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社会 2009年04月14日 15時00分
森氏VS中川氏 全面戦争へ
自民党最大派閥の町村派は13日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。“親分”の森喜朗元首相に逆らったため、「降格」され冷や飯を食っている中川秀直元幹事長はこの日も欠席。分裂含みの不穏な空気はいっこうに消える気配がなかった。むしろ、このまま“手打ち”せず森VS中川の全面戦争に突入する可能性も出てきた。西松建設事件以降、やたら能天気ぶりが目に付く麻生太郎首相は、今度は“体内”に大きな爆弾を抱えてしまったようだ。 麻生首相の出身派閥は、麻生派と呼ばれる「為公会」。ありていに言って弱小派閥である。派閥力学がすべてを支配する中、弱小派閥の麻生氏が首相にまで昇り詰めることができたのは、町村派のバックアップを得られたから。その町村派のドンである森氏と、反逆児となった中川氏のいさかいが長引くことは、政権運営には大きなマイナス要因となる。 この日の町村派パーティーでは、会長の町村信孝前官房長官が「森元首相以来、4代続けて首相を輩出した。党内で最有力の集団だと自負して麻生首相を支える」と勢力を誇示。だが麻生政権を支持する森、町村両氏ら主流派と、批判的な中川氏との確執は深い。 町村派では2月5日、事実上のオーナー森氏が町村氏を会長に昇格させ、消費増税問題をめぐる首相批判で対立が決定的になった中川氏を降格する人事を決定。以来、中川氏は「私が発言すれば不協和音が生じる」と派閥の会合に出席していない。この日のパーティーにも姿を見せなかった。 「森-町村」側にも歩み寄る気配はいっさいなし。特に町村氏が4月2日の総会で、欠席を続ける中川氏の姿勢に疑問を呈するなど両氏の亀裂は大きく、派内では「修復は不可能」との見方も出ている。 7日には電柱、電線を地中化して並木道に変える街づくりを目指す議員連盟の初会合で、安倍晋三元首相の両側に町村、中川両氏が座ったが、言葉を交わさないまま中川氏は早々に退席。ここまでほころびが大きくなると、派閥分裂も真実味を帯びてくる。 一方で、この場面が象徴するように、双方をつなぐ役割として安倍氏の存在感が高まっている。中川氏に近い小池百合子元防衛相は、議連発足に際して安倍氏に会長を要請。安倍氏は麻生氏にも近く森氏との関係も良好だ。若手の一人は「『安倍派』への衣替えもそう遠くないのではないか」と指摘する。 パーティーで、乾杯のあいさつに立った安倍氏は、「これまで乾杯のあいさつは森さんだったが、『これからはおまえがやれ』ということでしょうか」と意味深長に話した。 民主党の敵失で浮き足立つ麻生氏だが、知らないうちに抱える爆弾は大きくなっていた。それでも浮かれていられるか?
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社会 2009年04月14日 15時00分
「事件法廷」15歳少女“愛人”集団強姦事件(上)
東京地裁で昨年12月から3月にかけ、ある裁判がひそかに注目を集めた。40席ほどの傍聴席は毎回ほぼ埋まった。傍聴人の興味をそそったのは事件そのものと背後にある特殊性だった。 起訴状などによると、事件は2007年9月に都内で起こった。荒川区に住む被告人A(27)ら地元の不良仲間4人は深夜、知人で当時15歳の女子中学生Y子に暴行を加え、A所有のワンボックスカー内で次々に強姦におよんだとされる。 AとY子が初めて会ったのは事件の約3カ月前。Aの友人がY子をナンパしたことがきっかけだった。そのうちに「5回前後」(Aの証言)の肉体関係を結び、AはY子を「年下の愛人」(同)として付き合い始めたという。 異常な“愛人関係”は、Y子がAの友人B(共犯者)に5万円を受け取ったことで破たんする。5万円の返却をめぐるトラブルから事件当日、Y子はA、Bらから呼び出しを受けた。BはいきなりY子の腰あたりを蹴り、髪をつかんで車に押し込んだ。 走行中の車内でさらに暴行を加えられたY子は全裸にされた。小さな公園前の路上に停めた車内で抵抗を続けたが、ガムテープで後ろ手に縛られ目隠しされた。Aから「やれよ」と指示を受けたC少年のあと、A、B、Dと立て続けに4人の男から強姦を受けた。Dはその数時間後にも襲いかかってきたという。 夜が明けてもY子は連れ回され、A、B、C少年のほか、合流したAの友人Eの5人で群馬県の山中に向かった。信じがたいことに今度のドライブの目的は大麻だった。群馬でAらは大麻の収穫を行った後、せっかくだからと温泉に浸かり、東京に戻ってからようやくY子を解放したという。 数カ月後、Y子が警察に告発し事件は発覚。逮捕監禁、集団強姦容疑で手錠をかけられた。しかし、弁護側は「客観的な証拠はない。Y子と(告発後、罪を認め少年院送致となった)C少年の供述に信用性がない」と無罪を主張した。 法廷でのAはメモを取るなど終始落ち着いていた。小太りながらウェーブのかかった前髪を額に垂らしたインテリ風。起訴内容のイメージとはかけ離れている。 第2回公判でY子の証人尋問がはじまった。未成年ということも考慮してか、Y子は別室に控え、裁判官、検察官、弁護人の前だけに置かれたモニターに姿が映し出されたが、傍聴席からはうかがうことはできなかった。(つづく=阿部雄二)
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芸能 2009年04月14日 15時00分
長澤まさみがオトナの色香でオダジョーを翻弄
人気女優・長澤まさみ(21)が19日スタートのTBS系新ドラマ「ぼくの妹」に主演する。実はシャネラーでもある長澤が、共演者のオダギリジョー(33)をオトナの色香でほんろうしているとか。 今も昔も女性にとって「シャネル」はあこがれのブランド。かの大女優、マリリン・モンローはいつもシャネルの5番をつけて寝たというのは有名な話。 「日本の女優でシャネラーといえば、ギター漫談から成り上がった泉ピン子がまず頭に浮かびますが、若手では長澤まさみがよくシャネルを身につけてマスコミの前に現れることが有名です」(芸能ライター) 実際、6月27日公開の映画「群青/愛が沈んだ海の色」の完成披露試写会に出席した長澤はワンピース、バングルともにシャネルだった。 「ワンピースは約36万円、バングルは約13万円するそうです。売れっ子の長澤にはどうってことない値段でしょうけど」(芸能リポーター) そんな長澤とオダギリジョーが19日スタートのドラマ「ぼくの妹」(TBS日曜午後9時)で初共演する。 エリート外科医なのに、どこか抜けているオダギリ演じる兄と、学校で“奇跡のようなバカ”と呼ばれるほど勉強が苦手でも、要領の良さと生活力は抜群という長澤演じる妹。両親を早くに亡くしてお互いが唯一の家族である兄妹が、毎回激しいケンカを繰り返しながらもきずなを深めて行くヒューマンドラマだ。 「これまで清純な役が多かった長澤ですが、今回は“ダメ男”ばかりを好きになる役柄。第1回では妻子ある男と不倫をしてしまい、それがオダギリにバレて大ゲンカになる」(芸能リポーター) オダギリといえば、妻で女優の香椎由宇(22)との“夫婦の危機”説がささやかれて久しい。 「香椎の方も17日スタートのドラマ『名探偵の掟』(テレビ朝日・金曜午後11時15分)に出演しますから、ますますすれ違い生活の溝は深まっていくかもしれません」(芸能リポーター) このところ女っ気のない? オダギリの前にオトナの女の色香を漂わせ始めた“シャネラー”長澤。 「オダギリは長澤の存在がまぶしくて仕方がないようです。視聴者は劇中の2人の視線に注目です」(芸能ライター) 放送が楽しみになってきた。
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芸能 2009年04月14日 15時00分
松嶋菜々子「ゆたかな未来のために協力していきたい」
女優の松嶋菜々子(35)が出演する住友生命のテレビCM「ゆたかな未来ストリート」編がオンエア中だ。 スミセイを代表する「サンゴ礁保全活動」や「こども絵画コンクール」などの社会・文化貢献活動などが、“ゆたかな未来ストリート”のいたるところで繰り広げられ、松嶋がゆっくり歩きながら、それらに触れるという内容。 松嶋は「私も一緒に、できることから少しずつ、ゆたかな未来のために協力していきたいと思っています」とメッセージを寄せている。 CMソングは歌手のイルカ(58)が作詞作曲した「まあるいいのち」。29年ぶりにイルカ本人が歌っている。
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スポーツ 2009年04月14日 15時00分
M-1チャレンジ 桜庭がヒョードルに対戦要求!?
昨年末「Dynamite!!」の田村潔司戦で左腕尺骨を痛め、リングから離れている桜庭和志が13日、都内のラフターセブンで会見。今秋、DREAM9月大会(関東地区で開催予定)を目途に復帰する意向を示した。 この日はエメリヤーエンコ・ヒョードルが統括本部長を務める「M-1チャレンジ日本大会」(29日、ディファ有明)にチームメートの浜中和宏が参戦することになり、会見に同席した。 桜庭は同大会に来場予定のヒョードルに「ケンカを売ろうかな」と言い放つなど“舌好調”で、自身の復帰についても「夏過ぎぐらいに」と語った。 29日のM-1ディファ有明大会のワンマッチで、カール“サイコ”アモーゾ戦に臨む浜中は「全力で行かせていただきます」と意気込んだ。 海外の総合格闘技イベント、IFLやIGF参戦のため、日本のリングから遠ざかっていたが、2006年のHERO'Sで若翔洋に一本勝ちして以来、約2年ぶりの勝利を誓った。
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スポーツ 2009年04月14日 15時00分
K-1MAX 日本GP王者・小比類巻が欠場
開幕まで1週間に迫った「K-1ワールドMAX2009」(マリンメッセ福岡)を前に、日本王者にアクシデント発生だ! K-1イベントプロデューサー(EP)が13日、同大会に参戦予定の小比類巻太信=写真=が負傷欠場することを発表。代わりに日本GP準優勝の山本優弥が参戦することになった。 小比類巻は、右足首じん帯損傷および重度のねん挫で全治1カ月の負傷により世界大会を欠場することが決定。この日は谷川貞治EPが「2月の日本代表決定トーナメントでじん帯を痛め、さらに練習で重度のねん挫になった」と説明した。 7日に行われた公開練習でも「秘策だから」と得意の蹴りを封印していたが、実はすでにパンチしか出せない状態だったという。ワールドGPを制覇して、大みそかに引退するライバル魔裟斗とのラストマッチを目指していただけに、ミスターストイックは必要以上に自分を追い込んでしまったようだ。 無念の欠場となった小比類巻だが、今年のワールドGPが終わったわけではない。谷川EPは「本戦に出る資格はある」とし、7・13日本武道館のベスト8大会のリザーブファイトに出場、もしくは敗者復活戦の開催など、何らかの救済措置を取る意向を示した。
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トレンド 2009年04月14日 15時00分
オヤジの磨き方 新人OLとの杯の交わし方
今年の新入社員のデキはどうですか? というより、かわいいコは入ってきましたか? 本音で言えばオヤジは毎年、若くてかわいい女子社員が入ってくるかだけが気にかかるのです。 やたらやさしく仕事を教えたり、無意味に微笑むこともしばしば。新入社員歓迎会では「ここ空いているよ」と隣の席に座らせ、集中的にコミュニケーションをはかります。奥さまとの“お小遣い春闘”でもゼロ回答をくらったオヤジは、すっかり無料キャバクラ気分。これくらいは許されていいような気もしますが、そのうち相手にされなくなり、陰で「クソ課長」「エロ部長」と呼ばれるはめになります。 では、酒の席で新人OLとどう接すればいいのか? ここは会話で人生経験豊富なところを見せつけましょう。「学生時代はどんなアルバイトをしていたの?」程度の軽い質問から入り、男女関係の話や下ネタは厳禁。いまどきの若い女性は性にあけっぴろげなため、本来そのへんの話題はストライクなんですが、会社の上司にどこまで話していいか判断がつかないのです。自分のバイト失敗談や趣味の話などを短く交え、話しやすい空気をつくってあげます。 相手は新社会人となった気負いからガチガチです。ブラひもをそっとはずすように緊張をほぐしてあげましょう。ただし、本当にはずすとセクハラ解雇の道が待っていますので注意してください。(ジゴロライター・紫三太郎)
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トレンド 2009年04月14日 15時00分
BESTチョイス ドライヤー「ナノケア」
このところ初夏の陽気が続いている。しかし、暑さと紫外線はオンナたちのヘアを容赦なく攻撃し、帽子や日傘ではパーフェクトにブロックできない。キューティクルが剥がれダメージヘアとなってしまうことも…。 そんな女性に強〜い味方、パナソニックの「ビューティー」シリーズ新製品ドライヤー「ナノケアEH-NA91」がさきごろ発表された。同商品はプラチナマイナスイオンと高機能ナノイーをヘアに浸透させ、紫外線の影響を抑えてくれるスグレもの。髪の毛の水分バランスを整え、キューティクルを引き締めてうるおいを保ってくれる。 CMキャラを務める女優・仲間由紀恵さん(29)も絶賛。オープン価格で5月1日発売予定。
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その他 2009年04月14日 15時00分
次郎長三国志図書カードを5人にプレゼント
昨年秋に全国劇場公開され、人気を呼んだ映画「次郎長三国志」のDVDが24日、発売される。 渡世人修行中の博徒・次郎長(中井貴一)と、その妻・お蝶(鈴木京香)らが東海道中で展開する豪快なストーリー。マキノ(津川)雅彦監督ならではの痛快娯楽時代劇が家庭で楽しめる。 同作品のオリジナル図書カード(500円分)を5人にプレゼントします。 ※プレゼントの応募は締め切りました。
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レジャー 2009年04月14日 15時00分
皐月賞(JpnI、中山芝2000メートル、19日) 3強にひと泡吹かす イグゼキュティヴが怪気炎
クイズです。今年の皐月賞の出走馬の中でロジユニヴァースと一番僅差の勝負をした馬は? 正解は札幌2歳Sで0秒2差2着したイグゼキュティヴ。3走前の京都2歳Sではアンライバルド(3着)を撃破して快勝しており、決して恵まれたものではない。 「実力はあるのに人気がない。2年前の雰囲気に似てきましたね」とニヤリとするのは斎藤誠調教師だ。 2007年の皐月賞、前年に開業したばかりの同師は、京成杯で初タイトルをプレゼントしてくれたサンツェッペリンを送り出した。15番人気の低評価だったが、果敢に先行するとクビ差2着に粘り込み、3連単162万円馬券の立役者となった。 イグゼキュティヴは転厩初戦だったスプリングSで16着とシンガリ負けを喫したが、「休み明けの分でしょう。こちらも初めてで手探りのところがあったから。道中でノメッていたのを見ると馬場が緩かったのも響いたみたい」と敗因を分析する。 叩かれた上積みは顕著で、1日に南Wコースで6F82秒3(強め)を追われると、1週前追い切りになった8日には松岡騎手が手綱を取って、Wコース6F80秒9、上がり3F38秒6→12秒7(強め)をマーク。ゴーサインが出てからの反応が良く、力強いフットワークで直線を駆け抜けた。 「今度は長めからビッシリやっていますからね。動きは良かったし、中間は乗っていた助手を振り落とすくらい元気が出ているのもいい傾向。前走は体が20キロ増えていましたが、それまで輸送競馬が続いて減っていたから、回復したもの。今回は体重は同じでも締まりが出てきました」 指揮官が体調アップを強調すれば、鞍上の松岡騎手も「いい感じでしたね。本質的に二千以上が合うタイプ。前走は負けたけど、あんな馬じゃないと思っているし、距離が延びる本番で巻き返したい」と意欲を燃やしていた。 作戦も決まっている。「ハナにはこだわらないが、前へ行く形になるでしょう。道中で後ろに脚を使わせる競馬ができれば」と師。アッといわせるシーンがあっても不思議はない。
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