楽天
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スポーツ 2020年10月05日 17時00分
楽天・三木監督に「意味が分からない」ファン反発 敗戦を招いた継投策に賛否、試合後の弁明も物議
4日に行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「9-2」でオリックスが勝利したが、楽天・三木肇監督が同戦で見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「2-1」と楽天1点リードで迎えた7回裏に見せた采配。楽天は先発した瀧中瞭太がここまで「6回101球1失点・被安打3・1四球」と安定した投球を見せていたが、三木監督はここで瀧中を降ろし2番手・池田駿をマウンドへ。しかし、その池田が1死三塁とピンチを招くと、続けて起用した3番手・寺岡寛治がタイムリーを浴び同点に追いつかれた。 さらに、寺岡はその後1死満塁から走者一掃の三塁打を打たれ3点を失うと、8回裏に登板した4番手・津留崎大成も4失点。2番手以降の中継ぎが全員失点を喫した楽天は、結果「2-9」で大敗を喫する形となった。 裏目に出た三木監督の継投策を受け、ネット上には「瀧中のプロ初勝利が三木のせいで消えた」「1安打しか打たれていない投手を6回で降ろす意味が分からない」、「安打、四球がかさんでたなら分かるが、どっちも少ない数字だったしなあ」といった批判や苦言が多数寄せられている。 一方、「瀧中は自己最高の球数だったから仕方なかったのでは」、「100球初めて超えた投手を変に続投させるよりはマシ、結果的に采配的中とはならなかったが」といった擁護も複数見受けられた。 >>楽天・三木監督に「意図が分からない」ファン激怒 試合後も“ノーコメント”、裏目に出た継投策が物議<< 「今回やり玉に挙げられている三木監督は、1日の対ソフトバンク戦でも『6回89球無失点・被安打1・四球2』と好投していた先発・岸孝之を降ろし7回から継投に入ったところ、2番手以降のリリーフが全員失点を喫しチームは逆転負け。そこから3日後に同じような継投ミスを犯したことに多くのファンが不満を抱いているようです。ただ、同戦は1日の試合とは少々事情が異なる面もあります。今回白星を消された瀧中は2019年ドラフトで6位指名を受け入団した25歳のルーキーですが、今シーズンはここまで2試合に先発し最高の球数は80球。同戦は今シーズン初、そして自身初の球数100超えだったため、仮に続投させていてもそれまで通りの投球ができるかは未知数でした。点差がついていればまだしも、1点差だったため交代の判断は間違っていないと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 試合後、三木監督は継投策について「いろいろな理由があり、きょうはこの形でいくという判断でこの結果だった」と語ったことが伝えられている。しかし、一部からは「その“いろいろ”を話さないとファンは納得しない」との反発も噴出している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 17時00分
楽天・三木監督に「意図が分からない」ファン激怒 試合後も“ノーコメント”、裏目に出た継投策が物議
1日に行われた楽天対ソフトバンクの一戦。試合は「4-1」でソフトバンクが勝利したが、同戦で楽天・三木肇監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と楽天1点リードで迎えた7回表に見せた采配。この回、三木監督はここまで無失点と好投していた先発・岸孝之を降ろし、今シーズン先発で3勝するもリリーフへの再転向が決まったばかりの松井裕樹を2番手として起用。しかし、その松井は1死一塁からソフトバンク・栗原陵矢にタイムリー二塁打を浴びると、その後1死三塁では甲斐拓也にスクイズを決められ2失点と逆転を許してしまった。 継投が裏目に出た楽天は、その後8、9回にもそれぞれ1失点。一方、打線はこの間1点も奪えず結果「1-4」で敗れ、ソフトバンクとの3連戦は「1勝2敗」で負け越しとなった。 >>楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か<< 三木監督の継投策を受け、ネット上には「不可解な継投のせいで試合が暗転してしまった」、「ほぼ完璧な投球だった岸をなぜ早々に降ろしたのか」、「球数もそんなにかさんでなかったし続投させて、ピンチになったら交代って形じゃダメだったのか?」、「岸が怪我したっていう話も出てないし、本当に意図が分からない」といった反応が多数寄せられている。 「三木監督が岸をスパっと交代させたことが勝負の分かれ目となった同戦ですが、この日の岸は『6回89球無失点・被安打1・四球2』とソフトバンク打線にほとんど付け入る隙を与えず。球数が100球に到達していないことを考慮しても、少なくとももう1イニングは問題なく投げられた可能性は高かったでしょう。実際、岸自身も試合後に7回以降の続投について『いけましたね』とコメントしています」(野球ライター) 試合後、三木監督が「岸に勝ちをつけてあげたかった」と悔やんでいるが、継投の理由について説明はしていない。そのため、ファンからは「明確な説明をしろ、じゃないと納得できない」といった不満も噴出している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月01日 11時30分
楽天、田中貴也を巨人から獲得!石井一久GM「チームのために頑張っていただける選手」
東北楽天は9月30日、巨人から金銭トレードで獲得した田中貴也捕手の入団会見を行った。背番号は「55」。 まず、石井一久ゼネラル・マネージャーが「田中貴也選手が巨人からトレードで楽天イーグルスに来てくださることになりました。チームのために頑張っていただける選手だと思っていますので、どうぞ皆さんよろしくお願いします」と挨拶。続けて、田中は「巨人からトレードで(楽天イーグルスに)参りました田中貴也です。チームの優勝に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」と緊張した面持ちで会見に臨んだ。 質疑応答に入ると、「まだあまり実感はないのですが、今日から楽天イーグルスのリーグ優勝、日本一のために『やってやるぞ』という思いでいっぱいです。元気のある、ガッツのあるプレーで、チームを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思っています」と抱負を語り、自身のセールスポイントについては、「安定した守備力です。特に送球を取ってからの速さと正確性には自信があります」と語った。 チームのイメージについては、「去年も今年も優勝争いをしている、本当に強いチームだと思います。チームの一員になれることを誇りに思います」と笑顔を見せると、投手陣へのイメージに関しては「則本選手や涌井選手という球界を代表する投手もいますし、若い投手も多いので、そういった方々とバッテリーを組めるということを楽しみにしています」と語り、「自分の印象ですが、パ・リーグの打者は初球からフルスイングをして来るイメージがあるので、そこをうまくかわしたり、力で押していったりというのは、自分の目で見ながらリードしていければと思います」と早くも対パ・リーグのイメージを頭に描いているようだ。 「チャンスをしっかりものにできるように、一軍のレギュラーになれるように頑張っていきたいです」と力強く語った田中。チームはCS争い(注・今年は1位と2位の対決のみ)を諦めてないだけに、このチャンスを活かしていきたい。(どら増田/写真は球団提供)
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スポーツ 2020年10月01日 11時25分
楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か
逆転優勝のための緊急措置か、それとも…。9月30日の首位・ソフトバンクとの一戦に勝利した後、楽天・三木肇監督がオンライン会見で松井裕樹投手のリリーフ再転向を明言した。 「今までの経験値を生かしてブルペンに入ってもらって、チームの力になってもらいたいという期待と…。みんなでこういう判断をした」 三木監督は松井本人とも話し合ってから決めたと話してきた。 先発に転向した松井のこれまでの成績は、3勝3敗、防御率3・66(10試合)。残り32試合、昨季の最多セーブ王がブルペン待機すれば、大きな戦力となるだろう。 >>楽天・田尾監督に助っ人が直接抗議! 処遇を巡る“修羅場”を暴露、「よく文句言えたな」ファン驚愕<< 「パ・リーグはクライマックスシリーズを開催します。但し、1位と2位のみが進出できるので、3位の楽天とすれば、最低でも2位でペナントレースを終了したいはず」(プロ野球解説者) 松井のブルペン待機は総力戦、スクランブル態勢だという。 松井のリリーフ再転向の情報は、実は9月24日の千葉ロッテ戦後から囁かれていた。この時点で、再転向の情報を信じる取材陣は少なかった。その根拠はシーズン前の石井一久GMの言動だ。 石井GMは「中長期ビジョン」なるワードをよく口にする。3年から5年先を見越してのチーム構想で、今年36歳の岸孝之、30歳の則本昂大を軸とした現先発スタッフの弱体化を懸念していた。松井を3年後の先発ローテーションの大黒柱に据えるため、「リリーフに戻すことはない。三木監督とも打ち合わせ済み」とも言ってきたからだ。 前述の三木監督の「みんなで決めた」発言から考えると、松井のブルペン待機案は石井GMも了承しているようだが、さらに気になる情報も聞かれた。 リリーフ再転向の情報が出始めた9月24日の千葉ロッテ戦だが、同日の先発投手は松井だ。記録上では「5回無失点で3勝目」だが、 「初回から全力投球、勝利投手の権利を得る5イニング目はバテバテで、長打と2四球で満塁のピンチに陥りました。下妻のリードで最後のバッターの裏をかくことができ、どうにか凌いだようなもの」(球界関係者) と、ピッチング内容は厳しかった。 「先発失格の烙印を押されたのが、今回のリリーフ再転向の本当の理由」と見る声も少なくない。 「松井自身は『ガス欠になっても』なんて、試合後に話していました。逆転優勝を狙うチームの意気込みとしては頼もしいコメントですが、首脳陣が求める先発ピッチャーのスタイルではありません」(前出・同) もっとも、楽天のチーム関係者によれば、同日の試合後、「ナイスピッチング!」のファンの呼び掛けにも松井は首を振っていたという。力任せのガムシャラが及第点ではないことは本人も自覚しているようだ。 今秋のドラフト会議は10月26日。気の早い話だが、「大卒、社会人の先発ピッチャーを上位指名し、岸、則本の後継者に育てるのでは?」なんて声も聞かれた。いずれにせよ、今オフ、松井の先発案は再検討となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月28日 21時30分
阪神・藤浪は「セットアッパーで使える」 投球の特徴が追い風に? 田尾元監督がリリーフ本格転向を猛プッシュ
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回の動画で田尾氏は、27日に行われ「9-3」で阪神が勝利した阪神対ヤクルトの一戦を複数選手の名を挙げながら解説。その中で、同戦の8回裏に3番手として登板した藤浪について語った。 今シーズンここまで8試合に先発している藤浪は、26日対ヤクルト戦で2013年4月7日対広島戦以来7年ぶりにリリーフとして登板。翌27日の試合でもリリーフ起用され、2試合で計「3回1失点・被安打3・四死球0・3奪三振」といった数字を残している。 藤浪のリリーフ起用について、田尾氏は「(先発の時も)初回はほとんどゼロに抑えてたから、リリーフの1イニングなら確実に任せられるのではないか」とコメント。今シーズンの藤浪は先発8試合のうち6試合で初回を無失点に抑えているが、田尾氏はこの点を踏まえ1イニング投球が基本となるリリーフに適性があるのではと指摘した。 田尾氏は続けて、「昨日(26日)は2イニング目に村上(宗隆)に決勝本塁打を打たれて負け投手になったが、(1イニング目は)安定した投球をしていた」とコメント。26日の試合は回またぎがあだとなったが、「被安打1・2奪三振」だった1イニング目の投球は良かったと評価した。 「9回は抑えのスアレスがいるが、藤浪はその前(の8回)を任せられる、セットアッパーで使える投手になるんじゃないか」という田尾氏。「将来はまた先発(再転向)ということになるかもしれないが、少しの間リリーフとして1イニングを任せるということをやってみたらどうか」と藤浪や首脳陣に、リリーフへの本格転向を提案していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「この2日間は四死球ゼロだしリリーフは意外とアリな気がする」、「回またぎなしの1イニング限定での起用なら十分戦力になるのでは」、「リリーフを経験することでブルペン陣の大変さを知れたら、今後先発に戻った時にも活きるのではないか」、「澤村や涌井みたいに成功したら相当デカいから、まずは点差のついた場面で楽に投げさせてみてほしい」といった賛同の声が多数寄せられている。 「2012年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団した26歳の藤浪は、昨シーズンまで『50勝40敗・防御率3.25』といった数字を残し、2015年には最多奪三振(221個)のタイトルも獲得している先発右腕。ここ4年は計15勝と今一つで、今シーズンも先発8試合で『1勝5敗・防御率5.87』と黒星が大きく先行していましたが、今回のリリーフ2連投でまずまずの投球を見せたことから本格転向への待望論が高まっているようです。球界ではロッテ・澤村拓一、オリックス・ディクソンなど先発からリリーフに転向して成功を収めている選手は複数人いますし、楽天・涌井秀章がリリーフから先発に再転向した後に最多勝を獲得したケースもありますので、藤浪のリリーフ転向も一考の価値は十分あるのではないでしょうか」(野球ライター) 27日の試合後に阪神・矢野燿大監督は当面の間、藤浪のリリーフ起用を継続する旨を口にしたことが伝えられている。先発で不振が続く藤浪だが、リリーフで復活への手応えをつかむことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年09月24日 20時30分
楽天・田尾監督に助っ人が直接抗議! 処遇を巡る“修羅場”を暴露、「よく文句言えたな」ファン驚愕
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が23日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。2005年の楽天監督時代にあった秘話を明かした。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回の動画で田尾氏は、ベテラン選手や助っ人選手の扱いをテーマにトーク。その中で、2005年に楽天に在籍していた当時32歳の助っ人投手・ホッジスと二軍降格を巡りひと悶着あったというエピソードを披露した。 動画内で具体的な時期は明かしていないが、同年シーズン中のある時にホッジスの二軍降格を決定したという田尾氏。すると、ホッジスの通訳から「ホッジスが『何で俺を二軍に行かすんだ!』って文句を言っている」と伝えられたという。 これを受けて田尾氏は、すぐに通訳にホッジスを呼んでくるよう要求。その後自身の元を訪れたホッジスを「ホッジス、俺に文句言ってるってことはクビ覚悟で言ってんだろ?(だから)監督と選手という立場を忘れて、1人の男同士として話をしよう」となだめつつ、およそ1時間半話し合ったという。 話し合いの中で田尾氏は「チャンスはこれでもかっていうくらい与えたつもりだ。それでも思うような結果が出なかったからこれ(二軍降格)は仕方ないんだ」と二軍降格はここまでの数字を踏まえた上での決定であると主張。同時に、「(今のままだと)『なんでホッジスだけは結果残してないのにずっと一軍で使うのか』と周りの選手が思うかもしれない」と、現状のままでは他の選手から不満が出るリスクがあることも伝えたという。 一方、田尾氏はホッジスに「二軍でクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)を2試合続けてくれたら必ず一軍に上げるから」とも説明。二軍でしかるべき結果を残せば、すぐに一軍に再昇格させることを約束したという。 こうした説得の結果、ホッジスは「自分が悪かった。謝りたい」と謝罪し、納得した上で二軍に行ってくれたという田尾氏。「選手たちとしっかり考えをすり合わせながらチーム作りをしていきたかったのでこういうことをやった」と当時を振り返っていた。 田尾氏はこの他にも、ソフトバンクの38歳・内川聖一が今シーズン二軍で好調の一方でまだ一軍昇格がないことに関する自身の見解も動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「助っ人とそんな修羅場があったとは知らなかった」、「有無を言わさず干す方が簡単だろうに、しっかり話して納得させたのは凄いな」、「ホッジスのモチベーションを損ねないように相当気をつかって説得してたのが伝わってくる」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ホッジスは散々な成績だったのによく監督に文句言えたな」、「全然勝ってないのに監督に反抗とは面の皮が厚いな」といったホッジスの言動に驚くコメントも複数見受けられた。 ホッジスは2005年に楽天に入団したが「2勝12敗・防御率6.44」と全く振るわず、8月28日の西武戦後に二軍落ち。今回田尾氏が明かしたエピソードはこのあたりの時期の出来事と思われるが、その後ホッジスは一軍復帰を果たせないまま同年オフに退団となっている。 最後の一軍登板となった西武戦では、1回5失点と大炎上しているホッジス。こうした不振を棚に上げ田尾氏にかみ付いていたという点に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年09月22日 11時00分
阪神のサヨナラ勝利が誤審で取り消しに!「責任を取って辞めます」審判は覚悟、監督も激怒した史上最長試合
10日に楽天生命パークで行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「9-2」でソフトバンクが勝利したが、結果以上に話題となったのが試合終了まで5時間38分を要した試合の長さだった。 午後6時に開始された同戦は1回裏2死一、二塁の場面で雨により午後6時28分から37分間中断すると、その後7回裏にも雨により午後9時54分から中断。2度目の中断直後の雨脚は雨天コールドとなっても不思議ではないほどの強さだったが、その後弱まったためグラウンド整備を経て、55分後の午後10時49分に再開された。 再開後、ソフトバンクは4番手・松本裕樹が併殺でピンチを切り抜けると、8回に1点、9回に5点を記録。一方、楽天はどちらの回も無得点に終わり、試合は開始から5時間38分後の午後11時38分にようやく終了した。 2度の雨天中断を経て最後まで行われた同戦について、ネット上には「何で雨天コールドにしなかったんだ」、「雨雲レーダーでは雨止む予報だったし続行は理解できる」と試合を管轄する審判団に対する賛否の声が多数寄せられた。一部では「これでも1位の記録には全然届かないのか」、「最長時間調べたら今日より40分くらい長くやってるな」といったコメントも見られた。 >>「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声<< 雨による中断時間が計1時間32分(パ・リーグ史上8位)に及んだこともあり、5時間半を超える試合となった同戦。ただ、プロ野球史上最長の試合時間は、同戦を大きく上回る6時間26分となっている。 1992年9月11日、甲子園で行われた阪神対ヤクルトの一戦。首位のヤクルトを1ゲーム差で追撃していた3位阪神は、この日から同球場で首位攻防3連戦。阪神が勝てば4毛差で首位が入れ替わるという大一番は午後6時に開始され、9回表まで「3-3」と両チーム互角の戦いとなった。 事件が起こったのは、9回裏2死一塁の場面。打席の阪神・八木裕がヤクルト5番手・岡林洋一のスライダーを打ち返すと、打球はフェンス際まで伸び消滅。これを見た二塁塁審・平光清審判は本塁打と判定したことで、試合は阪神が劇的なサヨナラ勝ちを収めたかのように思われた。 ところが、八木の打球を追った左翼・城友博、中堅・飯田哲也は平光審判の判定に猛抗議し、ヤクルトの野村克也監督も抗議のため審判団の元へ。平光審判が本塁打と判定した打球だが、実はフェンスに当たった後にスタンドに飛び込んでいた。他の審判からも同様の指摘を受けた平光審判は、判定を本塁打からエンタイトルツーベースへと覆した。 すると、この判定変更に今度は阪神側が猛抗議。平光審判は「私の誤審です。今年で責任を取って辞めますから、何とか試合を再開してください」と中村勝広監督を説得したが、中村監督も「一番近いところで見てたんだろ!それでホームランって判定したんでしょ!それでゲームセットだよ!」と譲らず。抗議中は客席の阪神ファンからも判定変更に対する大ブーイングが沸き上がり、激怒したファンが数名グラウンドに乱入する事態も起こった。 午後10時前から37分間にも及んだ抗議の後、同戦を提訴試合(リーグ側に審議を要求する試合)とする条件の下、阪神は判定変更を受諾。午後10時半ごろに2死二、三塁で試合は再開されたが、阪神は無得点に終わり試合は延長戦に突入。当時は現在とは違い延長15回制だったが、両チームはお互いに得点を許さないまま15回表までを終えた。 そして、15回裏も阪神が得点を挙げられず、試合は日付が変わった12日午前0時26分に終了。試合時間は6時間26分に及び、それまでの記録(5時間51分)を上回るプロ野球新記録となった。 平光審判の誤審により、大きく振り回されてしまった阪神。ただ、中村監督は後年「俺の中ではいい思い出として残っている。ああいうことがあれば普通は負けてもおかしくない。よく引き分けてくれた」と語っている。 一方、平光審判はその後セ・リーグ連盟から厳重注意と制裁金3万円のペナルティを受けることに。また、「今年で責任を取って辞めます」という試合中の発言通り、同年限りで審判を退職している。 約28年が経った現在でも破られていない歴代最長試合時間の6時間26分。ただ、2015年8月21日巨人対広島戦では歴代2位の試合時間(6時間21分)が記録されているため、展開次第では今後記録を塗り替える試合も誕生するのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月18日 11時05分
楽天、山田・大野よりも欲しいFA選手が? 目される巨人との争奪戦、石井GMは“名誉挽回”を果たせるのか
巨人の最速でのマジックナンバー点灯による“トバッチリ”は、パ・リーグにも及んでいた。東北楽天ゴールデンイーグルスが反撃に出る。今オフの国内フリーエージェント市場(以下=FA)の主役が東京ヤクルト・山田哲人内野手、中日・大野雄大投手であることは説明するまでもないが、スンナリとは決まりそうにないのだ。 「両選手とも、巨人で決まりといった見方でしたが」(スポーツ紙記者) 山田に限らず、FAの権利を取得した選手たちはその権利を行使するのか否か、明言していない。だが、巨人と楽天の後半戦の戦況を指して、こんな情報も聞かれるようになった。「楽天が山田争奪戦に本腰を入れてくる、と。石井一久ゼネラルマネージー(以下=GM)が仕掛けた巨人とのトレードですが、放出したウィーラー、高梨は新天地で活躍し、楽天が得た高田、池田はイマイチ。楽天から見れば、交換要員を見誤ったとも言えます。これが後半戦に失速した原因の全てだとは言いませんが」(前出・同) トレードでチーム戦力をダウンさせてしまった分を、FA市場で取り戻す。つまり、山田を巨人にだけは行かせたくない、強奪するというのだ。 「ヤクルト出身の三木肇監督が指揮官に決まった時から、山田獲得に動くと噂されていました。三木監督はヤクルトコーチ時代、守備、走塁面で山田に付きっ切りになっていましたから」(プロ野球解説者) >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 一方の大野だが、ここに来て、「動くとしたら、巨人ではなく、阪神が本命ではないか?」といった声も聞かれるようになった。大野は京都府の出身。府内の高校、大学を経て中日に指名されたが、「関西圏のチームに愛着を感じている」(前出・関係者)からだ。 大野の目が関西に向いているとの情報は、楽天にも届いている。 その影響だろう。投手補強の本命は、埼玉西武・増田達至だという。増田はクローザーとして活躍し、昨季は30セーブを挙げた。最優秀中継ぎ投手賞にも選ばれたことがあり、長く西武のブルペンを支えて来た。 「巨人も早くから増田には注目していました。昨年オフ、その増田は複数年の提示を蹴って単年契約を結んでいます」(前出・プロ野球解説者) 石井GMは西武から浅村栄斗をFA交渉で口説き落とした実績もある。元西武・牧田和久の日本帰還が決定した昨季、楽天以外の球団が獲得に動かなかったのは、西武で現役生活を終えた“石井GMとの関係”を知っていたからである。 「前半戦を支えてきた楽天のブルペン陣は蓄積疲労で失速ぎみ。後半戦に負けが込んできたのもそのためです。増田に着目するのは当然ですし、巨人もリリーバーを補強ポイントに挙げています」(前出・同) ともにリリーフ陣に弱点を抱えているだけに、山田以上の争奪戦が繰り広げられるかもしれない。石井GMはメンツをかけ、巨人とのオフの争奪戦に挑むことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月12日 11時00分
ダイエー投手がベンチを両手で殴打!「利き手はやめろ!」女房役が絶叫、600万円を失った球団激怒の負傷劇
4日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「4-3」で楽天が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが楽天・則本昂大の途中降板だった。 同戦に先発した則本は3回を投げ2失点と不安定な立ち上がりを見せたが、ここから中盤戦という4回表に交代を告げられた。則本は3回裏の自軍攻撃中に4回に向けベンチ前でキャッチボールを行っていたが、報道ではその3回裏の最中にベンチ裏で転倒して右手を切ったため降板したと伝えられた。ただ、怪我の程度については不明のまま則本は翌5日に登録抹消されており、さらにチームの伊藤智仁一軍投手チーフコーチが長期離脱の可能性を示唆していることも報じられている。 今シーズンここまで5勝を挙げているエースのアクシデントに、ネット上には心配の声が多数寄せられた。一方、3回裏にキャッチボールを行う則本は右手の甲、具体的には人差し指と中指の第3関節あたりから流血していたため、「転倒してあそこを切るっておかしくない?手のひらとかなら分かるけど」、「昔の杉内みたいに何かものを殴った可能性もあるな」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク(2002-2011)、巨人(2012−2018)でプレーした左腕・杉内俊哉。39歳となった現在は巨人二軍投手コーチを務めているが、ダイエー時代の2004年に試合中にベンチを殴打し怪我を負ったことがある。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 2004年6月1日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたダイエー対ロッテの一戦。同戦に先発した当時プロ3年目・23歳の杉内だが、2回までに7点を失うなど大乱調。早々に相手に主導権を明け渡す不本意な投球となった。 事件が起こったのは、2回表が終了した直後。ベンチに戻った杉内は自身の不甲斐ない投球に怒りが抑えられなかったのか、身に着けていた帽子とグローブを壁や地面にたたき付ける。さらに、それだけでは収まらず、利き手である左手をベンチに振りかざした。 この様子を目の前で見ていた捕手・城島健司は、「利き手はやめろ!」と杉内を制止。しかし、杉内は城島の言葉に耳を貸すことなく左手でベンチを殴り付け、直後に右手でももう一発ベンチを殴った。 すると、この直後から両手が赤く腫れ上がったため、杉内は途中降板し病院へ直行。検査の結果「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断され、結果的に同年はレギュラーシーズンで一軍に復帰することはできなかった(ポストシーズンでは復帰)。 「6-13」で敗北した試合後、当時の王監督は「こういうことはあってはならない。何のために選手をやっているんだ。絶対にやってはならない」と杉内に激怒。また、球団も「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」という重い処分を科すなど、杉内の一時の怒りは多方面に波紋を広げることとなった。 負傷直後に「ばかなことをした」と後悔したことも当時伝えられた杉内だが、2018年9月12日の引退会見の中で知られざるエピソードを明かしている。杉内によると、負傷直後は自責の念に強く駆られていたというが、報道陣の前で激怒した王監督が裏で「杉内はそういう闘志がある」と熱い気持ちについては買ってくれたとのこと。「また次のチャンスを与えようとしてくださった。そのおかげで今の僕があると思う」と当時を振り返り王監督に感謝した杉内は、現役17年間で142勝を挙げるなど投手として大成している。 今回の則本の件は負傷時の詳細が明かされていないため、杉内と同じようにベンチを殴ったかどうかは定かではない。ただ、則本は闘志を全面に出した投球を持ち味とする投手のため、熱い気持ちがあだとなった杉内と重ね合わせたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月11日 17時00分
「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声
10日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「9-2」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったが2度の雨天中断だった。 ソフトバンクは東浜巨、楽天は松井裕樹が先発して始まった同戦は、「0-0」と両チーム無得点の1回裏2死一、二塁の場面で雨により午後6時28分から37分間中断。東浜は集中力を切らさず再開後、ピンチを無失点で切り抜けたが、2回以降も雨は継続して降り続けた。 その後「3-2」とソフトバンク1点リードして迎えた7回裏。この回楽天はソフトバンク3番手・モイネロから1死一、二塁のチャンスを作るが、この午後9時54分の場面で試合は2度目の雨天中断に。中断直後の雨脚は雨天コールドとなっても不思議ではないほどの強さだったが、その後弱まったためグラウンド整備を経て、55分後の午後10時49分に再開された。 再開後、ソフトバンクはモイネロに代えマウンドに上がった松本裕樹が併殺でピンチを切り抜けると、8回に1点、9回に5点を記録し楽天を突き放す。一方、楽天はどちらの回も無得点に終わり、試合は開始から5時間38分後の午後11時38分にようやく終了した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 2度の中断により日付が変わる直前まで行われた同戦だが、ネット上には「ソフトバンクは明日ホームなのに何でコールドにしなかったんだ」、「行きも帰りもバタバタ移動になったから選手のコンディションが心配」、「再開してボロ負けするくらいなら7回コールドで良かった」、「再開後に出た中継ぎ全員失点したからコールド負けよりダメージが大きい」と、試合進行を管轄する審判団への苦言や反発が多数寄せられている。 「ソフトバンクは11日から本拠地福岡で対西武3連戦が控えていますが、同戦の試合時間が長引いたことにより当日移動からそのまま試合に臨まなくてはならないことに。ソフトバンクは仙台入りする際も台風10号の影響で、空路移動の予定を1日前倒しして新幹線での移動をしいられているため、試合強行が選手の体調や疲労度に悪影響を及ぼすのではと不満を抱えているソフトバンクファンは多いようです。一方、楽天は11日から13日まで引き続きホームで対日本ハム3連戦のため移動はありませんが、7回の再開後に登板した牧田和久(1失点)、安樂智大(4失点)、池田駿(1失点)が全員失点を喫するなど中継ぎ陣を消耗。そのため、『これなら雨天コールド負けの方がマシだった』と試合続行を悔やむ楽天ファンも少なくありません」(野球ライター) 今回審判団が雨天コールドとしなかったことについて、球場周辺の雨雲レーダーを参照して続行すると判断したのではとの声も多い。実際、7回の中断以降の雨雲レーダーでは雨脚が23時前までに収まるとの予報があったが、試合続行の判断に関し、審判団からの説明はないようだ。 試合後、ソフトバンク・工藤公康監督は「(気持ちが)切れてしまいそうな雨だった」、楽天・三木肇監督も「いろんなことがあった」とどちらもお疲れムード。現在ソフトバンクは首位、楽天は3位につけているが、同戦は今後の優勝争いを左右する一戦となるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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