせてくれた。「袴の下がギュッとしていて、ハイウエストなスカートみたくて可愛いですよね」と説明。 今後は女優としてさらなる飛躍が期待できそうなので、これからの小池里奈にも注目したいと思う。
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芸能ネタ 2016年03月14日 12時12分
交際相手にまったく問題がなかった元TBS・小林アナ
今月4日に電撃退社した元TBSの小林悠アナだが、発売中の「週刊ポスト」(小学館)が、交際相手のセレブ男性が昨年離婚しており、交際に支障がないことを報じている。 小林アナが退社するきっかけと言われているのが2月発売の同誌の報道。小林アナが高級外車を乗りこなす、資産家の元IT企業経営者と都内でデートする姿を報じた。 その後、出演予定だった「NEWS23」に小林アナが出演しないことが発表され、同局はその理由を「健康上の理由」と発表。小林アナの退社が決まると、一部スポーツ紙はお相手男性について、「少なくとも別の女性か、結婚している相手がいたかもしれない」として、小林アナが悩んでいたことを報じた。 しかし、男性の元妻の父親が同誌の取材に応じたところによると、昨年の11月ごろに離婚。小林アナとの“二股”については、「かぶってないと思う」と否定。また、現在も小林アナと男性は順調に交際しているというのだ。 「男性との関係よりも、局の上層部にスキャンダルが出たことを叱責されたことに納得がいかず悩んでしまったようだ。小林アナを見ていて後輩のアナたちも、『うちの局の上は頭がカタすぎる』と小林アナに同情していたという」(TBS関係者) TBSといえば、06年に同番組のキャスターに抜てきされたばかりのタレントの山本モナが、民主党の細野豪志衆院議員との“路チュー不倫”が発覚し番組を降板。それに比べれば、独身男性と交際していた小林アナはせいぜい“厳重注意”ぐらいの処分が妥当かと思われるのだが…。 「小林アナはもともと報道志望で、自ら望んだ『NEWS23』の起用。そのため、上層部は『しっかり自覚を持て』とクギを指していたにもかかわらずのスキャンダル発覚。あまりにも時期が悪すぎた」(同) 小林アナが電撃退社の内幕について暴露する日は来るのだろうか。
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アイドル 2016年03月14日 12時04分
里々佳 私の誕生日祝いを友達にドタキャンされちゃいました!
昨年の春にグラビアデビューを果たし、瞬く間にグラドルファンの間で人気になった里々佳が、4枚目となるDVD『甘りりか』(ラインコミュニケーションズ)の発売を記念したイベントが、13日、都内で行われた。 昨年12月にバリで撮影された今作品は、彼氏と一緒に旅行を楽しむ設定になっている。「彼氏がバリのホテルを予約してくれて、サプライズとして私と一緒に旅行に行きます。寝起きの甘い感じからカッコイイ大人っぽい辛りりかもあるので、甘さと辛さのりりかが楽しめます」と説明した。 甘いのと辛いのがどのような感じなのか聞いてみると「甘い方はレオタード風の水着で指先だけ出して甘える感じがあります。白いビキニを着ているベッドのシーンも甘えています。辛いところは、ゴールドの水着はイイ感じで辛いです。ゴールドの水着は初めて着ましたけど、部屋を全部暗くしてカメラマンさんのライトだけで撮ったんですけど、ガラスに水が反射して、すごくキラキラしてキレイに撮ってもらえたので、お気に入りです」と話した。 その中でも一番のオススメのシーンを聞いてみると「洗車のシーンですね。今まで何度も洗車のシーンをやってきたんですけど、その中でも一番楽しくできました。好きな音楽を流しながらの撮影だったので、本当に楽しめました」と振り返った。 3月11日に21歳の誕生日を迎えた里々佳だが、誕生日にとんでもないハプニングがあったそうだ。「友達3人が私を旅行に連れて行ってくれることになっていたんですけど、当日3人がバックレたんですよ。その日は泣きながら寝込んで誕生日を過ごしました。昨日ようやくその友達が謝罪をしてくれたので、そのお詫びとして、5月頃に旅行へ連れて行ってもらうことになりました」と力説。 こんな面白エピソードも何気に多くありそうなので、今後のグラビア活動の中でもトークネタは必須になってくると思うので、これからも大きな期待が持てそうだ。
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芸能ネタ 2016年03月14日 12時00分
三田友梨佳 西武・金子と破局後 フリー“ミニスカアナ”に転身
「ミタパン」の愛称で人気のフジテレビ・三田友梨佳アナ(28)が先月22日、同局「直撃LIVEグッディ!」(月〜金曜後1:55)に生出演。その際、西武の金子侑司内野手(25)との破局には触れなかった。そんなミタパンが、“新彼氏探し”の年内退社を決意したという。 「三田アナは'13年春、『めざましテレビ』の取材で金子選手と知り合いました。'14年8月、熱愛が報じられた頃には双方結婚を考えていたが、昨年末ごろ破局してしまった」(フジ関係者) その原因は大きく二つあるとみられる。東京の劇場・明治座社長である三田アナの父親・三田芳裕氏が、収入が不安定なプロ野球選手との交際に猛反対したこと。もう一つは、金子選手の成績が最近ふるわないことだ。 「青学大卒の三田アナは超お嬢様で、父には逆らえず結婚が絶望的となった。フジテレビとしては、三田アナに配慮し、早朝の『めざましテレビ』を昨春卒業させ、すぐ午後の情報番組『グッディ!』レギュラーにし、夜のデートを可能にしてあげたほど」(同) 三田アナは『グッディ!』当初、生パンチラ披露などで話題となったが、最近は大先輩の安藤優子キャスターに威圧されるなどして元気がない。さらに、大きい悲劇が襲った。 「フジの姉貴分・加藤綾子アナの4月退社です。公私ともに頼る存在がなくなった三田アナはかなり落ち込んでおり、もはや加藤アナについていくしかない状態。上司に最近、再び退社の意思を表明したそうです。希望時期は今秋か年末で、実現すれば加藤アナが所属する芸能プロ『ジャパン・ミュージックエンターテインメント』に入る可能性が濃厚です」(放送記者) そうした中、ヤケクソ気味の三田アナは、早くも新彼氏探しの合コンを繰り返しているという。 「父親がスポーツ選手NGのため、ターゲットはIT系社長か外資系証券マン。夜な夜な六本木で打ち合わせと称し、合コンを繰り返しているそうです。新彼氏をキープし、身を固めてからフリーになる算段でしょう」(芸能ライター) 三田アナは5月で29歳になる。フリー転身後のキャラ作りも考えているとか。 「かつてミニスカを売りにしていた山岸舞彩が引退したことから、三田アナは『新しいミニスカアナとして勝負よ!』と、売り出すプランを酒場でよく仲間と話し合っているそうです。日本舞踊で名取となるほど鍛えられた美脚を露出すれば、その美貌と相まって引く手あまたは確実ですね」(同)
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芸能ネタ 2016年03月14日 11時53分
ツアー中報道陣との“追いかけっこ”になりそうなゲス極・川谷
自身との不倫騒動が原因で、タレントのベッキーが休業に追い込まれ渦中の川谷絵音がボーカルを務めるロックバンド「ゲスの極み乙女。」が13日、高松市内のライブハウスで全国ツアーをスタートさせその様子を各スポーツ紙が報じている。 報道をまとめると、約30人の報道陣が待ち構える中、メンバーは午後2時過ぎに会場入り。報道陣の注目が正面入り口に停まったワゴン車に注がれる中、スキを突くような形で裏の通用口に1台の小型ワゴン車が横付け。通用口の両脇をスタッフが持った黒幕でさえぎられる中、川谷らメンバーが会場に駆け込み、川谷は報道陣から矢継ぎ早に飛ぶ質問に反応せず。 ライブで川谷は「何かいろいろ、いろいろ、ありますけど…。本当に申し訳ないです」とファンに謝罪。終了後、ワゴン車がブルーシートなどで厳重にガードされる中、メンバーたちが次々と車に残り込み会場を後にしたというのだ。 「今後、5月までツアーは続くが、川谷が報道陣に向き合う気がない限り、高松と同じように追いかけ続けることになる。高松のようにうまく報道陣を避けられる導線があればいいが、そうできない会場もあるはず。その時、川谷がどういう対応をするかが注目される」(ワイドショー関係者) また、一部スポーツ紙によると、川谷は千秋楽の地元・長崎公演(5月8日)にベッキーを招待する約束をしていたという。ツアーが決まったのは昨年秋ごろ。川谷は当時、ツアー初日までには妻と離婚が成立していると見込み、ベッキーと堂々と地元デートを楽しむつもりだったようだ。 「千秋楽の時点でもベッキーは休業中だろうが、すでに川谷とは破局。しかし、川谷は妻と離婚協議中なので復縁の可能性も。とはいえ、さすがに、ベッキーが長崎に足を運ぶことはなさそうだが…」(芸能記者) とりあえず、川谷と妻の離婚がいつ成立するかが注目だ。
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芸能ニュース 2016年03月14日 10時54分
奥菜恵が再々婚を発表「お互いの家族のために共に歩んで行く覚悟でおります」
女優の奥菜恵(36)と俳優の木村了(27)が結婚したことが明らかになった。双方の所属事務所が発表、12日に都内の区役所に婚姻届を提出、奥菜はこれで3度目の結婚となる。 奥菜恵は、2004年にサイバーエージェント社長の藤田晋と結婚するも2005年7月に離婚。2009年には同い年の一般男性で、都内の会社員と再婚、2人の子供を授かるも、2015年9月に離婚を発表。今回は再々婚となる。 13日には、奥菜が自身のブログを「ご報告」とのタイトルで更新、「この度私事ではございますが、木村了さんと入籍をさせて頂きました」と改めて発表。「この先の人生において、たとえどんな事があっても、子供達のため、私達のため、お互いの家族のために共に歩んで行く覚悟でおります」と決意を語った。一方の木村了も自身のブログを「ご報告」とのタイトルで更新。「私、木村了は女優の奥菜恵さんと3月12日に入籍いたしました」と発表。奥菜について、「子供達を一番に考えて行動する姿は、母親の在り方として尊敬しています」と綴った。
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アイドル 2016年03月14日 10時40分
ベイビーレイズJAPANが主催フェス前哨戦となる全国ツアーをスタート
“エモーショナル・アイドロック”のテーマを掲げて躍進中の5人組グループ「ベイビーレイズJAPAN」が、3月12日の名古屋公演から「ベイビーレイズJAPAN LIVE TOUR 2016-ROAD TO EMOTIONAL IDOROCK FES.」をスタートした。 昼公演は名古屋を中心に人気上昇中のプログレッシブピアノポップバンド「Qaijff」(クアイフ)とのツーマンライブを繰り広げ、Qaijffが楽曲提供を手掛けた「ノンフィクションストーリー」「Dreamer」などのコラボ歌唱を披露。ワンマンライブとなった夜公演でも人気曲を続々と繰り出すと、満員御礼となった両公演で計30曲を披露し終始会場に熱狂の渦を巻き起こした。 今夏開催を予告している主催フェスの前哨戦として、単独公演や対バン公演・学校ライブ・フリーライブなど様々なスタイルで、全国各地を駆け巡るベイビーレイズJAPAN。ツアーファイナルを経て、5月25日には通算12枚目となるニューシングル発売も控える。新曲ではどのようなロックサウンドが提示されるのか…今春も注目の的となりそうだ。
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レジャー 2016年03月13日 16時57分
【第34回中山牝馬S】シュンドルボンが1番人気ルージュを差す
競馬の「第34回中山牝馬S」(GIII・芝1800メートル、13日中山競馬16頭)は、最後の坂を上がってから目の覚めるような差し脚を爆発させた、シュンドルボン(54キロ吉田豊騎手、4番人気)が、ルージュバック(56キロ戸崎圭太騎手、1番人気)をクビ差交わして優勝。悲願の初重賞制覇を達成した。1分50秒3。3着には3/4馬身差で単勝15番人気のメイショウスザンナ(55キロ大野拓弥騎手)が入り、3連単17万円の波乱を演出した。 シュンドルボンは父ハーツクライ、母ネイチャーガイドの牝5歳馬(青鹿毛)。馬主は(有)下河辺牧場。戦績=22戦6勝。主な勝ち鞍=重賞初勝利。「配当」単勝(16)830円複勝(16)240円(15)130円(6)1840円枠連(8)(8)880円ワイド(15)(16)430円(6)(16)1万1250円(6)(15)4950円馬連(15)(16)920円馬単(16)(15)2350円3連複(6)(15)(16)3万8270円3連単(16)(15)(6)17万1860円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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トレンド 2016年03月13日 16時41分
アクセンチュアが新組織「アドバイザリー・ボード」を設立、ダイバーシティ推進を加速
総合コンサルティング企業のアクセンチュア株式会社が3月11日、都内にて、「アクセンチュア アドバイザリー・ボード設立 発表記者会見」を開催した。同社からアドバイザリー・ボード(外部による顧問評議会)設立に至った経緯が説明され、同ボードのメンバーから今後の活動の展望が語られた。 アクセンチュアは、ダイバーシティ(=多様性)推進の一環として、特に女性の活躍推進に向けた活動を最重要経営課題として進めており、社内カルチャーの変革、制度整理などによって女性社員比率や女性管理職比率を大幅に向上させてきた。今後は、性別だけに留まらず、年齢や障がいの有無、国籍などに関わらず多様な人材が活躍できる世界レベルの組織を目指し、アドバイザリー・ボードに迎えた社外有識者と共に日本社会全体の根本的なダイバーシティ課題解決に向けて取り組みを推進する。 会見では冒頭、アクセンチュア リーダーシップ開発&サクセッション・プランニング統括 兼 成長市場 成長戦略 統括 マネジング・ディレクター カミーユ・ミアショークライ氏、同社 インクルージョン&ダイバーシティ統括 執行役員 堀江章子氏、同社 チーフ・マーケティング・イノベーター 加治慶光氏から同社のこれまでの取り組みと成果が紹介された。 アクセンチュアは日本において54年の歴史を持ち、2016年第3四半期時点で、全社員約6500人のうち女性の比率が「28.5%」となり、直近の10年間では、女性社員数3倍を達成した。全管理職約2000人のうち女性の比率は「12.7%」で、直近の10年間で女性管理職数は4倍になった。 堀江氏から、2020年までの目標として、女性社員比率「33%」、女性管理職比率「20%」を掲げていることが紹介された。堀江氏は「3分の1ほどいればマイノリティーではなくなる」といい、「リーダーの5人に1人が女性になると、女性のリーダーは良い、悪いという議論は完全になくなります」と展望を語った。 続いて、新たに発足させる「アドバイザリー・ボード」のメンバーが紹介され、展望が語られた。 加治氏は、「アドバイザリー・ボード」を「わが国におけるダイバーシティを改革していくチーム」と位置づけ、併せて、アクセンチュアが日本におけるダイバーシティ推進の規範になるべく「アドバイザリー・ボード」とタッグを組んで取り組みを進めたい意向が語られた。 この日、紹介された「アドバイザリー・ボード」のメンバーは以下の5名で、このボードでの抱負や現状の課題などをそれぞれの特性を活かしながら語った。・日産自動車株式会社 取締役副会長 志賀俊之氏・学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 代表理事 小林りん氏・株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長 小室淑恵氏・Slush Asia CEO アンティ・ソンニネン氏・認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ 代表 松中権氏 議長を務める志賀氏は、「アドバイザリー・ボード」の今後の展望として、「ダイバーシティの活動をすることは企業競争力を高め、あるいは、イノベーションを起こしていく源泉になっていくのだということをアピールしていきたい」とし、「どうしたら多様な人達が活気を持って働ける日本の組織を作っていけるのかを考え、それによって業績が上がっていく、日本が元気になっていく姿を発信できればと思っています」などと語った。 発表記者会見後、「アドバイザリー・ボード」のメンバーたちは、活動の第1弾として、別会場にて行われていた、「アクセンチュア International Women's Day(国際女性デー)」イベントに参加、登壇した。<関連リンク>女性が活躍するアクセンチュア - Accenturehttps://www.accenture.com/jp-ja/careers/team-culture-diversity-womans-style-women.aspx
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スポーツ 2016年03月13日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈“黄金の柔道王”吉田秀彦〉
1992年にバルセロナ五輪柔道78キロ級で優勝。試合直後には拳を握った両腕を天に広げ、喜びを爆発させた吉田秀彦だが、表彰式での表情はどこかさえなかった。緊張感が解かれると、替わって頭の中に持ち上がってきたのは、翌日に試合を控える古賀稔彦のことだった。 五輪本戦まで2週間を切った練習中に、古賀は左ヒザ靭帯損傷の大ケガを負い、そのとき乱取りの相手を務めていたのが吉田だった。不運な事故だったとはいえ、ケガを負わせてしまったという悔恨は強く残った。 なにしろ吉田にとって、古賀は憧れの柔道家であり、古賀をまねて無精ひげを生やしたこともあった。五輪選手村でも2人は同部屋で、むろん古賀は吉田を責めるようなことは一切なかったが、それが余計に心の重しとなっていた。 金メダルを手にした吉田が部屋に戻ると、翌日に試合を控えた古賀はすでにベッドに入っていたが、気配を察してムクリと起き上がり、笑顔で一言「おめでとう」と声を掛けた。それでようやく吉田も、優勝を実感することができたという。 吉田は翌日、ヒザに痛み止めを打ちながら試合に臨む古賀に向けて、懸命に声援を送り、その金メダル獲得の瞬間を心から祝福した。 '96年のアトランタ五輪では、86キロ級で2階級制覇を目指した吉田だったが、結果は5位に終わる。翌年からは母校・明治大学柔道部で監督を務めながら競技を続け、'00年のシドニー五輪では、90キロ以下級で出場を果たした。 しかし、その3回戦、吉田は対戦相手の投げをこらえようと手をついてしまい、右ヒジ脱臼の重傷を負う。受け身には自信を持っていたはずの吉田が、なぜ、そんなことをしたのかといえば、五輪制覇への執念が、無意識のうちにそうさせたとしか言いようがない。 はたから見ても腕が逆に曲がるのが分かったほどの重傷で、対戦相手の襟をつかむことすらかなわず、敗者復活戦を棄権。これにより吉田は第一線から退くことになる。 元来は明るい性格の吉田だが、その格闘人生においてはどこか暗い影がついてまわった。 '02年にプロ格闘家に転身した吉田だが、その原点ともいえる闘いが'94年の全日本選手権だろう。無差別級で行われる同大会の準決勝で、吉田は小川直也と対峙する。 吉田にとって明治大学柔道部の先輩にあたる小川だが、2人の間には当時から確執があったといわれる。 「小川の理不尽なしごきに対し、吉田が反抗的な態度を取ったためとも伝えられるが、それはどこの部活動でも見られること。柔道エリート養成所の講道学舎出身の吉田と、高校から柔道を始めた小川。社交的な吉田と一匹狼的気質の小川というように、いろんな面で対照的で、単に反りが合わなかったということだったのでは?」(スポーツ紙記者) だが、世間からすると「期待を集めながらバルセロナ五輪で銀に終わった下り坂の小川」と、「ダークホース的存在ながら金を獲得した新スターの吉田」であり、30キロ近い体重差からの判官贔屓もあって、吉田を応援する声の方が大きかった。 試合は序盤から吉田が背負い投げを中心とした積極的な攻めを見せ、小川をグラつかせる場面もあった。しかし、中盤に小川が支え釣り込み足で吉田を宙を舞わすと、ポイントにはならなかったものの、以後は小川が攻勢に…。そのまま互いに決め手を欠き、試合は旗判定へと持ち込まれた。 試合後も余裕を残す小川と息の上がった吉田。試合を通しては吉田の攻めが目立ったものの、技の質では小川が上回り、どちらが優勢と言い難い内容ではあった。 審判の旗が2本、自分に上がったのを見ると、吉田はバルセロナ五輪のときと同じように、両拳を突き上げた。一方の小川は「マジか?」と吐き捨て、不服な表情のまま試合場を後にした。その勢いのまま全日本初制覇となれば、吉田は一気に国民的ヒーローとなっただろう。 だが、決勝の相手も超重量級の金野潤とあっては、小川戦で力を使い果たした吉田に勝ち切るだけの余力はなかった。今では反則技とされるカニ挟みで金野にペースを奪われると、見せ場なく判定負けに終わったのだった。