プロレスリング
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スポーツ 2020年03月30日 11時00分
ノア杉浦貴「キツかった」田中稔を相手に防衛!次期挑戦者は中嶋勝彦
プロレスリング・ノア『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.2』▽29日 東京・後楽園ホール 観衆0人(LIVEマッチ) プロレスリング・ノア初の無観客試合が29日、東京・後楽園ホールで開催された。これは新型コロナウイルス感染拡大予防による東京都と会場側の興行自粛要請に応じたもの。 第2試合では、GHCナショナル選手権試合で、チャンピオン杉浦貴に、田中稔が挑戦した。このカードは今月8日に神奈川・横浜文化体育館大会で組まれており、同大会が中止になったため、今大会にスライドされたのだ。ジュニアヘビーの稔の挑戦を受けたのは、杉浦がナショナル王座を無差別級のベルトとして、GHCヘビー級王座との違いを出して行きたいという狙いがあるのだろう。 試合はゴツゴツとしたエルボー合戦からスタート。稔が全く引かないと思った杉浦は、コーナーに追い込んでエルボーを連発。サッカーボールキックからストンピングの嵐で、稔にダメージを与えていく。しかし、稔は杉浦の左腕を絞り上げキックを放つと、セカンドロープからのミサイルキック、コーナーポストではアームロックで左腕を一点攻撃。腕を狙ったキックで杉浦は顔をしかめた。杉浦は一瞬の隙をついてアンクルホールド、雪崩式ブレーンバスターで畳み掛けるも、稔はヒートクラッチであわやカウント3まで追い込み、ミノルスペシャルへ。これを杉浦がアンクルホールドで切り返し、稔の腕十字と激しい切り返し合戦を繰り広げると、最後はアンクルホールドで絞り上げ、稔は「クソーッ!」と叫びながら無念のタップアウト。杉浦が4度目の防衛に成功した。 試合後、中嶋勝彦が現れ、「その赤くておいしいベルト、シンプルに獲りたいんですよね。挑戦表明させていただきます」と挑戦表明。杉浦は誰もいない客席に「お客さんお客さん」と呼びかけた後、カメラ目線で「お客さん。視聴者の皆さん。中嶋勝彦、YESかNOか……YESらしいぞ。おしっ、やろう!思いきりやろう!」とマイクを向けて、「OKらしいぞ」と挑戦を受諾。 バックステージで杉浦は「やっぱ上手いというか、徹底した理詰めできつかったね」と試合を振り返ると、「なかなかヘビー級とぶつかり合って、体力奪い合う試合になるんだけど今回はちょっと違う。キツかった。もうひとつのGHC王座は、ジュニアはなかなか挑戦出来ないんでね。そういう意味では自由なスタンスで行きたいんで、違ったものが見せられて良かったなと思います。(中嶋は)まあ問題ないでしょ。常にベルトを狙える位置で頑張ってくれてるんで。出てきた時も別にお客さんのブーイングなかったし、問題ないっしょ。会場に来れなくて見てる凄く楽しみにしてるファンもいると思うんでね。それに向かっても参加して欲しいなと思ったんで、マイクを向けました。(無観客試合は)試合に集中してるんであまり。ファンがどっかで見ててくれてるなと感じてた。見られてる意識は感じました。また会場で会いましょう」と最後はファンにメッセージを送っている。 杉浦のナショナル王座路線はしばらく続きそうな勢い。これを勝彦が止められるのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月27日 11時00分
プロレス界に広がる新型コロナショック!ノア5.2大田区大会も中止
プロレスリング・ノアは26日、既に発表されている29日の東京・後楽園ホール大会を中止にし、無観客試合にすることに加えて、27日の神奈川・横浜ラジアントホール大会、今年前半のビッグマッチである5月2日の東京・大田区総合体育館大会を中止にすると発表した。 東京都では、25日に小池百合子都知事が、感染者が急激に増加した新型コロナウィルス感染拡大による緊急会見で、22日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで大会を開催したキックボクシング団体K-1が、28日に後楽園ホールで開催する『Krush.112』に対して、自粛を要請したことを明らかにした上で、無観客試合での開催で合意したと発表。また26日から、後楽園ホール側より使用を予定している各団体に、大会開催の自粛を要請したようで、プロレスではフリーダムズ、JUST TAP OUT、格闘技ではシュートボクシングなどが中止を発表している。他にもプロボクシングを始め、事前に延期を発表していた団体も多い。 ノアは27日の横浜大会では、全日本プロレスから三冠ヘビー級王者の諏訪魔が乗り込んで来ることが発表されていた。29日の後楽園大会は、8日に神奈川・横浜文化体育館大会が中止になり、同大会で予定されていたGHC4大選手権をそのままスライドし、後楽園クラスの大会としては異例のタイトルマッチ4試合のみ行うとあって、“神興行”になるのではないかというファンからの期待感が強かっただけに、無観客試合になり、CSと配信の生中継だけになってしまったのは残念である。 さらに、大田区総合体育館は行政が管理しているとあって、今回中止が発表された5月2日までは、行政が管理している施設は使用出来ない可能性は高い。プロレス・格闘技界にとってしばらく我慢の時期が続きそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月12日 22時30分
ノア、3.27横浜ラジアント大会に全日本から諏訪魔ら乗り込み!
プロレスリング・ノアは11日、27日に開催する『NOAH the SPIRIT 2020』神奈川・横浜ラジアントホール大会の全対戦カードを発表した。 メインイベントでは、中嶋勝彦、谷口周平、岡田欣也が、全日本プロレスのEvolutionチームの諏訪魔、石川修司、岡田佑介と対抗戦を行う。欣也はこの一戦のために、杉浦軍を脱退。中嶋に対抗戦出場を直訴、これを承諾され、今回のノア選抜に抜擢されている。全日本には、ノアから杉浦貴が春の最強戦士決定戦『2020チャンピオンカーニバル』に参戦することが決定しており、諏訪魔らEvolutionのメンバーは、ノアマットでインパクトを残しておきたいところ。刺激的かつ迫力のある対抗戦になるのは必至である。 セミファイナルでは、杉浦軍の桜庭和志、鈴木秀樹、関根シュレック秀樹、大原はじめ、NOSAWA論外が、拳王、マサ北宮、稲村愛輝、覇王、仁王の金剛チームと、5vs5のイリミネーションマッチを行う。“レジェンド”桜庭がラジアントホールで見られるのは贅沢なこと。『グローバルタッグリーグ2020』に向けて、ユニットの力も試される試合になるだろう。 オープニングマッチでは、『グローバルタッグリーグ2020』に、3年連続で出場する齋藤彰俊と井上雅央がシングルマッチで対戦。第2試合では、GHCヘビー級王者の潮崎豪が、丸藤正道、モハメド・ヨネとトリオを結成し、GHCナショナル王者の杉浦、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、レネ・デュプリと対戦。“若きエース”清宮海斗は、第3試合で、ジュニア勢に囲まれた8人タッグマッチに出場する。 見応えのある全5試合が、横浜の夜を熱くしてくれるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月10日 22時30分
ノア、タッグリーグ出場チーム発表!丸藤&望月ら8組が参加
プロレスリング・ノアは、大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で4月4日に開幕する『グローバル・タッグリーグ2020』の出場チームを発表した。今年は8チームが参加し、A、Bの2ブロックに分けて4チームずつが総当たりリーグ戦を繰り広げ、上位2チームが決勝に進み、4月18日の東京・後楽園ホール大会で優勝チームを決定する。今年の出場チームは次の通り。▼Aブロック丸藤正道&望月成晃(初)清宮海斗&谷口周平(初)拳王&マサ北宮(初)レネ・デュプリ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. (初)▼Bブロック潮崎豪&中嶋勝彦(2)杉浦貴&関根シュレック秀樹(初)齋藤彰俊&井上雅央(3)関本大介&稲村愛輝(初) 8チーム中、6チームが初出場となる。Aブロックは、GHCタッグチャンピオンチームの丸藤正道&望月成晃を始め、全チームが初出場。昨年は杉浦貴&KAZMA SAKAMOTOが優勝しているが、今回杉浦は関根とのタッグでBブロックにエントリーした。また、Bブロックは、タッグ王座陥落後、シングルプレイヤーとして潮崎はノアの、中嶋はW-1のチャンピオンになり、存在感を増しており、AXIZとして初優勝を果たし、再びタッグ王座に挑戦したいところ。 彰俊&雅央は地味ながらも3年連続の出場。このチームがかき回せば、Bブロックは混沌とする可能性が高いだけに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月05日 09時00分
リアルジャパン3.19後楽園で船木誠勝と澤田敦士が初対決!ノア杉浦も参戦
リアルジャパンプロレスは3日、19日に東京・後楽園ホールで開催する『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5』の追加カードを発表した。 既にメインイベントでは、レジェンド王者の藤田和之がプロレスリング・ノアの杉浦貴とタッグを結成。リアルジャパンのスーパー・タイガー、大日本プロレスの関本大介と対戦することが発表されている。29日のノア後楽園大会で、藤田は潮崎豪のGHCヘビー級王座に挑戦、杉浦は田中稔を相手にGHCナショナル王座の防衛戦を行うだけに負けられないところだが、至宝奪還に燃えるスーパー・タイガーにとってはリスクの高い闘いになるだろう。 今回発表されたのは、船木誠勝と澤田敦士によるフリー対決。両選手はこれまで1度も絡んだことがなく、今大会が正真正銘の初対決となる。“売名王”澤田が正統派の船木を相手にどんな勝負を挑むのか注目だ。船木は「リアルジャパンプロレス2020年初戦は澤田敦士選手、初対戦。1度も触った事がありません。正に、未知の強豪。パンクラス時代、初来日の外国人選手と闘い試合で圧倒された記憶が蘇ります。だからこそ、気を引き締めて挑みたいと思います」と初対決が故に警戒している様子。澤田は「リアルジャパンプロレスのリングに連続して参戦出来ることを光栄に思います。プロレスとは一寸先はハプニング。この度、あの船木誠勝選手との一戦が組まれた事はまさにハプニング。私にとって“驚天動地”の思いです。幼い頃、ブラウン管を通して見ていた船木選手と闘う姿は想像すらした事ありません。挑戦せずして成功なし。船木誠勝をたっぷりと堪能させて頂きます」と師匠であるアントニオ猪木氏の言葉を使って、船木戦への意気込みを語った。 今大会は、他にUWAアジアパシフィックヘビー級選手権3WAYマッチ、将軍岡本(第3代UWAアジアパシフィック王者) 対 間下隼人(リアルジャパンプロレス) 対 岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス)と、女子プロレスタッグマッチ、松本都(崖のふち女子プロレス)&彩羽匠(マーベラス) 対 朱里(MAKAI)&安納サオリ(フリー)が発表されており、アレクサンダー大塚、日高郁人、鈴木秀樹、雷神矢口、タカ・クノウ、ロッキー川村、関根“シュレック”秀樹らの参戦が決定している。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月04日 17時30分
ノア最強戦士決定戦N-1決勝は今年も大阪府立の「上」で開催!
プロレスリング・ノアは9月以降の日程を発表した。 今年もノア最強戦士決定戦『N-1 VICTORY 2020~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE』(N-1)を開催する。N-1は昨年、2010年から開催されていた『グローバル・リーグ』から名称を変更した。昨年は優勝決定戦で拳王が杉浦貴を下し栄冠に輝いた。 今年は9.18愛知・名古屋国際会議場大会で開幕。東京・後楽園ホールは2連戦を含む3大会を開催。神奈川・横浜ラジアントホールでも2連戦が行われ、優勝決定戦は昨年と同じく、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場で開催することが決定した。昨年は大阪市交通局の地下鉄なんば駅コンコースに横長の巨大ポスターを掲示するなど、大プロモーションを展開したが、動員は2597人にとどまった。業界1位の新日本プロレスは同会場で常に5800人前後を動員し、当日券の販売がない状況が続いているだけに、サイバーエージェント傘下となり新体制のノアにとって、ここは意地の見せどころだろう。 ノアは大阪大会の後に、20周年イヤー最大のビッグマッチ(11.22東京・両国国技館大会)を控えているだけに、タイトル挑戦を狙う選手たちは目の色を変えて、10日間にわたるN-1に挑むはずだ。12月には3回の後楽園大会も決定。大阪大会も府立第2競技場へ定期的に進出し、今大会への布石は打ってきた。AbemaTVでの放送もスタートし、ノアは再び全国的に「知られる」団体になりつつある。 東京の会場熱を地方まで広げられるかどうかはノアに限らず新日本以外の団体にとって大きな課題なだけに、ノアが今年も府立の「上」を使い続けたことは、とても意義があることと言っても過言ではない。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月03日 11時00分
ノア横浜文体は中止!3.29後楽園でGHC4大王座戦のみ開催へ
プロレスリング・ノアは2日20時、武田有弘執行役員が延期と発表されていた、3.8神奈川・横浜文化体育館大会を中止にすると発表した。 「3月中にスライドする形で代替大会の開催」を目指し、会場側と調整を行ったが、調整がつかなかったという。そのため、当日予定されていたGHC4大タイトルマッチ、GHCヘビー級選手権試合、潮崎豪対藤田和之、GHCナショナル選手権試合、杉浦貴対田中稔、GHCジュニアヘビー級選手権試合、小川良成対原田大輔、GHCタッグ選手権試合、鈴木鼓太郎&小峠篤司対HAYATA&YO-HEYの4試合を、29日の東京・後楽園ホール大会で開催する。この大会はタイトルマッチ4試合のみで、他の試合は行われない。これは、1.4後楽園大会に続く『神大会』になる可能性が高いのではないだろうか。 まさにピンチをチャンスに変えるような今回の企画は、昨年からイメージ付けがされつつあるノアの“攻める”姿勢が出ていて、とてもワクワク感がある。27日の神奈川・横浜ラジアントホール大会から開催予定だった『グローバル・タッグリーグ2020』の開幕戦は、4.4エディオンアリーナ大阪第2競技場大会に遅らせることになるが、優勝決定戦は予定通り4.18後楽園大会で開催するとのこと。 新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、さらなる変更がある可能性も残されているが、「出来ることをやる」というノアの姿勢に1ミリもブレはない。横浜文体大会で組まれていたタイトルマッチ以外のドリームマッチも、「プレミアム感」を増していつか実現するはずだ。今は、29日の4試合興行までに事態が収束することを願うばかりである。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月02日 17時35分
W-1が7年の歴史に幕!武藤敬司は3.15大田区大会が所属ラストマッチ
プロレス団体WRESTLE-1(以下:W-1)が、2月29日に「今後に関する」会見を行った。4月1日の東京・後楽園ホール大会をもって、無期限の活動休止となることが明らかになった。全所属選手は3月31日付けで退団する。 W-1は2013年、全日本プロレスを退団した武藤敬司と行動をともにした同志たちによって東京・TDCホール大会で旗揚げ。旗揚げ戦は所属選手以外は全て「X」としてカードが発表され話題となり、超満員の観客が集まる中、華やかに幕を開けた。KAIと真田聖也(現SANADA)によるエース争いを軸に、カズ・ハヤシ、近藤修司、田中稔らクルーザー級戦線も盛り上がっていったが、2015年に真田が退団。翌2016年には浜亮太、中之上靖文、TAJIRI、AKIRA、田中稔、そしてKAIまでも退団してしまう。 2017年には武藤が会長となり、カズが新社長に就任し新体制に。2019年にはアイドル活動をしていた才木玲佳が入団し話題になった。しかし、武藤の長期欠場なども重なり、集客は苦戦続き。武藤は昨年復帰を果たしたが、プロレスリング・マスターズを除いては、再び会場がファンで溢れ返ることはなかったのが現状だ。今年に入ってから、W-1が活動を休止するのではないかという心配な情報が流れていたが、若い選手を多く抱えているだけに、これが現実になってしまったのは残念だ。 W-1は3月15日に東京・大田区総合体育館でビッグマッチの開催が決定している。武藤は昨年に引き続き4月にはアメリカ遠征が決まっており、W-1の活動休止前最後の大会である4.1後楽園大会は出場出来ないため、この3.15大田区大会が所属ラストマッチになるとのこと。4.1後楽園大会以降、所属選手の去就についてはまだ明らかになっていない。武藤が新日本プロレスから全日本プロレスに電撃移籍してから始まった一連の流れは、2020年4月1日をもって幕を閉じることになる。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2020年03月02日 11時00分
【プロレスリング・マスターズ】60周年セレモニーで燃える闘魂・アントニオ猪木が弟子たちに闘魂再注入に後楽園ホール爆発!「俺が世界のゴミを綺麗にしてやる」とライフワークも明かす!
2月28日、武藤敬司がプロデュースする“プロレスの達人”が集結する“レジェンドだらけ”の大会「プロレスリング・マスターズ」の全試合後に、「燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー」が行われた。 アントニオ猪木氏の足跡を振り返るVTRの後、お馴染みのテーマ曲「猪木ボンバイエ」が会場に流れると、場内は割れんばかりの“猪木コール”に包まれて、ロープを取り除いたリングへ燃える闘魂が登場。中央に用意させた椅子に着座すると、トレードマークの赤いマフラーを両手でかざし、ファンへアピールした。 続いて、プロデューサーの武藤が入場し、「デビュー60周年、喜寿おめでとうございます。暗くなりかけている日本に喝を入れてください」と呼び掛けると、“黒のカリスマ”蝶野正洋、ヒロ斎藤、越中詩郎、AKIRA、藤原喜明、藤波辰爾と、この日出場した選手たちから次々とリングインし、「おめでとうございます!」と言葉を贈った。 ここからは、それぞれのテーマ曲に乗ってゲストが登場。オールドファン中心の観客は、テーマが流れる瞬間に誰が出てくるかパッと頭に浮かぶと共にコールする状況で、木村健吾氏、前田日明氏、木戸修氏、長州力氏と次々登場する大物に、会場は大盛り上がり。更に、最後の長州氏が「武藤と蝶野がぜひ闘魂ビンタを入れてくださいと伝えてと言われてる」といたずらっぽい笑顔で猪木氏に懇願。言ってないとばかりに腕を横に振る武藤と蝶野がタジタジの表情を見せたところで、会場のボルテージがひと段落上がり、猪木氏の挨拶が行われた。 お約束の「元気ですかー!」の後、「武藤のヤツ、俺を乗せやがったな。60周年って俺関係ない」と苦笑い。その後は、自身のライフワークである“一万度以上になる水プラズマを使って、瞬時にゴミを水素化する”プロジェクトについて、「世界をひっくり返す。世界のゴミを俺が綺麗にしてやる。プラズマって言うんですが、いまこれに燃えて」と言及。「本当は去年2か月半入院して、もうどうしようかなと思っている時にこれに出会い、新たな闘魂に火が付きました」と、消えかけた闘魂が再点灯した理由も説明した。 そして、「何すればいいんですか?」と、ニヤリ。待ってましたとばかり長州氏が武藤を羽交い絞めし、「世の中に一番必要なのはビンタかも。世の中を元気にして行くぞ!」と右腕を一閃。続いて、蝶野にもお見舞い。すると、観客という“過激な仕掛人”が動き、大長州コールを巻き起こすと、武藤、蝶野がすぐさま長州氏を押さえ付け、「ひと叩き100万円なんだぞ」と言い放ち強烈な一発を放った。ファンはこれに満足せずに、前田コールでおかわりをおねだり。「前田もやるのか。変わったな」と猪木氏は笑顔で前田に対峙し、この日4度目の闘魂注入を敢行した。 最後は、猪木氏が「これからもプロレスで世界の人たちに勇気と希望を」の気持ちを込めて、恒例の「1、2、3、ダー!!」で締めた。 猪木氏に対して、様々な感情を持つレジェンド達だが、この日は弟子と師匠の関係に戻り、「猪木会長」をお祝いした。猪木という太陽を中心として、再びプロレス界にパワーが宿るーーー集まったファンの笑顔からも、そんな期待が膨らむマスターズだった。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年03月02日 10時45分
「ミステリアスなマスクマン」トリオが一夜限りの?夢競演!
プロレスリング・マスターズ▽2月28日東京・後楽園ホール 観衆1,328人 武藤敬司プロデュース、プロレスリング・マスターズが2月28日、東京・後楽園ホール大会を開催した。チケットは完売していた同大会だが、政府が新型コロナウイルス感染拡大予防のため、不要不急の外出の自粛を呼び掛けたことや、大会2日前に新日本プロレス所属選手が、新日本の興行中止に伴い他団体への選手派遣を取り止めたことなどが重なり、当日は観戦を見送ったファンもいたが、会場はかつて時代を築いた「達人」たちを見るために、多くのファンが集まった。 オープニングマッチでは、百田光雄と大矢剛功によるベテラン対決が組まれた。全日本プロレスでは「6時半の男」と言われた百田と、新日本プロレスではアントニオ猪木氏の付き人を務め、SWSなどを経てFMWでブレイクした大矢の対戦は、会場の温かい雰囲気の中、2人の攻防を楽しませた上で、15分時間切れ引き分けに。この2人に関しては、決着を望む方が野暮と言ってもいいだろう。 第2試合では、現在でもW-1のクルーザー級戦線で活躍しているヒートに、メキシコで生まれて日本では今回が初公開となるキング・リーと、2代目タイガーマスクをオマージュし、かつてプロレスリング・ノアにスポット参戦していたタイガー・エンペラーが夢のトリオを結成。東京愚連隊と対戦した。マスクマントリオは、エンペラーがトリッキーなタイガー殺法で愚連隊を翻弄。ヒートもコンディション良好で、3人の中で現在でも活躍している存在感を見せつけていた。2人の動きにつかまる場面もあったリーだが、場外にトペを放つなど、メキシコ時代を思い出した様子。最後はリーが、MAZADAにムーンサルトプレスを決めてフォール勝ち。試合後、インタビュースペースに現れた3人はリーが日本語で話し、「俺たちほどミステリアスなマスクマンはいないやろ?」と聞き覚えがある関西弁でアピールし、控室に入っていった。 キング・リーと、タイガー・エンペラーの再登場はあるのだろうか?特にエンペラーは、メジャー団体のジュニアヘビー級戦線に加わったら人気が再燃する可能性を見せただけに、一夜限りに終わらずこの続きを見せてもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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