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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
戦極 藤田 三角関係演出
ヘビー級の主役はオレだ。「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)に参戦する“野獣”藤田和之が9日、都内のホテルで記者会見を行った。1年2カ月ぶりの戦極マット復帰となる野獣は“柔道王”吉田秀彦に宣戦布告。北京五輪柔道金メダリスト石井慧の参戦などで活性化するヘビー級のタイトル戦線に名乗りを上げた。 第三陣でトラビス・ビューにTKO負けを喫して以来の再起戦となる藤田。この日は都内のホテルで会見を行い、第九陣で昨年11月にコンバットサンボ世界選手権100キロ超級でエメリヤーエンコ・ヒョードルを破り優勝した、ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフとの対戦することになった。 これまではロサンゼルスにいる師匠マルコ・ファスと日本を往復しトレーニングを積んでいた野獣だが、今年に入り新型インフルエンザが流行したことから渡米を自粛。Eメールで情報交換をしながら教育プログラムをこなしていた。 充電期間を経て進化を遂げ「どんなことがあっても、諦めることなく挑戦を続けるドン・キホーテのように挑戦を続ける闘魂は、どんな相手でもブチ倒しにいきます」と早くも気合い十分。 参戦がすでに決定している石井との対戦には「リングに上がってくればわからないけど、(ファンの)皆さんの興味がわけば対戦することもあるでしょうね」とコメントするにとどまったが、吉田秀彦との対戦については「いろんな意味で戦極を引っ張ってきた。このリングに上がる以上、そこに行き着くでしょうね。必ず交わる線だと思っている」と“日本人エース対決”を呼びかけた。 野獣がここまで鼻息を荒くするのも無理はない。戦極といえば、藤田不在の間に石井が参戦し、吉田、ジョシュ・バーネットなどヘビー級の層は厚みを増すばかり。それだけに「そろそろヘビー級も凄い戦いを見せないと。ヘビー級が集まって、でっかいイベントをやりたいですね」とグランプリ開催を提案。 同イベントを主催するWVRの國保尊弘取締役は「(トーナメントかタイトルマッチの)どちらかをどこかでやれればいいんですが」と、呼応し「年内にもう1試合組んで(ニューイヤーイベントで)タイトルマッチを」と来春に開催が予定されている「戦極の乱2010」での開催を示唆した。 吉田、藤田、石井と互いに対戦を熱望し絡みあう三角関係。“戦極三銃士”の今後の動向から目が離せない。
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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
サスケ 民主党から仰天オファーあった!
元岩手県議会議員の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケが9日、本紙に国政進出の打診があったことを明らかにした。民主党から「静岡県知事選で空きのポジションが出たら参院議員をやらないか」と要請されたとのこと。県議時代は覆面議員として脚光を浴びながらも、最近は暴行容疑で逮捕されるなど、波乱万丈な男に寄せられた仰天オファー。ここにきて再び覆面議員が政界再登板を促されていたとは。 あの覆面議員に国政進出話が持ち上がっていた。「実は、最近もし静岡県知事選の絡みで空きのポジションが出たら(民主党で)参院議員をやらないかっていうお話を水面下でもらいました」。岩手県議を務めたサスケに、こんどは国政で政界再登板のチャンスが巡ってきたというのだ。 今年2月に暴行事件で世間を騒がせたばかりのサスケに白羽の矢が立が立つというのは、ちょっと耳を疑いたくなる話。しかし、ここのところ民主党は静岡県知事選(7月5日に投開票)を受け、次期参院議員の候補者をリストアップしている真っ只中。そんなことから覆面議員にスポットがあたっても何らおかしくない。 サスケといえば、2003年から岩手県議会議員を務め、07年には落選したものの県知事選にも出馬。ここ数年こそ政治活動を休止しているが、県議時代から民主党とも関わりあいは深く、いまだに政界復帰の線が完全に消滅したワケではない。果たして政界再登板はあるのか。 ただ、サスケよれば「いま燃えるものがない」との理由から、今回の国政進出への打診については、断りを入れたという。それもそのはず。せっかくの政界再登板のチャンスをきっぱり断ったのは「いまはリングで這い上がらなきゃいけないとき」だからだ。 「(暴行で)留置場に入ったときは首をくくろうかってよぎりましたけど、まだまだやることはたくさんある。ナイガイと一緒で這い上がらなきゃいけませんから」とサスケ。 この日はKAIENTAI DOJOでタイトルマッチに臨み、試合にこそ敗れたものの「ヒザはユルユルでガタガタ。頸椎も胸椎もガタガタで左手は全く力が入らない、それでもオレはリングの上にいます。19日(みちのくプロレス後楽園ホール大会)には東北ジュニア王座挑戦もある。中年の意地をみせる」と、政界ではなくリングで再起することを誓っていた。
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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
球界因縁のライバル(14) 張本VS王(下)
「これまでずっとONコンビでライバル意識を持ってやってきたのに、オレが監督になって、ワンちゃん1人になってしまった。相手のマークもきつくなるし、気持ち的にもどうしても刺激がなくなってくる。ワンちゃんを蘇らせるライバルは、張本しかいない。ONに代わるOH砲だ」。 巨人監督就任1年目の75年、いきなり最下位になった長嶋監督は、チームの低迷と共に打率3割を切る2割8分5厘、13年連続獲得してホームランキングの座も阪神・田淵に奪われ、33本塁打と不振に終わった主砲・王を再生するために、日本ハムからトレードで張本氏を獲得した。「同期生のワンちゃんが最大のライバルだ」と明言していた張本氏を、長嶋監督が認め、最大限に活用しようとしたことになる。 「巨人が優勝するためには、ワンちゃんを蘇らせる必要がある。そのためには、張本が絶対に欠かせない。務台さん(当時の読売新聞社社長)に2度も3度も土下座して、お願いしたよ」。長嶋監督の再三の要請でようやく実現したOH砲は狙い通りの効果を発揮した。 チームは最下位からいきなりリーグ連覇。主砲・王も2年連続のホームラン王、打点王の二冠王。76年10月11日にベーブ・ルースを抜く715号、77年9月3日にはハンク・アーロンのメジャー記録を破る756号を記録している。アジアの張本が世界の王を見事にアシストしたのだ。「長嶋さんが父親でワンちゃんが長男、オレが次男坊みたいなものだよ」と張本氏は当時語っている。 ONコンビからOH砲。4年間続いたが、「3000本安打はぜひ巨人で達成したい」という張本氏の願いは叶わなかった。長嶋監督解任、世界の王が現役引退した80年の1年前に張本氏はロッテに移籍、3000本安打を記録している。 張本氏の役目だった最大のライバル、王氏を蘇らせたことでお役ご免というのが、巨人側のシナリオだったのだろう。なにしろ長嶋監督解任の後に、今度は王監督まで辞めさせている球団なのだから。その後、ダイエー・ホークス監督を引き受けた王監督は、松中、小久保というMK砲を育て、弱小チームを常勝軍団に変ぼうさせている。 「常勝チームには、必ず最大のライバルコンビがいる。ONがそうだったし、ハリとのコンビもそうだった。赤ヘルには山本浩二と衣笠がいた。西武にも秋山、清原のコンビがいた」という、過去の経験を生かしたからだ。 今でも「ワンちゃん」「ハリ」と呼び合う、ユニホームを脱いだ世界の王とアジアの張本は、背広姿になってからも、その関係、立場は変わらない。連覇したWBC侍ジャパンでは、コミッショナー特別顧問、日本代表監督相談役を務めた王氏は、外務省から委託され、野球特別大使という公職にも就いている。「野球を通して世界外交をしてほしい」という政府からのお願いを受諾したのだ。 「メジャーリーグで一番知られているのが王さん」。駐米大使を6年半も務めた加藤良三コミッショナーが認める世界の王にふさわしい肩書きだろう。 一方のアジアの張本氏は、韓国プロ野球のコミッショナー特別補佐官をするなど日韓野球界の架け橋になっており、韓国から勲章を授与されている。共に適材適所のポストに就き、日本球界のご意見番になっている。
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社会 2009年06月10日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(62)
その場で川本ら2名が徳次に付いて行くと伝えた。しかし後日、結局は全員が徳次のところに戻って来たのだった。 関東大震災からちょうど1年後の大正13(1924)年9月1日、早川金属工業研究所が設立された。当時はまだ電気も引かれていない、木造2階建ての新工場だ。川本ら3名の他に、土地の少年5名を雇った。 松井町での独立当初と同様の気概で陣頭指揮に当たった。朝は薄暗いうちから起き、夜も石油ランプの下で9時、10時まで働いた。休日も月の1日か15日のどちらか1日だけだ。誰も不平を言わなかった。 シャープペンシルの特許は全て日本文具製造に譲ったので、早川金属工業研究所では、まず万年筆の付属金具やクリップの新型を考案して製造、販売することから始めた。 これらの製品を持って、大阪中の万年筆製造元を1軒、1軒訪ね、営業して回った。材料を仕入れるために全て現金販売にした。幸い製品は好評で9月末には相当な利益が上がった。それで設立1カ月後には、電柱10本余りの費用を自己負担して電気を引くことができ、機械類の導入が可能になった。 周辺は元々、水田地帯のため、雨が降ると道がぬかるんで通行が困難になる状態だった。そこで毎朝始業前に全員総出で道普請をした。次第に道の状況は改善され、周辺の住民からも感謝された。 そんな頃、東京の慶応大学医学部の岡田教授から歯科治療材料の注文が入った。以前にも岡田教授から製造を依頼され、納品したことのある品だ。教授は徳次が大阪で事業を開始したことを聞いて、わざわざ注文してきてくれたのだった。 11月に入り、緊急に製作機械を導入する必要が生じた。まとまった資金がどうしても入用になり、徳次は岡田教授と巻島に機械購入のための借金を申し込む書面を送った。2人ともすぐに了承してくれ、徳次は2人に会うために上京した。 久しぶりの東京は震災の傷跡が至る所に残るとはいえ、目覚ましく復興していた。
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トレンド 2009年06月10日 15時00分
堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 南明奈の“成人チェック”で号泣!?
先月17日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ系)のゲストはアッキーナこと南明奈(20)。いつのまにか成人していたアッキーナが思い出深き東京・渋谷周辺を案内するという企画だ。 アッキーナの成人具合を中心にチェックしようと思ったのだが、のっけから「仕事の合間15分でもあればマルキューに来ます!」と高らかに宣言。言うまでもなく、マルキューとはギャル文化の象徴であるファッションビル「109」のことだ。 番組は、アッキーナが好きだという塩ラーメンを食べながら偏食の話題に。 実家で野菜炒めを出されても、「お肉だけ食べ」る。パスタ類は「ミートソース系が食べられないんですよね」、「納豆? 一番ダメです!」とわがままを連発。いや、安心した。読者も安心してほしい。アッキーナは成人したところで何も変わっちゃいない! この後、番組は高級焼き肉店「叙々苑」に移動するのだが、アッキーナがオーダーしたのが豚トロともやしナムル。焼き肉屋に来てるのに、テーブルに並ぶ肉は豚トロのみ! 共演者からブーイングが飛ぶが、アッキーナは一切気にしない。頼もしい! 都合よく解釈すれば、毎朝カレーしか食べないイチロー(35)のようなもんだ。 この子供らしいわがままぶりがアッキーナの魅力のひとつなのだ。妙に物分かりがいい子になってもらっては困るのだ。魅力が減退するだけだから。 また、『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)に頻繁に出演していることからもわかるとおり、アッキーナはちょっとばかり頭が弱い。勉強ができない、ということもあるが、小学校6年生の時にせっかくスカウトされたのにレッスンに行かなかった理由が「乗り換えができない」(『ウチくる!?』より)。それでも可愛げで許されるのがアッキーナである。 しかし、それでもアンチはいるだろう。そんなアンチには、『ウチくる!?』でこんなコーナーがあったということを伝えたい。 中学校の恩師だという佐藤先生がサプライズ登場し、アッキーナに手紙を読んだ。すると、どうだろう。アッキーナはうつむき、ポロポロと涙を落とし始めたのだ。確かにアッキーナはバカかもしれない。わがままかもしれない。でも、人間としては正しい。ここで泣けない奴なんか信用できない! 以上、その場面を見ながら号泣した堀越日出夫がお伝えしました!
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トレンド 2009年06月10日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
雨が憂鬱なわけではない。雲海の上にはお天道様がいらっしゃるのだから。問題は、雨天の地下鉄の雑踏なのだ。 傘の先端部分いわゆる石突の部分を後ろに大きく振って歩く心無いもののなんと多きことよ。本人にはまるで自覚がないのだから始末に負えない。 外に出れば出たで、傘がぶつかる。江戸しぐさなど期待するほうがおかしいというのか。傘傾げさえ教えてあげなくてはいけないのか。わざとぶつかって痛い痛いなんていったところで、なんだこいつはなのである。わざとぶつかるというのも意地の悪い行為である。それくらいのことで怒る己にも腹が立つ。そして出た結論は至極簡単。雑踏から距離を置く。人と同じ流れに乗らない。 そんな小生に、今宵は、件のD氏からピニャコラーダをちょうだいした。ラムベースにココナッツミルクとパインジュースをシェークしたクラシュアイスが涼しい南国生まれ。パイナップルの茂る峠という意味があるそうだが、なぜD氏はこれを…? 5等的中。Wのドロー連鎖。次回ブレスト数は、出現率12.9〜13.3%の数字群から抽出。ライン数は、10、20、30番台の連番連鎖。キャリーオーバー3億4276万382円。ブレスト数10・33・38ライン数1・2・3・4・8・16・17・18・21・22・25・26・28・35・36・37・39・41・43【(1)・(8)・(35)・(36)・(37)・(43)】【(2)・(4)・(16)・(33)・(38)・(39)】【(3)・(17)・(18)・(25)・(28)・(33)】【(10)・(16)・(26)・(35)・(36)・(38)】【(10)・(21)・(22)・(36)・(39)・(41)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
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トレンド 2009年06月10日 15時00分
書評「高架下建築」大山顕著、洋泉社
不況で立ち飲みにサラリーマンが戻ってきているという。1000円でベロベロに酔える「せんべろ」なんかも人気。そんな店はたいていガード下なんかにこじんまりと店を構えていたりする。 コップ酒と隣の人と気楽に話せる雰囲気に浸り、忙しい日々に見落としていた日本の裏路地を思い出したならオススメしたい本がある。 高架下建築物だけをひたすら集めたこの写真集は、文字通りの鉄道の下の“下流社会”。しかし、高層ビル群にはない、古き良き日本の文化がそこにはある。 写真集は大阪、神戸もカバーするが、やはり都内は高架下の宝庫。煙とサラリーマンの笑い声が立ち上る有楽町ガード下はもちろん、言われてみればアメ横も巨大なガード下だった。生活感あふれまくりの写真の数々に思わず涙がぽろり。(税別1700円)
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トレンド 2009年06月10日 15時00分
書評「中間報告 橋下府知事の365日」田所永世著、ゴマブックス
歳出削減をめぐって猛反発した市町村の首長を前に「大阪を立ち直らせたいと思いますので、いま一度ご協力のほどよろしくお願いします」と涙を流して頭を下げる。かたや「母子家庭で裕福ではない」と私学助成金削減の撤回を求める高校生らに「努力して公立に行けばいい。今の世の中は、自己責任が原則」と厳しく突き放して女子高生を泣かせる。 茶髪の弁護士が鳴り物入りで大阪府知事に就任して1年強が経った。マユをひそめる暴言を吐きつつ、就任1年で借金地獄の大阪府を黒字化に導いた。 はたしてこの男は独裁者か、改革者か? そんな渦中の男を、一歩立ち止まって再評価した。知事の言動や過去について、さまざまな角度から客観的に掘り下げている。読めば読むほど橋下徹知事のことが分かる一冊。(税別1300円)
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トレンド 2009年06月10日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計 「ポパイ」(ビアホール)
JR総武線・両国駅から徒歩350歩。都営地下鉄大江戸線・両国駅から徒歩410歩 大相撲は年に6場所。うち、初場所(1月)、夏場所(5月)、秋場所(9月)が東京は両国国技館で開催される。蒼天の5月半ば、鬢(びん)付け油のにおいを風に残す大柄の男たちと擦(す)れ違うのは、ひとつの好もしいタイムスリップである。 相撲は神事であり、勧進相撲にも美学は貫かれ、大銀杏を結った回し姿を最高度の正装とする力士たちは、かつては“一年を十日で暮らすいい男”なのであった。遠からぬ未来、最後の宇宙船が地球を脱出するときに、彼らが搭乗できるかどうかは疑問ではあるけれど、しかしなるほど女であればその腕(かいな)にぶら下がって浅草見物でもしてみたいものだと、彼らの親父のような歳をしてそう思わなくもない。 巨魁(きょかい)の大部分は筋肉と、そう言われてもやはり外見はでぶであることを否めない男たちは、顔も美男とはいいがたくもそれはそれで魅するところがあって、たとえばまだ結びの一番に間のある陽も高い夕刻に、すでに出番の終わった浴衣姿の相撲取りが3人、一列縦隊でコンビニのローソンに入っていくなぞは初夏の両国風物詩そのものである。“土俵のシャンソン”相撲甚句は唄う。<♪五月 あやめに かきつばた> 両国には初代国技館(1909年6月2日開館)があった回向院がある。吉良邸がある。したがって赤穂義士元禄義挙の跡というものがある。塩原太助住居跡がある。斎藤緑雨住居跡がある。芥川龍之介住居跡がある。そして出羽海部屋、春日野部屋、立浪部屋、井筒部屋が現国技館を囲んでいる。ビアホール「ポパイ」はそんな風景に、ひとりぽつねんとある。 ライトエールのエチゴビールは、ポパイ特製オリジナルマグカップ(500ミリリットル)で供される。唇の裏に残った突き出しの茄子(なすび)の煮浸しの油分を、エールが引き潮のように拭(ぬぐ)い去る瞬間がなんとも官能的。本日のビールメニューなるA4の紙が卓にあって、眺めるにたぶんどれを飲んでも旨かろうし、しかし全種類をいただくわけにもゆかないので2杯目には店第一等の変わり種をと注文すると、供されたのがIPA種(INDIAN PALE ALEの略。説明は店の青年男女にお聞きください。店長の青木氏は別格としても優秀なスタッフです)の中でも最強のマッドリバー・スチールヘッドIIPA(MADRIVER STEELHEAD DOUBLE IPA)。アルコール度数8.6%の「凶暴な河に鉄兜×2IPA」という恐ろしげな名に怯(おび)えることなかれ。質朴なコップに盛られたそれは新鮮この上なく、滋味深く、ビール専門店ならではの品揃えを愉(たの)しむことができた。 普通のビールを、と最後に所望すると、三重県の伊勢角屋麦酒のブラウンエールを薦められた。明らかに日本の地ビールの水準が高まってきていることを実感する。ちなみに最初の1杯目、エチゴ(越後)ビールが日本の地ビールの草分けなのでした。 <♪どすこい どすこい 又のご縁があったなら 再び当地に参ります>予算3000円東京都墨田区両国2-18-7
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その他 2009年06月10日 15時00分
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