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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
全日本 曙が大醜態
曙が完膚なきまでにたたきのめされた。プロレス参戦以来、順調にキャリアアップしてきた元横綱が、23日に後楽園ホールで行われた世界最強タッグ決定リーグ戦初戦で、かつてない醜態をさらしてしまった。 曙は浜亮太とのアジアタッグ王者コンビで出陣。ブードゥー・マーダーズ(VM)のTARU&ジョー・ドーリングと公式戦で激突したが、相手は10・24博多大会でアジアタッグ初防衛に成功している相手、油断がなかったといえばウソなる。 試合開始直後には、場外戦で右肩を鉄柱で強打し、いきなり大ダメージを追ってしまう。また、TARUに「豚足」呼ばわりされ、感情的になるものの、曙の心身のバイオリズムの乱れは顕著で主導権をつかみきれない。 普通に考えれば、VMが勝利を目指すならば、チームリーダーの曙でなく浜に的を絞るところだが、博多大会のリベンジに燃えるTARUは「それでは収まりがつかない」と、セコンドのVMのメンバーも試合に介入させ、集中砲火を浴びせていく。そして最後はドーリングが210キロの曙を豪快に持ち上げ、デスバレーボムで3カウントを奪った。 博多大会でも同じ技を決められている曙だが「あの時より威力が増している」と証言。実際に深手を負い「首が痛い…」とうなだれた。 ドーリングのデスバレーボムの餌食になった経験を持つ浜は「普通の人ならダメージを心配する必要はないでしょうけど、自分の体重がモロに首にかかってしまう」と曙の体を気遣った。 「まだ初日なんで」と巻き返しを誓う曙だが、首の負傷に加え、これまで経験のない、完ぺきに投げ捨てられてのフォール負けというショックが尾を引かないか心配される。◎ケア&みのる初勝利 そのほかの公式リーグ戦では、世界タッグ王者の太陽ケア&鈴木みのるが諏訪魔&河野真幸を撃破し、初勝利。太陽ケアが復活ののろしを上げた。台湾カップ1回戦では河野に敗れ、最強タッグ開幕戦では小島聡&ゾディアックに苦杯をなめたケア。この日もケガから完全に癒えていない左腕を狙われた。 それでも、痛みに耐えながらフロントネックロックで反撃。最後はTKO34thで河野をごう沈。リベンジを果たした。◎ファン感謝デーカード発表 年末恒例の「ファン感謝デー」(12月13日、後楽園ホール)の一部対戦カードとして、F-1タッグ選手権、武藤敬司&神奈月VS越中詩郎&ケンドーコバヤシ、カズ・ハヤシVS浜亮太、船木誠勝VS菊タローが発表された。◎和田城功引退試合 和田城功がリキプロ来年の1・17新宿FACE大会で、アニマル浜口ジムの先輩でもあるZERO1の大谷晋二郎と引退試合をすることを発表した。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
噂の深層 松田聖子とのりピーが合体!?
このところ、ほとんど話題の出なくなった歌手・松田聖子。しかし、ここにきて信じがたい衝撃情報が浮上。なんと“のりピー”とのジョイントが計画されているというのだ。 かつてのスキャンダル女王もこのところのネタといえば、今春までさかのぼる。元夫・波多野浩之氏とまな娘・神田沙也加の3人で沖縄旅行を目撃された一件だ。 「3人でゴルフを満喫していたことから“すわっ、復縁か”と芸能マスコミが一瞬、騒いだのですが、結局進展なし。10月には帝国劇場で公演された沙也加の出演舞台に前々夫の神田正輝と仲良く手をつないで現われた。元夫2人とは友人関係が続いているということですね」と語るのは女性誌記者。 そして最近、あるウワサが浮上している。聖子が酒井法子元被告との“連携”を本気で考案しているというのだ。 聖子は2007年2月、古巣・サン・ミュージックと業務提携。酒井も覚せい剤事件で解雇されるまでは同事務所に所属していた。11月5日、まだ酒井の事件で揺れている事務所に聖子が“電撃訪問”。相澤秀禎相談役と相澤正久副社長がいる3階のフロアに行き、しばらく話し込んでいたという。今回のウワサはそのあたりから出たらしい。 創造学園大学で介護の勉強(通信教育)に励むと語っている酒井だが、いずれは芸能界復帰が既定路線とみられている。そこに聖子が助け舟を出す格好でジョイントすれば、酒井にとっても聖子にとってもこれ以上ないインパクト。聖子にとっては一度飛び出した事務所への恩返しにもなる。 以前の聖子ならば「あくまで自分中心で、ジョイントなど考えられなかった」と関係者は語るが、今の彼女は違う。中島みゆきとのCM共演がハマり、聖子の新機軸を確立しそうな勢いなのだ。 「富士フイルムのスキンケア『アスタリフト』のCMで中島と共演。中島は50代、聖子は40代で商品の購買ターゲットにドンピシャ。そのため評判がいい。“これからは一人で走るより、誰かを盾にして走った方が存在感を出せる”と聖子は本気で考えてる。さらに娘の神田沙也加との親子ユニットも考えているようだ」(芸能プロ関係者) 新生・聖子は、ピンでなくユニットで…これが彼女の新発想なのだ。もちろん、ユニットを組んだとしても「期間限定」。 「話題づくりの一環です。酒井とは長くても1年がいいところでしょうが、沙也加とは永続するかもしれません」(前出・関係者) 話題がなくなったとはいえ、聖子の「潜在ファン」の多さは侮れない。コンサートは今も満員。恒例の年末ディナーショーもチケットはプラチナ化している。 これに酒井や沙也加がジョイントすれば、「第2期松田聖子黄金時代」が到来…という考えを聖子が持っても不思議ではないが、果たして…。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
噂の深層 KAT-TUN田中が真剣交際
ジャニーズの人気グループ「KAT-TUN」の田中聖にまたまた熱愛が発覚した。お相手はアキバ系グラビアアイドルの高松えりな。相変わらずのモテモテぶりだが、どうやら、今度は真剣交際のようで、このままゴールインの可能性もありそうだという。 先週発売の「フライデー」(講談社)によると、今年6月に共通の友人の紹介で出会うと、田中がアタックし交際開始。田中が高松にベタぼれのようで、高松の仕事が終わるのを、田中がわざわざ迎えに行っているというのだ。同誌は今月13日に成田空港から現地に住む田中の友人に会うため2人がハワイに出発する姿をキャッチしている。 「高松は東京・下町出身でバリバリの江戸っ娘(こ)。性格はかなりさっぱりしており、そこに田中がひかれたようだ」(テレビ局関係者) 田中といえば、これまで、タレントのあびる優、グラビアアイドルの木口亜矢、AV女優の小澤マリア、モデルの藤井リナらと次々と交際が報じられ、そのモテぶりは同じグループの赤西仁と並び、今やジャニーズの“2トップ”と呼んでも過言ではないが、今回は真剣交際だという。 「成田空港では、田中と高松の左手薬指にはリングが光っていたが、今までの交際相手とは、そんなことはしなかった。高松にとって、田中との交際は人生のターニングポイントになったのか、7月15日を最後にブログは更新されておらず、ブログを休む理由について『理由はいろいろあるのですが、自分探しの旅に出るとでも言っておきましょうか』と意味深な書き込み。おそらく、その日が付き合った記念日だったのでは」(芸能ライター) そこで浮上するのが将来のゴールイン。田中と高松はまだまだ若いだけに、かなり先のことになりそうだが、そうとも限らないというのだ。 「田中はチャラそうに見えるが、かなり男気がある。交際して気が向けば、“電撃結婚”もあるのでは。ジャニーズの現状では、結婚は『1グループ1人』が暗黙の了解だが、KAT-TUNは田中も含めて全員独身だからチャンスは十分にある。高松の次のブログの更新は結婚報告になるかも」(同) 田中は、今月11日に放送のレギュラーのラジオ番組「KAT-TUN スタイル」(ニッポン放送)で今月5日の誕生日について丸一日ゲームに明け暮れ、揚げ句の果てに“一人すき焼き”をしたことを告白。まるで彼女がいないような言動だったが、実際にはラブラブなプライベートだったようだ。 「ただ、田中は気分屋だから、一気に冷めて、すっぱり破局の可能性もなくはない」(先のテレビ関係者) 今回の恋はぜひともじっくり温めて“チャラ男”のイメージを払しょくしてほしいものだ。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
宮崎あおい 業界での評判ガタ落ち
昨年NHK大河ドラマ「篤姫」で主役を堂々と務め上げ、一気に国民的大女優へと昇りつめた宮崎あおい(23)。知名度と人気は上がったが、逆に業界関係者の間では評判が下降気味だという。その理由とは? 宮崎主演の「篤姫」は初回から最終回まで、一度も視聴率20%を割ることなく、平均視聴率24.5%と、驚異の数字を記録した。オバケドラマの主人公を演じた宮崎だけに、今年はさらなる期待がかかっていたが、「お高くなりすぎ。大河で成功したからといって、仕事を選びすぎる」(民放関係者)と、世間の評価とは裏腹に、業界関係者の評判は下降気味のようだ。 つい先日も女性誌に「キムタクからのヒロインご指名を2回も蹴った」と指摘された。 「当初ヒロインは沢尻エリカで決まっていた実写版映画『宇宙戦艦ヤマト』ですが、沢尻が事務所を解雇され白紙に戻ったときに、実はキムタクが宮崎を指名したんです。ところが宮崎はこともあろうか即答でNOを出したんです」(女性誌記者) さらに、来年のフジ月9にキムタクが主演するドラマが予定されているのだが、このヒロイン役もキムタクのご指名があったにもかかわらずNOの返事を出してきたというのだ。 「宮崎にしてみれば、キムタクとの共演よりも作品の内容が重要ということですよ。史上屈指の名作大河の主役を務め上げた宮崎にしてみれば、ヒロインといったって、良くも悪くも、あくまでもキムタクのドラマという評価しかされませんから、そんなものに出るだけムダということでしょう」(ドラマ制作会社関係者) 一部ではあまりにも仕事を選びすぎることで、すわ妊娠かともウワサされたが、「子づくりはまだ先。ダンナの高岡蒼甫が一人前に稼げるようになるまでは、子供はまだ作らないと話している」(事務所関係者)というから、「篤姫」後、やはり次の仕事を厳選しているということか。 「一度“大河”の主役をやってしまったら、そう簡単には端役はできませんからね。知名度もギャラも一度上がったら落とせません。1本300万円ともいわれる高額なギャラがネックにもなっているようです」(前出・民放関係者) さらに宮崎には、「二十歳そこそこなのに、脚本の中身にまで細かく注文をつけてくる」(前出・民放関係者)などという指摘も聞こえてくる。 「TBSが日曜夜9時枠の主役でオファーを出したのですが、細かい企画やコンセプトはもちろん、共演者選びから脚本への注文まで次から次へと宮崎本人が出てきて、なかなか最終的なGOが出ずにスタッフがキレる寸前だといいます」(TBS関係者) 姫のご機嫌を損ねては何も始まらないということか。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
出場枠倍増 ジャニーズ作戦勝ち
NHKは23日、大みそかに放送する「第60回紅白歌合戦」の出場歌手計50組を発表した。記念すべき60回大会だが、フタを開けてみると今年の目玉として名前が挙がっていた井上陽水(61)、矢沢永吉(60)ら超大物の名前はなし。初出場となる「嵐」ほか4組出場のジャニーズ勢が否応なく目立つ布陣。背景にはジャニーズ事務所とNHKの水面下の攻防があったようだ。 「一部メディアが陽水が出演決定と報じたが、そこまで話を詰めたわけではなく、永ちゃんに至ってはオファーすらしていない。最初から、嵐との出演交渉に全力を注いでいた」(NHK関係者) 嵐のほか、初出場組は紅組が木村カエラとアニメの声優としても活躍する水樹奈々の2組。白組は嵐のほか、ロックバンド「レミオロメン」や、昨年、「羞恥心 with Pabo」の一員として参加した上地雄輔が「遊助」として、さらに嵐の事務所の後輩の「NYC boys」ら6組だったが、ジャニーズからはほかに常連のSMAP、TOKIOの計4組の出場となった。 「ジャニーズからの4組出場は近藤真彦、少年隊、光GENJI、男闘呼組が出場した1988年以来21年ぶり。97年以降は、SMAPが出場辞退した2年を除いてSMAPとTOKIOだったのが、出場枠が倍増したのは明らかに嵐の影響」(レコード会社関係者) 嵐はスケジュールの都合を理由に、初出場組恒例の会見に出席せず、コメントを寄せたのみだが、NHKは“三顧の礼”どころではない苦労で出演をOKさせたため、異例のVIP待遇のようだ。 「当初、NHKは紅白の権威を振りかざし『SMAPと嵐で』とジャニーズにオファーした。ジャニーズは、『だったらTOKIOも』と3枠を要求。NHKが渋ったため、ジャニーズは『嵐は出さない』とギリギリまでゴネた。明らかにジャニーズの“作戦勝ち”で、出場者発表が迫っても目玉が決まらないNHKは『では、3枠で』と妥協。しかし、それに乗じたジャニーズは、ジャニー喜多川社長がお気に入りの中山優馬率いる『NYC boys』をゴリ押しで突っ込んだ」(同) 結局、ジャニーズ頼みのメモリアル紅白となった形だが、「嵐はNHKホール以外からの中継が濃厚と言われている」(先のNHK関係者)という情報も。果たしてNHKの賭けは吉と出るか。◎総勢22人で60周年メモリアルに華 60周年のメモリアル紅白をジャニーズ軍団が盛り上げる。ジャニーズ事務所からは初出場のNYC boys、嵐とそれぞれ16度目、17度目となるTOKIO、SMAPの4組が出場。メンバー総勢22人に、バックダンサーでジュニアメンバーが登場することを考えれば最大勢力となることは必至で、ここ数年は紅白出場をSMAPとTOKIOの2組に限定してきただけに、メモリアルに大攻勢をかけることになりそうだ。 この日の会見にはNYC boysから中心メンバーの中山優馬、山田涼介、知念侑季が出席し、「先輩方に負けないように頑張りたい」(中山)と意気込みを話したが、やはり目玉は今年結成10周年を迎える嵐だ。 今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出との合致という3つの条件を中心に出場者の選考に当たったという同局の井上チーフ・プロデューサーも「今年の嵐の売れ方は尋常じゃない」と、もろ手を上げて歓迎する姿勢。今年発売されたベストアルバムの売り上げが2009年の発売作品で初めて100万枚を突破するなど、怒とうの勢いで紅白も飲み込みそうだ。 ジャニーズ事務所の関係者によると「1カ月半前くらいにオファーを受け、嵐の10周年と紅白の60周年が重なったことで出演を受諾した」という。NYC boysに関しても「(今年発売の)両A面シングルが33万枚売れて、新人では遊助さんの次くらいに売れてる」と選出も順当という手応え。「『少年倶楽部』を含めてNHKさんでいろいろ仕事をさせてもらっている縁もあるし、60回記念の演出上でわれわれの力を貸したい」と全面協力を申し出た。 司会も6度目ですっかりおなじみとなったSMAPの中居正広を筆頭に、一団で紅白に出陣するジャニーズ軍。彼らの勢いなくして今年の紅白は始まらないと言っても過言ではない状況だ。
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社会 2009年11月24日 15時00分
断食続行中の市橋容疑者“赤い帽子”のナゾ
英国人英会話講師の死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)の断食はきょう24日、14日目に突入した。 丸2週間、水分しか摂取しようとしない態度は不可解極まりない。その一方で、大阪に潜伏中、建設会社の同僚らとボウリング大会で記念撮影した“赤い帽子”のナゾが波紋を呼んでいる。 市橋容疑者が大阪潜伏中に名乗った「井上康介」の偽名は、シドニー五輪男子柔道100キログラム級金メダリストの井上康生(31)と、北京五輪男子平泳ぎ100メートル、200メートルで金メダルを獲得した北島康介(27)から勝手に拝借した疑いが強い。 30歳の同容疑者とほぼ同年代のトップアスリート。さらに記念写真の赤い帽子は、画像が不鮮明だが米大リーグのボストン・レッドソックスのそれに酷似している。同球団には日本のWBC2連覇に貢献した松坂大輔投手(29)がいる。市橋容疑者は身長約180センチと大柄で、体格的には183センチの井上や178センチの北島、183センチの松坂とそう変わらない。 市橋容疑者は裸足で捜査員を振り切るほどの脚力を持ち、運動神経がよかったとされる。学力のほうは医者はペケだったため、トップアスリートへのあこがれを募らせていたのか。「かたくなな態度を崩す突破口になるかもしれない」(事件記者)と関心が高まっている。
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社会 2009年11月24日 15時00分
台湾軍が国防白書漫画版
堅苦しいとされる国防白書を漫画化する試みがアジア各国・地域に広がる気配が出てきた。台湾国防部(国防省)はさきごろ、国防白書に当たる「国防報告書」の漫画版を発表。漫画版出版は日本の防衛省が先駆けており、台湾では初の試み。日本国内で異色の萌え系軍事漫画が話題を集めているように、いまどきの若者に「愛国心」などをアピールするには漫画が手っ取り早いようだ。 台湾が漫画大国ニッポンの先例を参考にしたかどうかは不明。しかし、イカロス出版が発行する美少女系ミリタリー漫画「萌えよ!戦車学校」の韓国版と台湾版が発行されるなど、文化は輸出されている。 台湾の漫画版は、若者に対し、中台関係の改善が進んでも、台湾にとって中国はなおも脅威であることをアピールする狙いがある。共同通信によると、劇画タッチで約120ページにもおよび、国防報告書にある馬英九政権の安全保障政策などを要約して紹介。中国軍の動向について「軍事力強化の意図は不透明で、アジア地域の安全に影響を及ぼしている」と強調している。 国防部は2015年までに徴兵制を完全廃止。志願制に切り替える計画を進めているが、中国軍が「台湾に対する軍備配置を減らしていない」と指摘し、巻末に志願兵の応募要項を掲載した。 ビジュアル文化になじんだ活字嫌いの若者にとって、漫画がとっつきやすいのは確か。 さて、アジア全域に広がるか?(写真=「萌えよ!戦車学校」(イカロス出版)の日本版とハングル版)
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
Fカップで2冠王の女子レスラー・大畠美咲
来春3月に引退する風香の後ガマを狙い、若手女子レスラーによるポスト風香争奪戦が今後の見所になっているが、中でも風香自身から妹分のお墨付きをもらっているのが、現在ジュニア2冠王に君臨する大畠美咲だ。 大畠は2年前に解散したJDスターに入門。中学時代は不登校児童だった経緯があり、どちらかといえば内向的な性格だった。スポーツ歴もなく目立った存在でもなかったが、風香の試合を動画で見たことがきっかけで、女子プロレスの門をたたいたという。 今では休刊になった週刊ゴング誌が、以前にサムライTVと提携して「週刊ゴングTV」なる番組を制作。その番組内の女子プロレスラー・オーディションに合格し、JDスターでデビューを果たした。風香同様、タレント活動に興味を持っていた大畠だが、JDスター時代はプロレスの基礎を学ぶので精いっぱい。プロレス以外の活動にチャレンジする機会は皆無だった。 だが、2007年夏にJDスターが突然の解散。所属選手はバラバラになった。風香は事務所に残りプロレス続行をいち早く表明したが、次に自らの意向をハッキリさせたのが大畠だった。吉田万里子が主宰する「息吹」をマネジメントするエス・オベーション入りを決めたのだ。 その決断には、同世代の仲間である松本浩代の存在が大きかった。息吹の生え抜きである松本とは、後に3Sというタッグチームを結成。パワーで松本に劣る大畠は、スピーディーな返し技とサブミッションを身につけることで対抗した。 また、「息吹」での大畠は、先輩選手にトコトンくらいついてみせた。なかでも木村響子を追い、一度はフォールを奪うほどに成長。さらに、他団体の同世代に対するライバル意識は強く、対抗戦向きの熱きファイターにまで成長した。 2009年5月31日、後楽園ホール。大畠が松本と並ぶ日が訪れた。その日、松本の保持していたJWP認定ジュニア&POPの2冠王座に挑戦。辛勝ながら2本のベルトを奪取したのだ。POP王座は、プリンセス・オブ・プロレスリングという名称で、初代王者はあこがれの風香であった。その後、自信をつけた大畠はジュニア2冠王者の道を歩み続けている。風香祭で大畠とタッグを組んだ風香は「あの前転が一回もできなかった大畠さんが、今や勢いに乗るジュニアの2冠チャンピオンというのは感無量です。芸能活動をやりたいという欲もあると思うので、それがかなえられるといいですね」という。 次回のタイトル防衛戦の相手はセンダイガールズの水波綾に決定している。12月20日、里村明衣子が復帰する仙女の大会のセミファイナルに抜てきされたのだ。実力派として堅実なレスリングを遂行する水波は、もっともベルトに近い選手である。この水波戦が大畠にとっては最大の正念場。 12月でデビューしてから3年が経つ大畠。もう新人の枠ではなくなるだけに、さらなる飛躍が望まれるが、意外にもEカップともFカップとも思える肢体にちまたで注目が集まっている。ポスト風香はボディーも武器にすることが必須。大畠の隠れた魅力がベールを脱ぐ日は近い。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
12月27日後楽園大会で日向あずみ引退
12月27日の後楽園大会で引退する日向あずみはいま、各地でお別れファイトを繰り広げている。大阪での試合は29日に行われる、JWP主催のミナミMove onアリーナ大会が最後になる。 日向はこの日、JWPの同期である輝優優と最後のシングルマッチに挑む。ただ、輝は大阪出身だけに、日向はホームリングでありながら、地域的にはアウエーのような立場になる。 日向がデビューした1994年は団体対抗戦の真っ盛り。JWPは老舗の全日本女子プロレスに対抗し、新人育成にも力を注いでいた。その成果として、現在でもカルロス天野、宮崎有妃、倉垣翼、そして輝と精鋭がそろう。当時はお互いがしのぎを削っていた。 メーンではJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定タッグの2冠王者チーム、米山香織&さくらえみの王座防衛戦が行われる。米山はさくらを慕い、ベルト奪取の際は涙を流して喜びを爆発させていた。2人は同じコスチュームを着て、同じような動きを見せる。互いに喜怒哀楽も激しく、双子のような米山&さくらの一挙手一投足から目が離せない。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 社長また襲われる!!
悪夢再び。新日本プロレス菅林直樹社長がまたも襲撃された。23日の東京・後楽園ホール大会終了間際に、因縁うごめくTAJIRIから奇襲されるハプニング。外敵にまんまと言語道断の暴走を許してしまった。 超満員2000人の面前で社長が被害に遭った。メーン終了後。団体のエース棚橋弘至が天敵のTAJIRIを必殺ハイフライフローで下し、ハッピーエンドを迎えたかに思えたが、リングサイドで試合観戦していた社長がグリーンミストを噴射されて医務室に直行するハメとなった。 TAJIRIとは今年に入って因縁が続いている。7月の札幌大会でもエプロンサイドで同じようにグリーンミストで襲われたのを発端に、それ以後もリング内外で引っかき回されてきた。今回もいいようにやられた格好。 菅林社長としては、12・5愛知大会で一騎打ちを控え「俺はどんなことでも受け入れるけど、社長と俺の嫁には手を出すな。このままじゃ気がすまない。愛知まで毎日もん悶絶させてやるよ」と、制裁を誓う棚橋に期待するしかない。 菅林社長にとって後楽園ホールはいわくつきの場所。先シリーズの後楽園大会後も、駐車場で飯塚高史に襲われ目を負傷したばかり。負の連鎖はどこまで続くのか。