フジテレビ
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芸能ニュース 2020年08月25日 18時30分
『所JAPAN』出演の専門家が番組内容に抗議「なぜ重要な情報をすべてカットしたのか」
24日に放送された『所JAPAN』(フジテレビ系)の番組内容について、出演した考古学者の千田嘉博氏が抗議し、話題になっている。 >>自局が抱える課題に気づいたフジテレビ<< 番組ではこの日、豊臣秀吉の側室である淀殿について取り上げ、千田氏がスタジオや、大阪城(大坂城)などで行われたロケに登場。この企画の目玉となったのは、大坂城の極楽橋が琵琶湖に浮かぶ小島・竹生島に移されたことと、豊臣秀頼が実は秀吉の子ではなかったとされる説だった。 VTRでは、淀殿が徳川家康との諍いを避けるため、秀吉の栄華の象徴である大坂城の極楽橋を自身のふるさとの近くである竹生島の宝厳寺に移築したと千田氏が説明。さらに、体格や妊娠時期、正妻への手紙などから、秀頼は秀吉の実子ではないという説があることを番組で明かし、出演者を驚かせていた。 しかし放送中、千田氏は自身のツイッターを更新して番組について触れ、「現地でもスタジオでも説明させていただいた大坂城から京都の豊国神社に極楽橋を一旦移築し、その後、竹生島の宝厳寺に再移築したという説明が全カットに」と詳しい説明がなかったことにされたと明かし、「誠に遺憾です」と苦言。さらに、「『所JAPAN』のOA情報では、史実を曲げて伝えたことになり、きわめて不適切な説明になってしまいました。専門家として出演した者として、心からお詫びいたします。なぜこれほど重要な情報をすべてカットしたのか、番組の信頼に関わる問題で深刻にとらえています」と謝罪した。 また、千田氏は秀頼の秀吉非実子説について、「ご紹介にあたってスタジオで、九州大学名誉教授の服部英雄先生のご研究によると明確に説明した部分をOAでは全カットしています。これでは服部先生のご研究を剽窃したようになっていて、やはりきわめて不適切な学術情報の取り扱いといわざるを得ません」とあたかも自身が他人の研究内容を剽窃したような形になってしまったと指摘。スタッフは服部氏にも直接取材していたというが、「現場ロケ、スタジオ収録にどれだけ誠実に取り組んでも、その後の編集でこれほど変えてしまえば、どうしようもありません」とつづり、最後には改めて、「今回のOA内容に関係した者として、心からお詫び申し上げます。本当に残念です」と謝っていた。 この告発に千田氏の元には、「尺の問題もあるかもしれないけど…もったいない」「所JAPAN好きでよく見ていますからこれは残念です」「楽しく見ていたんですが…今度は正しいフルバージョンの解説を是非聞いてみたいです」という同情の声が集まっている。 番組側に説明を求める声もあるが、果たしてどう対応するのだろうか――。
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芸能ニュース 2020年08月23日 20時00分
自局が抱える課題に気づいたフジテレビ
フジテレビ系で10月5日にスタートする報道番組「プライムオンラインTODAY」で、同局の宮澤智アナウンサーがメインキャスターを務めることを、一部スポーツ紙が報じた。 記事によると、同番組はフジテレビの総合ニュースサイト「FNNプライムオンライン」を基にした30分の報道番組。現在、9月いっぱいで終了する情報番組「直撃LIVE グッディ!」の進行キャスターを務める宮澤アナだが、報道番組は初挑戦。 >>フジ、ギャラ1億円レベルの大物司会者を続々リストラ?“功労者”を切らざるを得ない切実な事情とは<< 宮澤アナは、「(『グッディ!』メインキャスターの)安藤優子さんから学んできた多角的な視点を大事に、どんな場面でも誠実でありたい」と意気込んでいる。 「学生時代はタレント活動をしていたため、鳴り物入りで入局。エース候補として期待され、当初はスポーツ番組を担当していた。しかし、プロ野球選手との熱愛が発覚してアウト。現在のレギュラーは『グッディ!』のみだが、前任者で切れ味鋭いコメントを連発していた三田友梨佳アナウンサーと比べると、どうしても劣ってしまう。それでも、ほかに抱えている番組がないので、新番組に抜擢されることになった」(フジ関係者) ここに来て報道番組に初挑戦。新番組とあって、局側の期待も大きいようだ。 「以前は女子アナの報道キャスターを育てようとしていたが、せっかく育てても退社してしまうことが多く、最近は育成に力を入れていなかったが、それが大きな課題だった。その結果、夕方の看板ニュース番組『Live News it!』のキャスターを退社した加藤綾子アナウンサーに託さなければならず、高額ギャラを支払っている上に低視聴率。おそらく、宮澤アナが順調に育てば、いずれ加藤アナを降板させその後釜に据えるのでは」(同) 現状、30歳前半までの同局アナで報道にしっかり対応できるのは、三田アナと椿原慶子アナウンサーぐらいだが、椿原アナは育休中。宮澤アナの急成長が期待されることになりそうだ。
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芸能ニュース 2020年08月17日 22時00分
『Mr.サンデー』、出演した専門家に宮根誠司が「あまりに失礼すぎ」の声 悪い癖が出た?
8月16日に放送されたフジテレビ系のニュース番組『Mr.サンデー』で、宮根誠司が見せたゲストへの振る舞いが物議をかもしている。 この日、『Mr.サンデー』では専門家を交えて新型コロナウイルス関連のニュースを報道。昭和大学医学部客員教授の二木芳人氏のほか、最前線でコロナと戦っている人物として、兵庫県神戸市健康局長の花田裕之氏がリモートで生出演。累計感染者数が2000人近くに上る兵庫県内の「今」を伝えていた。 >>『Mr.サンデー』木村太郎氏の「命より経済を優先すべき」が物議 発言の真意は<< 物議をかもしたのは、この花田氏に対する宮根の態度だった。実は冒頭、宮根は「実は花田さんと僕は大学(関西大学)の同級生で昔から知ってるんですよ」と旧知の仲であることをアピール。 そこまでなら良かったのだが、宮根は花田氏を「花田」「花田くん」と呼び捨てにしたほか「これはどうなの?」「そういう事なの?」とタメ口で質問。「ふんふん」「ああー」と相づちを打つなど、まるでプライベートの会話のようなやりとりを繰り広げたのだ。 ネットでは、「宮根のタメ口が不快」「いくら同級生でもテレビなんだから敬語使ったら?」「全国放送でタメ口はよくないのでは」「友達じゃなくて専門家として出演してるんだから最低限の礼儀は必要なのでは」といった声が相次いだ。 対する花田氏は宮根を相手に終始敬語を使っており、宮根との態度の違いが浮き彫りとなった。 宮根といえば、『Mr.サンデー』と同じく、自身がMCを務める『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でも専門家の話の腰を折る、話をさえぎるなどの対応が問題視されることがある。今回のケースは専門家として登場した相手が「昔から知っている人」ということで、より一層、宮根の悪い癖が出てしまった一例と言えそうである。
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芸能ニュース 2020年08月17日 17時00分
『グッディ』、スタッフが取材先で三密 「いさめるべき場面じゃないの」テントサウナ満喫で疑問の声
17日の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)で放送されたスタッフの取材の様子が、視聴者から疑問の声を集めている。 問題となっているのは、今なお続く猛暑の中、河原に人が殺到しているということを取り上げていた一幕。関東近郊のキャンプ場や河原には都内からも多くの人が訪れており、密を回避するためのアウトドアのはずが、人が集まったことで図らずも密になってしまったことに不安を吐露する人もいた。 >>『グッディ』で専門家「再自粛は不要」「普通の生活で大丈夫」発言に『とくダネ』小倉も「見てて驚いた」<< 番組では、マスクをせず集まって騒いでいるBBQ若者グループを「感染対策が十分ではない」と批判的に報じていたが、一方では河原を取材している際、「テントサウナ」というテント型のサウナを楽しんでいる男性グループを発見。話を聞いた後、「サウナ好きディレクターが体験させてもらうことに」と、男性グループと共にテントの中でサウナを楽しんだ後、すぐに川に入り、その気持ち良さをレポートする場面があった。 それまでキャンプ場での密着したBBQやふざけ合いを批判していたものの、スタッフが締め切ったテントの中に初対面の男性らと共に入り、サウナを堪能するという矛盾した行為に視聴者からは、「3密を諌めるべき場面じゃないの?」「散々密やらマスクなしを煽るくせしてディレクターがそこに参加するって…」「そんな締め切ったとこ入るなんてリスクあるし感染したら局内騒ぎになるよ」といった疑問の声が殺到する事態となっている。 現在も広がっている新型コロナウイルス感染拡大。フジテレビでも14日に社員が感染したことを発表しており、濃厚接触者こそいないものの、感染防止策に一層気を引き締めなければならない状態となっている。さらに、感染防止を呼び掛けるべき情報番組の取材ということもあり、今回のディレクターの行動は「軽率」と感じた人が多かったようだ。
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芸能ニュース 2020年08月09日 12時00分
ホラン千秋、リニューアル後の『バイキング』から消える? セクハラ・パワハラ連発で潮時か
フジテレビの伊藤利尋アナウンサーが、10月から同局系「バイキング」でMCを務めることが、先ごろ一部スポーツ紙で報じられた。 同番組は、10月からリニューアル。直後の時間帯に放送中の「直撃LIVE グッディ!」が終了して「バイキング」が午後2時45分まで放送枠を拡大。 >>ホラン千秋「『バイキング』来ると坂上さんからパワハラ・セクハラ」発言で反響 「よく言った!」の声も<< これまで、制作はバラエティー班が担当してきたが、新たに情報番組班が担当することになり、それに伴い伊藤アナとこれまでMCを務めていたタレントの坂上忍のダブルMC体制に移行するというのだ。 「坂上は一部の直撃取材に対し、現在の制作班をやゆするような発言をした。もともと、“犬猿の仲”だったので、坂上から散々、パワハラを受けた現在の制作スタッフたちはリニューアルに万々歳だろう」(フジ関係者) 制作サイドの入れ替えに伴い、レギュラー出演者も大幅に交代することになりそうだという。 「特に、他局の報道番組に出演しているようなタレントやコメンテーターは切られそう。そうなると、真っ先に名前が挙がるのが、TBS系『Nスタ』のキャスターを務めるホラン千秋。他局の報道番組の“顔”にわざわざギャラを支払っている理由はないだろう」(放送担当記者) もともと、タレントとしてはパっとしなかったホランだが、同番組にレギュラー出演し、坂上とのまるで“千本ノック”のような厳しいやりとりで鍛えられ、いつの間にか「Nスタ」でキャスターに就くまでに成長したのだが…。 「ホランは7月のある日の放送中、『バイキングに来るとだいたい、坂上さんからパワハラみたいなセクハラみたいなものが飛んできて』と思わず本音。不倫問題を扱ったほかの日には坂上から、『ホランは今も、今も昔も相手はさっぱりいないけど、もしもいたとしたら2週間で5回も会ってたらそりゃキーっとなるでしょ』とセクハラ発言を受けた。そろそろ、潮時だろう」(芸能記者) 番組の名物であったホランとのやりとりがなくなればさみしくなりそうだ。
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芸能ニュース 2020年08月09日 07時00分
まだまだ終わらない“『テラハ』問題”の徹底追及 多額の損害買収請求もあるか
Netflixとフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演した女子プロレスラー・木村花さんが視聴者らからSNS上で誹謗中傷を受けた後に死去した問題で、母で元プロレスラーの木村響子さんが6日、書き込みをした加害者を特定した上で、警察に被害届を提出する意向を表明したと、各スポーツ紙が報じた。 >>テレビの“やらせ演出”、悪いと思いながらも受け入れてしまう心理とは<< 各紙によると、響子さんは同日、自民党本部で行われたインターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチームの会合に出席。 誹謗中傷をした人物に、被害届や告訴状を提出する考えがあるか問われると、「あります」とキッパリ。「犯人を特定している段階。加害者の方たちは証拠をすぐに消して逃げられているとのことで、刑事でも民事でも追及できるよう、弁護士の方々に動いていただいている」と明らかにした。 先月末にフジテレビは「テラスハウス」の検証結果を公表。複数の番組関係者に聞き取り調査を行ったというが、その内容は“やらせ疑惑”を否定するなど、同局にとって都合のいい想定内のもの。 報告書について響子さんは、「制作サイドとしての言いわけが並べられたようなもので、報告書としては目を疑うような内容でした。疑問しかありません」と語ったというのだ。 「すでに響子さんはBPO(放送倫理・番組向上機構)に、審議を申し立てる書類を提出。今後、BPOが関係者に徹底調査を行うことになるが、フジのような生ぬるい調査は行わないだろう。フジにとって、衝撃的な調査結果が突き付けられることになりそうだ」(テレビ局関係者) すでに、木村さんと同番組で共演し、木村さんが誹謗中傷を受けるきっかけとなった振る舞いを受けた男性が“やらせ”が日常茶飯事だったことを一部で告発。しかし、フジは不都合な真実を隠蔽しようとしている。 「もし、大問題に発展して配信などができなくなった場合、配信料収入を得ているNetflixから莫大な損害賠償を請求されることになる。それだけは避けたいので、都合のいい調査結果の発表となったようだ」(同) 天国の花さんのためにも、番組の“闇”を暴き出してほしいものだ。
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芸能ニュース 2020年08月08日 12時00分
『バイキング』ダブルMCに? フジを“坂上王国”にはできなかった坂上忍
俳優の坂上忍がMCを務めるフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」が9月いっぱいで終了することを、一部スポーツ紙が報じた。 同番組は2018年4月にスタート。世間を騒がせた人や事件の今を追跡・直撃するバラエティー番組として人気を集めていた。 >>『バイキング』MCがフジ伊藤アナに? 『とくダネ』打ち切り、坂上忍の降板への布石か<< 記事によると、同局では、坂上がMCを務める昼の帯番組「バイキング」の放送時間が10月から拡大することが決定。さらに、「坂上どうぶつ王国」も抱えていることから、今回の改編で坂上の負担を減らす狙いもあるようだ。 気になる「シンソウ坂上」の後番組だが、お笑いコンビ「千鳥」の冠バラエティー番組「千鳥のクセがスゴいネタGP」をレギュラー放送。同番組は今年5月に単発で放送され、局内外で高い評価を集めていたことからレギュラー化されるようだ。 「千鳥は他局で続々とレギュラー番組が決まり大ブレイク中。フジもその勢いに乗るべく、今や局の看板ともいえる坂上の番組を終了させてまで、レギュラーを持たせることにしたようだ」(放送担当記者) 坂上といえば、現在地上波では7本のレギュラー番組を抱え、そのうちフジが過半数の4本。「シンソウ坂上」の終了で、レギュラーが1本減となってしまうが、そうなったのは金銭面が関係しているようだ。 「坂上といえば、今年4月、新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令から解除までにおける個人としての収入全てを、何らかの形で寄付することを宣言するなど、かなり懐が温かいことを示唆した。しかし、現在、フジは制作費を大幅に見直している最中。『バイキング』の時間が拡大すればその分ギャラのアップは必須。しかし、『シンソウ坂上』を終了することで、坂上に支払うトータルのギャラを下げる狙いがあったと見られている」(芸能記者) さらに、「バイキング」では、10月から坂上と同局の伊藤利尋アナウンサーでダブルMC体制となることが報じられた。 「やりたい放題で、スタッフにパワハラ三昧だった坂上だが、伊藤アナを据えることで少しでも“権力”を減らそうというのが狙い。フジに“坂上王国”を築きそうな勢いがすっかり失速しているようだ」(同)ところで、フジのギャラからいくら分を寄付したかが気になるところだ。
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芸能ニュース 2020年07月28日 23時00分
フジ、ギャラ1億円レベルの大物司会者を続々リストラ?“功労者”を切らざるを得ない切実な事情とは
小倉智昭がメインキャスターを務め、1999年に放送がスタートしたフジテレビ系の情報番組「とくダネ!」が来年3月で終了することを、ニュースサイト「文春オンライン」が報じた。 同サイトによると、小倉はオリンピックに思い入れが強く、「とくダネ!」で現地取材を続けていたため、常々、「東京五輪までは番組を続けたい」と話していたという。 しかし、フジはコロナの影響で広告収入が大幅減になり、制作費を削減するため、出演者に高額なギャラを払っている番組の見直しを始めたのだとか。 すでに、安藤優子がMCの「直撃LIVE グッディ!」の9月終了を決定。小倉に「とくダネ!」の来年3月打ち切りが伝えられたのは、「グッディ!」終了が報道された7月初旬。小倉は「フジが大変なのだったら」と、五輪を待たずに勇退を決意したというのだ。 >>テレビ各局が大物キャスターたちの“リストラ”を始めた理由<< 「小倉も安藤も年間のギャラは1億円以上と高額。その割には視聴率が取れず、コロナ禍で広告収入が4割以上減ってしまったといわれるため、フジも2人を抱えておくことができなくなってしまったのだろう。とはいえ、2人をリストラして、それに代わる数字が取れるような番組は、なかなか浮かばないのが実情」(テレビ局関係者) フジにとって“功労者”の小倉と安藤をバッサリ切り捨てるとは、まったく容赦ないリストラだが、今後もリストラの断行が止まらないようだ。 「まず真っ先に思い浮かぶのは、夕方のニュース『Live News it!』の加藤綾子アナウンサー。そして、『Mr.サンデー』の宮根誠司アナウンサー。ビートたけし、所ジョージあたりの大物司会者ももはや安泰ではない。この機会にギャラの大幅なスリム化、そして、出演者たちの若返り、局アナたちの有効活用と売り出しを図りたいところだろう」(芸能記者) ここまで追い込まれ、ようやくフジの上層部も目が覚めたようだ。
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芸能ニュース 2020年07月25日 12時10分
テラハよりヒドい? 究極のリアリティショー、やらせ疑惑が絶えなかった番組
木村花さんの事件を受けて、『テラスハウス TOKYO 2019-2020』(フジテレビ系)を始め、テレビ番組のリアリティショーのあり方を巡って議論が巻き起こっている。さらに、同局の『ザ・ノンフィクション』でも、「マキさんの老後」シリーズに出演していたオカマとオナベのアベコベ夫婦が『週刊女性』(主婦と生活社)で過剰演出を告発し、話題となった。 >>アメトーークでも特集、人気ドキュメンタリー番組でも“やらせ疑惑”が浮上したフジテレビ<< テレビ、特にバラエティ番組とやらせは切っても切れない関係にあるのも確か。そうした議論が出る度に、取り沙汰される伝説の番組として、1999年から2003年にかけて放送された『ガチンコ!』(TBS系)がある。 「ガチンコ」は大相撲やプロレスにおいて、「真剣勝負」を意味する。だが、『ガチンコ!』はこの名前を逆手に取ったような番組だった。名物なのは乱闘場面だろう。ちょうど良いタイミングで出演者たちがブチギレ、掴み合いの喧嘩をするのだ。ただ、出演者のTOKIOには危害は加えられない。 名物企画の一つある、不良や元引きこもりなど落ちこぼれの若者がプロボクサーを目指す「ガチンコファイトクラブ」では、実際に出演者が「特定のキャラクターを演じさせられた」「台本がある」と雑誌にやらせを告発したこともある。そこでは、講師を務めた元プロボクサーの竹原慎二が台詞をトチる(忘れる)といった具体例も紹介されていた。 山口達也氏が出演した「ガチンコバリバリ伝説」では、初回放送に有名なレーサーが暴走族風の人間として出演していたが、2回目以降から消えてしまった。さらに、最終的にレースに出場したのは経験者であり、最初からこの設定がありきの企画ではなかったかと、バイクファンからひんしゅくを買ってしまった。 しかし、当のTBSは視聴者からの「やらせではないか」といった苦情や疑問には一切答えず、台本があることも認めなかった。白黒がはっきりと付けられていないだけに、現在のテレビ番組はいまだに『ガチンコ!』的な問題を引きずっているとも言えるだろう。
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社会 2020年07月19日 10時00分
テレビの“やらせ演出”、悪いと思いながらも受け入れてしまう心理とは
5月23日に亡くなった木村花さんが出演していた恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系/Netflix)や、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)において、過去の出演者や関係者から「やらせ」があったとの証言が相次ぎ、世間から注目を浴びている。 >>アメトーークでも特集、人気ドキュメンタリー番組でも“やらせ疑惑”が浮上したフジテレビ<< テレビ番組のやらせ疑惑報道は絶えないが、なぜ出演者はその要請に応じてしまうのだろうか。 まず、「やらせ」を行う制作者側は、プロのテレビマンとして「盛り上がる」「面白い」VTRを制作するという大義名分の下、「やらせ」を演出として正当化しているきらいがある。その結果として、視聴率を獲得し、SNSでの拡散によってより人気を集めることになり、そのことがさらに「やらせ」をテレビマンとして正しい行いと勘違いさせてしまう。 また、制作側の責任者には、そうした目的の達成を期待する局や上司からの「正当勢力」によるプレッシャーもあり、「やらせ」をせざるを得ないケースもある。「正当勢力」とは、社会的立場の違いが対人コミュニケーションに与える影響を表す心理学用語で、統括して「社会的勢力」と呼ばれる、人の認識に影響を与える力を持つものの種類の1つである。 そして、制作者側が目的を達成するために最も効率の良い手法が、ドキュメンタリー系番組のやらせ演出といわれている。 一方、やらせ演出の要請を受けてしまう出演者側には、「断りづらい」という心理が働いている。人はもともと、他人からの要請を断りづらい傾向にある。それは、「相手にとって不都合な返答をして自分の悪い印象を与えたくない」「相手との関係を悪くしたくない」といった保守的な心理が原因だ。また、「役に立ちたい」「認められたい」といった承認欲求、あるいは「返報性の法則」という、相手から受けた恩に対して報いたいという心理が働いているとも考えられる。出演者側の制作者側に対する恩といえば、テレビに出演する機会を与えてもらったという点があるだろう。 やらせ演出への協力を断りづらい心理がある上に、「見返りを与える」といった話を持ちかけられると、さらに断りづらくなる。出演者側が見返りの内容に価値や魅力を感じる場合は、前述した「社会的勢力」のうち、「報酬勢力(賞勢力)」と呼ばれる種類の影響力がもたらされたといえる。もし見返りの内容に特に魅力を感じていなかったとしても、譲歩してくれる相手に申し訳なく思う心理が働いた場合、やはり断りづらさを感じてしまうことになる。 また、制作側から「取れ高がないと番組が成り立たない」「大変な損失になる」などと伝えて危機感を与えるような、「恐怖喚起アピール」と呼ばれる手法の説得が行われる場合も、出演者が要請を断りづらくなる原因になる。 テレビ番組のやらせ問題は、最近に限らず、これまでにも指摘されていた話題だ。中には、明るみになっていないまま、ただただ人々に感動を与えたやらせ作品もあったのかもしれない。事実と信じて見ている視聴者に対して善い行いであるとは言い難い。ましてや、ネガティブな内容のやらせ演出が出演者や視聴者に悪い影響を与えるものであれば、あってはならない行為である。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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