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レジャー 2009年08月15日 15時00分
北九州記念(GIII、小倉芝1200メートル、16日) 本紙・谷口 カノヤザクラが不動の中心
カノヤザクラが不動の本命だ。重馬場をものともせずアイビスSDを連覇。このレースを制すれば、昨年に続きサマースプリント女王が濃厚となる。 「ゲートや枠順、馬場状態など競馬は不安を挙げればキリがない。でもね、ここはまず勝ち負けになる」と橋口調教師が堂々のV宣言をぶち上げた。 今年は例年ほど勝ち鞍が伸びず、「この馬でダービーを取る」と宣言したリーチザクラウンは惜しくも2着に終わった。 「走る前に強気なことを言って、負けるほどみじめなことはない。オレも悟ったんだよ」と最近はビッグマウスを封印していたが、ことカノヤザクラに関しては超強気を貫いている。 その思いを支えているのは馬の充実ぶりだ。昨年もアイビスSDを勝ったものの、歩様が硬く、馬体の維持もままならなかった。だが今年はアイビスの後も、はち切れんばかりの迫力を誇示。歩様も柔らかく、追い切りも迫力満点だった。 「あとは運だけ。いや運がなくても結果は出る」。久々の橋口ラッパに乗らない手はない。
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社会 2009年08月15日 15時00分
真夏のヲタク祭りコミケ開幕 「麻生アウト」の声続出
世界最大規模のヲタク祭りで“コミケ”の愛称で知られる「コミックマーケット76」が14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。ジャンルは同人誌の即売やコスプレ、ゲームなど多岐にわたり、16日までの3日間で約50万人が来場する見込み。最新ソフトを紹介するゲームメーカーの本紙号外版も飛ぶようにはけた。そんな中、漫画マニアを自負する10人にあえて衆院選について聞いたところ、漫画好きの麻生首相を推す声はゼロ。“宇宙人”と呼ばれる鳩山総理待望論が続出した。 18禁の同人誌目当てで名古屋から来た男性3人組は「麻生は完全にアウトでしょ。漫画好きなんて言ってるけど、うわべだけで本質が分かっていない。続投させたら表現の自由が脅かされそうなので、鳩山でいいんじゃないかな」とばっさり。成人向けエロ漫画がぎっしり詰まった大きな手提げ袋を抱え、満足そうに会場を後にした。 取材拒否やおふざけ回答などをがんがん食らいながら、来場した男女20人に「次期総理は誰がいい?」と聞いたところ、民主党の鳩山由紀夫代表が18票でダントツトップに躍り出た。 背景には、政府与党が推す児童ポルノ法改正案がある。同案は児童ポルノの単純所持を禁じているほか、それに該当するような漫画やアニメについても規制する可能性をはらんでいる。一方、民主党の対案は、漫画やアニメをターゲットとしていない。都内の20代会社員男性は「漫画はフィクションであってポルノじゃない。麻生首相はむしろ漫画マニアの敵」と言い切った。 そもそもコミケは漫画好きの祭典である。自費出版漫画「同人誌」の即売会などが発展し、コスプレイヤーやゲームマニア、アニメファンらも集まるようになって規模が拡大した。一方で、きわどい性描写や人気アニメキャラに似た主人公があられもない姿をさらす同人誌もあり、これらを問題視する声もある。 取材した意見を集約すると、麻生首相は言うほど漫画文化を理解していないとの評価。サンプル数は少ないものの、アキバで人気だった麻生閣下はまさかの「ゼロ票」で完全に地に落ちたといっていい。逆に鳩山民主党はアキバ票の上積みも期待できそうだ。 さて、東京ビッグサイト周辺の交通網はこの日、早朝から来場者であふれかえった。臨時便を増発した都バスは満員状態で、途中のバス停からは乗れないことも。最寄り駅の新交通ゆりかもめ・国際展示場正門駅は改札口から100メートル以上も長蛇の列ができた。 コスプレエリアではさまざまなキャラに扮したコスプレイヤーが、カメコ(カメラ小僧)に囲まれてニッコリ。炎天下の屋外で「こっちお願いしま〜す!」の熱烈ポーズ要求が続いた。 昨年夏のコミケでは2ちゃんねるに「会場に手榴弾を投げ込む」などの脅迫めいた書き込みがあり手荷物検査が実施されたが、今年は大きな問題は発生していない。◎本紙号外版好評 会場では本紙号外版が大好評! 本紙13日付のサプライズ紙面に続き、音楽制作&コンシューマゲームメーカー「5pb.」とパソコンゲームメーカー「Nitroplus」合作の想定科学アドベンチャーゲーム最新作『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』=Xbox 360専用=が今秋発売されるとの衝撃情報を掲載した本紙号外版が西館4階入口などで無料配布され、「なんだ、なんだ」と来場者の関心を集めた。1面には「秋葉原騒然 人工衛星激突」のインパクトある見出し。もちろんゲームの中の話だ。ヲタク層に人気の毎週水曜掲載「アキバ面」の記事も読まれ、「面白いですね」(30代男性)などと概ね好評だった。◎東京湾岸署にはヲタク層殺到せず 覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕された酒井法子容疑者(38)が留置されている東京湾岸警察署では14日、コミケ来場者が殺到するなどの混乱はなかった。本紙昨報「タモリ→ガンダム→のりピー」を巡るお台場観光ルートをたどったのは一部にとどまったようだ。同署関係者は「人出はすごかったけど、特に大きな混乱はなかったね」と話した。一部報道で、取り調べには素直に応じているとされる酒井容疑者については「本部の留置施設なのでうちではタッチしておらず、答えようがない」(同)と述べるにとどまった。
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芸能ニュース 2009年08月15日 15時00分
皮肉にも夏枯れワイドショーをけん引 のりピー視聴率女王
覚せい剤取締法違反で逮捕された女優の酒井法子容疑者(38)と高相祐一容疑者(41)夫妻。逮捕後は2人の口から次々に新供述が飛び出し、連日ワイドショーのトップで報じられている。広告不況の影響で経費削減の嵐が吹き荒れていたはずのテレビ各局だが、“のりピーバブル”が追い風となっているようだ。 「芸能ネタが“夏枯れ”だと思っていたところに飛び込んだのが、俳優・押尾学容疑者の麻薬取締法違反での逮捕。そこに重ねてのりピーのネタが飛び込んできた。起訴に持ち込めなかったとしても、今月いっぱいは各局のりピーネタで引っ張れる」(ワイドショー関係者) ここ最近は、あまり仕事に恵まれていなかった酒井容疑者だが、自らの逮捕により皮肉な形で“視聴率女王”となった。 「酒井容疑者の出頭・逮捕をいち早く伝えた8日夜放送のTBS系『情報7days ニュースキャスター』の平均視聴率が関東地区で30.4%(ビデオリサーチ調べ、以下同)。続報を伝えた9日は、日本テレビ系『真相報道バンキシャ!』の21.3%を筆頭に情報番組がいずれも20%近く、普段の2倍の視聴率。その後、各局のワイドショーも普段より数字がアップし続けている」(同) まさに“のりピーバブル”ともいえる酒井容疑者の“貢献”ぶりだが、この追い風にのってテレビ各局は久しぶりにイケイケだ。 「普段は経費をケチって取材クルーを出したがらないのに、新情報が入りそうなところならどこでも出ていく。酒井容疑者の逃亡先とされた都内各所、山梨・身延山、箱根に加え、夫婦の別荘がある千葉・勝浦、酒井容疑者の出生の地・福岡まで各局の各番組が争うように取材のためにスタッフを送り込んでいるし、いつもはうるさい経理担当も取材費をスルーしている。この間まであんなに経費を切り詰めていたのがウソのようだ。裏を返せば、毎日、番組のトップを張れるのりピーネタ探しに必死な証拠」(週刊誌記者) 地道な取材活動の結果、連日、新情報が明らかになっているが、テレビ各局のターゲットはほぼ絞られているようだ。 「それだけあちこちを取材させるのも、酒井容疑者とともに逃亡した継母、酒井容疑者の逃亡を手伝ったとされる『社長』と呼ばれる人物を探し出して直撃するため。しかし、2人とも自分たちが追われているのを知っているから、よほど信頼できる人物のもとに“雲隠れ”しているに違いない」(同) とはいえ、さすがに、そろそろのりピーネタも尽きそうだが気になる今後の展開は? 「高相容疑者との供述の違いや、頭髪検査で酒井容疑者を一気に“完落ち”させ、継母と『社長』の行方を意地でも探し出すだろう。事件はまだまだ終わらない」(捜査関係者) テレビ各局にとって、酒井容疑者はおいしい取材対象のようだ。
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芸能ニュース 2009年08月15日 15時00分
多部未華子 感激クランクアップ
NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」の撮影が14日、都内の同局放送センターで最終日を迎え、収録を終えたヒロイン・玉木つばさ役の多部未華子ら主要キャストがクランクアップセレモニーに出席した。 祝福ムードの中、最初のひとことを求められた多部は「お疲れ様でした。どうしよう。実感がわかないです」と感極まって号泣。涙で言葉が出ない場面もあったが、出演者一人ずつに花束を贈り、気持ちを落ち着けると「楽しいこと、つらくて投げ出したいときもあったけど、スタッフ、キャストに励まされて乗り越えられた。一生忘れられない出会いになりました」と、出演の感想を話した。 昨年11月5日にクランクインしてから182日間の長期にわたる撮影で、「『オレは芝居が好きなんだ!!』って芝居が楽しくてしょうがないことを主張している方が多く、それを見て芝居に対する見方が変わりましたし、刺激を受けました」と、女優としても学ぶことが多くあったよう。つばさの祖母を演じた吉行和子が一番好きなセリフという「つばさ、はばたきなさい」という言葉のままに、今後一層の活躍が期待される。 最終回は9月26日に放送。28日からは倉科カナ主演の「ウェルかめ」が放送スタートする。
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芸能ニュース 2009年08月15日 15時00分
和風仕立てのiPhone 早乙女太一がPR
俳優の早乙女太一が14日、都内で開かれたiPhone用ケースの新作発表会にゲストとして参加した。 “和”にこだわり抜いた今回の新作ケース。「戦国武将がiPhoneを持っていたら?」とのコンセプトのもと、織田信長、伊達政宗、上杉謙信、直江兼続、真田幸村をモチーフとした5つのモデルを用意。漆を3回重ね塗りしたほか、「平蒔絵」や「高上げ蒔絵」などの高度な技術も用いられ、上質な一品に仕上がっている。 好きな戦国武将を「伊達政宗」と回答した早乙女。女形として、男でも思わずドキっとしてしまう色っぽい流し目が得意な早乙女だけに、目がトレードマークの伊達には親近感が沸くのかも。また、目標にしている俳優はジョニー・デップだそうで、「コメディーからシリアスまでなんでもできて、ひかれます」と語っていた。
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スポーツ 2009年08月15日 15時00分
折原昌夫率いるメビウス インディー界の本流に
日本インディー界に新たな流れが生まれそうだ。本紙社葬にも乱入した“元祖トンパチ”折原昌夫率いるメビウスを中心に、金村キンタローや東京愚連隊などひと癖もふた癖もあるメンバーが集結。他のインディー団体とは異なるドロ臭いプロレスを展開し、ジワジワとファンの支持を獲得し始めているが、果たしてインディー界の本流となれるのか。 電流爆破デスマッチなど過激なファイトをウリにした大仁田厚のFMWが人気を博した1990年ごろから、日本のプロレス界に変化が訪れた。それは団体数の急激な増加だ。新日本プロ、全日本プロ、ノアの3大メジャー団体の流れをくまない新興団体は「インディー」と呼ばれ、今では日本全国にいくつの団体が存在するのか、把握できないぐらいまで増加しているのが現状だ。 この多団体化、細分化が日本マット界の人気凋落の一因であるとする声もいまだ根強いが、各団体ともそんな批判の声を吹き飛ばすべく、独自の闘いを繰り広げ、根強い人気を誇っている。 新木場1stRINGでの「毎日ビアガーデンプロレス」から初の両国国技館進出まで、振り幅の大きな活動を続けている高木三四郎率いるDDT、蛍光灯デスマッチなど過激路線で熱狂的なファンを獲得する大日本プロレス、ローカルインディーの先駆けとして東北で圧倒的な人気を誇るみちのくプロレスなど。苦しい現状のなかでも、各団体が頭を捻り、想像を超えるようなアイデアと闘いでファンをインディープロレスにひきつけている。 そんなインディー界に新たなムーブメントを起こしつつあるのが折原率いるメビウスだ。折原は全日本プロレス、WARなどを経て97年にメビウスを立ち上げた。しかし、旗揚げ直後にマット界から失踪。のちにドメスティック・バイオレンス症候群であったことを明かしたものの、一時は引退状態に追い込まれた。 そんな折原だが、持ち前のバイタリティーで05年にリング復帰。フリーとしてリアルジャパンなどでプロレスを続け、08年3月に新生メビウスを再始動させた。 当初、メビウスは、メビウス本隊と敵対勢力のジョリー・ロジャー・メビウスとの抗争など非常にコアな世界を描いていた。しかし、折原を慕い、金村やNOSAWA論外、MAZADAら東京愚連隊もレギュラー参戦するようになる。 昨年1月にセクハラ騒動を起こして謹慎処分を受けた金村を筆頭に、強烈なメンバーが揃うのも、WAR時代、師匠の天龍源一郎から厳しいプロレスを叩き込まれた折原がトップにいるから。例えば、金村が他のレスラーから厳しいことを言われれば、「フザけんな!」となり、すぐ別のリングに戦場を移すだろうが、折原に言われれば「オリさんがそう言うなら…」と素直に言うことを聞くから不思議なものだ。 さらにウルティモ・ドラゴンやザ・グレート・サスケらインディー界の大物もスポット参戦、時には現三冠ヘビー級チャンピオンの高山善廣も大暴れする。いつの間にかメビウスはインディー界の本流になりつつあるのだ。 現在、メビウスのリングでは金村らヒール軍、東京愚連隊がそれぞれ折原の首を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている状態。そこに前述のジョリー・ロジャー・メビウスなどメビウス独自のユニットが絡んで、実に見応えがあるプロレスが繰り広げられている。 メンバー的にもインディー界名うてのレスラーたちがこぞって参戦しており、IGFのアントニオ猪木ではないが、“一寸先はハプニング”を地でいく団体となっている。 今年6月に東京・ディファ有明で行われた本紙社葬に、なぜか折原が乱入し大暴れしたことがそれを象徴していると言っていい。 そんなメビウスの闘いの軸となるのはふたつのタイトルだ。 ひとつは「エイペックス・オブ・トライアングル」という6人タッグのベルト。このタイトルの特徴は金・銀・銅とベルトの格付けがつけられており、金ベルトを持つリーダーの主張次第では試合形式を変更できる点。その時の流れやファンのニーズによって、シングル王座にもなるし、タッグタイトルにもできるという、まさにインディーらしい柔軟なベルトなのだ。 もうひとつは、マスクマンの頂点を決める「エル・メホール・デ・マスカラード」。このタイトル保持者には、折原が私財をはたいて購入した黄金のマスクと王者のマントが与えられるという、他団体にはないシステムが導入されている。インディー団体の“うさんくささ”が好きなファンにはたまらないタイトルとなっている。 他のインディー団体にはない独自色を打ち出している折原や金村らトンパチ連合の面々。今後、どういう形でインディー界を引っかき回してくれるのか。メジャー団体にはない、独立精神で日本マット界をアツくさせてくれることだけは、間違いないだろう。(折原(=写真上)は「別に、最初からそういう大きなものを目指して動いてたわけじゃない。結果的にみんなが集まってきて、ファンの人からも期待されるようになった。それなら、『じゃあやってやるか!』となる。もっと大きなものを目指したいね」と語る。)
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スポーツ 2009年08月15日 15時00分
全米プロ選手権2日目 石川遼 予選突破
男子ゴルフの全米プロ選手権は14日、米ミネソタ州チャスカのヘーゼルティン・ナショナルGC(7674ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、69位から出た17歳の石川遼は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り通算4オーバー、148となり結局予選突破ライン70位ギリギリで決勝ラウンドに進んだ。また藤田寛之は1オーバーで決勝に進んだ。 遼のスコアは激しく上下した。予選通過へ「よほど調子と運が良くないと難しい」と話した前日の言葉どおりの第2ラウンド前半。ボギーが先行する苦しい戦いとなった。 ボギー、バーディーを一つずつ取って迎えた16番(パー4)では、ギャラリーをわかせた。右側の大きな池を回り込むような名物ホール。池越えの第1打をフェアウエー中央へ運び、第2打をピン下1メートルへ。見事なバーディーで拍手と喝采(かっさい)を浴びた。 しかし気を良くした直後の17番(パー3)は、約5メートルから4パットのダブルボギーで通算3オーバーとスコアを落とす。遼は強い風と闘いながら前半を終え、後半の9ホールにすべてをかけることになった。 17番ショートの4パットを引きずらないこと。それが遼の予選突破への使命。しかし折り返し後半の1番で、いきなりボギーを叩き4オーバーまで後退してしまった。 ものすごい強風が吹きまくるコースで参加選手は急ブレーキがかかったようにスコアが伸びない。遼は3番ロングホールでバーディーを狙いたいところだが、やはりショットが風に押し戻されたかパーを拾うのがやっと。 念願の予選突破へ、もう一歩も退けない遼だが、4番でバンカーから、うまくグリーンに乗せたがパットが思うように入らない。痛恨のボギーにしてしまい5オーバー。予選突破ラインに、もう一歩も譲れない剣ヶ峰に立たされた遼。 5、6、7番と耐えながらパーを拾い、そして8番ショートでティーショットをピンそばにピタリとつけ待望のバーディーを奪い、一つスコアを縮め4オーバー。最終ホールの9番でバーディーを奪えば“可能性”を残すラインまで迫れる。 遼はかかんに攻める。バーディーを狙える距離にオンした。「チャンスだ」日本人ギャラリーが声をあげる。しかし無情な風は遼のパットにストップをかけた。パーであがったものの結局、通算4オーバーでホールアウト。後は最終組があがってくるのを待つのみとなった。 予選通過は70位まで。遼は結局、運にも恵まれギリギリで決勝ラウンドに進んだ。
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スポーツ 2009年08月15日 15時00分
全日本プロレス 船木 30日復帰戦は“裁判”だ
全日本プロレス8・30両国国技館大会で20年ぶりにプロレス復帰する船木誠勝が14日、横浜市内の同道場で練習を公開。同大会で発射を予告している若手時代からの“宝刀”ドロップキックを披露した。復帰戦に向けて着々と準備を整える船木には、20年ぶりの復帰に懸ける特別な思いがあった。 30日の両国大会でデビュー25周年の武藤敬司と組み、新日本プロレスの蝶野正洋、パンクラスMISSIONの鈴木みのると対戦する船木。この日は、道場の若手レスラーと合同練習形式で汗を流した。 練習は7月から参加しており、閉め切った道場は40度を超える暑さ。20年ぶりの体験に「スクワットや基礎体力(練習は)はきついですね。初日は失神しそうになりましたよ。筋肉痛が3週間ぐらい抜けなかった」と語るほど、過酷さを極める。 それでも持ち前のプロレスセンスの良さ、ヤングライオン時代に幾度となく繰り返したであろう記憶を蘇らせ、ボディースラム、ショルダータックル、受け身など基本動作の感覚を取り戻していった。 最後に行われた真田聖也との“シングルマッチ”では、スリーパーや腕ひしぎ逆十字などの総合格闘技の技に加え、両国大会での発射を予告している打点の高いドロップキックを試し斬り。 ヤングライオン時代から使用してきたフィニッシュムーブに「いきなりやっても意味がないんで。試合でいろんな技を相手にぶつけて、最後に出す。一番力を持ってフィニッシュにつながる技だと思ってるので、その辺は温存したい」と手ごたえを口にした。 20年ぶりのプロレス復帰に向けてブランクを感じさせない動きを披露した船木だが、この一戦はただの同期揃い踏みや“盟友”鈴木みのるとの15年ぶりの対戦というテーマだけではない。 船木は復帰戦を「お客さんに自分自身を査定してもらう、裁判みたいなもの。30日、会場に来てくれたファンの反応を見てですね」と設定している。それだけにこの一戦が、今後を左右する重要なターニングポイントになることは間違いない。 1試合限りの限定的な復帰なのか、それともプロレスに専念するのか。はたまた両刀使いになるか。いずれにせよ判決は30日に両国で下される。
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スポーツ 2009年08月15日 15時00分
新日本プロレス 真壁吠えた! “自慰1”俺のモン
いよいよあす16日に真夏の最強戦士が決まる新日本プロレス「G1クライマックス2009」(東京・両国国技館)で“暴走コング”真壁刀義が崖っぷちの闘いを繰り広げている。14日には2年連続の決勝進出に向けて「“自慰1”は俺のもん」と怪気炎をあげた。 Aブロック勝ち点5の真壁は、きょう15日に同所で行われる公式リーグ最終戦の矢野通戦でベスト4入りを狙う。予選突破に首の皮一枚を残している状況だが、真夏の祭典も佳境に入って現在2連勝中とすこぶる調子は良く「よく聞け、いまの俺はのりピーもビックリするほどノリノリだ、コノヤロー!」と、微妙な冗談が出るほど勢いづいている。 今大会は過酷な予選を強いられてきた。開幕2連敗でスタートダッシュに失敗。3戦目もIWGPヘビー級王者の棚橋弘至が相手で苦戦必至だったが、チャンピオンと真っ向勝負で30分ドローに持ち込んだことから息を吹き返し、ようやく暴走コング本来の調子を取り戻した。 一昨年はベスト4、昨年は準優勝と結果を残し「今年はテッペンしかない」とG1初優勝に照準を定めてきたが、崖っぷちに立たされているいまなおその思いに揺るぎはない。 「確かに良いスタートは切れなかったが、もうそんなこと忘れちまったよ。断崖絶壁、ここからが真壁刀義の真骨頂。俺のG1はここからがクライマックスだ」 昨年のリベンジを果たすべく、苦境からのG1初制覇に息巻く暴走コング。「G1の目標は人それぞれ。連覇を目指すヤツ、ひたすら復讐に燃えるヤツ…。つまりそれぞれが自分の欲求のために闘う、オナニーみてーな大会だ。いわばその自慰ナンバー1決定戦で今年、テッペンに立つのは俺。自慰1は俺のもんなんだよ」と鼻息は荒い。
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スポーツ 2009年08月15日 15時00分
ドラディション 藤波 昭和プロレス伝道師に
藤波辰爾が昭和プロレスの伝道師になる! 藤波が主宰するドラディションは9月6日に大阪大会を開き、その後は13日の札幌を皮切りに、4大会の北海道巡業を行う。 見せつけるべきは、昭和プロレスだ。前回の7・28新宿では、藤波は長州力、初代タイガーマスクとトリオを結成し、藤原喜明、グラン浜田、ヒロ斉藤と対戦。個々の存在感と安定感は抜群で、会場は大歓声に包まれた。 藤波は「今後も昭和のにおいがするものを出していきたい。若い頃は元気のいいところを出せたけど、いまは違ったアプローチで見せられるからね。実際、レジェンド路線への需要はあるし、特に地方からの要望が多い。金曜ゴールデンタイムの、いい時期のいい思い出が残っているんだと思う」とレジェンド路線を継続しながら、全国に昭和プロレスの良さを伝えていく考えだ。 ただし、必要以上に自分たち世代が目立つのではなく、若い選手たちとの共存共栄が団体の理想系だ。テーマはズバリ、温故知新。ドラディションには大日本プロレスの関本大介をはじめ、他団体の若手選手たちが参戦しており、藤波は「自分たちの試合を見て、若い選手が何かをつかんで育ってほしい」という。 また、折りを見て、レジェンド軍と若手選手の対決を組んでいく予定で、藤波は「新日本プロレスがいくつかに分裂して、いい形で世代交代ができず、プロレス界が崩れてしまった。長州や僕が育ったのは、猪木さんとの世代交代ができたから。今はいい世代交代ができてない」というひずみをドラディションのリングで少しずつ埋めていきたい意向だ。 新宿大会で長州が「時間がない」と藤波との一騎打ちを希望したことについては「唐突にやっても意味がない。徐々に熱を高めていきたい」と発言。機が熟して藤波VS長州が行われる時、それは最後の“名勝負数え唄”になるかもしれない。
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