報道によると、坂本は前日6日の夜から高熱などの症状が出ており、宮崎市内の病院で検査を受けたところインフルエンザA型と診断されたとのこと。また、チームでは澤村拓一、平間隼人の両名も、坂本と同じくインフルエンザA型を発症したことも伝えられている。
坂本は先月6日から21日まで、沖縄で行っていた自主トレ中にもインフルエンザB型を発症。この一件に関する報道の中では「インフルは人生初」という本人の言葉も伝えられていたが、そこから約1か月というあまりにも短いスパンで再び同様のアクシデントに襲われてしまった。
今回の一件を受け、ネット上のファンからは「2か月連続でインフル発症って不運すぎる」、「1回目の遅れを取り戻そうと追い込んで、その疲れで免疫が低下してたんだろうな」、「キャンプ中はファンやマスコミとの接触も多いからそれで移されたのかも」、「これから状態上げてくって時にこれはキツイだろうなあ」、「みんな不運って言ってるけど、坂本の自己管理に問題があったんじゃないの?」といった反応が多数寄せられている。
同時に、「インフルで2000本安打の最年少記録は危うくなったかもなあ」、「これで調整狂うし、最年少2000本は厳しくなったな」、「最年少記録見たいけど、ここから急いで調整したら別のところ怪我しそうだし…」といった、通算2000本安打を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。
「2000本安打まで残り116本の坂本は7月13日までに大台に到達すれば、榎本喜八さん(当時東京/故人)が1968年7月21日に樹立した『31歳7か月』を上回り史上最年少での記録達成となります。しかし、今回2か月連続でインフルエンザを発症してしまったことで、実戦出場を含めた今後の調整に遅れが出ることは必至。さらに、今シーズンは東京五輪の影響で、開幕が例年より1週間前倒しされているというのも不安材料です」(野球ライター)
本来ならキャンプ第3クール初日の11日に一軍に合流するはずの予定が、ずれ込む可能性も出てきたとも指摘されている坂本。多くのファンが期待する最年少記録への挑戦に、早くも黄信号がともり始めているのかもしれない。
文 / 柴田雅人