佐藤輝明
-
スポーツ 2021年03月23日 17時00分
阪神ドラ1・佐藤に「由伸の成績は超える」金村氏が今季大ブレークに太鼓判! OP戦成績を高評価も、歴史的活躍予想に反発
元近鉄で野球解説者の金村義明氏が、22日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。番組での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 金村氏は週末のスポーツニュースについてトークする番組内のコーナーで、26日にセ・パ同時開幕が予定される今シーズンのプロ野球を論評。オープン戦を「9勝2敗2分・勝率.818」で制した阪神への期待や、日本ハムが厳しい戦いをしいられそうな理由などについて持論を展開した。 その中で、金村氏はOP戦で「12試合・.302・6本・9打点」といった数字を残した阪神ドラ1・佐藤輝明を「(試合を)やればやるほどすごくなってきて(いる)」と評価。佐藤は開幕戦・ヤクルト戦でのスタメン出場が確実視されているが、金村氏は「今(開幕戦)でもすぐ4番を打てる」、「相手からすると一番怖いんちゃうかな、佐藤が(打席に)立ったら雰囲気あるし」と、OP戦の成績は4番を任せてもいいほどの数字だと称賛した。 さらに、金村氏は「こんな選手を見るのは高橋由伸以来かな。だから普通に考えたら高橋由伸の成績は超えるやろな」とコメント。今シーズンは元巨人・高橋由伸氏の1年目成績を超えるような活躍を見せてくれるだろうと期待した。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 今回の放送を受け、ネット上には「OP戦の成績考えたら由伸超えの可能性は十分ある気はする」、「佐藤が由伸級の逸材っていうのは宮本(慎也氏/元ヤクルト)も言ってたな」、「4番で由伸級の成績残せるなら優勝もかなり現実味を帯びてくる」といった反応が多数寄せられている。 一方、「本塁打、打点はチャンスが無いわけじゃない、でも打率は由伸を超えるの無理だろ」、「新人で打率3割は球史でもほとんどいない、それを佐藤がクリアするイメージは湧かない」、「由伸は守備も良かったけど佐藤は今のところそこまででは無い」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「金村氏が引き合いに出した高橋氏は、プロ1年目の1998年に『126試合・.300・19本・75打点』と史上7人目となる新人での打率3割をマーク。また、ゴールデングラブ賞にも選出されるなど攻守そろったルーキーとして多くのファンを驚かせました。その由伸氏の1年目成績を佐藤が超えられるかですが、ファンの間では本塁打、打点はOP戦のような調子が続くなら可能性アリとする一方、打率は3割には届かないのではという見方が強いようです。また、ゴールデングラブ賞についてはOP戦で3失策を喫していることから、現状では厳しいのではという意見が多数を占めています」(野球ライター) 一部では「現時点で由伸と比較されていること自体がすごいこと」という声も挙がっている佐藤。開幕が間近に迫る今シーズンは果たしてどのような数字を残すのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年03月18日 19時30分
阪神ドラ1・佐藤、OP戦好調もシーズンでは打撃不振に?「ちょっと嫌やな」濱中氏が指摘した問題点とは
元阪神で野球解説者の濱中治氏が、17日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神ドラ1・佐藤輝明の問題点を指摘した。 佐藤は同日に行われたオープン戦・西武戦の第1打席で、ドラフト制後(1966年以降)の新人最多記録となるOP戦6本目の本塁打をマーク。この活躍は番組でも取り上げられたが、濱中氏は本塁打を放った後に感じたという佐藤への不安を語った。 >>阪神・佐藤の活躍で首脳陣が仲間割れ? 矢野監督の構想でマルテ・糸井にスタメン落ちの危機か<< 佐藤は第1打席で本塁打を放った後は二ゴロ、二ゴロ、左飛と快音は聞かれなかったが、その中で濱中氏が問題視したのは第2打席の二ゴロ。濱中氏は「今日の佐藤の2打席目を見た時にちょっと強引に引っ張りにいって、(バットの)先っぽに当ててセカンドゴロを打ってて『ちょっと嫌やな』って思った」と、無理に球を引っ張ろうとしている節が見受けられると指摘した。 濱中氏は続けて、「今までだったら左中間、センターとかに打ってたのを強引に引っ張りだした。(前日の)ヤクルト戦で全部インサイドに来たのを結構意識してるんじゃないか」とコメント。佐藤は16日のヤクルト戦で内角球を16球(全22球中)投じられているが、この影響でインコースを意識し過ぎているのではと推測した。 また、濱中氏はOP戦最終カードとなる次カードのオリックス戦(19~21日)でさらに打撃を崩す可能性もあると発言。佐藤は同カードで山本由伸(最多奪三振/2020)、山岡泰輔(最高勝率/2019)といったタイトル獲得歴のある好投手と対戦することが見込まれている。 そのオリックス戦について、濱中氏は「良いピッチャー(山本・山岡)がいるんで、そこで(インコースを)バチバチにいかれて(攻められて)っていうのは嫌な感じになる」、「(球速が)速い投手の時って強引になり過ぎて体の開きが早くなったりするので、そういうふうに(打撃を)崩されないかっていうのはすごく心配」と、内角攻めを受けることによる悪影響を懸念していた。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに今日の試合は逆方向にいい当たり無かったし、本塁打も引っ張った打球だった」、「内角意識し過ぎて、外角に踏み込めなくなるのが1番マズいかも」、「みんながみんな内角に制球よく投げられるわけじゃないから、手首とかに死球が当たるのも怖いな」といった反応が多数寄せられている。 阪神・矢野燿大監督は14日の巨人戦後に、佐藤を26日の開幕戦・ヤクルト戦でスタメン起用すると示唆したことが伝えられている。次カードのオリックス戦はその開幕戦に向けた最後のアピールの場となるが、濱中氏やファンの不安を払しょくする活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年03月18日 11時00分
阪神・チェン、大炎上で開幕ローテ入りは難航か 「テストしておきたいボールが…」言い訳の裏で評価を上げる新人とは
「佐藤のホームラン」で浮かれている場合じゃない! 17日、佐藤輝明選手(近大)がオープン戦第6号アーチを放ち、チームも快勝したその裏で“事件”は起きていた。調整の一環でファーム戦に登板したチェン・ウェイン投手が「被安打11失点8」と大炎上したのである。 「先発ローテーションについて考え直さなければなりません。4人のうち、誰か1人でもコケたら大ごとですよ」(ベテラン記者) 先発ローテーション入りが確定している4人とは、開幕投手の藤浪晋太郎、西勇輝、青柳晃洋、秋山拓巳。矢野燿大監督は新加入のアルカンタラにも期待を寄せていたが、新型コロナウイルス禍で来日が遅れており、チェンをアテにしていた部分はかなり大きかった。 しかし、そのチェンについて、こんな評価も聞かれた。 「調子が上がってこないというか、キャンプ中も80球程度を過ぎたあたりから球速がガクンと落ちてしまうんです。そのまま、今日に至った感じ」(プロ野球解説者) チェンも「マズイ」と思っているのだろう。試合後、「甘いボールが多かった」と話しており、また「テストしておきたいボールがあって」と“試験段階”であることも強調していた。 阪神に詳しいプロ野球解説者がこう続ける。 「チェンは外国人選手の就労ビザの発行が遅れている状況をキャッチし、1月半ばには来日していました。でも、そこから約2週間の隔離生活もあって、万全な状態でキャンプに臨めませんでした」 隔離生活などの事情は分かるが、もう3月半ばだ。来週26日にはペナントレースが開幕する。実績のある投手だから、開幕ローテーションからいったん外し、再調整の期間を与えた方が良いのではないだろうか。 >>阪神SA・藤川氏、今季の阪神のキーマンをズバリ “10連投10連勝”中の極限状態も告白「またマウンドに立ってる…」<< 「矢野監督は開幕序盤に重点を置いています。昨季は連敗スタートとなり、そのツケが最後まで響いてしまい、巨人の独走も許してしまいました。『開幕ダッシュに成功すれば』というのが、矢野監督の構想です」(前出・プロ野球解説者) ドラフト2位左腕・伊藤将司投手(JR東日本)の評判が良い。「往年の能見(現オリックス)に似ている」との声もあり、チェンの代役に抜てきされるかもしれない。 「佐藤ですが、オープン戦で『あと1本』、本塁打が出たら長嶋茂雄氏の新人時代の記録に並びます。でも、疲れているので本当なら休ませてあげたいんですが」(球界関係者) リフレッシュ休暇を与え、万全の体調で開幕へ――。しかし、6号アーチが出た時点で「ドラフト制以降、新人最多」となり、記録達成という注目も加わった。そのため、休ませてやることはできない雰囲気になってきたそうだ。 打線のカギを握るのは佐藤。チェンの穴を埋めるのは伊藤将。矢野阪神は“新人頼み”というわけか…。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2021年03月17日 11時00分
阪神・佐藤の活躍で首脳陣が仲間割れ? 矢野監督の構想でマルテ・糸井にスタメン落ちの危機か
ルーキー・佐藤輝明選手を開幕スタメンで起用するのなら、弾かれるのは糸井か、マルテか? 神宮球場で行われた東京ヤクルトとのオープン戦は、阪神が勝利した(3月16日)。この日のスターティング・メンバーを見て、「阪神打線は脅威」と感じた関係者も少なくなかった。もっとも、それはクリーンアップ候補全員を「ペナントレース本番でも起用できたら」の話だが…。 「マルテが指名打者、サンズが一塁、注目の佐藤はこの日はライトの守備に入り、代わってレフトを守ったのは糸井嘉男でした」(スポーツ紙記者) サードには、大山悠輔が入った。この大山を含めたクリーンアップ候補の5人がバットで結果を出したが、彼らは守備位置が重複する。そのため、1人か2人を開幕スタメンから外さなければならないのだ。 「マルテ、糸井が外れるというのが、大方の予想です」(前出・同) しかし、その前にひと波乱起こりそうなのだ。「三塁・大山」。これは、矢野燿大監督の意見。「佐藤を三塁で使ってほしい」とするファンの声は多いが、指揮官が「三塁・大山、外野手・佐藤」で構想している以上、この2人の守備位置に関しては“決定”と捉えるしかない。だが、矢野監督はもう一つの構想も描いていた。 「今年から一塁を守る予定のサンズを、どこかのタイミングで外野に戻そうとしています。『左翼・サンズ、中堅・近本、右翼・佐藤』で、外野のスタメンをイメージしています」(球界関係者) ということは、一塁が空く。一塁ができるのはマルテ。糸井が開幕スタメンから外れることになるが、外野守備力で「サンズの外野帰還」に反対する声も首脳陣から出ているそうだ。 「16日のオープン戦ではマルテを守備につけず、指名打者で使いました。サンズを一塁から動かせず、レフトは糸井で決まると思われます」(在阪記者) >>阪神ドラ1・佐藤、3タコ2三振でも開幕スタメンに前進? 敵選手の意味深コメントは高評価の証か<< また、気になる情報も聞かれた。ネット裏のライバル球団のスコアラーたちは、こんな見方もしていた。「佐藤に内角攻めを最初に食らわすのはどの球団か?」と。 確かに、これまで対戦してきたチームは外角中心の配球だ。それも直球ばかりであり、その辺については、阪神首脳陣も心配している。内角の厳しいところを攻められ、のけ反るような場面をあったら、その後に投じられる外角球の変化球に対し、しっかり踏み込んで打つことができるのかどうか…。 これも避けては通れない「プロの試練」ではあるが、開幕直前でそれを食らったら、好調な佐藤の打撃が下降してしまうかもしれない。有事の際は、佐藤を外して糸井を使う事態も考えられる。 「サンズを外野に戻す案、糸井のスタメン落ちの危機など、全ては佐藤の打撃が好調なことが前提にされています」(前出・球界関係者) 歴代の阪神スラッガーの成績を調べ直してみた。ルーキーイヤーに2ケタの本塁打数を放ったのは、田淵幸一、岡田彰布の両氏だけ。高卒ルーキーではあったが、掛布雅之氏は3本で、近年の左バッターでは高山俊の8本が左打ちでは最高数値だ。 田淵、岡田両氏は右バッターであり、「左バッターは甲子園球場の浜風に苦しめられる」傾向は、やはり否定できない。佐藤が開幕スタメンから外れたら、楽しみは半減する。守備位置の問題もそうだが、今年の阪神は佐藤のバット次第と言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年03月08日 11時05分
阪神ドラ1・佐藤、3タコ2三振でも開幕スタメンに前進? 敵選手の意味深コメントは高評価の証か
相手チームをお喋りにさせる――。大物、スター候補と称される新人選手と対戦したプロ野球の先輩たちは、試合後にお喋りになる。もっと言えば、先輩選手をお喋りにさせた新人は、その実力がホンモノであると認められたのではないだろうか。 福岡ソフトバンクと阪神のオープン戦で、もっとも盛り上がったのは、40歳のベテラン・和田毅投手とルーキー・佐藤輝明選手の対戦だった(3月7日)。3回表に回ってきた第2打席、佐藤はベテランならではの緩急に苦しみながらもファールで粘ったが、最後は空振りの三振。しかし、和田に12球も投げさせた。 「この日の佐藤は途中でベンチに下がりました。3打席に立って、三振、三振、セカンドライナーのノーヒット。和田に子ども扱いされたと言うか」(スポーツ紙記者) その12球も投げさせた第2打席にしても、マウンド上で余裕の苦笑いを浮かべていた。 >>阪神ドラ1・佐藤、大山を外してでも三塁固定した方がいい? 掛布氏の分析にファン納得「説得力がある」<< これまで佐藤が活躍してきた学生野球の世界なら、対戦投手は緊張感が切れて甘いボールを投じていただろう。どんな場面でも動じないメンタル力が長い現役生活の理由だが、試合後、和田は佐藤をこう評していた。 「簡単に三振しないのは、ピッチャーにとってもイヤですし、バッターにとっても大切なことだと思う。スゴイ、さすがだなという気持ちで見ていました」 さらに、セカンドライナーに仕留めた第3打席を指して、「(ヒットと)紙一重。打球が高ければ右中間に抜けていた。次、対戦したら、また彼の能力も上がってくると思う」と佐藤を称賛していた。 取材陣はちょっと驚いていた。和田は対戦した選手のことをあまり語りたがらない。また、メディアに対してはリップサービスの少ない方である。こんなにお喋りだったかな? そう感じた取材陣も少なくないはずだ。 同試合を見ていたプロ野球解説者がこう続ける。 「第3打席のセカンドライナーは外角の直球。第2打席で佐藤がファールにしかできなかったボールです。踏み出す足の位置を少し変えていたと思います。佐藤は適応力の高い選手だと思います。普通の新人は打ち方を少し変えなければ対応できないと分かっていても、変えることができなかったり、対戦した先輩投手に見透かされてしまったりするんです」 和田のボールを受けていたソフトバンクの甲斐拓也捕手も「(大型スラッガーの)雰囲気がある」と褒めていたそうだ。守備に就いていた野手も佐藤については同様のコメントを発している。 そう言えば、昨秋のドラフト会議でソフトバンクも1位入札は佐藤だった。ソフトバンクの選手たちも佐藤に関心を持っていたようだが、過去、相手チームを饒舌にさせる新人選手はいなかった。 「佐藤の開幕スタメンは確実になっていませんが、矢野燿大監督も迷っていると聞いています。この後のオープン戦でヒットを量産できなくても、スタメンで使う価値があると思いますが」(前出・プロ野球解説者) 当の佐藤だが、試合後はノーヒットを悔やんでいた。しかし、得るものもあったはずだ。開幕スタメンに大きく近づいたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2021年03月03日 20時30分
阪神ドラ1・佐藤、大山を外してでも三塁固定した方がいい? 掛布氏の分析にファン納得「説得力がある」
元阪神で現阪神・レジェンド・テラー(HLT)の掛布雅之氏が、3日放送の『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)に生出演。阪神ドラ1・佐藤輝明の三塁固定を主張した。 佐藤は昨年のドラフト指名直後から外野起用が基本線とされていたが、首脳陣はここまでの実戦11試合中、4試合で佐藤を三塁スタメンで起用。今回の番組で掛布氏は佐藤の三塁守備の印象や、シーズンでも三塁に固定すべきと考える理由などを語った。 >>阪神ドラ1・佐藤、対外打率6割超えも「逆に信用できない」の声 シーズンへの“撒き餌”? 昨季も被害者が続出か<< 当初は佐藤のことを「もうちょっと守備は雑な選手なのかなと思っていた」という掛布氏。ただ、春季キャンプ、実戦でのプレーを見るにつれ「腕のハンドリングも柔らかいし、送球が大山より安定してる(ように感じる)」と評価を改めたという。 掛布氏は続けて、「左打者というのは左(から右)に(体を)切るが、三塁線もこっちに(同じ方向に)切る。だから(左打者の佐藤は)三塁線に強い三塁手になれる可能性は大いにある」とコメント。左打者にとって三塁は体の使い方に共通点がある守備位置のため、佐藤も三塁に固定する方がより守備が安定するのではと指摘した。 佐藤を三塁起用する場合は正三塁手・大山悠輔を動かす必要があるが、この点について掛布氏は「大山は(打球・送球を)捕る技術は素晴らしいものがあるので、一塁に回って右(一塁線)の守備を固めることも優勝への一歩だと思う」と発言。捕球能力に優れた大山は一塁に回し、一、三塁線を抜かれない守備を敷けば優勝争いを有利に戦えるのではと語っていた。 今回の番組を受け、ネット上には「左打者だから三塁が適してるって見方は興味深い」、「現役時代の掛布は左打ちのサードだったから説得力がある」、「確かに左打者のスイングと三塁線の打球処理は、どちらも体が左から右に動くな」、「去年は大山の暴投で勝ち試合逃したゲームもあったし、コンバートしてみるのも一手かもしれない」といった反応が多数寄せられている。 実戦11試合で「.366・2本・9打点」という打棒に加え、守備でも注目を集めている佐藤。チームは5日からオープン戦に突入するが、首脳陣は今後どのように佐藤の起用法を固めていくのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年02月27日 11時00分
阪神ドラ1・佐藤が“21世紀最高記録”を塗り替える? 実戦打率4割超の逸材、村田・高山らを上回るためのカギは
2月1日に始まった春季キャンプも終盤に差し掛かり、対外試合も本格化している球界。各球団が3月26日に予定されるセ・パ同時開幕に向け着々と準備を進める中、期待の声が高まっているのが阪神ドラ1・21歳の佐藤輝明だ。 4日の紅白戦で実戦デビューした佐藤は初戦こそ「3打数無安打」と快音は聞かれなかったものの、その後は出場した紅白戦・対外試合で7試合連続安打をマーク。23日DeNA戦で「2打数無安打」に終わり連続安打はストップしたが、ここまでは「9試合・.424・2本・8打点・14安打」と打率4割超えの成績をマークしている。 打率に加え、本塁打、打点でも出色の数字を残しているため、シーズンでの活躍を期待する声も高まっている。もちろん、シーズンの数字がどうなるかは開幕してみないと分からないが、21世紀以降の大卒1年目選手がマークした各部門の最高記録を塗り替える可能性も決してゼロではない。 >>阪神ドラ1・佐藤、スゴいのはパワーだけじゃない? 折れたバットで“フェンスオーバー”は意味深練習の成果か<< 21世紀以降の大卒1年目ルーキーの最高打率は、2016年に楽天・茂木栄五郎がマークした「.278」。2015年ドラフトで3位指名を受け入団した茂木は、オープン戦で2打席連続本塁打をマークするなど結果を残し、同年3月25日の開幕戦・ソフトバンク戦では「6番・遊撃」で開幕スタメン入り。「4打数無安打」に終わったが、翌26日のソフトバンク戦でプロ初安打となる三塁打をマークした。 その後の茂木は接触プレーによる右手裂傷で同年6月27日に一軍登録を抹消されるアクシデントがあったものの、同年8月4日の一軍復帰後は遊撃レギュラーとしてプレー。新人王には選ばれなかったが、「117試合・.278・7本・40打点・118安打」といった好成績をマークした。なお、茂木は2017年以降も楽天で主力としてプレーしているが、2020年は「73試合・.301・7本・33打点・83安打」とプロ入り後初めて出場試合数が100試合を割り込んでいる。 本塁打部門で21世紀最高記録をマークした大卒ルーキーは、2002年ドラフトで自由獲得枠で横浜(現DeNA)に入団した村田修一。大学通算20本塁打の長距離打者で、OP戦では1本にとどまったものの開幕一軍入りし、同年3月28日の開幕戦・阪神戦9回表に三塁の守備固めとしてプロ初出場。4月1日の巨人戦で「7番・二塁」としてプロ初先発しプロ初安打をマークすると、同月2日・巨人戦でプロ初本塁打をマークした。 シーズン序盤は二塁、中盤以降は三塁で出場機会を得ていた村田だが、9月28日・ヤクルト戦で死球を受け右手を骨折。これによりプロ1年目のシーズンは終了したが、それでも「104試合・.224・25本・56打点・74安打」と大いに長打力を見せつけた。村田はその後NPBで通算360本塁打をマークした後、BC・栃木でプレーし2018年限りで引退。2019年からは現在まで巨人で一・二軍コーチを歴任している。 2015年ドラフト1位で阪神に入団し現在もプレーする高山俊は、21世紀の大卒ルーキーでは最多の打点をマークしている。高山はプロ入り前の故障の影響で2016年春季キャンプは二軍スタートだったが、同月下旬の一軍昇格後は金本知憲監督(当時)が積極的に実戦で起用。OP戦で3割超えの打率を記録したこともあり、3月25日の開幕戦の中日戦で「1番・左翼」として開幕スタメンに抜擢された。 この試合でプロ初安打、翌日の試合でプロ初打点を記録した高山は、その後のシーズンでも主に上位を担い「134試合・.275・8本・65打点・136安打」をマーク。この活躍でセ新人王にも選ばれたが、翌2017年以降は2016年を上回る成績は残せておらず、昨季は「42試合・.152・0本・3打点・7安打」と打率が2割にも満たなかった。 それぞれの部門の記録保持者はいずれも開幕一軍を果たした上、開幕戦に出場しプロ1年目をスタートさせている。現在首脳陣へ猛アピールを続ける佐藤も、まずは開幕一軍、開幕戦出場を果たすことが記録挑戦への最低条件だといえるだろう。 また、以上の3名は全員100試合以上に出場した結果の記録樹立となっている。出場機会が得られなければ当然記録を伸ばすこともできないため、佐藤はまず序盤に結果を出し、中盤・終盤で多少の不振に陥っても首脳陣が我慢してくれるよう信頼を得ておく必要がありそうだ。 佐藤はここまでの実戦で広島・森下暢仁、DeNA・大貫晋一ら他球団のローテ投手からもそれぞれ安打を放っている。レギュラーに定着できれば3部門の記録はいずれも十分射程圏内だといえるが、果たして今後も好調を維持してシーズンに臨むことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年02月19日 17時00分
阪神ドラ1・佐藤、対外打率6割超えも「逆に信用できない」の声 シーズンへの“撒き餌”? 昨季も被害者が続出か
18日に行われた阪神対DeNAの練習試合。試合は「6-2」で阪神が勝利したが、「3番・三塁」で先発した阪神・佐藤輝明のプレーがネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。 初回無死一、二塁のチャンスでこの日の第1打席を迎えた佐藤は、右翼方向に転がる適時二塁打を放ち先制点を記録。その後3回表無死の第2打席(中前打)、7回表2死一塁の第4打席(適時二塁打)でもそれぞれヒットを放つと、9回表2死二塁の第5打席ではスコアボードを超える特大2ランをマーク。「5打数4安打3打点・1本塁打」と大活躍を見せチームの勝利に貢献した。 実戦デビューを果たした4日の紅白戦では「3打数無安打・1三振」といいところがなかった佐藤。しかし、その後18日までに出場した5試合では全て安打を記録し、通算成績は「.500・2本・6打点・11安打」と絶好調。対外試合3試合に限れば、「.643・2本・6打点・9安打」と6割超えの打率となっている。 同戦を含めた佐藤の活躍を受け、ネット上には「試合の度に打ってて驚きしかない」、「割と真面目に今の阪神で一番期待できる打者かもしれない」、「対外試合で打ちまくってるのは凄く評価できる」、「内外野どっちを守るかはまだ決まってないらしいけど、このままいけば開幕スタメンも十分にあるぞ」といった称賛や期待の声が多数寄せられている。 一方、「打たないよりは打った方がいいのは確かだけど、打率6割超えは逆に信用できない」、「対外試合の好成績は撒き餌をまかれてるだけなんじゃないか?」、「あんまり打ってると分析速度が早まって、結果シーズンではさっぱりって危険もあるしなあ…」と、ここまでの活躍を手放しで喜んでいないようなコメントも散見された。 >>プロ3年目の阪神・木浪、このままだと首脳陣に干される? 関本氏が今後を危惧、「低迷した理由は話さないのか」疑問の声も<< 「開幕前の練習試合・オープン戦には各選手の最終調整だけでなく、シーズンに向け“わざと打たせて得意・不得意コースを洗い出す”など敵軍打者の研究・分析が行われる側面もあります。そのため、練習試合・OP戦では好成績だった打者が、シーズンでは一転して今一つに終わるケースは少なくありません。実際、昨季もOP戦ではセ・パ合わせて13名が規定3割以上をマークしましたが、このうちシーズンで規定3割をクリアしたのは0名で、規定打席に到達したのも6名だけ。佐藤の活躍に懐疑的なファンは、こうした点を元に不安を募らせているのかもしれません」(野球ライター) 実戦で結果を残し続ける裏で、一部ファンから不安視されている佐藤。現在の好調ぶりを開幕まで、そして開幕後も維持することはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年02月17日 11時30分
阪神ドラ1・佐藤、スゴいのはパワーだけじゃない? 折れたバットで“フェンスオーバー”は意味深練習の成果か
やはり、並みの新人ではなかった。しかし、阪神・佐藤輝明選手(近大)の打撃センスの高さに、プロ野球の指導者たちは反省しなければならないだろう。 去る2月16日、阪神と楽天の練習試合が行われた。楽天の先発は、プロ5年目の高田萌生投手。昨季途中、巨人からトレード移籍してきた右腕で、石井一久GM兼監督も「田中、涌井、岸、則本の超豪華・先発ローテーションに割って入る投手がいるとしたら、高田」と期待を寄せていた。 「同日の練習試合ですが、高田と同級生にあたるドライチルーキーの佐藤との対決に注目が集まっていました」(ベテラン記者) 注目の対決は、初回に実現した。バットを折りながらも右翼ポール際に叩き込む大ファールとなったのは、既報通り。そのケタ外れなパワーに楽天ベンチも「オォ~」と唸り声を上げていたが、こんな評価も聞かれた。 「確かにパワーはケタ外れ。でも、バットスイングが良いからあれだけの大飛球になったんです。外角の変化球に対してはもっと勉強しなければならないところもありますが、甘いコースに来ればスタンドまで軽く飛ばしてしまう…。佐藤はパワーだけではなく、バットスイングの巧さで打球を飛ばしています」 ネット裏で視察していたライバル球団のスコアラーがそう言う。 力ではなく、技術で飛ばす。パワーは持って生まれた才能、技術は努力や、良い指導者に恵まれれば習得することができる。そう考えると、佐藤は良い環境で野球を学んできたことも分かる。 >>阪神野手陣に「びっくりするぐらい悪い」 紅白戦での守備難に金村氏が苦言、首脳陣の“ユーティリティー起用”にも疑問<< 一方、佐藤と対戦した同級生の高田だが、甲子園大会でも活躍し、「将来のエース候補」として、2016年のドラフト会議で巨人に指名された。しかし、プロ入り後の4年間はほとんど二軍で過ごしており、その素質を活かし切れていない。 「巨人、楽天のコーチたちは高田の才能を認めており、熱心に指導してきました。本人も一生懸命やっていますが」(前出・ベテラン記者) 阪神の宜野座キャンプを全て見たわけではないが、佐藤は「考えながら練習している」という印象を受けた。ティー打撃の途中休憩の時、佐藤は先輩選手のスイングを見ている。ティー打撃を再開させると、その先輩選手のスイングを模倣し、コーチに質問もしていた。 コロナの影響で今年はグラウンドに下りられない時も多いので、佐藤がどんな質問をしたのかは確認できなかった。しかし、単にスイング回数を重ねるだけではないことは分かった。 「今のままでは外角の変化球に苦労させられるというのが、彼に対する冷静な評価でした。でも、先輩たちの打撃スイングを見て、自分なりに何が足らないのかを察したようですね。学習能力の高い新人だと思います」(前出・他球団スコアラー) 阪神のチーム事情だが、主砲・大山悠輔内野手が腰背部を痛め、今は大事を取って別メニューとなっている。外野手でスタートした佐藤が代理三塁手も務めていたが、本人が「やりたい」と言っていただけのことはあって、軽快なフットワークも見せていた。 「今年は優勝を意識しているので、佐藤にばかりかまっていられない」(在阪記者) ペナントレース本番でも“大飛球”が見たい。 高校からプロ入りした同級生、大学を経て飛躍した佐藤。たとえ失敗しても、矢野燿大監督には、佐藤に「考える機会」を与えてほしいものだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2021年01月05日 17時00分
阪神・矢野監督、ドラ1佐藤の今後を明言「そんなに甘くない」 鮮烈デビューには否定的も、数年後の未来には期待?
阪神・矢野燿大監督が、4日放送の『虎たまプレミアム』(ABCラジオ)に生出演。昨年10月のドラフトで1位指名し獲得した佐藤輝明(近大)に今季の好成績は求めていないことを明かした。 今回の放送で矢野監督は、2021年シーズンの展望について複数選手の名を挙げながらトーク。その中では佐藤の名も挙げたが、1年目からの活躍はあまり期待していないと語った。 昨年のドラフトでは阪神だけでなく、巨人、ソフトバンク、オリックスも1位指名するなど複数球団から高い評価を受けた左打者の佐藤。矢野監督も「素材は間違いなくスケールがデカいので、どう力をつけていくのかは一緒に頑張っていく」、「理想は生え抜きの日本人で中心選手(になること)。(そのような選手は)チームを安定させる、ファンの人が喜んでくれるというところにつながると思う」と、将来的にチームの絶対的主軸に育つポテンシャルは十分だと口にした。 ただ、この直後に矢野監督は「今年すぐに結果を残せるのかというと僕はそんなに甘くないと思う」と、佐藤がプロ1年目の今季、いきなり好成績を残すことは考えづらいと主張。また、「大学卒業して1年目で期待以上の成績を残したのは巨人の高橋由伸ぐらい」と、過去に1年目から主力級の数字を残した大卒左打者は1998年の巨人・高橋由伸(.300・19本・75打点)ぐらいしかいないとも指摘した。 佐藤が通用しないと思う理由については触れなかったが、今季は「まずはプロの投手を経験して、自分はどれくらい通用するのか試していく年になる」という矢野監督。現段階でどれくらい通用するのか楽しみだとしつつも、「本当の力が出るのは何年かかかると思う」と成長するまでにはそれなりの時間を要するのではと推測していた。 >>元阪神・川藤氏、ドラ1佐藤の“即レギュラー”に反対「簡単にやったらいかん」理由は“天狗”になるから?独自主張に反発も<< 今回の放送を受け、ネット上には「佐藤はドラフト以降かなり持ち上げられてるから、監督はこれぐらいドライな方が安心する」、「まだ新人合同自主トレも始まってないからなあ、じっくりと力量を見定めた上で育成するつもりなんだろう」、「左打者がいきなり甲子園で結果残せるとは思えないし、過度な期待はしないという考えは理に適ってると思う」といった反応が多数寄せられている。 「今回矢野監督が名前を挙げた佐藤は大学4年時に関西学生野球リーグの通算本塁打記録を更新(14本)した左の強打者ということもあり、指名当初からファンやメディアの間では『新人での開幕スタメンは十分あり得る』、『30本塁打は十分達成できる逸材』といった期待の声が多く挙がっています。ただ、阪神の本拠地である甲子園は右翼側から左翼側へ吹く浜風が存在することに加え、右中間、左中間が深い構造をしているため左打者が本塁打を量産するのは難しい球場。実際、過去の生え抜きを見ると左打者で30本塁打をクリアした選手は掛布雅之のみで、20本以上にラインを下げても藤田平、桧山進次郎、鳥谷敬の3名を加えた4名しかいません。矢野監督はこうした歴史があることも踏まえ、佐藤が期待外れに終わらないように慎重に育成しようとしているのではないでしょうか」(野球ライター) 今回の放送内で矢野監督は「大山(悠輔/2016年ドラ1)、佐藤、井上(広大/2019年ドラ2)、そこらへんが中心になっていくような時代がくれば」と、ゆくゆくはドラフト上位野手でクリーンナップを構築したいという構想も口にしている。その構想の実現に向け、佐藤の育成には時間をかけてじっくりと取り組む方針なのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤が“21世紀最高記録”を塗り替える? 実戦打率4割超の逸材、村田・高山らを上回るためのカギは
2021年02月27日 11時00分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤、対外打率6割超えも「逆に信用できない」の声 シーズンへの“撒き餌”? 昨季も被害者が続出か
2021年02月19日 17時00分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤、スゴいのはパワーだけじゃない? 折れたバットで“フェンスオーバー”は意味深練習の成果か
2021年02月17日 11時30分
-
スポーツ
阪神・矢野監督、ドラ1佐藤の今後を明言「そんなに甘くない」 鮮烈デビューには否定的も、数年後の未来には期待?
2021年01月05日 17時00分
-
スポーツ
元阪神・川藤氏、ドラ1佐藤の“即レギュラー”に反対「簡単にやったらいかん」 理由は“天狗”になるから? 独自主張に反発も
2020年12月22日 17時20分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤に「巨人かソフトバンクに行った方が…」 金村氏の主張に賛否、このままだと育成失敗に?
2020年11月13日 20時30分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分