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勝ち犬? 負け犬? 間違いだらけのキャバレンジャー武勇伝 ギャップ狙いが仇!?

<お水関係者は白日の下に晒すと解けちゃうので要注意>

 モテ男、優男の人知れぬ悩みをお届けした後は、あと一歩で心をつかめない男たちの声に耳を傾けてみたい。休日デートを承諾してくれたことは、月面に第一歩を踏み出したと同然の偉大なる一歩だ。ここに辿りつくまで幾多の困難を踏み越えて来たことか、感慨もひとしおだ。しかしここで脱落していく者が後を絶たない。お店から離れ、お互いにある程度ナマで向き合うことは、ハイリスク&ハイリターン。「お店で会う時より、和みキャラなんだ。楽しいな♪」と、別な一面を発見し、キャバ嬢側の親密度が一気に増すこともあれば、「ハッ!この人とは水割りキット一式がないと間が持たないんだ…サ、酒、酒持ってこーい」と、悲鳴を上げているかも。しかし、あと一歩でゴールに届かない男は、デートの場所選びで大失敗している傾向もあるようだ。

 出版社勤務の独身男、紺野洋二さん(仮名・36歳)。顔もそこそこ、金もそこそこ。インテリなので話題も豊富。人を飽きさせない魅力ある人物で、キャバ嬢やクラブホステスと、休日デートにあやかって来たちょいモテ男だ。休日デートに持ち込むまでは、確かに手応えはあるのだが、その後はどれほど誘っても二度と応じてくれないそう。
 「どうしてなのか、さっぱり分からない。彼女たちだってデート中は本当に楽しそうで、あんなにはしゃいでいたはずなのに。また誘ってくださいねって言って帰って行くのに、まるで理由が分からない」
 いや、分かりますよその理由。あろうことか、キャバ嬢とのデートが遊園地…だからじゃないでしょうか。むしろ遊園地をチョイスした理由が知りたい。
 「演出でしょうか。普段夜の世界でアダルトに接しているわけですし、たまには外で思いっ切り羽を伸ばすのもいいんじゃないかと。水商売の女の子にはなかなか機会もないだろうし…」
 ギャップがあっていいのでは?という策らしい。
 「太陽光の下で見る彼女たちもまた一味違う可愛いさ。アトラクションに夢中になってる女性って、無邪気な少女の顔に戻るんですよね」
 アレコレ思考をめぐらし、戦略的デートを目論んでいるようでもある。また、一見、女の子に配慮しているようだ。が、よくよく聞けば、これ全部、洋二さんの勝手な思い込みと、趣味なのではなかろうか。

 ここで、キャバ嬢側のご意見をうかがってみよう。別項でも登場している、六本木『G』に勤める秋本真理子さん(仮名・33歳)だ。
 結婚詐欺で1800万円貢いだあのカリスマキャバ嬢である。キャリア15年のベテランだけあって、珍妙な休日デートを幾つも体験しているそうだが、遊園地デートはポピュラーな上にワースト度も高いらしい。
 「なぜか遊園地・動物園に行きたがる男がいる。でも、考えても見てくださいよ。お水がジーパンにTシャツみたいな格好で客に会えるわけない。こっちは服装の感覚がやっぱり派手でしょ、カジュアルな装いのつもりでも、どうしても親子連れの中では浮きまくってしまう。この居心地の悪さわかるかしら」
 太陽に照らされ化粧は崩れまくり、子どもはうるさい、トイレは混んでいて汚い(と彼女たちは思う)、食堂が貧乏臭い…。キャーッ! 「別な意味で絶叫してるのに、その上まだ絶叫マシンに乗せたがるんですよ、なぜか。フェチ? 無理やり乗せられる。急降下のスリルなんかより、セットが台なしになる方が怖い。罰ゲーム?私、何か悪いことした? そんな気分ですね実際」
 全てが拷問のよう。遊園地デートが終わった頃には、自分がボロ雑巾のように感じられるという。ギリギリ行ってもいいのはディズニーランドくらいか。休日デートはがんばらない。女の子の行きたい場所をまず聞き、リクエストがないなら、買い物→食事→早めのリリースで無難なデートを。

<ちょっと真面目に精神分析 どうしてキャバ嬢はホストが好きなのか>
 心理カウンセラーの遠藤敏郎氏は、異常なほどホストにのめり込むホステスには、『心理的負い目効果のカタルシス』が働いているという。“負い目効果”とは、小さな負い目を与え続けるうちに相手の心に大きな借りの感情が生まれてくることだという。
 例えば、毎回プレゼントを持って来るが一切口説きも誘いもしない客がいる。そうなると百戦錬磨のキャバ嬢でも「いつももらいっぱなしで悪いなあ」と、負担になって来る。自分からアフターに誘ってみる。これが典型的な負い目効果だという。

 この例ではプレゼントに対する負い目を拭い去る行為がアフターだが、そもそもキャバ嬢のお仕事自体が、負い目効果そのものだ。
 「店内での接客、擬似恋愛で対価が支払われる仕事とはいえ、客の目的はそれ以上であることも多い。女の子もその可能性を完全には摘み取らない。客が求める物を知りながらそれを与えない。あるいは小出しにする。これは一つ一つは小さくても積み重なると実は相当な心の負担」
  何もキャバ嬢だって鬼ではないので、相手の好意を知りながら拒否し続けるには打算だけでなく強い精神力も必要。自分を擦り減らすうち、薄っぺらになったのか、天然か、実際お水には困ったちゃんも多い。そんな女の子が、広く男の心を掴めるはずもない。売れっ子ほど、お水の副作用とでもいうべき“症状”が出てくるのだ。

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