ドラゲーのエースが世界を股にかける。
ドラゲーは、今年3月に米フロリダ州オーランドに米国法人を設立。旗揚げ戦(元ECWアリーナ)を現地時間7月25日に、2戦目(シカゴコングレスシアター)を9月6日に予定している。
CIMAはすでに両大会に出場が決定しており、無期限欠場中の2月10日にWWEスマックダウン大会に出場して以来の米国本土上陸だ。
今後は、日米間で試合をこなすハードスケジュールを強いられることになりそうだが、実は参戦オファーはこれだけではない。
「ヨーロッパ、南アフリカ、南米のチリとか、いろんな国からオファーが届いてます」とモテモテぶりを明かした。
世界中からラブコールが届くほど人気を誇るCIMAだが、その中でもどうしても興行を開催したい国があるという。
本紙だけにこそっと耳打ちする。
「実は五輪発祥の地、ギリシャで初めての自主興行をやりたいって思ってるんです。リングはドイツから持ってきて、アテネで」
CIMAといえば、一部報道でもあったように6月にギリシャ人のハーフ美女タレントと結婚しただけに確かに接点はあるが、理由はそれだけではないという。
「ケガで欠場してた時にギリシャでトレーニングをしていたんですけど、みんないい人ばかりで。ある日、レストランを貸しきってパーティーとか開いてくれたり。毎日が宴会でした」
お世話になったギリシャの人々に恩返しをしたいというのだ。
この日は、後楽園ホール大会でGammaと組み、堀口元気&斎藤了と対戦。見事なコンビプレーから最後は、パートナーのGammaがガン・マヒストラル・スペシャルで丸め込み3カウントを奪取。
見事勝利を収めると「3カウント入ったら勝ちは勝ちや。勝ったということは(オープン・ザ・)ツインゲート挑戦や」と、堀口&斎藤が持つタッグタイトル挑戦を表明した。
勢いはますます加速するばかりのCIMA。念願のギリシャ興行に向けて休んでいる暇はなさそうだ。
◎土井成樹V4「怖いものなし」
オープン・ザ・ドリームゲート選手権は、王者・土井成樹がタッグパートナーの吉野正人との“盟友対決”を制し、4度目の防衛に成功。次期防衛戦の舞台を7・19神戸ワールド記念ホール大会に指定した。
土井は、場外に吉野を送り出すとトペ・スイシーダを発射。左足にダメージを与えると、レッグロックやドラゴンスクリュー、足4の字など徹底的に左ヒザを攻めた。
途中左腕を痛める場面もあったが、それを耐えしのぐと最後はドラゴンスープレックスでトドメをさした。
試合後、盟友の挑戦を退け防衛に成功した土井は「もう怖いものなしや。DRAGON GATE、他団体、外国人、誰でもいいぞ」と同団体年間最大のビックマッチが開催される7・19神戸大会での挑戦者を募っていた。