search
とじる
トップ > レジャー > 秋華賞(JpnI、京都芝2000メートル、19日) 特捜班 能力非凡なリトルアマポーラを指名

秋華賞(JpnI、京都芝2000メートル、19日) 特捜班 能力非凡なリトルアマポーラを指名

 ウオッカ、ダイワスカーレットといった超大物が幅を利かせていた昨年と違い、混戦模様の牝馬3冠の最終戦「第13回秋華賞」(GI、京都芝2000メートル、19日)。春の2冠は振るわなかったリトルアマポーラにもチャンスは十分あるはずだ。オークスの後に体調を崩した影響でぶっつけ本番になったが、追うごとに動きは良化。秘めた底力は間違いなくGI級だけに、最後のチャンスにかける陣営の思いは熱い。

 桜花賞を勝った後、いまひとつ詰めの甘いレースが続くレジネッタ。底力ではナンバーワンといわれるトールポピーにはムラ駆けの不安がつきまとう。休み明けのローズSでも出遅れて、まったく見せ場なく終わった。
 昨年、2強を形成したダイワスカーレット、ウオッカと比較すると今年の春の女王は明らかに見劣りする。それだけに穴馬の付け入るスキは十分あるはずだ。
 特捜班が目をつけたのはリトルアマポーラ。クイーンCの強烈な勝ちっぷりから、桜花賞は2番人気、オークスでは1番人気に支持された。素質の高さは万人が認めるところ。それを発揮できなかったのは、明らかな理由がある。
 まず桜花賞。ゲートで後手を踏み、4角14番手から大外を強引に回った。直線は懸命に追い上げたものの、あれでは5着も仕方なかった。
 オークスは長浜師いわく「距離が長かった」。その点、今回の2000メートルは牡馬相手の京成杯でマイネルチャールズ、ベンチャーナインなどに続き4着した距離。流れに乗れば巻き返せる条件だ。
 気になるのは仕上がり。オークス以来、ぶっつけ本番になった。
 「オークスの後に放牧先で輸送熱が出た。2、3週間、熱が上がったり下がったりで、乗り込み量が不足した。栗東に戻ってからもバリバリ乗れなかったのは事実」と師は苦労を明かしたが、陣営を前向きにさせているのは最近の動きだ。
 「ひと追いごとに上向いているし、落ち着いているのがいい」
 16日の追い切りは栗東DWコースで6F81秒5、ラスト1F12秒1を計時。騎乗した武幸騎手は「馬場が悪かったのに動きは良かった。春はフワフワして歩様も硬い感じがしたけど、今は柔らかくてすごくいい。うれしい誤算だね」と笑顔を見せた。
 間に合った。いや、急がば回れか。じっくり休んだことが、逆に馬をリフレッシュさせた。
 「何より能力のある馬。ぶっつけでもやれないかという気持ちは十分ある」
 96年、休み明けだったファビラスラフインを勝利に導いた長浜師の言葉には重みがある。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ