牝馬ウオッカが勝った昨年のダービーでは、馬連5万4470円を1点予想で的中させる見事な“ピンフォール”を決めている神取議員。馬券歴20年を越える競馬通ならではのクリーンヒットだったが、「今は政治家として、国民の皆さんのために汗をかくのが仕事。競馬は普段はしない」。
青少年の育成、福祉政策、環境問題など取り組んでいるテーマは山積するが、その中でも急務とするのが食糧問題。
「食料自給率が50%にはるかに届かない日本は、余剰米が出るほどの米をまずたくさん食べるべきです。米は健康な身体を作る、いい食事の基本。健康でなければ何もできないですから」
本業について熱っぽく語ったところで、ダービーにテーマを戻すと「今年は(きょう31日に)引退試合がある、おばっち(飯塚)のために予想したい。当たったら、何か記念になるものを買ってやろうと思っている」。
昨年の1、2着、ウオッカとアサクサキングスを予想したのは「女1人が男と戦う姿は自分に似ている」「日程が許せば御輿を担ぐ浅草の三社祭」からだった。
今年の予想は「好きな騎手と、おばっちの引退試合の日にちで決めた」。
騎手で好きなのは、武豊と福永の2人。それに、おばっちの引退試合の5月31日から、馬番は5、3、1に注目していた。
「本命は3番と武豊騎手から、文句なしにブラックシェルで決まり。相手は1番のディープスカイと、5番アグネススターチの2点」
「人間、欲をかかない素直な気持ちが大事」と言う神取議員。おばっち、第二の人生のスタートを記念するダービーとなるか。
馬連(3)→(1)(5)の2点。