楽天
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スポーツ 2021年01月19日 11時00分
楽天・石井監督兼GMがマー君復帰を狙う切実な理由 三木谷オーナーの“イニエスタ級”大盤振る舞いはあるのか
田中将大投手にラブコールを送った本当の理由は…。東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久監督兼任ゼネラルマネージャー(以下=GM)が、いまだ去就の決まらない田中に「声を掛けない理由はない!」と、本格参戦を表明した(1月18日)。 「ヤンキースが前レンジャーズのコリー・クルバー投手を獲得したことで、先発ローテーション枠が埋まりました。ニューヨークのメディアは田中を引き止めるべきだという論調ですが、今オフのヤンキースはチーム総年俸を2億1000万ドル内に収めたいとしており、そうなると、田中クラスの選手とはもう交渉できません」(米国人ライター) 米メディアは「パドレスが有力」と予想し、MLB公式ページではエンゼルスも交渉に乗り出したとあった。 田中が本当に楽天に帰還すれば、優勝も夢ではない。石井監督兼GMが熱くなるのも当然だが、こんな指摘も聞かれた。 「新人を見て、スカウトの報告と違うというのが分かるのも、この時期なんです」(球界関係者) 田中争奪戦の参戦表明がされる前、石井監督兼GMは新人合同自主トレを視察し、さらにコーチスタッフと春季キャンプの選手の一、二軍振り分けを話し合っている。 その新人自主トレを指して、先の関係者がこう続ける。 新人投手はキャッチボールのボールを見れば分かるんです。即戦力か、どうかが。昨秋のドラフト会議では即戦力投手の補強に重点が置かれました。でも、何人かいたみたいですよ、即戦力という報告がされていたのに、鍛え直す必要がある投手が」 楽天の新人投手と言えば、大学ナンバー1左腕と称された早川隆久(早大)もいる。ドラフトでは6人を支配下指名したが、うち5人は投手で、高校生投手は1人だけ。即戦力の投手がどうしても必要だったのだろう。 「田中はオフに帰国すると、楽天の施設で練習をしていました。現楽天ナインとの面識があるので問題はないと思います」(前出・スポーツ紙記者) >>巨人・岩隈、楽天入りに義父は関係無かった?オリックス入りを頑なに拒んだ真相は…「やりたい気持ちにはなれなかった」<< ヤンキースでの最終年俸は、2300万ドル(約25億3000万円)。試合減により満額支給はされていないが、ネックになるものがあるとすれば、金銭面だろう。もっとも、 「Jリーグ・ヴィッセル神戸がアンドレス・イニエスタに3年半契約で2500万ユーロ(約32億5000万円)が払えたのだから」 と、三木谷浩史オーナーの資金力をアテにする声も聞かれたが…。 メジャーリーグは新型コロナウイルス禍で日本以上に混乱しており、いったん古巣に帰還し、1、2年後に再渡米するのも悪くないだろう。「ヤンキースで逞しくなった田中を見たい」という日本のファンはかなり多いはず。新人投手たちの下方修正の情報は気になるが、石井監督兼GMの交渉に期待したい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月19日 10時55分
楽天の2021年スローガン決定!「一魂日本一の東北へ」
株式会社楽天野球団は18日、2021シーズンスローガンが「一魂(いっこん)日本一の東北へ」に決定したと発表した。 球団広報によると、「2021年は東日本大震災から10年という節目の年。『野球の底力』を誓い、東北楽天ゴールデンイーグルスは、いつも“ファンと共に”復興を願い、そして勝利を届けるため、歩んできました。2013年、東北、そして全国のファンの声援に後押しされて『日本一』を成し遂げたあの日、東北中の人が誰彼かまわず、涙ながらに抱き合って喜んだあの風景、21万4000人が歓喜を分かち合った優勝パレードのあの風景、それは、スポーツがもたらす『感動』を心から実感できた瞬間でした。2021年は新型コロナウイルスという新たな強敵とも、全国民が手を携え、立ち向かわなければいけない時。昨年の無観客試合や動員制限の試合で、選手たちは『ファンの声援のチカラ』を改めて感じました。活気あふれるスタジアム、ファンの声援を取り戻すためにも、『あの歓喜の瞬間』をもう二度、三度とファンの皆さまと共に分かち合うためにも、今年は勝負の年。チームも選手もファンも、一丸となり1試合、1プレー、1球に魂を込めて闘う。『日本一の東北へ』、全員で一心不乱に挑む。その闘志みなぎる想いを「一魂(いっこん)」というスローガンに込めました」とスローガン決定の経緯を説明している。 スローガンビジュアルは、「あえて力強い『一』と『魂』の言葉を重ねることにより、『心ひとつに』という意志を強調しました。『一』は石井一久ゼネラルマネージャー(GM)兼監督の揮毫によるもの。東北の未来を担う、宮城県出身の若手書道家、相馬美希さんによる『魂』の書とコラボレーションしたデザインになっています」と、石井新監督の名前から取り入れたことで、リーグ優勝に向けたさらなるチームの団結をスローガンに込めたようだ。 楽天では、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースを退団濃厚なリーグ優勝、日本一に導いたかつてのエース田中将大投手を調査中。もしマー君復帰となれば、再び「日本一の東北」に近づくのは言うまでもない。今年の楽天はまだまだシーズン前に話題を提供してくれるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月26日 11時00分
議論飛び交う楽天・ロメロのオリックス復帰、実は正しい判断だった? 近年相次ぐ“出戻り”とは一線を画すワケは
NPBではこれまでオリックス(2017-2019)、楽天(2020)でプレーし、4年間で「406試合・.269・93本・255打点・399安打」といった成績をマークしている助っ人打者のロメロ。20日、そのロメロが来季オリックスに復帰することが決定的と複数メディアが報じた。 昨季限りでオリックスを退団し今年1月に楽天に入団したロメロは、今季「103試合・.272・24本・63打点・97安打」といった数字を残すも12月2日に楽天を自由契約に。報道によるとオリックスは自由契約後、本格的にロメロの獲得調査を進め、20日までに大筋合意に至ったという。 >>楽天・石井監督、1年限りでの辞任を覚悟?異例の新戦力補強は優勝をもたらせるのか<< 2017~19年にかけ69本塁打を記録した助っ人の復帰報道を受け、ネット上には「今季はなかなかいい数字だったし素晴らしい補強になるのでは」、「前回の所属時は故障ばかりしてたから仮に復帰しても信用できない」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「オリックスって今回のロメロみたいな出戻り復帰多くない?」、「ロメロ含めたらここ10年で3、4回目くらいじゃないか?」といったコメントも見られた。 球界では退団後の助っ人が年数を経て、再びその球団に復帰するケースはそれほど多くはない。ただ、オリックスに関しては今回のロメロを除いても、ここ10年で3回元助っ人が出戻り復帰を果たしている。 2010年シーズン途中の7月にBCリーグ・群馬からオリックスに入団したカラバイヨは、同年途中から2011年にかけ「40試合・.242・7本・18打点・30安打」と振るわず同年限りで戦力外に。翌年からは米独立リーグ(2012)、BC・群馬(2013-2014)でプレーを続けていたが、2014年にBCリーグで三冠王に輝いた打棒にオリックスが再注目。翌2015年2月の春季キャンプで入団テストを受けた上で同月16日に3年ぶりの復帰を果たした。 ただ、2015年シーズンのカラバイヨは5月までは11本塁打をマークしたが、6月以降はわずか1本塁打しか打てず最終成績は「64試合・12本・35打点・56安打」と今一つの数字に。結局、同年限りで再びオリックスを退団する結果となっている。 2009年1月に楽天から移籍してきたフェルナンデスは、同年9月の試合中に相手打者の打球を顔面に受け左頬骨を骨折した影響もあり「117試合・.261・15本・47打点」と数字を残せず1年限りで退団。その後はメキシカンリーグ(2010,2013)、西武(2010-2011)、楽天(2012)と国内外の球団を渡り歩き、2013年シーズン途中の7月にオリックスに4年ぶりの復帰を果たした。だが、復帰後は「25試合・.188・1本・4打点・15安打」とほとんど数字を残せず同年限りで自由契約となっている。 チームが前身のブルーウェーブ時代だった2002年に初来日し入団したセギノールは、「89試合・.204・23本・47打点・57安打」と打撃の確実性を欠いたため1年で退団。その後ヤンキース(2003)、日本ハム(2004-2007)、楽天(2008-2009)、米独立リーグ(2010)でプレーを続けた後、2010年シーズン途中の6月に実に8年ぶりに古巣へ復帰した。 44本塁打をマークし本塁打王に輝いた2004年から2009年まで、6年連続で2ケタ本塁打をクリアしていた。しかし、オリックスでは「11試合・.189・0本・3打点・7安打」と1本も本塁打を打てず、またしても1年限りでチームを去る結果となっている。 直近の3名はいずれも失敗に終わっているオリックス助っ人の出戻り復帰だが、この3名はいずれも復帰直前はNPB以外の球団でプレーしていたため復帰後、適応に苦しんだという見方ができる。だが、ロメロはNPB他球団からの移籍で今季もある程度数字は残しているため、3名のような末路をたどるリスクは低いだろう。 また、直近の3名が全員3シーズン以上のブランクを経て復帰しているのに対し、ロメロは1シーズンでのスピード復帰となる。最後にオリックスでプレーした2019年当時の同僚もまだ多くチームに在籍しているため、プレー面以外での適応にも障壁はなさそうだ。 今季のオリックスはチーム打率(.247)、本塁打数(90本)がリーグ4位、得点数(442得点)がリーグ最下位と攻撃力に大きな課題があることが浮き彫りとなっている。出戻り復帰を果たし来季に臨むロメロは果たしてチームの救世主になることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月18日 11時00分
楽天・石井監督、1年限りでの辞任を覚悟? 異例の新戦力補強は優勝をもたらせるのか
海外メディアは“断定形”で伝えていた。 “悲劇のキューバ選手”、ルスネイ・カスティーヨ外野手(右投右打)を東北楽天ゴールデンイーグルスが獲得したという。 その一報が伝えられたアメリカ時間の12月16日23時時点での日本メディアは「調査中」だったが、もし本当なら、米球界の事情にも詳しい石井一久ゼネラルマネージャー兼監督らしい補強である。 カスティーヨはキューバの国内リーグで活躍し、2013年に米国に亡命。14年8月にレッドソックスと「7年総額7250万ドル(約75億円)」の大型契約を結んだ。その破格な契約からも分かる通り、大きな期待が寄せられていた。しかし、メジャー通算成績は99試合出場で、本塁打7。今年10月には“クビ”を通告された。 「活躍の機会に恵まれなかったのは、球団の事情です。バッターとしての弱点もありますが」(米国人ライター) 実力以外の事情とは、メジャーリーグの規約だ。メジャーリーグ登録選手に払う総年俸が「規定の額」を超えた場合、その球団は俗に言う贅沢税を払わなければならない。レッドソックスはその贅沢税を払いたくない、あるいは、支払うとしても金額を抑えるため、16年シーズンに故障で出遅れたカスティーヨをマイナーに降格させた。以後、彼はメジャーリーグで活躍する機会を喪失した。 「カスティーヨは現在、自己アピールをかねてメキシコのウインターリーグで試合をしています。石井監督は現地での様子を見て、『日本でも通用する』と判断したのでしょう」(前出・同) チャンスに飢えたカスティーヨが日本球界で爆発する――。石井監督はマイナーに埋もれていた逸材を見つけたとも言えそうだ。 >>巨人・岩隈、楽天入りに義父は関係無かった?オリックス入りを頑なに拒んだ真相は…「やりたい気持ちにはなれなかった」<< しかし、前述の「バッターとしての弱点」というのも気になる。 「彼は初球からフルスイングしていきます。ストライクゾーンから少々外れていても、『打つ』と決めたら、絶対にバットを振るタイプ。その強気な打撃スタイルが裏目に出て、メジャー昇格のチャンスを掴めませんでした。変化球の多い日本球界では、ストライク、ボールをしっかり見極めることが重要なので」(前出・同) 守備も巧く、肩も強いという。レギュラーを予定して獲得したのではないだろうか。 日本のプロ野球解説者がこう言う。 「今秋のドラフト会議で、4人の大学生、社会人投手を指名しました(支配下)。つまり、21年のシーズンを優勝するための投手力強化です。楽天はどちらかというと、育成を重視したドラフトをやってきた球団なので、今秋の指名は異例です。結果が出なければ、石井監督は辞表を出すくらいの覚悟でいますよ」 米球界に詳しい関係者によれば、カスティーヨはメジャー球団との契約を第一に考えていたという。現時点で年俸額など契約内容の詳細は分からない。しかし、米球団と争奪戦を繰り広げたとなれば、それなりの好条件を提示したはずだ。「元キューバの大器」が石井監督の覚悟に応える活躍をしてくれればいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月15日 17時00分
巨人・岩隈、楽天入りに義父は関係無かった? オリックス入りを頑なに拒んだ真相は…「やりたい気持ちにはなれなかった」
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が14日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、今季限りで現役を引退した巨人・岩隈久志がゲスト出演。2004年オフに消滅した近鉄から楽天入りした真相を明かした。 岩隈は同年オフに近鉄と合併したオリックスと、新規参入した楽天の間で行われた「分配ドラフト」でオリックス側のプロテクト枠(25名)に入っていたが、一貫してオリックス入りを拒み続け最終的には金銭トレードで楽天に移籍。今回の動画ではオリックス拒否の姿勢を貫いた理由を語った。 プロ5年目・23歳だった2004年、所属球団の近鉄がオリックスに吸収合併され消滅。同時に楽天が球界に新規参入してきたため、「新規参入する球団で新たな気持ちでやりたかった」と心機一転を図りたかったのが一番の理由だったと岩隈は明かした。 NPBでは同一企業が複数球団を保有することは野球協約に違反するため実現の可能性はほぼなかったが、「近鉄が(オリックスに)買収(される)という話ならば、同じチームメイトとやるわけだから(オリックス入りに)何の支障もなかった」という岩隈。ただ、吸収合併に伴う分配ドラフトでオリックス側が同僚をバラバラに散らせたこともあり、最後まで「オリックスでやりたい気持ちにはなれなかった」という。 条件面だけを見ればオリックスの方が好条件だったというが、それでも楽天入りを選んだ岩隈。楽天初代監督の田尾氏が岩隈の義父に当たる広橋公寿氏を一軍守備走塁コーチとして招へいしていたこともあり当時は「義父に気を遣ったのでは?」との見方もあったが、岩隈は「お義父さんも『自分の思った気持ちの方向に進んでやるといい』と言ってくれた」と義父は関係なくあくまで自分の意思を貫いた結果だと語っていた。 岩隈はこの他にも楽天初年度の2005年シーズン中に感じていた苦労や、2019年から2年間プレーした巨人で行っていた若手へのアドバイスなどについて動画内で語っている。 >>巨人・岩隈、「カネにうるさいヤツ」非難された過去ポスティング決裂の裏にあった真相とは<< 今回の動画を受け、ネット上には「カネや名誉じゃなく仲間を最も重視してたのは知らなかった」、「楽天側には磯部(公一)、吉岡(雄二)、(川口)憲史とか結構近鉄の主力が流れてたからその影響もあったのかも」、「実力のある同僚を確保してその他は楽天に押し付けたオリックス側の姿勢にも思うところがあったんだろうな」、「オリ側がプロテクト枠で近鉄戦士を多めに確保してたらまた話は違ったんだろうか」、「義父が移籍に影響っていう当時の見方は間違ってたんだな」といった反応が多数寄せられている。 オリックス入りに難色を示し続けたことから、当時は中日、巨人、阪神も獲得を模索していた岩隈。当時から約16年後に明かされた真相に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年12月09日 11時30分
楽天、池田隆英を支配下登録!石井新監督「怪我とではなく相手チームと戦っていきたい」
東北楽天は8日、育成契約していた池田隆英投手と再び支配下登録で契約を締結したと発表した。 池田は創価高、創価大を経て2016年ドラフト2位で楽天に入団。2018年に先発として初勝利を挙げているが、一軍のマウンドに上がったのはこの年のみ。昨年は怪我に悩まされ一軍登板がなかったことから、オフに自由契約となり育成契約。今年はイースタンリーグで、21試合、投球回32回2/3、1勝1敗、26奪三振、防御率1.65の成績を収め、支配下として戦力になると判断。1年で支配下に復帰することが出来た。 石井一久取締役ゼネラルマネージャー(GM)兼監督は「怪我などもあり育成契約をしていましたが、その間に怪我を完治させ、支配下でもプレーできるボールを試合の中で投げてくれていたと確認できました。あとは、度重なる怪我が池田選手の成長を妨げてきていたと思うので、来季は怪我とではなく、一緒に相手チームと戦っていきたいと思っています。頑張ろう!」と熱いエールを送っている。 池田は「まずは支配下登録をしていただいた球団に感謝の気持ちでいっぱいです。これまで怪我もあり、悔しい思いもしましたが、たくさんの方々に支えられて今日という日を迎えられました。あとは一軍で結果を出す準備をして、最高のパフォーマンスを皆さんにお見せできるように頑張っていきます。引き続き、応援よろしくお願いいたします」とこれまでの悔しい気持ちを一軍のマウンドでぶつけていく気持ちを話していた。 最速152キロの右腕はカーブやスライダーなど変化球もキレがあるだけに、奪三振が多いのは楽天投手陣にとって大きい。石井新監督が「怪我とではなく、一緒にチームとして戦っていきたい」と話しているように、池田にとってまずは一軍で1年間怪我をすることなく活躍できるかどうかが大きなポイントとなる。再びチャンスを与えられただけに、イースタンでの実績を自信に変えてチームに貢献することで、支えてくれた人たちを笑顔にしてもらいたい。(どら増田 / 写真提供・楽天野球団)
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スポーツ 2020年12月08日 11時15分
巨人から移籍の楽天、高田萌生「来シーズンは開幕ローテーション」入りを明言
東北楽天は7日、高田萌生投手と契約更改を行った。高田は今年7月に高梨雄平投手とのトレードで、巨人から移籍したが、一軍登板はなかった。楽天から巨人に移籍した高梨は44試合に登板、21ホールド、防御率1.93とチームのリーグ優勝に大きく貢献しており、明暗を分けた形となっている。 現状維持でサインした高田は「今シーズンはトレードもあり楽天イーグルスで新たな一年となりましたが、チームの皆さんにはとてもやりやすい環境を作っていただきました。プレーの面では悔いの残る部分が多く、一軍で勝利に貢献しなければいけなかったというのは反省です」とシーズンを振り返ると、「今年得たものを来シーズンにつなげるために、オフシーズンはウエイトトレーニングや身体の柔軟性を高めることに取り組み、自分の思った通りに身体を使えるようにしてフォーム固めやフォークの精度も上げられるようにしていきたいと思います」と語り、今年の課題をクリアすると強く誓った。 最後には「来シーズンは開幕からしっかりと開幕ローテーションに入って、1年間一軍に定着し、より多くのチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」と開幕ローテーション入りと、1年間一軍のベンチにいることを目標に掲げた。高田は1998年7月4日生まれの22歳。岡山県出身の右腕で、身長178センチ、体重は83キロと体格は恵まれており、最速154キロのキレのある直球とスライダーを武器にしていることもあって、入団時から「松坂二世」との呼び声も高く、巨人から楽天にトレードされた際には驚きの声がかなり上がっていたほどの逸材だ。一軍には昨年まで3試合に登板しているが、白星はまだなく、将来性のある選手なだけに、いつ化けてもおかしくない。石井一久GM兼新監督、今年まで一軍の監督だった三木肇二軍監督のもと、優勝争いに入っていきたいチームの期待に応えるべく、来シーズンは高田にとって大きく飛躍する年にしたい。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年11月30日 21時00分
西武、年俸300万円ダウンでも選手が気持ちよく承諾できたワケ 中日にも見習ってほしい? 田尾元監督が球団代表の神対応明かす
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身が現役時代に感動したという契約更改時のエピソードを明かした。 今回の動画で田尾氏は、26日のスタートから現在まで保留者が3名出ている中日の契約更改について自身の見解を披露。その話の流れで、自身が西武の選手だった時代の1985年オフの契約更改で感動したという、当時の坂井保之球団代表の言葉を明かした。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 1985年1月に中日から西武にトレード移籍した当時プロ10年目・31歳の田尾氏。同年は「127試合・.268・13本・60打点・128安打」でそれまで4年連続で続けてきた打率3割超えが途切れるなど今ひとつの成績に終わったため、「今年は球団がどんな評価でも1回で判を押そう」と年俸4800万円(推定)からの大減俸を覚悟してオフの契約更改に臨んだという。 だが、契約更改にあたった坂井代表は田尾氏の不振を責めることはなく、逆に夏場のある試合で放った1本の本塁打をほめてくれたとのこと。田尾氏によるとその本塁打は「1-10」でチームが敗れた試合で、勝敗にはあまり関わりのないソロだったというが、坂井代表は「あの本塁打は夏休みに球場に来ていた子どもたちへのプレゼントだ」、「子どもたちは田尾が打ったその1点を忘れないでいてくれるんじゃないか。(だから)勝ち負けには影響はないがあの本塁打は価値があるんだ」と勝敗以上の価値があると言ってくれたという。 球団のトップがそこまで自身のプレーを見てくれていたことに感動し、「代表の言うことには全て納得しよう」という気持ちになったという田尾氏。坂井代表からはその後「300万下げていいか?」と言われたというが、同代表が自身の気持ちをくんでくれたこともあり「16年のプロ生活の中で(一番)気持ちよく判が押せた」と語っていた。 田尾氏はこの他にも中日・加藤宏幸球団代表に求める姿勢や、球団と選手が契約でもめることのデメリットなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「減給でもちゃんと選手を納得させるとはすごく腕の立つ代表だな」、「『下げるぞ』じゃなく『下げていいか?』って選手を立ててるのは上手いな」、「成績悪い中でも良い点を見いだそうという姿勢が田尾さんの心に響いたんだろうな」、「ちゃんとした誠意や姿勢を見せればダウン提示でも選手に受け入れてもらえるというのがよく分かる話だ」といった声が出ている。 同時に、「よそはよそ、ウチはウチとか言ってる加藤代表とはえらい違いだな」、「加藤代表もこれぐらいの気持ちで交渉してれば選手とここまでもめることも、選手会から抗議されることもなかったのでは」といった反応も多数ある。 「保留者が続出している中日の加藤代表は、26、27日にかけ『査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない』、『他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる』と断固たる姿勢で契約更改を進めているとコメント。これらの発言を受けてプロ野球選手会が“選手が金額でもめているという印象を与える発言をしている”として、28日に同代表に抗議文を送る事態に発展しています。今季はコロナ禍でどの球団も収益が激減しており、同代表も『今年は経営が厳しい』と懐事情が苦しいことを明かしているのですが、だからこそ太平洋クラブ・西武、ダイエーの2球団で球団代表を約20年にわたり歴任した坂井代表のように誠心誠意を尽くして選手に寄り添ってあげるべきではないかと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 28日に抗議文を送られたことを受け、加藤代表は「説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と今後は丁寧な説明に務める旨を口にしている。事態の収拾に向け、田尾氏の心を揺さぶった坂井代表のような姿勢が求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年11月30日 14時30分
楽天・オコエが黒人差別に激怒「全く意味がわからない」 “だから黒人は嫌われる”SNS上での誹謗中傷にファンも怒り
2015年ドラフトで1位指名を受け楽天に入団し、現在も同球団でプレーしているプロ5年目・23歳のオコエ瑠偉。そのオコエが自身の公式ツイッターに投稿した内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 注目が集まっているのは、オコエが29日に投稿した内容。オコエは「全く意味がわからない」、「まじで、ヘイターって自分のこと神様って思ってんだろうね。ヘイトする時点で上からもの言えないだろ」と怒りをあらわにしている。 オコエは今年5月、米国で黒人男性が白人警官に首を過度に押さえつけられ死亡した事件を機に世界中に広まったBLM(Black Lives Matter、黒人の命は大切)運動を受け、今年6月、自身のツイッターに「まず、保育園で思い知らされた。醜いアヒルの子を先生が読んでた。周りのみんなは先生が読んでる間、俺をジロジロ見ながら笑ってくる」、「少年野球では、試合前の整列で相手チームから外人いるぞ、黒人だ、だの俺の心をさらに壊されていった」などと投稿。幼少期から差別や誹謗中傷を受け続けてきたことを明かし、ファンの間で大きな反響を呼んでいた。 一般ユーザーが29日、このオコエの6月の投稿を引用リツイートし、「黒人はそういう性格だから嫌われる」という差別的内容を含んだツイートを投稿(当該アカウントとツイートは削除済)。オコエはこのツイートを引用リツイートした後に前述の内容を投稿したことから、怒りの原因は不当な黒人差別を受けたことにあると思われる。 >>楽天・オコエ「なんで二重国籍ダメなの?」大坂なおみも直面、ダルビッシュも本音を漏らし話題<< 一連の投稿を受け、ネット上には「明らかなヘイト投稿で酷すぎる、これは怒って当然」、「ほとんどの人は応援してるからそういう心無い声は無視していいよ」、「気にするなという表現が合ってるかは分からないが、負けずにこれからも頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「然るべき対応をとるためにも球団に相談した方がいい」、「球団に連絡して動いてもらうべき、完全にガイドラインに違反してるし」といったコメントも複数見受けられた。 「オコエが所属する楽天は球団公式サイト上に記載しているSNSガイドラインにおいて、選手・スタッフへの誹謗中傷や名誉棄損に当たる投稿を全面的に禁止。今年7月下旬に球団公式ツイッターへのリプライで選手を中傷する投稿がされた際は迅速に投稿の削除の措置をとった上で『投稿内容に法的な責任が発生すると判断した場合、投稿者の調査および特定、警察への届け出等の措置を行う場合がございます』とツイートするなど毅然とした対応をとっています。今回オコエに寄せられた投稿も誹謗中傷・名誉棄損に当たると思われるので、球団に相談し何らかの対応をとってもらった方がいいと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 今回のオコエへの投稿に対し、現時点(30日午後0時半)で球団は特に声明などを発表してはいない。ただ、同じことの繰り返しを防ぐためにも、何らかの警告を発する必要はあるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてオコエ瑠偉の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/LOUISOKOYEMoM楽天イーグルスの公式サイトよりhttps://www.rakuteneagles.jp/楽天イーグルスの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Rakuten__Eagles
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スポーツ 2020年11月25日 22時30分
楽天ドラフト1位、早川隆久と仮契約!「開幕一軍」を目標に掲げる
東北楽天は24日、ドラフト1巡目で指名した早稲田大学の早川隆久投手と都内で仮契約を行った。 10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議では、東京ヤクルト、千葉ロッテ、埼玉西武との競合の末、石井一久GMが当たりクジを引き楽天が交渉権を獲得。 その足で石井GMら楽天側から指名挨拶を受けた早川は「大学野球(東京六大学秋季リーグ)も一区切りついて身の周りの整理をしている状況ではありますが、やっと(プロ野球選手として)スタートラインに近づいているのかなと感じています。石井GMからは『人生で一番緊張した』とおっしゃっていたドラフト会議の交渉権獲得くじを本日渡していただき、緊張しましたが、これからプロ野球の世界に飛び込むのだなという気持ちになりました。(交渉権獲得くじには)『輝き放て!』と書いてありました。その言葉のように輝ける選手になりたいと思います。(球団からの期待について)自分が入ってチームを強くすることは難しいと思いますが、チームの勝利に1つでも貢献できるような選手になることができればと思います。プロ野球に入ってからも野球をすることは当たり前で、自分は(プロ野球選手から)夢を与えてもらった立場だったので、今後はプロ野球選手として夢を与えられる選手になれるよう、鍛え直して頑張りたいと思います」と目を輝かせていた。 指名後の11月12日、楽天は石井GMが監督を兼務すると発表。そして、早川は仮契約に臨んだ。仮契約を終えた早川は「本日契約をし、今一度身が引き締まる思いです。プロ野球選手になるために、しっかり準備をしていかなければいけないという気持ちになりました」と気が引き締まった様子。プロとしての自覚については「(ドラフト直後の)『やっとプロになれる』という思いから、今は活躍する舞台が明確に見えてきましたので、これから頑張っていこうと思いました」と語り、契約金の使い道は「親や支えてくれた方々に、感謝の気持ちを込めて何か贈りたいと思っています」とお世話になった人たちに還元する考えだという。 石井新監督について、「ドラフトでクジを引いていただいたことから、すごく良い縁だと感じています。同じ左投手としてプロ野球で長く活躍された要因を自分から積極的に学び、石井監督のような投手になれればと思います。スライダーを武器に奪三振率の高い投手でいらっしゃったので、自分もそういう投手をめざし、ピンチの時にはギアを上げて切り抜け、勝ち星を積み上げていきたいです」と即戦力としての期待に応えていく思いを明らかにした。 「まだプロで一球も投げていませんので、はっきりとした(目標とする)形はわかりませんが、『開幕一軍』をめざして頑張っていきたいと思います」 早川はプロに入って最初の目標として「開幕一軍」を掲げた。石井楽天にとって心強いルーキーになれるのか?そのベールは年明けからの練習で明かされるだろう。(どら増田 / 写真提供・楽天野球団)
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分