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新生ノア、原田大輔がJr.リーグ優勝!潮崎対藤田、杉浦対清宮タイトル戦実現へ

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原田大輔

プロレスリング・ノア
『グローバルJr.リーグ2020 優勝決定戦』

▽30日 東京・後楽園ホール 観衆988人
 前日にサイバーエージェント傘下に入ったことが発表された新生プロレスリング・ノアが30日、東京・後楽園ホール大会を開催した。会場には今後もスポンサーとしてノアをバックアップしていく前・親会社リデットエンターテインメントのフラッグが掲げられており、リングキャンパスなどもそのまま。昨年、リデット体制になった際、旗揚げ時からのスタイルを大きくリニューアルし、好評を得ていることもあり、今後はその路線を引き継ぎながら、より発展していくことになりそうだ。

 今大会の目玉である『グローバルJr.リーグ2020』準決勝は、大原はじめと原田大輔、GHCジュニアヘビー級王者の小川良成とディック東郷が、メインイベントで行われる優勝決定戦の座を賭けて激突。大原は原田の腰に狙いを定め、試合を優位に進めたが、最後は大逆転の片山ジャーマン・スープレックス・ホールドが決まり、カウント3。原田が決勝に進出した。ドリームマッチとして注目が集まった小川と東郷の職人対決。じっくりとした攻防に観客も見入ってしまう展開だったが、東郷が一瞬の隙をついてクロスフェイスロックを決めると、小川がギブアップ。試合時間も8分31秒という短く、意外な結末となった。チャンピオンとして準決勝敗退となった小川は「油断した。でも、タイトルマッチで負けたわけじゃない」と語り、この試合の“続編”を示唆している。

 優勝決定戦は、原田大輔とディック東郷が激突。1回戦で死闘を繰り広げた原田と、短期決戦を制して決勝に上がって来た東郷の差は序盤から明らかだった。東郷は右膝を徹底攻撃。原田は1回戦では腰を痛めており、ジャーマンをフィニッシュホールドとしているだけに、膝まで痛めつけられると踏ん張りが効かず、最初に決めた片山ジャーマンはなんと片足を浮かしてブリッジ。しかし、これでは東郷から3カウントは奪えない。だが、原田は諦めず、最後の力を絞り出して今度は完璧な片山ジャーマンを決めて、東郷からカウント3を奪取。『グローバルJr.リーグ2020』を見事に制覇し、サイバーエージェント体制発表後、初の大会をしっかり締めると、ファンから大歓声が飛んだ。

 アンダーカードでは、20周年イヤーのビッグマッチに向けた動きも見られた。セミファイナルで、GHCヘビー級王者の潮崎豪、中嶋勝彦、谷口周平が、GHCナショナル王者杉浦貴、藤田和之、鈴木秀樹と対戦。潮崎と藤田がチョップと張り手合戦で場内を沸かせるも、最後は藤田が谷口をスリーパーで絞め落とし勝利。試合後、潮崎が藤田に対して、「3.8横浜文体(神奈川・横浜文化体育館)で、このGHCをかけてお前とやるぞ!」と逆指名。リング上に杉浦だけが残ると、今度は清宮海斗が登場。

 「俺はその赤いベルトに魅かれてる。強い杉浦さんを新しい景色に染め上げたい」と挑戦表明。杉浦は「20年!俺はノアで良い景色も悪い景色も見たくない景色も全部見てきたんだ。新しい景色に変えられるもんなら変えてみろ!」と挑戦を受諾すると、「2.24名古屋(愛知・名古屋国際競技場)でやるぞ!」と会場を指名した。2.24名古屋大会には桜庭和志、3.8横浜文体大会にはグレート・ムタの参戦も決定。2大ビッグマッチに向けて大きく動き出した1日だったと言えるだろう。
(どら増田)

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