プロ野球
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スポーツ 2020年02月07日 19時40分
元広島・山本浩二氏がん公表「体力的にもきつかった」 ファンから激励の声続々、過去には王・安田らが克服
現役時代は広島(1969-1986)一筋でプレーし、引退後は広島(1989-1993,2001-2005)や侍ジャパン(2012-2013)の監督も務めた経験を持つプロ野球解説者の山本浩二氏。7日、その山本氏が膀胱がんと肺がんを患っていたことを各メディアが報じた。 報道によると、7日に巨人キャンプを訪問した山本氏は、報道陣の取材に対し昨年から膀胱がん、肺がんを患っていたことを公表。また、現在リハビリ中であるという山本氏は闘病生活について「手術は小さいものを含めて7回くらい」、「病院と家を行ったり来たりしていた」、「自分でも信じられないくらいの1年。体力的にもきつかった」などとコメントしたという。 昨年4月に巨人戦中継で解説を務めて以来、表舞台には姿を現していなかった73歳の山本氏。今回の一件を受け、ネット上からは「最近見ないなと思ってたけど、がんを2つも患っていたとは」、「なかなか表舞台に出てこないから、なんとなく嫌な感じがしていたが…」、「球界にとってはまだまだ必要な人だから、病魔に負けずに戦ってほしい」、「絶対にがんを克服してください、完治を信じて祈っています」といった驚きや激励の声が多数寄せられている。 球界OBの中にはがんを発症したものの、病を乗り越え第一線に復帰を果たした人物は少なくない。例えば、現在ソフトバンクの球団会長を務める王貞治氏は監督時代の2006年7月5日に胃がんを発症していることを公表。同月18日の手術で胃を全て摘出したが、翌2007年の春季キャンプで現場復帰を果たしたそこから現在に至るまで再発・転移はしておらず、今年2月1日からスタートしているチームの春季キャンプでも精力的に指導を行っている。 その王氏に強かったことから現役時代は“王キラー”とも称された元ヤクルト・安田猛氏は、2019年5月10日に放送された『爆報!THEフライデー』(TBS系)に出演した際、2017年にスキルス性胃がんが見つかり「余命12~13か月」との宣告を受けていたことを告白。しかし、6週間に1度のペースで行う抗がん剤治療などを継続したかいもあり、安田氏は余命宣告の期間を過ぎた現在も健在。2019年7月には、神宮球場で行われたヤクルトOB戦にも参加している。 この他にも元中日・大島康徳氏(大腸がん/2016年発症)や元巨人・角盈男氏(前立腺がん/2014年)といった球界OBが、がんに負けることなく現在も活動を続けている。山本氏も彼らと同じようにがんを克服し、またテレビ中継で解説を行ってくれることを全てのプロ野球ファンが心から願っていることだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月07日 18時30分
巨人・坂本、「2か月連続インフル」に心配と苦言も? 大記録達成に黄信号、“31歳7か月”の壁は超えられるのか
1日から宮崎で行われている春季キャンプにおいて、調整を一任される「S班」で調整を続けていた巨人・坂本勇人。7日、その坂本がインフルエンザを発症したことを複数メディアが報じている。 報道によると、坂本は前日6日の夜から高熱などの症状が出ており、宮崎市内の病院で検査を受けたところインフルエンザA型と診断されたとのこと。また、チームでは澤村拓一、平間隼人の両名も、坂本と同じくインフルエンザA型を発症したことも伝えられている。 坂本は先月6日から21日まで、沖縄で行っていた自主トレ中にもインフルエンザB型を発症。この一件に関する報道の中では「インフルは人生初」という本人の言葉も伝えられていたが、そこから約1か月というあまりにも短いスパンで再び同様のアクシデントに襲われてしまった。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「2か月連続でインフル発症って不運すぎる」、「1回目の遅れを取り戻そうと追い込んで、その疲れで免疫が低下してたんだろうな」、「キャンプ中はファンやマスコミとの接触も多いからそれで移されたのかも」、「これから状態上げてくって時にこれはキツイだろうなあ」、「みんな不運って言ってるけど、坂本の自己管理に問題があったんじゃないの?」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「インフルで2000本安打の最年少記録は危うくなったかもなあ」、「これで調整狂うし、最年少2000本は厳しくなったな」、「最年少記録見たいけど、ここから急いで調整したら別のところ怪我しそうだし…」といった、通算2000本安打を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 「2000本安打まで残り116本の坂本は7月13日までに大台に到達すれば、榎本喜八さん(当時東京/故人)が1968年7月21日に樹立した『31歳7か月』を上回り史上最年少での記録達成となります。しかし、今回2か月連続でインフルエンザを発症してしまったことで、実戦出場を含めた今後の調整に遅れが出ることは必至。さらに、今シーズンは東京五輪の影響で、開幕が例年より1週間前倒しされているというのも不安材料です」(野球ライター) 本来ならキャンプ第3クール初日の11日に一軍に合流するはずの予定が、ずれ込む可能性も出てきたとも指摘されている坂本。多くのファンが期待する最年少記録への挑戦に、早くも黄信号がともり始めているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月07日 17時00分
阪神・藤浪が「一番に話を聞きに来た」 山本臨時コーチの証言に「チームOBには従わなかったのに」驚きの声
元阪神でプロ野球解説者の片岡篤史氏が6日にアップしたユーチューブ動画に、ゲストとして出演した阪神・山本昌臨時投手コーチ。その山本氏が動画内で語った阪神・藤浪晋太郎についての話が、ネット上の阪神ファンの間で話題となっている。 矢野燿大監督のオファーを受け昨年11月の秋季キャンプで臨時コーチに就任し、その後今月の春季キャンプでも引き続き同職を務めている山本コーチ。昨シーズンプロ7年目で初の未勝利に終わった藤浪の復活に向け、精力的に指導を行っていることが各メディアの報道によって伝えられている。 今回の動画内でも、山本氏は藤浪への指導について言及。具体的には投球時における“腕の通る位置”、“右手首の立て方”、“ストライク先行のカウントの整え方”といった部分を修正していると明かしていた。 ただ、それ以上に話題となっているのが藤浪の姿勢・態度についての発言。「最初ちょっと警戒というかね、『藤浪君ってどんな子なんだろう?』って(思っていた)。寡黙なイメージがあった」という山本コーチだが、「(就任して)一番最初に話を聞きに来たのは彼」、「こちらが言う(アドバイスする)とちゃんとした答えが返ってくる」、「非常に(投球を)勉強しているなというのは感じた」と、藤浪の積極的な姿勢・態度を高く評価していた。 この一連の発言を受け、ネット上のファンからは「自分から話聞いてるのか、チームOBには従わなかったのに」、「あの藤浪が他人の言うことを聞き入れているのは意外だな」、「外部コーチの教えなら、しがらみなく受け取れたりするのか?」といった反応が多数寄せられている。 「藤浪はこれまで“周囲の話を聞かない頑固な性格”であることが複数のメディアによって報じられており、過去には能見篤史やメッセンジャー、江夏豊といった阪神の選手・OBも苦言を呈したとも伝えられています。その気難しい藤浪が山本コーチの指導には素直に従っているという点を、意外だと感じたファンは少なくないようです」(野球ライター) 現役時代は中日(1984-2015,2016)一筋でプレーし、「581登板・219勝165敗・防御率3.45」といった数字を残して名球会入りも果たしている山本コーチ。昨シーズンを含めここ3シーズンで計8勝と不振にあえぐ藤浪も、もしかしたら「この人の言うことなら」と心を開いたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年02月07日 11時30分
ヤクルト、奥川の炎症は“ブラフ”だった? 他球団も警戒、意味深なキャンプ二軍スタートのワケとは
シーズン途中から先発ローテーションに入っているのではないだろうか。 東京ヤクルトスワローズのドラフト1位ルーキー、奥川恭伸投手が“投球”を再開した。右肘の炎症が1月の新人自主トレ中に見つかり、ノースローでの調整が続けられていた。しかし、2月6日にキャッチボールを再開。他の二軍選手とほぼ同じ練習メニューもこなしていた。 「奥川は投げたくてウズウズしていたみたい。二軍首脳陣がキャッチボールの距離を制限させるなど、ブレーキをかけていました」(スポーツ紙記者) ここまで聞くと、メスを入れたような大怪我を負ったようだが、本当は違った。もちろん、ヤクルトは好投手を何人も故障させてしまった“過去”がある。慎重を期して、ノースロー調整をさせたと見るべきだろう。 「1月15日、球団は念のため、神奈川県下の病院で奥川の右肘を診てもらっています」(前出・同) 前監督の小川淳司GMを始め、複数も球団関係者が「プロで4、5年やっているピッチャーなら、放っておく程度」と話していた。今回の措置は「無理をさせない」のひと言に尽きる。とは言え、ヤクルトがここまで奥川の調整に慎重を期した理由は、将来性を考えただけではなかった。 奥川も先発ローテーションを争う“投手リスト”に名前が入っているからだ。 「昨季のヤクルトで、規定投球イニング数に達したピッチャーは小川泰弘だけ。それも、5勝12敗と負け越しています。弱点の先発投手をどう補っていくかが今季の課題」(プロ野球解説者) 投手力の補強。外国人投手2人を獲得し、さらにドラフトでは2、3、4位で大学生投手を指名している。 「大卒の3人の新人投手は全員一軍スタートとなりました。2位の吉田大喜(22=日体大)は即戦力と評価されています。ただ、国際試合などではセットアッパーを任されてきたので、短いイニングで光るタイプなのかも」(前出・スポーツ紙記者) しかし、他のセ5球団がもっとも恐れているのが、奥川なのだ。奥川の投げるボールの軌道は田中将大に似ている。田中はプロ一年目から一軍マウンドを経験した。奥川を追い掛けた全球団のスカウトは「当時の田中よりも上」と見ており、「田中がプロ一年目から通用したのだから、奥川も」と警戒している。 ノースローの調整が長かった以上、開幕一軍は間に合わないかもしれないが、順調に行けばシーズン中盤には出てくるというのが対戦チームの見解だ。 「二軍スタートとなったことで、むしろブキミ。昨季の日本ハム・吉田輝星のように二軍で登板したら、即一軍という流れも十分に考えられます。吉田が一軍初マウンドで勝利投手になれたのは、対戦チームのデータが少なかったせいもあります。奥川がいきなり出てきたら…」(在京球団スタッフ) 奥川の二軍スタートは右肘の炎症だけが理由ではなかったようだ。「隠す」ためでもあったようだ。肘の炎症が完治するのは、時間の問題。高津監督はこのドライチルーキーを一軍マウンドに上げるタイミングを見計らっているのだろう。甲子園ヒーローが神宮球場のマウンドで躍動する。興味深い光景が見られそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月06日 18時38分
「7番・會澤がポイント」鈴木福の“ガチトーク”に広島ファン歓喜 「爪の垢を煎じて飲め」加藤紗里と比較する声も?
『小学館』と『CHOCOLATE Inc.』が共同で運営し、親子向けのバラエティ動画を多数アップしているユーチューブチャンネル『ピカいちCHANNEL』。このチャンネルでMCを務めている俳優・鈴木福の動画内でのトークが、ネット上の広島ファンの間で話題となっている。 今回注目を集めているのは、3日にアップされた『広島カープ愛を語り尽くす。5分だけ…俺の話を聞いてくれ!パート2』というタイトルの動画。2016年6月18日オリックス戦(マツダスタジアム)で始球式を行ったことをきっかけに広島ファンになったという鈴木が、“広島カープの好きなところ”や“来季のベストオーダー”といったテーマでトークを展開するという内容だった。 “広島カープの好きなところ”について、鈴木は「一番というのは決められない」とした上で「外国人選手を育てるチームは(広島以外に)ない」、「走攻守そろった選手がコツコツ(バントなどを)決めていきながら塁をためヒット1本で帰ってくるという、日本の伝統的な野球をしているのがカープ」、「あとはやっぱりファンの方々。(僕は)広島風お好み焼きの店に行って、マスターと一緒にカープの話をするのがシーズン中の楽しみ」と広島の魅力について熱弁。 また、“来季のベストオーダー”についても「外野がすごく迷った。(最初は)西川(龍馬)選手がセンターで野間(峻祥)選手がレフトで、サードが安部(友裕)選手というのもアリかなと思ったけど、右打者が意外と少ないなと思った」、「(昨季得点圏打率リーグ1位の)會澤(翼)選手が7番というのが(ポイント)。怖いですよ、この下位打線は」と、選手の打席の左右やデータなどを基にオーダーを考えていた。 今回の動画を受け、ネット上の広島ファンからは「話の内容がガチすぎる、絶対俺よりカープのこと好きだわ」、「めちゃくちゃ生き生きしててかわいい、自分も一緒に語りたい」、「右、左も考慮してオーダー組むのはさすが」、「得点圏強い會澤を7番に置くとは福くん分かってるな」といった反応が多数。 一方、「チーム愛が伝わってきて好感が持てる、加藤紗里とは大違いだ」、「加藤紗里は福くんの爪の垢を煎じて飲んだ方がいい」といった、タレントの加藤紗里を引き合いに出したコメントも複数寄せられている。 「加藤は広島が25年ぶりにリーグ優勝した2016年ごろから広島ファンを名乗っていましたが、先月29日にアップした自身のユーチューブ動画の中で、『広島ファンですか?』という質問に『ううん全然。あれネタ』と発言しファンの反感を買っています。今回の動画とはアップされた日にちが近かったということもあり、両者の熱量の差を比較したファンも多かったようです」(野球ライター) ファンになった、及びに名乗り始めた時期は同じ2016年という鈴木と加藤。しかし、他の広島ファンからの好感度については、くっきりと明暗が分かれているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について『ピカいちCHANNEL』よりhttps://www.youtube.com/channel/UCCV3RigKiLxFOqlYZcsq35w加藤紗里の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC8lOuXFu6iAealRIeBdEViA
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スポーツ 2020年02月06日 17時30分
【DeNA】一軍キップは誰の手に!?熾烈を極めるベイスターズのキャッチャー争い
ベイスターズ捕手の闘いが熱い。現在、沖縄・宜野湾で行われている一軍キャンプには、昨年オフに4年契約を結んだ伊藤光を筆頭に、7年目の嶺井博希、5年目の戸柱恭孝、3年目の若手・山本祐大の4名が選出されている。 正捕手候補1番手は伊藤光。オリックスから2018年シーズン途中にトレード移籍でベイスターズに加入すると、昨シーズンは開幕から正捕手の座を奪取。7月30日に骨折で離脱するなどのアクシデントもあったものの、84試合出場、打率.254、ホームランは自己最多の8本と活躍した。不遇だったオリックス時代の鬱憤を晴らすべく、「勝つために全力を尽くしていきたい」と決意している。 ただ、伊藤も故障がちな点や、得点圏打率の低さ、セ・リーグで最低だった盗塁阻止率などの課題もある。嶺井はオフにホークスの松田宣浩とのグアム自主トレに帯同し、レベルアップを図った。セールスポイントでもある積極的で、意外性のあるバッティングに磨きをかけ、目標に掲げた「100試合出場」を達成したいところだ。 戸柱は奄美の秋季キャンプから「走り方」の変更に着手し、下半身、上半身を連動させることを課題に挙げていた。高い技術のフレーミングを駆使したキャッチングと共に、昨年後半に見せていた勝負強いバッティングをアピール出来れば、キャッチャーとして唯一の左打ちのアドバンテージもあるだけに、出場数も増して行くことであろう。 弱冠21歳の山本は、強肩を武器に勝負したい。上記3人の盗塁阻止率は、一番高い嶺井でも.280と、付け入る余地はある。バッティングもファームではあるものの.255と、2年目のキャッチャーとしては十分な数字を残した。8月28日には一打サヨナラ、2死満塁の場面、最後の野手として登場し、見事にライト前にヒットを放つなど、“持ってる”男だけに期待も大きくなる。 ファームには、オリックスから出戻りの高城俊人も控えており、ルーキー時代の濱口遥大と専属バッテリーを組んでいたことから、再び起用されることも予想される。パ・リーグの野球を経験し、キャッチャーとしての深みが増している点も加味すると、一気に割って入ることも不思議ではない。 シーズン通して1人のキャッチャーがマスクを被り続けることは、ラミレス監督の采配や、球界のトレンドを鑑みても考えにくい。ベイスターズのキャッチャー陣は一長一短ある個性派揃いだけに、まずは開幕一軍争いに注目してみたい。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月05日 11時50分
ロッテ・佐々木、来週にも実践デビュー? キャンプで判明の“特異体質”、首脳陣も育成プランを上方修正か
令和の怪物・佐々木朗希の育成プランが“上方修正”された。キャンプ後半も一軍帯同、2月13日にもブルペン入り――。怪物の弱点は体力面だった。長時間の練習、ハードメニューのトレーニングを積んだ経験がないことから、「他の高卒指名選手よりも持久力がない」とされていた。昨夏の甲子園大会後のU-18大会でも血マメができて投げられなかったが、「故障しやすい」とも言われていた。そんな“繊細な怪物”を故障させずにキャンプを終えることが、千葉ロッテ首脳陣の最重要課題だった。 「ノックなどの本格的な練習が始まる前にキャッチボールをしますよね。そのキャッチボールは『5分で切り替えろ』と、佐々木に指示していました。キャンプ序盤の様子を見て、その時間を8分まで延ばして大丈夫そうだと判断されました」(球界関係者) キャッチボールが5分…。プロアスリートのウォーミングアップとしては物足りないくらいだが、首脳陣は心配そうに見守っていたという。 投手出身のプロ野球解説者がキャンプにおける肩の作り方を教えてくれた。 「キャンプ序盤から前半に掛けて、一度大量な投げ込みをします。200球以上投げる日を設けるんです。そこで、肩周辺の筋肉がパンパンに腫れ上がってくる感じになり、その翌日以降も100球前後の投げ込みをします。痛みはあります。でも、そういう無理をする時期が作らないと、肩周辺の筋肉は強くならないので」 故障とは違う筋肉の痛み、そんな風に自分を追い込んでペナントレースの長丁場を戦う筋肉を作り上げていくのだという。 こういう話を聞かされると、佐々木のキャッチボール時間が延長された程度では、佐々木の体はもっと鍛え上げていかなければならないことが多いようだ。 しかし、上方修正とはキャッチボールの時間延長のことだけではなかった。 「基礎体力を作るため、走り込みや下半身に負荷を掛ける運動をやっています。そこで分かったのは、佐々木の筋肉は柔らかく、関節の稼働域も大きいということ。疲れやすい体質のようですが、回復も早い」(前出・球界関係者) 千葉ロッテの一軍は2月14日にキャンプ地・石垣島を離れ、沖縄本島に移動するスケジュールだ。そこで対外試合をこなしていく予定で、試合出場のない選手は球場施設を使って練習をするつもりでいた。 佐々木は石垣島(二軍)に残し、体力強化を続けさせる予定だったが、もう少しの間、一軍に帯同させることになったのだ。 「一軍選手が試合前にどんな練習をしているのか、なせ、その練習をやってから試合に臨むのかを教えるためです。練習時間は短くなりますが、飲み込みも早いので、ひとまず経験させるべきと決まりました」(前出・同) オトナの一軍選手の中に入っても動じないハート、そして、一軍の打球の速さをベンチから見せておこうという狙いだ。 「13日のブルペン投球次第ですが、疲れが溜まっていないようなら、顔見せ程度ですが、テスト登板も井口監督の視野に入っています」(スポーツ紙記者) テスト登板とは言え、実現すれば、ファンは大喜びするだろう。その結果次第では、未完成でも「実戦登板」が育成プログラムに加わるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月04日 22時30分
日本ハム中田翔「シンプルかつさわやか」北海道シリーズユニ発表!
北海道日本ハムは4日、毎年恒例の人気イベント『北海道シリーズ2020 WE LOVE HOKKAIDO』で着用する限定ユニフォームを発表した。 限定ユニフォームは、4月24日、北海道白老町のポロト湖畔にアイヌ文化復興・創造の拠点『ウポポイ(民族共生象徴空間)』が誕生することを記念。北海道遺産で災いなどから身を守る魔よけの意味を持つとされるアイヌ文様をモチーフに、北海道庁・公益社団法人北海道アイヌ協会・ファイターズが共同でデザイン。「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しており、チームとファン、そして北海道が、一丸となることを表現しているという。今後、発表されるさまざまなシリーズ企画を通じて、北海道の魅力を届けていくことになりそうだ。 会見に出席した栗山英樹監督は「北海道が一つになって戦うシリーズです。いつも北海道の皆様に力をいただいて、我々はいい試合ができています。北海道の原点であるアイヌの方々をはじめ、道民の思いを胸に、このユニフォームを着てしっかり戦っていきます」とコメント。中田翔は「シンプルかつさわやかで、いいデザインだと思います。この限定ユニフォームでチーム一丸となって勝利を目指します」とユニフォームの感想を述べた。 『WE LOVE HOKKAIDO』は2007年から2011年を除いて、毎年開催されているファンに人気のイベント試合。毎回どんな配色になるのか注目されているが、今年は中田が話しているように、シンプル。まるで雪を連想させるかのようなアイヌ文様をモチーフとしたユニフォームとなっている。4月に札幌ドームで開催するパ・リーグ5球団との試合で着用し、4.11ロッテ戦、4.25楽天戦では来場者全員にプレゼントされる。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月04日 18時00分
元ヤクルト・成瀬に「責任をなすりつけるな」の声 3シーズン所属の左腕、サインを巡る古巣捕手陣への“恨み節”に反発続々
1日に放送された『球辞苑』(NHKBS1)に出演した元ヤクルト・成瀬善久(現BCリーグ・栃木)。その成瀬の番組内での発言が、ネット上のヤクルトファンの間で物議を醸している。 『球辞苑』はプロ野球に関連するキーワードを毎回1つピックアップし、現役・OBの証言やデータなどを交えて掘り下げていくという内容の番組。今放送のキーワードは変化球の一種である「チェンジアップ」で、実際に同球種を持ち球の1つとしている成瀬は握りや投げ方について身振り手振りを交えて解説した。 問題となっているのは放送終盤での発言。成瀬は共にゲスト出演していたプロ野球解説者の里崎智也氏(元ロッテ)の「真っすぐ(ストレート)があるからチェンジアップが活きる。チェンジアップに頼りすぎると打者も慣れてくる」というコメントを受け、「ヤクルトに行ってからストレートいく(投げる)タイミングはなかったです。ストレートいきたいんですけど、(捕手から)サインが出なかったです」と発言。 続けて、「全球チェンジアップだとファールもされるし空振りもないですから、相手のミスショット待ちです。だから投げ手側としてはしんどかったですね」と当時の苦悩を吐露した。 この発言を受け、ネット上のヤクルトファンからは「自分を棚に上げて捕手に責任をなすりつけるな」、「サインが気に入らなかったら首振ればよかっただけの話」、「そもそもストレートのサイン出しても打たれまくるからだろ」と反発の声が挙がっている。 「2015年から2017年までヤクルトでプレーした成瀬ですが、球種別の被打率を見るとこの3年はいずれもチェンジアップよりストレートの方が被打率が高く、2016年に関しては『.422』と実に4割以上の投球を相手打者に捉えられています。成瀬は番組内で『しんどかった』と発言していましたが、それは受け手側の捕手陣も同じ気持ちだったのではないでしょうか」(野球ライター) 一連の発言の中では「やっぱり怖い(怖かった)んでしょうね、スピードないし」と、ストレートのサインが出なかったのは自身にも非があるとも口にした成瀬。しかし、それでもなお違和感がぬぐえなかったファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月04日 17時00分
元巨人・堀内氏、菅野のフォーム改造に疑問 復活をかけた決断、「新人がやると戻れなくなる」リスクも指摘
元巨人監督でプロ野球解説者の堀内恒夫氏が、3日に自身のブログに投稿。巨人のエースである菅野智之の投球フォームについて言及した。 今オフ、スポーツトレーナーの鴻江寿治氏が主宰する『鴻江スポーツアカデミー』に、ソフトバンク・千賀滉大やソフトボール女子日本代表・上野由岐子と共に参加し、フォーム改造に取り組んだことが伝えられている菅野。春季キャンプ2日目の2月2日にブルペン入りした際には、「カーブの回転数、変化量が大きくなった」と新フォームへの手ごたえを口にしたことも報じられている。 「菅野投手の投球フォームをどう思っているのか解説をお願いします」というブログ読者からの質問に答える形でブログを投稿した堀内氏は、まずフォーム改造の意図について、「体重移動を確かめているのが主な目的」と解説。 続けて、「シーズンもそのまま(のフォームで)投げるのかっていうのは また別の話じゃないかと思うよ」と、春季キャンプ中のブルペン投球やその後のオープン戦の結果次第では、新フォームをシーズンでは採用しない可能性もあると指摘した。 また、「菅野クラスになるとね キャンプでは色々なことが自由に出来るのよ。例えば、あれを新人がやったら 元に戻れなくなっちゃうよ(笑)」と、フォーム改造は今シーズンでプロ8年目を迎える菅野が実績、キャリアのある投手だからこそ可能な試みであるとの持論も展開した。 「菅野だから出来る。だから まだなんとも言えないかな」と、フォーム改造の成否はもう少し時間をかけて判断する必要性があると述べた堀内氏。一方、「腰は痛くなさそうでよかったけどね」と、昨シーズン2度の登録抹消を強いられるなど苦しんだ腰痛については、今のところ問題なしとの見方を示してもいた。 今回の投稿を受け、ネット上のファンからは「大丈夫かなと思ってましたが、ブログを読んでフォーム改造の意図について納得しました」、「経験の積み重ねがないと簡単に元には戻れないんでしょうね」、「あんまりいじらない方がいい気もします、それより気にかけるべきなのは腰の状態でしょう」「個人的にはリスクが大きいと思うので、新フォームが確定でないとすればちょっと安心です」といった反応が寄せられている。 昨シーズンは腰痛の影響もあり、「22登板・11勝6敗・防御率3.89」と自己ワーストの成績に終わり、2013年の入団以来6年連続で継続していた規定投球回到達も逃した菅野。山口俊が退団(巨人→ブルージェイズ)した今シーズンは、昨シーズン以上にチームの命運を左右する役割を担うことになるが、果たしてフォーム改造の吉凶はどちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
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