楽天
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スポーツ 2020年04月16日 17時00分
楽天・黒川、代表クラスの選手になる? 元巨人・井端氏の予想に、「柳田を当てたから信頼できる」の声
元プロ野球選手の井端弘和氏が15日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 本動画で井端氏は、今シーズンブレークするのではと自身が予想する若手選手を紹介。そこで、楽天のドラフト2位ルーキー・黒川史陽の名を挙げた。 黒川のことを「(春季)キャンプを視察する中で一番驚いた」という井端氏は、「18歳なのに落ち着きがある。(自分なら)あんなキャンプは過ごせないだろうなと思って見ていた」、「(視察中に)『なんかいいセカンドいるな。誰だあれは?』って思ったら、18歳(の黒川)だったから『えっ!?』って(思った)」と発言。 また、「150キロの速球にも対応していたので末恐ろしい。早い段階で(一軍に上がって)来るんじゃないか」と打撃面も評価し、「いずれは日本を代表する選手になるような気がする」と称賛していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「高卒1年目の選手を推すのはちょっと大穴狙い過ぎてない?」、「投手なら佐々木(朗希/ロッテ)、野手なら石川(昂弥/中日)の方がブレークの可能性高そうだけどなあ」と疑問に思う声が挙がる一方、「井端は過去に柳田を当てたから相当信頼できる」、「黒川も柳田みたいになるのかな」といった期待のコメントの方が多く見受けられた。 現役時代は中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)でプレーし、引退後は巨人(2016-2018)で一軍内野守備走塁コーチを務めた44歳の井端氏。現在は侍ジャパンで内野守備走塁コーチ、並びに編成戦略担当を務めており、今春のキャンプでは稲葉篤紀監督らと共に各球団を視察している。 「井端氏は現役時代の2011年、当時放送されていた『すぽると!』(フジテレビ系)の“2011年プロ100人が選ぶパワーヒッターNo.1”という企画で、当時ルーキーで一軍では本塁打0だったソフトバンク・柳田悠岐をただ1人、『パワーに関しては桁違い』と称賛。柳田はその後、2013年から頭角を現し、2015年には首位打者、トリプルスリー、リーグMVPを獲得するなど大ブレークを果たしています」(野球ライター) 今やパ・リーグを代表する打者となった柳田の才能を見抜いた、9年前の“実績”を踏まえ、今回の予想に期待するファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年03月30日 17時30分
楽天が今週から一時活動休止「感染拡大予防の意識を高く持つ」他球団も自粛ムード
楽天イーグルスは新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、30日からチーム活動を一時休止すると発表した。選手が感染した阪神や、阪神の感染選手との濃厚接触をした選手がいる中日は、期間を設けて活動を休止しているが、楽天は期間を設けていない。楽天生命パーク宮城も封鎖するという。 楽天球団は「新型コロナウイルスの感染が広がる中、国や自治体からの外出自粛要請にこれまでも全力で取り組んでまいりましたが、さらに感染拡大防止対策を強化する運びになりました」と休止に至った経緯を説明した上で、「これに伴い、3月30日(月)からチーム活動を一時休止し、一軍・二軍全ての監督・コーチ、選手、チームスタッフに対して、不要不急な外出を禁止いたします」とチーム全体を管理していくとのこと。 活動再開は未定とした上で、「楽天イーグルスは今後も、感染拡大を防ぐことへの意識を高く持ち、開幕を楽しみにしてくださるすべての皆さまのためにも、この大変な時をチーム一丸となり、闘ってまいります。NOW or NEVER 日本!」とファンに向けてメッセージを送っている。 パ・リーグでは、ソフトバンク、オリックスが開幕に向けて練習を続けているが、日本ハムはファームの本拠地が鎌ヶ谷にあるため、練習試合を中止に。ロッテは28日から30日まで楽天同様、「監督、コーチ、選手、スタッフ、チームに関わる職員は自宅待機とし、不要不急の外出は控えるように指示をした」上で活動を休止し、ファームの練習試合も中止にした。そのロッテと対戦する予定だった西武も28・29日の練習試合が中止となった。 まだまだ新型コロナウイルス感染拡大の波は止まりそうにないだけに、各球団にとって苦悩の日々が続くことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月10日 11時35分
楽天・黒川、開幕一軍メンバーにサプライズ選出? 三木監督の“忖度”、開幕延期も追い風となるか
開幕戦の延期が決定した。この決定が影響しなければいいのだが…。 「ペナントレースの開幕戦を延期したのは、無観客だと経営面で厳しいというのもあったと思います。ただ、選手を調整させる時間か増えたので、それをプラスに転じる事ができれば」(ベテラン記者) 調整の日時が増えたことで、「高卒内野手の開幕一軍入り」が見られるかもしれない。 東北楽天ゴールデンイーグルスのドラフト2位ルーキー・黒川史陽の評判が良い。もともと打撃センスは高かったが、オープン戦でもプロの先輩投手に力負けせず、結果を出している。守備でも、プロのスピードに対応できていた。 「久米島での一次キャンプでは、三木肇監督が『MVPをやりたい』と、そのガンバリを称賛していました」(関係者) この時、実は「三木監督の忖度か?」の冗談も飛んでいたのだ。 どういう意味かというと、黒川の実父・洋行さんは、三木監督の上宮高校時代の先輩にあたる。全国制覇を成し遂げた93年センバツ大会時の主将で、2学年下の三木監督からすれば、きっと、“直視することもできないほど”だったはず。そのご子息を預かることになったため、三木監督は“黒川先輩”にいろいろと連絡を入れていたのではないかというのだ。単なる邪推だが…。 息子・黒川がキャンプ、オープン戦で結果を出したことで、「開幕一軍」の可能性も高まってきた。単なる結果論にすぎないが、佐々木朗希、奥川恭伸よりも先に一軍デビューということになる。 「高校卒の野手がこんなに早くプロの一軍に出てくるなんて、大変なこと。大抵の高卒野手は金属バットと、木製バットの違いに悩むものなんですが…」(前出・同) 黒川の母校・智弁和歌山の関係者によれば、彼は木製バットでも練習を重ねていたという。金属バットは試合本番だけで、勝敗がさほど重視されない練習試合では木製を使うこともあったそうだ。多分、黒川自身、プロ志望が強く、その準備もしていたのだろう。 「木製バットに対応できれば、一軍昇格も速いというアドバイスはお父さんからされていたみたいです」(球界関係者) 高校野球から上の年齢、つまり、大学、社会人のアマチュア野球も木製バットを使用している。また、U-18などの国際大会も“木製のみ”と決まっている。 高野連は近年中に現在の金属バットの使用を止めさせ、低反発の金属バットを導入する計画も温めている。個人的には木製にした方が良いと思うが…。 父・洋行さんのDNAを持つ黒川の姿に、三木監督は「先輩の姿」を思い出しているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月02日 17時00分
楽天・オコエに「許せない」ファン激怒 勝ち越しチャンスでの怠慢走塁、脇腹を押さえながらのスイングで故障疑惑も
1日に行われたロッテとのオープン戦で、「2-3」の押し出しサヨナラ負けを喫した楽天。この一戦に途中出場したオコエ瑠偉が見せたプレーが、ネット上の楽天ファンの間に波紋を広げている。 同戦に7回裏の守備から途中出場したオコエは、「2-2」の同点で迎えた9回表1死一、二塁の場面で打席へ。一打出れば勝ち越しのチャンスでオコエは2球目の直球を打つも、打球は遊ゴロであえなくゲッツー。好機をものにすることができなかったオコエは、その裏にドラ2ルーキー・黒川史陽と交代しベンチへ下がった。 問題となっているのは、ゴロを打った後のオコエの走塁。通常、ゲッツーの可能性がある打球を放ってしまった選手は、自らもアウトになることを避けようと一塁まで全力疾走をすることがほとんど。 しかし、今回のオコエは全力疾走ではなく小走り、ジョギングのような速度で走っており、一塁に到達したのは一塁手へボールが渡ってから約2秒も経過した後だった。 今回のプレーを受け、ネット上のファンは「ちゃんと走ればセーフかもしれないのに何やってんだ」、「凡退はまあ仕方ないとしても、この怠慢走塁は許せない」、「やる気ないプレーしてるからベンチに下げられるんだよ」とオコエを批判。 一方、「あそこまで露骨な怠慢走塁は逆に不自然、どこか故障したんじゃないか?」、「打席後の動きおかしかったし、怠慢じゃなくてどこか痛めてたって可能性はありそう」といった、アクシデントの可能性を指摘する声も散見された。 「ゲッツーを打った打席でのスイングをよく見ると、オコエはスイング直後に右手で脇腹を押さえるような仕草をしています。もし、この時脇腹を痛めたとしたら、走塁速度が落ちるのは致し方ないところでしょう。また、ファンの間ではその後の交代を首脳陣による懲罰交代と見る向きが多数を占めていますが、もしかしたら、予期せぬ故障のために交代を余儀なくされた可能性もあるのではないでしょうか」(野球ライター) 2日正午現在、オコエが故障したというような報道は伝えられていない。今回の一件は故意によるものだったのか、それとも不可抗力によるものだったのか。続報が待たれるところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月02日 11時40分
楽天・涌井、古巣ロッテに復讐する気マンマン? 巧みに“手の内”を隠しかく乱、記者団が知らない球種もテストか
遺恨試合とまでは行かなったが、古巣相手に投げるベテラン投手の意地は、十分に伝わってきた。 千葉ロッテと東北楽天のオープン戦が行われた(3月1日/ZOZOマリンスタジアム)。楽天の先発マウンドを託されたのが、昨季まで千葉ロッテに在籍していた涌井秀章だった。4回を投げ、被安打2、奪三振数6、失点1。ロッテサイドからも「真っ直ぐにキレがあった」と称賛の声も上がっていた。 当の涌井は「古巣対決、通い慣れた球場での登板だが?」の質問に、「そういう感情はどこかへ置いてきた」と、返すだけ。このクールさが涌井らしさでもあり、今季はやってくれそうな雰囲気だった。 「試合前、ロッテ側の首脳陣を訪ね、挨拶はしていたようです。遺恨というのはないと思います」(関係者) しかし、同日の好投はちょっとブミキに見えた。涌井と言えば、ストレートも速く、変化球の持ち球も豊富だ。その持ち球の全てをテストするのではなく、特定の変化球しか使わなかったようなピッチングだった。 興味深かったのは、3回一死で福田秀平を迎えた時。サードフライに仕留めた変化球は、ロッテ時代には投げていなかった球種だ。 「左打者対策で昨季途中から練習していたボール。実戦で使えるレベルになったようですね」(前出・関係者) そんな声もあれば、「楽天に行ってから練習を始めたボール。まだ試運転段階」なんて情報も聞かれた。 「近年、涌井の成績が振るわなかった理由は、直球のスピード、威力が落ちたこと。普通のピッチャーなら、直球のキレを取り戻そうとしますが、涌井は同時に『新しい変化球』の習得にも励んでいました」(プロ野球解説者) 福田秀平を仕留めた新しい変化球は、左バッターの外側に流れて行くもの。球種名は教えてくれなかった。記者団の「新球をテストしたのは、福田だけ?」の問いにも、涌井は否定も肯定もせず、とぼけていた。しかし、ボールを受けた捕手の太田は「右バッターのインコースにも使えた」とコメントしている。 太田捕手の証言通りなら、新球をかなりの数でテストしていたことになるが…。 繰り返しになるが、同日の涌井は持ち球の変化球を全て使っていない。ウイニングショットに使っていた変化球はほとんどスライダー系のボールだった。同じ配球パターンを繰り返していたため、多くのメディアは「手の内を隠している」「限られた場面でだけ、新球をテストした」と思った。 ひょっとしたら、以前から投げていた変化球の軌道を変えるなどし、マイナーチェンジさせた持ち球もあったのではないだろうか。取材陣を攪乱させるのも、ベテランならではのピッチングだ。本当は古巣を見返してやろうという思いでいっぱいなのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月23日 17時30分
楽天・則本、右ひじ手術からの完全復活へ “生涯楽天”を表明の右腕、話題の新球も手応え十分か
「新球」が早くも話題を呼んでいる。 東北楽天の則本昂大が2月16日の阪神との練習試合において、習得中であるナックルカーブを投じ、打者3人を抑えている。「実戦でなければ分からないこともあるので、確認できてよかった」とコメント、開幕へ向け、手ごたえをつかんでいる。 昨年は右ひじ手術の影響から、登板数はわずかに12、プロ初年度より6年間続いていた二桁勝利数も途絶えた。チームもAクラスに留まれたものの、本人のみならず不本意な1年となったことは明らかだ。 その結果も踏まえ、今季は楽天投手陣にとっても大きな転機を迎える年でもある。指揮官が代わり新たな体制となる中で、自身の復活はもちろん、多くの意味で重要な一年となりそうだ。 FAにより長く先発として活躍した美馬学が移籍、チームにはベテラン涌井秀章が加入した。また、メジャー経験者である牧田和久も加わり、さらに今季より松井裕樹が先発へと転向する。陣容も大きく変わる中、先発陣の先頭に立つべき則本の役割は大きい。同じく昨年不調に終わった岸孝之と共に、両投手の成績がそのまま楽天の2020シーズンの浮沈を決定付けることは間違いないだろう。 2013年のリーグ制覇、そして日本一を知る数少ない存在としても、チームの中心としての活躍は多くのファンが望んでいることも確かだ。そして昨年の契約更改で明らかとなった、大型契約(2018年から7年)は、チーム内での則本の立ち位置を示す意味でも興味深いものがある。FA等により各球団の主力の移籍が当たり前となった昨今、「生涯楽天」という意思の表れに他ならない。 そのためには、何よりも今シーズンの復活が必要だ。チームを優勝に導くカギは、則本の右腕が握っている。磨きをかけている「新たな刀」であるナックルカーブを武器に、再起を期す。 あの力強いマウンド姿が戻ってくるならばチームの躍進は成され、そしてその先にこそ、則本昂大が「ミスター楽天イーグルス」と呼ばれるにふさわしい存在となる日が訪れる。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年02月22日 17時00分
楽天・三木新監督も1年で解任? ブラウン、星野、梨田が契約途中で失脚…Aクラス入り翌シーズンの監督交代劇
昨シーズン「71勝68敗4分・勝率.511」の成績でパ・リーグ3位となった楽天。来月20日に開幕する2020年シーズンに向け、鈴木大地(前ロッテ)、牧田和久(前パドレス傘下3A)、ロメロ(前オリックス)など6名を補強し、監督も平石洋介前監督(現ソフトバンク一軍打撃兼野手総合コーチ)から三木肇新監督に交代するなどチーム編成で大きな動きを見せている。 こうした動きを受けてファンからは、「これだけ補強したんだからAクラスには入れるだろ」、「7年ぶりの優勝も十分狙える」といった声も聞かれる2020年の楽天。ただ、その期待のシーズンに水を差すようなジンクスが1つある。楽天は昨シーズンを含め過去4回Aクラス以上に入っているが、実は昨シーズンを除く3回は全てその翌年に「最下位・監督交代」が起こっているのだ。 2005年から新たに歴史が始まった楽天が初めてAクラスに入ったのは、野村克也監督の下「77勝66敗1分・勝率.538」の成績で2位に躍進した2009年。野村監督は同年オフに退任となったが、後任には2006~2009年にかけ広島で4年間指揮した実績を持つブラウン監督が2年契約の条件で就任した。 ただ、ブラウン政権1年目となった翌2010年は「62勝79敗3分・勝率.440」で最下位。この成績不振を理由にブラウン監督は同年オフに解任され、翌2011年からは星野仙一監督がその職を引き継ぐことになっている。 次にAクラス以上の成績をマークしたシーズンは、星野政権3年目の2013年。チームは「82勝59敗3分・勝率.582」という成績で、球団創設9年目にして悲願のパ・リーグ初優勝。その勢いのままCS・日本シリーズも勝ち上がり、こちらも球団史上初となる日本一に輝いた。 しかし、翌2014年は前年「24勝0敗」を叩き出した大エース・田中将大(現ヤンキース)がオフにメジャー移籍した影響をモロに受け、「64勝80敗0分・勝率.444」で最下位に転落。星野監督は前年オフに新たに3年契約を結んでいたが、この成績不振に加え、シーズン途中に体調不良で約2か月休養したことを理由に同年限りで辞任し、休養期間中に監督代行を務めた大久保博元監督が後を引き継いだ。 チーム3回目のAクラス入りは、3年契約の梨田昌孝監督が2年目の指揮を執っていた2017年。「77勝63敗3分・勝率.550」で球団初の3位となったチームは、CSで2位西武を「2勝1敗」で下し1位ソフトバンクに対しても「2勝4敗」と2度土をつけるなど奮闘を見せた。 しかし、翌2018年は開幕から成績が振るわず、6月16日には成績不振を理由に梨田監督が辞任。これを受け一軍ヘッドを務めていた平石コーチが急遽監督代行となったが、成績は戻せず「58勝82敗3分・勝率.414」で最下位に沈んだ。 契約期間の長短にかかわらず、全監督が交代を余儀なくされているこのジンクス。2019年は前半戦での苦境を耐え最終盤の9月で上り調子となるという流れだったが、これは過去のケースでも見られる流れである。また、楽天以前に他球団を指揮した経験を持つブラウン(広島)、星野(中日、阪神)、梨田(近鉄、日本ハム)の3名ですら覆せなかったため、新米監督である三木新監督もジンクス通りに1年で解任されるのではとの見方はある。 過去3回のケースはいずれも、開幕直後の3・4月に負け越したこと(2010年9勝17敗/2014年12勝16敗/2018年6勝19敗1分)がシーズン全体の不振につながっている。しかし、今回は序盤でのつまずきを阻止するため、6名もの選手を補強してシーズンに備えている。そのため、3・4月を5割以上で乗り切ることができれば、初めてジンクスが覆る可能性も十分あるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月12日 10時50分
楽天・立花社長「しっかり継承していく」“功労者”野村克也元監督を悼む
株式会社楽天野球団は、野村克也元監督が11日、午前3時30分に永眠されたと発表した。享年84歳。死因は虚血性心不全。 球団1年目となった2005年シーズンに、歴史的な大敗を喫して最下位に終わった楽天は、田尾安志初代監督から、南海、ヤクルト、阪神で監督を務めた“名将”野村克也さんに白羽の矢を立てた。当時、社会人シダックスの監督を務めていた野村さんだったが、シダックスの後押しもあり、このオファーを受諾。2代目の監督に就任した。 楽天監督時代は“ボヤきのノムさん”として、楽天ファンやプロ野球ファンに限らず多くの国民に愛され、現ニューヨーク・ヤンキースの田中将大を「マー君、神の子、不思議な子」と語るなど、毎試合必ずボヤく中で名言も次々と飛び出すだけではなく、楽天を全国紙に掲載されるチームへと飛躍させた。チームは2007年に最下位を脱出すると、野村さんは2009年にさらに契約を延長する。 2009年シーズンには、球団初のクライマックスシリーズ進出を1stステージ開催権がある2位で決めたが、シーズン終了後にこのシーズンをもって契約を終了することが明らかになる。ファンの間からは球団への非難が高まる中、「仙台のファンに日本シリーズを見せてあげたい」とCSに臨んだが、1stステージでソフトバンクを破ったものの、ファイナルステージで日本ハムに敗退。試合後、野村チルドレンが多く在籍していた日本ハムの選手も一緒になって、楽天の選手たちに胴上げされた。 2010年から2012年まで楽天の名誉監督を務めたが、「3年契約の名誉監督なんてあるのか」とボヤいていたのが懐かしい。 楽天の立花陽三代表取締役社長は「野村さんの突然の訃報に接し、残念で仕方がありません。野村さんには2006年より4年間、チームの監督として、球団史上初のクライマックスシリーズ出場だけではなく、楽天イーグルスの土台を築いていただきました。楽天イーグルスには野村さんにご指導いただいた指導者がたくさんおります。野村ノートをはじめとして、野村監督が教えてくださったこともしっかり継承して参ります。監督・選手・スタッフ・職員一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメント。 楽天では、野村元監督の献花台を12日から15日まで、楽天生命パーク宮城 GATE1に設けることを決定した。楽天時代はボヤきだけを集めたDVDやCDも発売されており、話題作りを欠かさない名将だった。合掌。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月28日 11時40分
楽天が前オリックスのロメロを電撃獲得!「ベストを尽くす」
楽天球団は27日、昨年まで3年間オリックスと契約していたステフェン・ロメロ外野手を獲得したと発表した。背番号は「99」。 ロメロは2017年のシーズンからオリックスに在籍。2017年に26本、2018年に25本の本塁打を放ち、昨年は81試合の出場に留まったものの打率.305、18本塁打、63打点をマークしている。オリックスとはオプション契約が1年残っていたが、3年間で怪我をしなかったシーズンがなく、フルシーズンで活躍したことがなかったことなどを理由に、自由契約となっていた。 引き続き日本でのプレーを希望していたとされるロメロは「日本でキャリアを続けるチャンスをいただいた楽天イーグルスに感謝いたします。チームのために精一杯プレーし、東北に日本一を届けられるようベストを尽くします」と喜びのコメント。 楽天の石井一久取締役ゼネラルマネージャー(GM)は、獲得理由について「シーズン中に補強ポイントは必ず出てきますが、シーズン途中の補強では合意してから1か月後のチーム合流になってしまい、その時にはチーム戦略が変化している可能性も出てきます。そのような意味でも、チームのスタートからいてくれ、日本の野球を熟知して実績を挙げたロメロ選手は、長いシーズンを戦う上で、戦い方にバリエーションを与えてくれる選手だと思っています」と、キャンプ入り直前のこのタイミングで獲得に至った経緯を説明した。 ロメロの“古巣”オリックスでは、アダム・ジョーンズフィーバーで沸いているが、ヘルナンデスや李大浩、ペーニャなど、他球団に移った外国人選手には打たれるイメージが強く、ロメロにとっても京セラドーム大阪は好きな球場だっただけに、オリックス戦で爆発する可能性は大いにある。そんな古巣とはシーズン開幕戦、3月20日の楽天生命パーク宮城で激突する。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月26日 11時00分
牧田1年目の結果、前例は参考になる? 最多勝、2ケタ、一軍登板ゼロ…明暗分かれるメジャー帰り投手たち
昨年11月26日に、楽天が獲得を発表した牧田和久。西武(2011-2017)からポスティングでサンディエゴ・パドレス(2018-2019/2019年はマイナー)に移籍していたアンダースロー投手の日本球界復帰は、各メディアによって広く報じられた。 メジャー挑戦した投手が、その後帰還する事例も珍しくはなくなってきている近年の日本球界。復帰1年目から健在ぶりを見せつけている投手がいる一方で、期待に応えられなかった選手もいる。 広島(1997-2007)から海外FAでメジャー挑戦した黒田博樹は、ロサンゼルス・ドジャース(2008-2011)、ニューヨーク・ヤンキース(2012-2014)でプレーし2015年に古巣に復帰。前年まで5年連続で2ケタ勝利を挙げていた投球は健在で、復帰1年目も「26登板・11勝8敗・防御率2.55」と2ケタ勝利をクリアした。 なお、2016年も「24登板・10勝8敗・防御率3.09」と2ケタ勝利をクリアした黒田は、チームの25年ぶりのセ・リーグ優勝を置き土産に同年限りで現役を引退している。 ダイエー・ソフトバンク(2003-2011)から海外FAで海を渡った和田毅は、ボルチモア・オリオールズ(2012-2013)、シカゴ・カブス(2014-2015)に所属した後2016年に古巣復帰。メジャー時代は左ひじの怪我もあり思うような成績が残せなかったが、復帰1年目のシーズンは一転して「24登板・15勝5敗・防御率3.04」で最多勝、最高勝率(.750)の2冠に輝く大活躍を見せた。 ただ、その翌年から2019年までの3年間は左ひじや左肩の故障で今一つ成績は残せず、2018年に関しては一軍登板ゼロ。復帰5年目となる今シーズンに向け、現在は並々ならぬ覚悟で自主トレに励んでいることが伝えられている。 一方、西武(1999-2006)、ボストン・レッドソックス(2007-2012)、ニューヨーク・メッツ(2013-2014)でプレーした後2015年にソフトバンクへ入団した松坂大輔(現西武)は、右肩故障の影響から復帰1年目の一軍登板はなし。そればかりか、ソフトバンク在籍3年間で一軍登板は2016年10月2日楽天戦のわずか1試合のみで、その試合も「1回・3安打5失点・4四死球」と大乱調に終わってしまった。 しかし、ソフトバンク退団後に加入した中日(2018-2019)では、1年目に「11登板・6勝4敗・防御率3.74」と復活しカムバック賞を受賞。しかし、2019年は「2登板・0勝1敗・防御率16.88」と振るわず、オフに退団となった後、古巣西武に復帰している。 その松坂と同じ結果となってしまったのが、近鉄(2000-2004)、オリックス(2005)、楽天(2005-2011)、シアトル・マリナーズ(2012-2017)と日米4球団を渡り歩き、2019年から巨人に加入した岩隈久志。同年2月の春季キャンプでは1軍スタートだったが、2017年8月に受けた右肩手術の影響でなかなか状態が上がらず。結局、復帰1年目は一軍未登板、二軍でも2試合しか登板できず、2年目の今シーズンに再起をかけている。 メジャーでは「27登板・0勝1敗・防御率5.40」と振るわなかったが、日本時代は「276登板・53勝49敗54ホールド25セーブ・防御率2.83」と確かな実績を残している牧田。チームの石井一久GMは獲得発表時に「これまでの日米での経験からイーグルス投手陣の底上げを期待してオファーをしました」と牧田加入の狙いを明かしているが、来たる復帰1年目の今シーズンは果たしてどのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人
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