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スポーツ 2008年10月21日 15時00分
新日本プロレス 蝶野正洋が“黒い緊急提言”
至宝奪還ができずに混迷が続く新日本プロレス。来春1・4東京ドーム大会で行われる次期IWGPヘビー級王座のチャレンジャー不在と、いまだ先行きは不透明なままだ。そんな暗雲漂う中、20日には“黒いカリスマ”蝶野正洋が、IWGP戦線に浮上。セルリアンブルーのマットを牛耳るキーマンが“黒い緊急提言”を行った。 13日の両国大会で中邑真輔が外敵王者の武藤敬司にV4を許し、年内のベルト奪還計画が消滅してしまった新日プロ。中西学、真壁刀義、後藤洋央紀、中邑といったトップ戦士が立て続けに葬られた揚げ句、“ミスターIWGP”永田裕志はゼロワンの至宝を持っていることから挑戦できず、頼みの棚橋弘至もスランプのため海外遠征に出るとあって、かなり危機的状況に陥っている。 次なる一手がなく、チャンピオン武藤からは「マジで早く組んでくれ。こっちだってスケジュール組んでいかないといけないんだ。新日本から早くチャレンジャーと場所を用意してほしい」と圧力をかけられる始末。来春1・4東京ドーム大会で開催の次期タイトル挑戦者が不在とあって、同社の菅林直樹社長から「正直白旗をあげているような状況です」とまさかの“降参宣言”まで飛び出す異常事態だ。 武藤政権の倒幕に不穏なムードが漂う一方で、実は水面下で打倒武藤の急先鋒に白羽の矢が立っているのが蝶野。同社の某フロント幹部からは、にわかに「第3世代の大器にG1覇者、そして最凶ヒールに真のエースもダメだった。うちの脂ののったトップレスラーが軒並みやられた今、チャンピオンを倒すとしたら武藤選手を一番よく知る蝶野さんしかいない」との声が上がっている。 しかし、黒いカリスマは混迷のIWGP戦線に「もうギブアップした方がいいんじゃないか」とまるで他人事のようにうそぶく。あまり興味がないのか「今、オレはベルトに対する執着心がない」と武藤との三銃士対決に消極的な姿勢。 蝶野が武藤戦にすんなりGOサインを出さないのには理由がある。10月24日と25日にスーパーバイザーを務める「プロレス・エキスポ」(東京・両国国技館)の開催を控えているからだ。それでも蝶野は「すべては平和の祭典エキスポが終わってから。終わったら何かが見えてくる」と意味深メッセージ。さらには「ドームは意味のあるカードじゃないと出ない」と言ってほくそ笑んだ。 果たしてこの先、黒いカリスマがタイトル戦線に名乗りをあげることはあるのか。武藤と共に三銃士で一時代を築いてきたキーマンだけに今後の動向に注目だ。
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スポーツ 2008年10月21日 15時00分
戦極 竹内出が幻の秘技投入予告
「戦極〜第六陣〜」で行われるもうひとつのトーナメント、ミドル級GPのリザーブマッチに出場するパンクラス・ミドル級王者の竹内出も、都内のスポーツ会館で練習を公開。幻の秘技投入を予告した。 10・26パンクラス・ディファ有明大会に出場する同門の和田拓也と3分1Rのスパーリングを披露。サンボ衣をまとい、腕十字やアキレス腱固めなど得意の寝技を披露し、好調をアピールした。 戦極デビュー戦となる竹内は「チャンピオンとしていくんで、下手な試合はできない。とりあえず1試合目を勝たないと次の試合ないんで」と気を引き締めた。 相手のジョー・ドークセンもブラジリアン柔術がベースで寝技勝負は必至。相手を攻略すべく「展開次第ではプロのリングで出してない技も出すかもしれませんね。15種類くらいありますよ」と変幻自在の戦術で一本勝ちを予告していた。
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スポーツ 2008年10月20日 15時00分
OUTSIDER 不良戦士が海外進出か
不良やケンカ好きの若者がしのぎを削るアマチュア総合格闘技「THE OUTSIDER」が19日、東京・ディファ有明で開催。主催者のリングス前田日明代表が来春をめどに“日本人アウトサイダー戦士”の海外デビュー計画を明らかにした。 全国からいわゆるヤンキーやチーマーといった荒くれ者が集い、腕っ節を競うリング。この日の第3弾興行は、前回大会で発生したセコンドの乱入劇やセキュリティなどのトラブルもなく、全25試合が無事に行われた。 試合はスリリングな熱戦ばかり。中でも鈴蘭高校裏番長で「格闘彫師」の異名をとる吉永啓之輔は、“リアルプリズンブレイク”江田雄一にサバ折りを食らいながらも、最後は鮮やかな腕十字でタップを奪取する逆転劇。3連勝を飾り、大会MVPに輝いた。 次回興行は12月20日のディファ有明大会。前田代表は今後について「12月は今までの3回で戦績を残した選手同士を戦わせたい」と語り「来年の春ごろ3人の選手を選抜してリトアニアでデビューさせたい」と、前田チルドレンの“アウトサイダー”を海外進出させる考えも示した。 そればかりか「このどうしようもないヤツらの中から、いずれオリンピック選手のエリートやどっかのチャンピオンからベルトをひきむしれる選手を出す」と青写真を掲げた。アウトサイダー発のニューヒ―ローがマット界を席巻する日はそう遠くもなさそうだ。
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その他 2008年10月18日 15時00分
榎本らんちゃん大特集予告
内外タイムス10月21日号(10月20日発売)に榎本らんちゃんの大特集をカラーで掲載します。 <プロフィール>12月12日 東京生まれ血液型:A型スタイル:T163.5 B82 W65 H88デビュー:2007年1月21日「東洋ショー劇場」において趣味:寝る、プリクラ初エッチ:16歳性感帯:背中所属:東洋ショー劇場 <スケジュール>20日まで「東洋ショー劇場」11月1日〜10日「渋谷道頓堀劇場」12月11日〜20日「池袋・ミカド」 みなさん応援よろしく!
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レジャー 2008年10月17日 15時00分
秋華賞(JpnI、京都芝2000メートル、19日) 特捜班 能力非凡なリトルアマポーラを指名
ウオッカ、ダイワスカーレットといった超大物が幅を利かせていた昨年と違い、混戦模様の牝馬3冠の最終戦「第13回秋華賞」(GI、京都芝2000メートル、19日)。春の2冠は振るわなかったリトルアマポーラにもチャンスは十分あるはずだ。オークスの後に体調を崩した影響でぶっつけ本番になったが、追うごとに動きは良化。秘めた底力は間違いなくGI級だけに、最後のチャンスにかける陣営の思いは熱い。 桜花賞を勝った後、いまひとつ詰めの甘いレースが続くレジネッタ。底力ではナンバーワンといわれるトールポピーにはムラ駆けの不安がつきまとう。休み明けのローズSでも出遅れて、まったく見せ場なく終わった。 昨年、2強を形成したダイワスカーレット、ウオッカと比較すると今年の春の女王は明らかに見劣りする。それだけに穴馬の付け入るスキは十分あるはずだ。 特捜班が目をつけたのはリトルアマポーラ。クイーンCの強烈な勝ちっぷりから、桜花賞は2番人気、オークスでは1番人気に支持された。素質の高さは万人が認めるところ。それを発揮できなかったのは、明らかな理由がある。 まず桜花賞。ゲートで後手を踏み、4角14番手から大外を強引に回った。直線は懸命に追い上げたものの、あれでは5着も仕方なかった。 オークスは長浜師いわく「距離が長かった」。その点、今回の2000メートルは牡馬相手の京成杯でマイネルチャールズ、ベンチャーナインなどに続き4着した距離。流れに乗れば巻き返せる条件だ。 気になるのは仕上がり。オークス以来、ぶっつけ本番になった。 「オークスの後に放牧先で輸送熱が出た。2、3週間、熱が上がったり下がったりで、乗り込み量が不足した。栗東に戻ってからもバリバリ乗れなかったのは事実」と師は苦労を明かしたが、陣営を前向きにさせているのは最近の動きだ。 「ひと追いごとに上向いているし、落ち着いているのがいい」 16日の追い切りは栗東DWコースで6F81秒5、ラスト1F12秒1を計時。騎乗した武幸騎手は「馬場が悪かったのに動きは良かった。春はフワフワして歩様も硬い感じがしたけど、今は柔らかくてすごくいい。うれしい誤算だね」と笑顔を見せた。 間に合った。いや、急がば回れか。じっくり休んだことが、逆に馬をリフレッシュさせた。 「何より能力のある馬。ぶっつけでもやれないかという気持ちは十分ある」 96年、休み明けだったファビラスラフインを勝利に導いた長浜師の言葉には重みがある。
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レジャー 2008年10月17日 15時00分
アイルランドT(オープン、東京芝2000メートル、18日) 本紙・橋本はベストの東京でマイネルキッツ◎
<3215>とメンバー屈指のコース実績が光るマイネルキッツでいける。 オープン入りしてから4戦連続で重賞に挑戦。(5)(3)(2)(4)着とワンパンチが足りない競馬が続いているが、半面、毎回上位争いに持ち込んでいるあたりが実力の証明。ここは相手関係に恵まれ、順当にチャンスをつかむ。 最終追い切りで坂路800メートル49秒6と破格のタイムを叩き出したように、状態も非の打ちどころがない。調子、距離、コースと三拍子がそろい、差し切りだ。 特別2連勝中と本格化著しいオペラブラーボ、新潟記念、オールカマー連続3着のトウショウシロッコが相手になる。
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スポーツ 2008年10月17日 15時00分
ボクシング V7達成の長谷川穂積にラスベガス進出計画
ボクシングのダブル世界戦が16日、東京・国立代々木第一体育館で行われ、WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(真正)は、2回TKO勝ちで7度目の防衛に成功した。すっかり名チャンピオンの仲間入りを果たした長谷川だが、知名度という点ではいまひとつ。長谷川の「無名チャンピオン脱出プラン」に迫った。 サウスポー、アレハンドロ・バルデス(メキシコ)との一戦を迎えた長谷川は、周囲の心配をよそにあっさり2回TKO勝利。その実力は誰もが認めるところだが、人気面でブレイクしないのが関係者の悩みである。 そこで浮上しているのが長谷川のアメリカ進出プランだ。サッカーや野球選手が海外で成功してブレイクしているように、ボクサーにとってもラスベガスは夢のリング。長谷川もボクシング界の「メジャー」たるラスベガスに乗り込もうというわけだ。 とはいえ、軽量級の長谷川がラスベガスで人気を得るには高いハードルが待ち受けている。アメリカでは軽量級の人気がとても低い上、本場での知名度が限りなくゼロに近いという悲しい現状がある。 名前を売り出すために持ち上がっているプランがある。メキシコの英雄、ホルヘ・アルセとの対戦だ。アルセはライトフライ級世界王者として頭角を現し、メキシコのバラエティー番組に出演して国民的人気のボクサーとなった。その後はラスベガスにも進出し、テンガロンハットをかぶって映画「タイタニック」のごとくセカンドロープに乗って両手を広げるパフォーマンスと、アグレッシブなファイトでアメリカでも人気を得た。いまや本場でも大観衆を集められる軽量級唯一のボクサーなのである。 アルセは最近、現地のメディアに対し「ハセガワ?もちろんやりたいよ。何だったら彼の家の庭で、彼の父親が見ている前で試合をしてもいい」と発言。現在はWBA世界スーパーフライ級暫定王者の地位にあるが、ひとクラス上げてバンタム級で戦う意思は十分にあると言われている。 あるボクシング関係者は「長谷川なら向こうでアルセとやっても必ずKOで勝てる。そうすれば現地のプロモーターと契約できる可能性も十分にある」と解説する。 実現にはさまざまなハードルがあるとはいえ、アメリカに進出しなければ、いつまでも無名王者の汚名は返上できない。試合後、「いつかは海外に進出したい」と話したように、長谷川自身も昔から海外での試合を熱望しているのだ。 たとえ日本で人気がなくても、アルセ並みに知名度のある選手をボコボコにすれば、軽量級としては破格の1億円レベルのファイトマネーも現実的な数字になる。長谷川が「無名王者」のレッテルを払拭するためには、アルセとの対戦を実現させるしかないのである。
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スポーツ 2008年10月17日 15時00分
ボクシング 粟生隆寛は惜敗
帝拳ジムのホープと言われ続けた粟生隆寛は、WBC世界フェザー級王者、オスカー・ラリオス(メキシコ)に挑んで惜しくも判定負けした。 早くからその実力を評価されながら「試合がつまらない」などと酷評されていた粟生だが、この日は序盤からアグレッシブなファイトで会場を沸かせ、4回にはダウンも奪った。しかし、老獪なラリオスを仕留めきれずに1-2の判定負けで涙をのんだ。 「自分に勇気がなかったのかもしれない」と悔しがった粟生だが、今回の試合で世界挑戦のチャンスが再び訪れることは間違いない。より一層の努力が天才と呼ばれ続けた24歳を成長させるはずだ。
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レジャー 2008年10月16日 15時00分
秋華賞追い切り速報 オディールが叩き2戦目で一変ムード
時間をかけて、素材の良さをじっくり生かす。まるで一流の料理人のような橋口師の仕事に支えられ、オディールがようやく花を咲かせようとしている。 「チャカチャカしているのは相変わらずだけど、この馬なりに春より大人になっている。成長してきたね」と師は熱い視線を送る。桜花賞は12着、オークスは5着。秘めた素質を出し切れないまま春のクラシックは悔しさだけに包まれた。 普通なら押せ押せで夏場に結果を求めたくなるものだが、そこをジッと我慢。暑い時季を充電にあてたことで、すっかり見違えた。それはふっくらした馬体にも現われている。 休み明けのローズSこそ伸び切れず4着に敗れたが、荒れた馬場も影響していた。1度使ったことで、「息の入りが良くなってきた」と上積みは十分感じ取っている。 8日の1週前は栗東坂路で800メートル53秒6、ラスト1F13秒2と元気に駆け上がった。「素軽い動きだったし、確実に良くなっている」と目標を前にきっちり仕上がった。 「アンカツ(安藤勝騎手)は『折り合いがつくようになった』と言っている。前からでも後ろからでも競馬ができるのは強みだし、今の状態ならチャンスは十分あると思う。これまでもGIで見せ場はつくってきたけど、今度はぜひタイトルを獲らせてやりたい」と力が入っていた。 橋口厩舎は今秋のGI開幕戦・スプリンターズSをスリープレスナイトで制し、勢いに乗っている。オディールは、そのスリープレスと同じクロフネ産駒の牝馬…大仕事をやってのけそうな予感がする。 【最終追いVTR】前半はセーブ気味の走りで、後半に入って徐々に加速。ラストは手綱を抑えながら併走馬にクビ差で先着。動きは実に軽快で、叩き2戦目での上積みは相当ある。
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レジャー 2008年10月16日 15時00分
秋華賞 レッドアゲート ソーマジック 美浦黄門・橋本記者が2頭出しの田村師を直撃
有力馬が五指に余り、予断を許さない秋華賞。3歳馬はひと夏を越しての成長度が大きなポイントになるが、春のクラシック戦線をわかせたレッドアゲート、ソーマジックの田村勢2頭はいかほどに…。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は管理する田村調教師を直撃インタビュー。耳寄りな情報を聞きだした。 −−まず、レッドアゲートの追い切りから感想をお願いします。 田村師「休み明けを1度使って順調に体も回復していたので気合を乗せ、いい形でフィニッシュすることに主眼を置いた。指示通り、満足のいく追い切りができた。使われながら良くなるタイプだし、確実に上積みは見込める」 −−オークスを振り返ってください。 田村師「結果論になるけど、前に行った馬がつぶれる展開だったので追い出しをもうワンテンポ遅らせていたら、掲示板はあったと思う」 −−この馬の長所はどこですか? 田村師「長くいい脚を使えるところ。もうひとつは小柄だが、どっしりしていて落ち着きがあり、物事に動じない精神力の強さかな」 −−最後に意気込みをお願いします。 田村師「オークスもいい形で臨めたが、今回は休養を挟み、ボクも馬も気持ちに余裕を持って臨める。春より切れ味を増しているし、(GIに)手が届かないわけではない。あとは無事輸送をクリアして、この馬のレース展開になれば自ずと結果はついてくると信じています」 −−もう一頭のソーマジックは、オークスからぶっつけ挑戦になりますが? 田村師「本番前に1度使った方が良かったのか、心配したらキリがない。逆に使わなかった分、フレッシュな状態で臨める。牡馬と錯覚するほど素晴らしい体に仕上がっているし、オーラを感じる」 −−こちらもチャンスはありそうですね。 田村師「終いの切れ味はメンバー屈指だと思っている。その持ち味をジョッキーが引き出してくれれば、楽しみはあります」