本動画で井端氏は、今シーズンブレークするのではと自身が予想する若手選手を紹介。そこで、楽天のドラフト2位ルーキー・黒川史陽の名を挙げた。
黒川のことを「(春季)キャンプを視察する中で一番驚いた」という井端氏は、「18歳なのに落ち着きがある。(自分なら)あんなキャンプは過ごせないだろうなと思って見ていた」、「(視察中に)『なんかいいセカンドいるな。誰だあれは?』って思ったら、18歳(の黒川)だったから『えっ!?』って(思った)」と発言。
また、「150キロの速球にも対応していたので末恐ろしい。早い段階で(一軍に上がって)来るんじゃないか」と打撃面も評価し、「いずれは日本を代表する選手になるような気がする」と称賛していた。
今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「高卒1年目の選手を推すのはちょっと大穴狙い過ぎてない?」、「投手なら佐々木(朗希/ロッテ)、野手なら石川(昂弥/中日)の方がブレークの可能性高そうだけどなあ」と疑問に思う声が挙がる一方、「井端は過去に柳田を当てたから相当信頼できる」、「黒川も柳田みたいになるのかな」といった期待のコメントの方が多く見受けられた。
現役時代は中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)でプレーし、引退後は巨人(2016-2018)で一軍内野守備走塁コーチを務めた44歳の井端氏。現在は侍ジャパンで内野守備走塁コーチ、並びに編成戦略担当を務めており、今春のキャンプでは稲葉篤紀監督らと共に各球団を視察している。
「井端氏は現役時代の2011年、当時放送されていた『すぽると!』(フジテレビ系)の“2011年プロ100人が選ぶパワーヒッターNo.1”という企画で、当時ルーキーで一軍では本塁打0だったソフトバンク・柳田悠岐をただ1人、『パワーに関しては桁違い』と称賛。柳田はその後、2013年から頭角を現し、2015年には首位打者、トリプルスリー、リーグMVPを獲得するなど大ブレークを果たしています」(野球ライター)
今やパ・リーグを代表する打者となった柳田の才能を見抜いた、9年前の“実績”を踏まえ、今回の予想に期待するファンも多いようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA