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スポーツ 2016年12月17日 16時38分
糸井だけではない! 金本改革2年目のキーマンは高代ヘッド
秋季キャンプを終え、改革2年目の展望が見えてきた。金本知憲監督は関西メディアの取材を受け、「腹が立って、目が覚めるときもあった」と、今季低迷の悔しさを語っていた。不甲斐ない選手に対しても腹立たしく思った日もあっただろうが、「自分自身にも腹が立って…」と話していた。 「采配が裏目に出たこともあったようです。監督1年目だから仕方ないと思いますが、サインを出すタイミングを見誤って、好機を逸する場面があったそうです。バントのサインを出そうとして、迷っているうちにバッターのカウントがすでに2ストライクまで追い込まれていたとか」(在阪記者) チームとして、レベルアップしなければならない部分もある。 チーム総盗塁数59。リーグワーストであり、パ・リーグ盗塁王・糸井嘉男の53を足して、リーグトップの広島の118にほぼ同じ計算になる。セ・リーグ対戦チームも糸井に対してはかなり警戒しているだろうから、53の盗塁数は減るかもしれない。しかし、チーム全体に「走る」の意識が浸透すれば、芽生えれば、糸井一人に頼りきる図式にはならないだろう。 攻撃陣に「走る」の意識を定着させるのと同時に、着手しなければならない『守備の課題』もある。盗塁阻止率だ。今季、チームでもっとも多くスタメンマスクを被った原口文仁の盗塁阻止率は2割3分3厘。一時期は2割を切っていた。秋季キャンプでは坂本誠志郎が盗塁を刺すバッテリー練習でかなり高い阻止率を見せた。第2クール初日まで100パーセントだった。打撃力のある原口を一塁にコンバートする案も検討されたが、矢野燿大作戦兼バッテリーコーチは坂本、梅野らを含め、正捕手争いを続けさせる結論を出した。 「盗塁阻止率が悪いのは、投手にも責任があるんです。阪神投手陣は全体的にクイックモーション、牽制がヘタ。秋季キャンプではブルペン投球でクイックや牽制の練習もさせていました」(プロ野球解説者) 走塁強化と、この盗塁阻止率向上を含めた投内連携の練習を統括指揮していたのは、高代延博ヘッドコーチだった。 来季、首位争いができるかどうかは高代ヘッドに掛かっているのではないだろうか。高代ヘッドは今季、打撃、投手(バッテリー)、守備の各担当コーチに配慮し、「見守る」「一歩引いて苦言を呈する」の立場を貫いた。 「若手に二軍降格を告げる役目、ミスをした選手を叱るのは高代ヘッドでした。いちばんイヤな役目を買って出たというか…」(チーム関係者) 前出のプロ野球解説者がこう言う。「金本監督は北條(史也=22)を認めつつあります。『(バットを)振る力が付いてきた』と褒めており、おそらく、正遊撃手として来季はスタートさせるでしょう。鳥谷をショートで競わせるより、両方を生かす方法も模索しているような印象を受けました」 高代ヘッドの教えが浸透すれば、攻守ともにレベルアップできる。北條、糸井、盗塁阻止率の不安を解消できる正捕手が出現すれば、チームの要ともいえるセンターラインも構築できる。また、北條にとって、来季が飛躍の年となれば、首位戦線で戦うのも決して難しいことではない。
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レジャー 2016年12月17日 16時10分
本当にあった怖い彼氏(6)〜無断で私の元カレに会いに行く男〜
原田花絵(仮名・22歳) 今の彼氏は出会った時から、とにかく私の過去を詮索してくる人でした。今まで何人と付き合ったことがあるか。どこでデートしたことがあるか。どんなものをプレゼントされたかなどです。そして元カレに関わりのある物は、返し忘れたCDからメールなどのデジタルデータまで、隅々まで調べて処分させられました。 そんなある日、元カレから突然、電話があったのです。別れてからは、ほとんど連絡を取っていなかったので驚きましたが、話を聞いてみると、私の彼氏がいきなり会いに来たというのです。でも今の彼氏は、元カレの居場所など知らないはず。それで話を聞いてみると、どうやら私の携帯メールを調べた際に本名を覚え、SNSや周りの友人に聞くなどして、元カレの勤め先を突き止めたようなのです。そして彼氏は元カレに向かって、私の写真のデータを消せ、と高圧的に要求してきたそうです。 私には彼氏がそこまでするのに、思い当たる節がありました。その数日前、いつものように彼が私の過去について色々と質問してくるなかで、元カレの話になったんです。そこで過去に、ベッドで写真を撮られたことがあるかという質問をされたのですが、嘘をつきたくなかった私は正直に「少しある」と答えてしまいました。おそらく彼氏は、過去の男が私のあられもない姿の画像を持っているのが我慢できなかったのだと思います。元カレが言うには、何度追い返しても、彼氏がつきまとってくるので、警察に相談することも考えているとのことでした。 なので私は「もうやめてほしい」と伝えたのですが、彼氏は「アイツ、俺が何度データを消せと言っても、ごまかすんだよ。どうせ今でもお前の画像を見てるんだろ。殺してやりたい」と恐ろしいことを真剣な表情で話すのです。この先、彼が何か事件を起こさないか怖くて仕方がありません。いくら嫉妬しているからといって、勝手に元カレに会いに行くなんて異常ですよね。大きな問題が起こらないうちに別れようと思っています。(取材/構成・篠田エレナ)写真・Bruno Girin
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芸能 2016年12月17日 16時01分
高視聴率のドラマ「家政夫のミタゾノ」TOKIO松岡昌宏は女装がまんざらでもなく続編決定か
深夜番組枠にも関わらず、10月クールで高視聴率を連発させたのがTOKIOの松岡昌宏主演のドラマ「家政夫のミタゾノ」。続編制作の話が浮上しているという。 松岡が女装し、家政婦となって派遣先の家庭を破壊し、再生するというストーリーで展開された。かつて松嶋菜々子主演でヒットした「家政婦のミタ」を彷彿させるつくりだったが、これが初回から高視聴率を連発させたのだ。 「もともとテレ朝の金曜深夜枠は、深夜とはいえ6〜7%くらいの視聴率を取るんですが、それでも、『ミタゾノ』はこれまで以上に高い数字で、全8話で終わったのがもったいないという声は視聴者だけではなく、テレ朝の局内からも上がっているんです」とはある制作会社関係者。 このドラマ枠はこれまでにもゴールデンで勝負するようなドラマではなく、「やや挑戦的」なものを送り出してきた。「『ミタゾノ』もそのひとつでしたが、これは続編を作るべきではという雰囲気はあるんです。最終回もミタゾノの正体が明らかになるかといえば、謎を残したままにしてあるのも、続編を作りやすい設定にしたという話もあるくらいですから」と同関係者は言う。 問題は女装する松岡だ。さすがにジャニーズタレントがドラマとはいえ、そう何度も女装をしていてはイメージにも関わりありそうだが、「ドラマの撮影中もなんだかんだ言って楽しんでいたという話です。そもそも女装が似合っているとかそういう次元の問題ではないですからね。いざ続編を作ろうとなっても嫌がらないんじゃないかと言われてますよ」とはテレビ局関係者。 再び「ミタゾノ」に会える日が来るかもしれない。
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芸能 2016年12月17日 15時45分
ゲス川谷の恋人・ほのかりん 所属事務所から契約解除
人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との熱愛が報じられ、当時未成年飲酒も発覚したアイドルのほのかりんが、所属事務所から契約解除されたことが16日、わかった。所属事務所が公式サイトで報告した。 「弊社所属 ほのかりん について弊社契約規定(法令順守に関する)違反につき、一切のマネージメント及び所属契約を解除させていただきましたことをご報告申し上げます」と報告。 最後に「ファンの皆様、関係者の皆様、今までご支援下さいました皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 ほのかは、9月29日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、川谷との熱愛&未成年飲酒が報じられ、その後芸能活動を自粛していた。ちなみに、川谷の方も、一連の騒動に対して責任を取り、12月4日から芸能活動を自粛している。
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芸能 2016年12月17日 15時34分
朝ドラ『マッサン』のヒロインが離婚発表
14年のNHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロインのエリーを演じた米の女優シャーロット・ケイト・フォックスが16日、自身のブログで今年初めに米国人の夫と離婚していたことを明かした。 同日のブログでシャーロットは「Happy Holidays!」の題名で近況と日本への愛情をつづったが、その中で「実は今年の初め、私と夫は別れました」と離婚を告白。離婚に至った経緯を、「私たちは、状況を成立させるために2人でとても努力しました。必死の努力をしたものの、最終的には成立させることができませんでした」とし、「それは2人にとってとても悲しい時間でした」と振り返った。 しかし、「今でも彼を、彼の人生を尊敬しています」、「困難な経験は、人をより強く、賢くしてくれます」と前向きな心境をつづっている。シャーロットは14年に夫を残して来日して以降、夫とは遠距離生活。一部スポーツ紙によると、昨秋、主演ミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」でブロードウェーデビューを果たしたが、観賞したのは両親と祖母のみで、当時からすれ違いがあった可能性もあるというのだ。 「朝ドラでブレークし日本で名前を売った。その勢いでCDデビュー。シングル、アルバムをそれぞれ1枚ずつ発売したが、驚くほど売れず。今年4月クールでは芦田愛菜とW主演を務めたドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ)が放送されたが、平均視聴率は4.5%と惨敗。事務所も本人も予想外の“商品価値”の暴落ぶりで、今回の離婚発表は話題作りの目的もあったのでは。朝ドラのヒロインを務めただけに、なかなか使いどころが難しい」(テレビ関係者) 離婚を発表して心機一転のシャーロット。仕事とともに、プライベートでの新たな出会いも注目される。
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芸能 2016年12月17日 15時30分
吉本新喜劇役者・島木譲二 脳溢血で死去 72歳
吉本新喜劇の役者、島木譲二(本名:濱伸二、はま・しんじ)さんが16日午前9時6分、脳溢血のため、入院先の大阪市内の病院で死去した。72歳だった。 通夜は17日午後7時から、葬儀告別式は18日正午から、いずれも大阪市内の典礼会館で執り行われる。
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ミステリー 2016年12月17日 15時18分
しぼんで消えた謎の円盤!? 15歳の少年が撮影したUFO写真
1956年7月19日、15歳の少年が裏庭で奇妙なUFOを目撃した。 場所はアメリカはカリフォルニア州、サン・ベルナルディオという普通の町だった。それは巨大な円盤状で、家や町の上を監視するかのようにホバリングしながらゆっくりと動いていた。その大きさは直径6メートルほど、ヘリコプターと同じくらいか少し大きいぐらいだったが、ヘリや飛行機のように音はしなかったという。そのUFOはしばらく町の上空にいたが、やがて急にしぼんで小さくなるように変形し、消えてしまったという。普通はUFOといえば高速で飛行してどこかへ飛んでいってしまう事が多いので、非常に珍しいケースであると言える。少年はUFOを目撃した時、慌ててカメラを持ち出したためになんとか撮影に成功したのだという。 このUFOの写真は公開当時は非常に話題をさらったのだが、同時に普通の写真として考えるとピントに矛盾が生じるなど、疑問点の多いものであった。そこで、アメリカのUFO研究家チームが写真分析家に鑑定を依頼した所、この写真がフェイクである事が判明したのである。当初から指摘されていたのは、背景が鮮明な割にUFOのピントが合っていない点だった。鑑定の結果、カメラから円盤までの距離はわずか60〜70センチ程度しか離れていないと算出されたのである。UFOの端が見切れているのも不自然だったが、これらの点を踏まえて、このUFO写真は少年が友人らと模型を利用し、誰かが手で支えた模型を巧く見切れさせて撮影したものであるという結論が下されたのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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その他 2016年12月17日 15時13分
【不朽の名作】海上での長回しによるマグロ漁シーンが魅力の相米慎二監督作「魚影の群れ」
吉村昭の短編小説を原作としている『魚影の群れ』は、映画化の企画こそ持ち上がるが、その世界観を表現するのは不可能に近いとそのたびに頓挫していた。そんな作品を1983年、ついに映画にしたのが相米慎二監督だった。 原作と同名タイトルの同作は、青森県下北半島にある漁港・大間を舞台にした、マグロ一本釣り漁師を題材とした作品だ。同じ場所を舞台とした作品としては2007年に渡哲也主演でスペシャルテレビドラマとして放送された『マグロ』などがある。 同作は頑固なマグロ漁師・小浜房次郎(緒形拳)と、房次郎が男手一つで育て上げた娘・トキ子(夏目雅子)、トキ子の恋人で一人前の漁師になろうと志す青年・依田俊一(佐藤浩市)を中心に話が展開される。大間のマグロは延縄や網などで捕獲せず、小型漁船による、テグスを使った一本釣りのため、傷みが少なく高価な取引がされることで有名だ。しかし、その分危険も多く、ベテラン漁師の高度な技術や勘をもってしても、大事故につながることがある。そういった一獲千金の夢と死の危険がとなり合わせとなっている世界を生きる男・房次郎を緒形が体当たりで演じている。実際に巨大なマグロに、手鉤(てがき)を打ち込んで釣り上げるシーンなどもあり、緒形の漁師ぶりを堪能する映画といっても過言ではないだろう。 緒形は同作を撮影するに当たり、実際に大間のマグロ漁師と一緒に船に乗り込み動作を覚えたらしく、かなりなりきっている。マグロに引っ張られ、軍手をつけた手のひらで、テグスが摩擦するシーンが何度か出てくるが、本当に痛そうだ。船上ではセリフがあまり多くないのだが、動きや表情にどんな過酷な状況でもマグロを諦めないという意思がこもっている。テグスが誤って俊一に巻きつき、あたりが血まみれになるシーンなども、凄い緊迫感だ。なぜ房次郎が俊一の無駄な動きを見ると、殴って叱りつけていたか、一発でわかるシーンとなっている。 そういったシーンをさらに臨場感あるものにしているのが、相米監督の演出だ。相米監督といえばワンカットワンシーンの長回しが特徴だが、それを海の俯瞰や船上のシーンでやっており、荒々しい海と屈強な漁師の戦いを盛り上げる。クレーン移動を駆使して撮影したシーンらしい。 長回しをすると顔のカット割りなどが出来ないため、役者は全体の動きに注意しなければならない。表情だけのごまかしが利かないからだ。普通の撮影でも苦労するだろうに、同作では足元が悪い船上で、さらに巨大な本物のマグロを使って撮影している。よくこれ撮ったなと驚くことだろう。軽率な思いつきシーンが一切なく、真摯に演者とスタッフがマグロ漁に向き合っているのが伝わる。画面外の奮闘を見てみたい気持ちすらある。おそらくドキュメンタリー映画が一本出来てしまうほどの過酷な撮影だったのではないだろうか? 作品の大枠としては、房次郎のマグロ漁師としての生きざまと、俊一のマグロ漁に対する憧れと、なかなか認められない苦悩が描かれる。途中、北海道の漁港で、房次郎が元妻のアヤ(十朱幸代)と再会するシーンのみ若干独立した感じがあるが、それ以外はこの房次郎と俊一の行動が中心の作品といっていいだろう。ラストでのふたりのやりとりは、かなり印象的だ。大怪我を負ってもマグロを釣った俊一のために、房次郎は、自身の命と同じくくらい大事なとあるものを手放してでも、助けようとするのだから。房次郎と俊一のわだかまりが解けた演出としてこれ以上のものはないだろう。最後のオチはもしかすると、納得出来ない人もいるかもしれないが。 骨太という言葉が似合う作品はそうないが、この作品は数少ない骨太な作品と言えるだろう。風景や動作もそうだが、言葉も全編下北弁という徹底ぶりだ。標準語で作った脚本を、方言担当の現地スタッフに「翻訳」してもらったという本格派で、正直、何を喋っているのかわからないシーンも結構ある。それでも、気持ちの乗せ方でなんとなくわかってしまうのが、この作品の良い点だ。 夏目が出演している作品としても、同作は必見の作品だろう。自転車に乗って走っていくシーンなどで、天真爛漫さはアピールしつつも、重要なシーンでは漁師の娘として芯の通った演技をしている。漁師の親やそれに憧れる恋人を持つ女としての葛藤が作品に深みを与えている。それに加え、全体的に漁師独特の価値観で構築されている作品のなかで唯一、一般人に寄せた視点を持っていることで、ドラマに奥行きも与えている。必ずしも感情移入できることが良いという訳ではないが、漁師に感情移入できない人でも、夏目の視点に立って感情移入すれば、作品の流れを追いやすくなるだろう。 『セーラー服と機関銃』や『台風クラブ』などで、アイドル映画や思春期の男女を描いた作品の印象が強い相米監督だが、同作にそれらと違った魅力がある。リアルな世界観の相米作品としてはかなりオススメの一作だ。(斎藤正道=毎週土曜日に連載)
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社会 2016年12月17日 14時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第201回 亡国の全農解体構想
11月11日、政府の規制改革推進会議、農業ワーキング・グループが、全国農業協同組合連合会(以下、全農)の「改革」と称し、実質的に全農解体を求める提言を提出した。この“暴走”としか表現のしようがない内容に、永田町が大騒動となった。 自民党の農林合同会議では、 「農家の所得向上ではなく、農協つぶしが目的になっている」 「農協の評価をするべきなのは農家だ」 などと反発の声が相次ぎ、さらに公明党でも、規制改革推進会議のやり方に批判が殺到した。 全農「解体」提言の肝は次の2カ所になる。(1)生産資材 新たな事業においては、全農は、仕入れ販売契約の当事者にならない。また、全農は、農業者に対し、情報・ノウハウ提供に要する実費のみを請求することとする。(2)農産物販売 全農は、農業者のために、自らリスクを取って農産物販売に真剣に取り組むことを明確にするため、1年以内に委託販売を廃止し、全量を買い取り販売に転換すべきである。 まず大前提を知ってほしいのだが、農家はもちろん、農協にしても、生産資材(農薬、肥料など)を全農から購入する義務はない。 例えば肥料。国内の農協が全農・経済連から購入している肥料のシェアは59%。農協の時点で、全農・経済連のシェアは6割に満たない。さらに生産者(農家)が使用する肥料1400万トンのうち、農協のシェアは71%となっている。 農薬は農協の段階で、全農・経済連のシェアは40%。農家が使用する農薬を見ると、農協のシェアは60%となる。 別に全農は「独占的事業者」でも何でもないのだ。 全農の生産資材の価格が高いというならば、農協も農家も、別の卸売業者、小売業者から買えば済む話で、実際にそうなっている。 全農の生産資材には営農指導のコストが含まれているため、他の業者より高くなるケースがある。とはいえ、農協や農家側には、全農から生産資材を購入する義務はない。 それにもかかわらず、規制改革推進会議は全農に対し、生産資材の「商社ビジネス」からの「撤退」を求めた。 また農産物販売において「全量買い取り」を強制するというのも、異様としか表現できない。ビジネスにおいて、委託販売を選択するか、全量買い取りを選択するかは事業体の勝手だ。国営企業ではあるまいし、政府が決めていいはずがない。 規制改革推進会議の提言は、民間のビジネスに対する不当な介入である。しかも提言には、全農の「改革」が進まない場合、「第二全農」を作るという構想までもが含まれていた。 要するに、商社ビジネスを廃止させ、農産物について全量買い取りを強制することで全農の経営を悪化させ、 「全農グレインを売りに出させる」 ことが、規制改革推進会議の目的であるとしか思えないのである。 実際に全量買い取りを強いられ、商社ビジネスを廃止された場合、全農の経営は急激に悪化する。結果、全農は日本の食糧安全保障の「要中の要」である全農グレインを手放さざるを得なくなるだろう。 すると、アメリカから日本への穀物の輸出において、全農グレインを目の敵にしている世界最大の穀物会社カーギルが、狂喜して株式を買い取ることになる。全農は株式会社ではないため買収は不可能だが、全農グレインは株式会社だ。 全農グレインは、全農の子会社としてアメリカにおいて「IPハンドリング」を実施している。アメリカの生産者と直接契約し、遺伝子組み換え種子の使用の有無等を、穀物の「一粒単位」で実態を管理しているのだ。 全農や全農グレインがIPハンドリングを実施するため、カーギルもそれをやらなければならない。IPハンドリングは、もちろんコスト高要因で利益を圧迫する。さらに全農は株式会社ではなく、協同組合連合会だ。「適正利益」は取るのは当然だが、あこぎな利益は乗せない。すると、カーギルもまた、「適正利益」しか乗せられないということになってしまう。 カーギルなどの穀物メジャーにとって、全農は自分たちの利益を圧迫する敵なのだ。全農グレインを全農が売りに出せば、その日のうちにカーギルの手に落ちることになる。穀物流通の要の企業を外資系に買われ、わが国の食糧安全保障が維持できるだろうか。 さて、11月29日。安倍政権は農林水産業・地域の活力創造本部を首相官邸で開き、全農の組織刷新などを盛り込んだ農業改革方針を決定した。最終的な提言では、全農の生産資材ビジネスについて、 「全農は、農業者・農協の代理人として共同購入の機能を十分に発揮する。また、全農は、農業者・農協に対し、価格と諸経費を区別して請求する」 という表現に改められた。また、農産物販売については、 「全農は、農業者のために、自らリスクを取って農産物販売に真剣に取り組むことを明確にするため、農協改革集中推進期間内に十分な成果が出るように年次計画を立てて、安定的な取引先の確保を通じた委託販売から買い取り販売への転換に取り組むべきである」 と、「1年以内」という期限がなくなった。 骨抜きと言えば、そう表現できないこともないが、そもそも論として、 「なぜ、農協が組合員であり、組合員の総会が【意思決定機関】であるはずの全国農業協同組合連合会(全農)のビジネスに、政府がくちばしを挟むのか?」 という、根本的な疑念を拭い去ることはできない。 全農もしくは全農グレインを、カーギルに売りに出すことが最終目的であるとしか思えない安倍政権は、わが国の「食料安全保障」について、真剣に考えているのだろうか。日本で唯一、外国資本が入っていない「食料商社」である全農がどれほど貴重か、「国民を飢えさせない」食料安全保障に少しでも頭が向けば、誰にでも理解できるはずだ。 農協改革や全農解体を執拗に推進している以上、安倍政権は日本国民の食料安全保障について「軽視」していると断ぜざるを得ない。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2016年12月17日 12時00分
橋本環奈 “大人の階段”でめちゃエロくなった むっちりナマ巨乳が証明
“天使すぎるアイドル”が地上に降りてきた。それも妖艶な一人の大人の女性として…エロい“大人の階段”を上ってきた。 美少女アイドル橋本環奈(17)の巨乳化が、ファンの間で絶賛されている。日に日に大きくなっている成長ぶりに、“天使すぎるアイドル”から“巨乳すぎるアイドル”へと進化しているのだ。 「以前は、体全体がまろやかという感じだけで、決して巨乳ではなかった。でも、少女から大人の女性になる成長期なのか、全体的にムッチリ度が増している。バストも、春先に比べて3センチ以上、カップもワンサイズは確実に上がっている。グラドルとしても十分、通用する肢体になってきています」(グラビア雑誌編集者) 彼女の身長は152センチ。スリーサイズこそ公表されていないが、これまでの推定バストサイズは83センチのCカップと見られていた。 「最近、ネットでは巨乳推測論争になっていて、バスト86センチ以上のDカップは確実というのが相場です。高校卒業を目前に控え、一気にエロっぽくなったということでしょう」(同) 現在、彼女は少年漫画誌の表紙をはじめ、写真誌のグラビアなどで活躍。福岡市在住だが、その活動はいよいよ全国を視野に本格化しているという。 「彼女をグラビアに出せば、通常の2割増しで売れると言われています。高校在学中だけに撮影日も限られているので、各社、順番待ちの状態らしいですよ。また、水着は親の承諾と学校の許可がいるために、これまで基本的には水着をやっていませんでしたが、高校卒業となれば水着公開は絶対ある。どんな巨乳なのか、エロ目線での興味も尽きませんね」(アイドルライター) 最近、橋本はタンクトップやキャミソール姿で、真上や前傾姿勢のアングルで、胸の谷間を撮らせることも珍しくない。これらはネットにも流出している。 「谷間見せ写真の中には、タンクトップから溢れんばかりのF級の爆乳カットもある。ただ、掲載元不明が多く、マニアが勝手に画像修正して流しているようだ。それだけ橋本の巨乳化が人気ということの証明ですよ」(ネットライター) 橋本の溢れんばかりのナマ巨乳にプラスされる大人の色気。あの幼い顔のままボディーが成熟していくと思うと…う〜ん、もうオジサンは堪らない。
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レジャー
日本ダービー 藤川京子 アドマイヤコマンドが3歳王者に君臨よ!
2008年05月31日 15時00分
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レジャー
日本ダービー(JpnI 東京芝2400m 6月1日) 本紙・橋本はマイネルチャールズ中心
2008年05月31日 15時00分
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レジャー
日本ダービー(JpnI 東京芝2400m 6月1日) サクセスブロッケン 頂上決戦へ向け、前日スクーリング
2008年05月31日 15時00分
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ミステリー
イタコ、再び
2008年05月31日 15時00分
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スポーツ
プロレスラーの日本ダービー予想 昨年ダービー的中 神取忍参議院議員の無欲な予想
2008年05月31日 15時00分
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スポーツ
プロレスラーの日本ダービー予想 井上亘は「名前の響き」で推奨馬を選出
2008年05月31日 15時00分
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スポーツ
プロレスラーの日本ダービー予想 田口隆祐の本命ディープスカイは買ってはいけない!?
2008年05月31日 15時00分
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スポーツ
リアルジャパン 鈴木みのるが“性悪タイガー”投入を予告
2008年05月31日 15時00分
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ゼロワンMAX 大森隆男が斧爆弾葬を予告
2008年05月31日 15時00分
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スポーツ
戦極 吉田秀彦が右フックでモーリス・スミス撃破を狙う
2008年05月31日 15時00分
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芸能
クイズ番組ブームの背景
2008年05月31日 15時00分
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芸能
菊川怜 ダイヤモンドイベントに出席
2008年05月31日 15時00分
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社会
石原知事“お台場爆走バイクレース”計画
2008年05月31日 15時00分
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その他
西野さゆきちゃん大特集予告
2008年05月31日 15時00分
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レジャー
日本ダービー 安藤勝・レインボーペガサスが混戦に断
2008年05月30日 15時00分
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レジャー
欅S アベコーはダート適性高いクランエンブレムを指名
2008年05月30日 15時00分
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レジャー
欅S 藤川京子 フェラーリピサが久しぶりにVよ!
2008年05月30日 15時00分
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レジャー
欅S(オープン 東京ダ1400m 31日) 本紙・橋本は条件ベストのワールドハンターで勝負
2008年05月30日 15時00分
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レジャー
金鯱賞(GII 中京芝2000m 31日) 本紙・谷口は復調著しいサクラメガワンダー◎
2008年05月30日 15時00分