1番人気に推された皐月賞は3着に終わっているが、ダービーをイメージして乗っていた松岡騎手は「後方から行っても勝てると思った」と悔いはなかった。つまり、『肉を切らせて骨を断つ』作戦だ。皐月賞の敗戦を糧として、みごと大願を成就するだろう。
この馬の長所は松岡騎手も絶賛する抜群の勝負根性と、もうひとつは競馬センス。それは、複勝率8割5分という成績に如実に表れている。ハッキリいって、どの角度から見ても“死角”は見当たらない。
「コンビを組んだ時から、ダービーを意識して乗ってきた」という松岡が勝利の女神を呼び込む。
当面の相手はアドマイヤコマンド。