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スポーツ 2009年03月21日 15時00分
元川悦子のサッカー魔法陣(13)
2008年もJ2降格危機に瀕し、入替戦で何とかJ1に残留したジュビロ磐田。だが母体企業・ヤマハの業績不振が響いて大幅な戦力補強ができなかった今季も、開幕から不振が続いている。昇格組のモンテディオ山形に6失点を喫したのを皮切りに、ガンバ大阪にも4失点。2試合連続の大敗に、早くもJ2降格が懸念され始めている。 チームを率いる守護神・川口能活も精彩を欠いている。1月下旬の11年アジア杯予選・バーレーン戦(マナマ)直前に右ふくらはぎを負傷し、代表から離脱。懸命のリハビリでJリーグ開幕には間に合ったが、G大阪戦ではレアンドロのミドルシュートをファンブルするなど、どうもミスが目立つのだ。 1998年フランス、2002年日韓、06年ドイツと3度のW杯に挑んだ男も今年34歳。ベテランの域に達した。もともと抜群の瞬発力と集中力、シュートへの鋭い反応、フィードの正確さなどを特徴としていたが、すべての面で精度が落ちてきている。 それを印象づけたのが昨年3月の10年南アW杯3次予選・バーレーン戦(マナマ)。岡田ジャパンが初黒星を喫したこの試合で、川口は相手の動きにつられてシュート処理を誤った。「パンチするのか、タッチして逃げるのか、うまく判断できなかった。自分の力不足です」と反省するも、失点場面に不満を持った指揮官は、次から楢崎正剛(名古屋)に交代。これが響いたのか、Jリーグでもピリッとしない。磐田を低迷から救い出せなかった。 それでも、昨季終盤には楢崎の負傷もあり代表レギュラーに復帰。磐田もJ1残留し、新たな気持ちで今年を迎えたはずだった。だが、代表ではケガ、磐田では2試合10失点と苦しいスタートを強いられた。西川周作(大分)ら若いGKも育ってきており、このままでは10年南アW杯出場も難しいかもしれない。 とはいえ、GKの選手寿命は長い。ファンデルサール(マンU)のように35歳を超えても世界トップレベルで戦う選手も少なくない。川口にも豊富な経験を駆使して、苦境を打開してほしい。
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スポーツ 2009年03月21日 15時00分
ゴルフ 石川遼が日本人最年少記録で予選通過
米ゴルフツアーに出場している男子プロゴルフの石川遼は20日(日本時間21日)、米フロリダ州タンパベイのイニスブルック・リゾート&GC(7340ヤード、パー71)で行われたトランジションズ選手権第2ラウンドの予選を通過。 17歳での予選通過は日本人では最年少記録となった。 19日の第1ラウンドを2アンダー69の15位タイと好発進した石川は、この日もスタートの10番で2メートル弱のパットを沈め、バーディーを奪う上々のスタートを切った。 だが、前半最後の18番でティーショットを大きく右に外して痛恨のボギー。後半の2番、6番でもボギーを叩いたが、再三のピンチをパーセーブで切り抜け、1バーディー3ボギーの2オーバー73。 この日はスコアを2つ落としたが、通算イーブンパーの142で39位タイ。目標だった予選通過を決めた。 トップはスティーブ・ストリッカー(米国)らの6アンダー。今田竜二は2日目を2バーディー2ボギーのイーブンで回り、通算1オーバー。ぎりぎりで予選通過を果たした。
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スポーツ 2009年03月19日 15時00分
石川遼 マスターズ挑戦は早大進学の為か
マスターズ(4月9日〜)挑戦まで、あと3週間。夢の舞台に向けて、ハニカミ王子こと石川遼(17=パナソニック)はあす20日(現地時間19日)、試金石となる米ツアー2戦目の「トランジションズ選手権」に臨む。しかし、国内の盛り上がりをよそに、現地の評判は芳しくない。石川の父勝美氏の「今回はキャンプのようなもの」発言が発端となり、孝行息子の株を下げているという。 若武者・石川の米ツアー初挑戦は、散々な結果だった。先月19日から行われた「ノーザントラスト・オープン」は、初日2オーバー、113位と出遅れ、2日目もスコアを伸ばすことはできず、トータル2オーバー99位で無念の予選敗退。それだけに今回は、リベンジに燃えている。 「一時帰国の2週間、プロコーチから初レッスンを受けるなど、米仕様のスイング改造に取り組みました。昨年のドライバー飛距離は平均290ヤード。国内で7位の飛ばし屋も、米国なら40位台の中堅どころ。やはり300ヤードまで伸ばしたいようです。もちろん、短期間で結果の現れることではないが、すぐに課題のクリアに向けて臨むあたりが石川親子のいいところ。『世界の(岡本)綾子』を育てたマイク小西から指導を受けました」(クラブメーカー関係者) 日米でレッスン活動を続けるカリスマ・プロコーチの理論により、新フォームは右肩をかなり下げるもの。素人目にも歴然の大胆なモデルチェンジだ。 しかし、今回の改造に対し、多くのゴルフ関係者が首を傾げているという。 「あれは、マスターズに向けての秘策じゃない。予選落ちした場合の言い訳作りの一つ。新人がこの時期にフォームをいじるなんて、常識的には考えられない。また、経験が重視されるマスターズで、キャディーもそのまま。確かに遼クンが兄のように慕う方で、リラックスして臨めるでしょうが…。現段階での最大限の結果を残すという、期待の若武者らしい挑戦意欲が伝わってこないため、米メディアも醒めてます。『アイツは新進気鋭のルーキーじゃないのか』と、嫌味まで言われましたよ(苦笑)」(米在住スポーツライター) もちろん、ハニカミ王子ではなく、父勝美氏の下した決断だ。そこには別の目的が見え隠れするという。 「そもそも、米ツアー挑戦を時期尚早と考えていた節がある。彼のプランニングでは2年ぐらい先だったと思いますよ。だからこそ、あれだけ先を読み、自ら国内のマネジメントを行う勝美氏が、今年2月にあわてて海外限定のマネジメント契約を『IMG』と結んだ。実際、米ツアー初戦を前にして『今回(の米ツアー)は(開幕前の)キャンプ(練習)みたいなもの』と、不遜(ふそん)に映りかねない発言をしてひんしゅくを買っていましたよ。駆け回って推薦を取り付けたIMG関係者さえも、苦笑いを浮かべてました」(前出・ライター) ゴルフ専門誌のカメラマンも同じ意見だ。 「今回、IMGと契約した理由も、あのタイガー・ウッズが所属していることで選んだように感じる。遼クンの憧れの人物であり、彼のモチベーションを上げるには最高の存在ですからね。マネジメント能力なんて期待していないんじゃないかな。だって、初戦でも父勝美氏の要望で、カリフォルニアからアリゾナまで車2台で移動している。いくら空港の警備が厳しく、手荷物検査に時間がかかり、ヘビースモーカーの勝美氏が自由にたばこが吸えないからとはいえ、その移動距離は800キロですよ。車で約10時間、飛行機ならわずか90分。常識から考えて、あり得ません。車を2台もチャーターするぐらいなら、荷物だけ車1台で運び、飛行機で移動すれば済むことじゃないですか。相変わらず海外でもスタッフ泣かせの横暴な態度ばかりが目立ちますし、英語力に欠け、旅慣れていないことも露呈してしまいました」 では、そんな米ツアー挑戦を軽く見ている勝美氏の今季の思惑とは? 「ズバリ、大学受験でしょう。常日頃から上智大出身ということを口にする遼パパは、息子の大学進学にも積極的に動きますよ。昨年10月にツアー優勝し、10年までのシード権を獲得した時、『これで大学受験の選択肢も増えた』と、非常に喜んでいた。ただ、残念ながら母校への進学は無理。スポーツ枠がないですから。第1志望は早稲田大学。マスターズ挑戦の実績があれば、『スポーツ枠』なら問題ない。プロの遼クンは、大学のゴルフ部に入れません。それよりも、名門という冠がほしいのではないか。早大進学こそ、今季一番の目標ですよ」(国内ツアー関係者) 世界最高峰のマスターズ挑戦さえも、ソロバン勘定の1つなのか…。
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トレンド 2009年03月19日 15時00分
男目線でみるドラッグストア最前線
最先端の健康・美容グッズを集めた国内最大級イベント「第9回JAPANドラッグストアショー」(日本チェーンドラッグストア協会主催)がさきごろ、千葉・幕張メッセで開催された。会場は多くの女性客で熱気ムンムン。バストアップグッズや精力剤、化粧品の新製品に目を輝かせていた。ドラッグストアの最前線を紹介する。 100年に1度と言われるほどの不況。しかし、負け組がいれば勝ち組も存在する。多くの小売業が業績低迷に苦しむなか、ドラッグストア業界は右肩上がりの成長を続けている。リーマンショックの影響も今のところない超売り手市場だ。 この6月には改正薬事法の施行を控え、例年以上に関心が高かったようだ。各社のサンプルが無料で配られることもあり、会場入口には入場待ちの長蛇の列。同ショー推進事務局によると、この不況下、3日間で12万6417人が来場したという。 出展した317社のなかでも人目を引いていたのが、アイデア商品メーカー「コジット」(大阪府)の「セルローラー」だ。突起のついたローラーを体の気になる部位に転がすことで、マッサージができる。“美のカリスマ”と呼ばれるタレントのIKKO(47)が、テレビで愛用していることを明かすなり売り切れが続出。大ヒット商品となった。 そのシリーズに今回は新しく「バストローラー」と「ヒップローラー」が仲間入りした。何が注目かというとその形状だ。「バストローラー」はこぼれ落ちてくるオッパイを両手で受け止めるような形。「ヒップローラー」は女性のお尻を背後からお触りするような実にイヤラシイ形をしていて、男の“ツボ”もドンピシャリと刺激する。ほほを赤らめながら手にする男性の多いこと…。巨乳や美尻に憧れる女性の注目も集めそうだ。 一方、できちゃった婚を避けたい女性には見逃せないブースもあった。大手避妊具メーカー「オカモト」(東京都)の「ビッグボーイ」だ。欧米型の食生活で、日本人の体格も欧米並みに近づいてきた。普通のコンドームではジュニアが窮屈と訴えるケースも増えており、心当たりのある男性はぜひ常備を。女性もイザというときのために備えておいて損はない。 同商品は世界最大級、直径46ミリを実現。今まで「締めつけがキツイ」とコンドームを嫌っていた“巨砲彼氏”にも安心だ。これなら彼女も気兼ねなく彼氏に装着してあげられるだろう。 大型ドラッグストアチェーンはいまや若い女性の“たまり場”の活況だが、女性のものと思えて意外に身近な健康・美容グッズもある。暇な時は一度、ドラッグストアに足を運んでみると新しい発見があるかもしれない。○珍グッズ発見 怪しいグッズを発見! パッケージに書かれたイラストは何やら某男爵にそっくり。マカやガラナ配合の「男爵系サプリ」の文字が躍る。どうやら精力剤のようだ。ワイングラス片手に飲めとでも言うのか…。「パクリやないか〜い!」の声が聞こえてきそう!?○改正薬事法とは 6月から施行される改正薬事法のメーンは、大衆薬(一般用医薬品)の販売が緩和されること。今まで薬剤師が常駐していなければ販売できなかった大衆薬が、今回の改正で薬剤師がいなくても登録制で販売できるようになる。 この規制緩和を待ち望んでいたのが、コンビニエンスストア業界だ。今まで栄養ドリンクしか置けなかったコンビニで、粗利益率が高い風邪薬や消毒薬なども販売できるようになる。コンビニ各社はこの改正に大きな期待を寄せている。 守る側のドラッグストア業界も負けてはいられない。改正を機に、業界には再編と競争激化の波が押し寄せる。今年のドラッグストア業界は激動の一年となりそうだ。
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芸能 2009年03月19日 15時00分
不況の中、宮崎あおいはギャラが大幅アップ
不況のあおりで経費削減の嵐が吹き荒れるテレビ各局。中でも大きな打撃を受けているのが連続ドラマの制作費だ。主役級の有名女優たちのギャラは軒並みダウン。しかし、あの若手女優のギャラだけは大幅にアップしているという。 「4月スタートのドラマ一覧をみると、深夜時間帯のドラマが増えた。出演者のギャラは抑えられるし、それで視聴率を取れたら儲けもの」(テレビ誌記者) 4月ドラマのラインアップをみると、ビッグネームの女優で主役を務めているのは天海祐希主演のフジテレビ系「BOSS」ぐらい。「天海は昨年の主演ドラマ『Around40』が流行語大賞となった“アラフォー”ブームの火付け役となったこともあり、1話200万円で現状維持」(フジテレビ関係者)というが、ほかの主役級女優はギャラが折り合わず使われなかったようだ。 「このところ、連ドラから遠ざかっている松嶋菜々子は1話あたり400万円を決して譲らず使われなかったが、妥協して250万円にダウンしたようなので、7月以降の登場があるかもしれない。仲間由紀恵は350万円から200万円、産休明けドラマの争奪戦を各局が繰り広げた篠原涼子でさえ230万円から180万円にダウン」(芸能プロ関係者) 仲間は「ごくせん」、篠原は「ハケンの品格」など視聴率20%超えのドラマがあってもそうなるのだから、ほかの女優はもっと厳しい。 「主演ドラマが当たらない伊東美咲は250万円から100万円に。柴咲コウは200万円から150万円、長澤まさみは150万円から120万円、菅野美穂でさえ150万円から120万円にダウンしたようだ」(同) そんな中、昨年、NHK大河ドラマ「篤姫」で大ブレークした宮崎あおいは民放ドラマにあまり出ていない“プレミア”もあり、かなりアップしたという。 「民放ドラマは05年以来出ていないが、その時までは30〜50万円ほどのギャラだった。ところが、事務所には1話150万円での連ドラ主演のオファーが殺到しているそうだ。ただ、映画をメーンにしているので、連ドラのオファーはなかなか受けないと思う」(映画プロデューサー) 人気女優も不況の波に勝てず、かなりお寒いギャラ事情だが、最大の原因はテレビ局のCM収入の減少だ。 「民放各局のスポットCMは、4月スタートのドラマ枠でまだ余っている状態。この状態が続けば、7月スタートのドラマはもっと制作費が減らされ、主演女優のギャラも下がる」(先の芸能プロ関係者) このままでは、ますます視聴者の“ドラマ離れ”が加速しそうだ。
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芸能 2009年03月19日 15時00分
グラドル直撃インタビュー 一双麻希
昨年10月にファーストDVDを発売し、清そな顔立ちとスーパーボディーでグラドルファンをうならせた一双麻希。今月15日に20歳になったばかりの彼女が26日にセカンドDVD「20歳の誓い〜いっそう大人に〜」(イーネットフロンティア)をリリースする。新作について話を聞いた。 −−2作目の撮影ということで、どんなことを意識しました? 「20歳になる3月に発売ということもあって、前回より大人っぽくできるように頑張りました。「前回より何か成長したところが出せるようにと家でいろんな先輩のDVDをたくさん研究して撮影に挑みました。少しでもその成果が見てもらえたらと思います」 −−今回の作品の内容は 「好きだった先輩とのラブストーリーみたいな設定で、ちょこっと演技もしてます。レッスンはしてるんですが、実際に撮られるのは初めてで、すぐ言葉をかんじゃって何度もやり直ししました。だから、実際に使われてるシーンも結構かんでる言葉がありそうですが、大目にみてください(笑)」 −−印象に残った衣装は? 「久しぶりに制服を着て高校生になりました。高校を卒業して2年経ちますが着てみてまだまだ高校生いけるな、と自分で思いました(笑)。それとサンタの衣装はテンションがあがりました。こういうかわいいコスプレをしてみたかったので」 −−おすすめのシーンは? 「ジャケットの写真にもなっている川でのワンピースのシーンです。いい天気で光が入って暖かそうに見えて、水の中はすっごく冷たくて。鳥肌が立ちっぱなしで頑張りました。でも、川に反射するキレイな光とか自然の雰囲気でとても心が落ち着いて良い気分で撮影できました」 −−ファンにメッセージを。 「今回は少し大胆めな衣装も増えてちょっと大人の一双麻希を感じてもらえたらうれしいです。初めてのイベントもあるので楽しみだけどドキドキしてます」<プロフィール&イベント情報>いっそう まき1989年3月15日、石川県生まれ。T168、B84W57H87。O型。趣味=買い物、カラオケ、料理。特技=バレーボール。4月11日に東京・秋葉原でDVD発売記念イベントを開催。「石丸電気ソフト1」15時〜、「石丸電気ソフト2」18時〜。
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社会 2009年03月19日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(14)
ある冬の日。その日は雪が降っていた。徳次は、いつものように地金問屋へお使いに出された。地金を背負っての帰り道、空腹を抱え、寒いのに足袋(たび)も履いていない。肩に食い込んだ地金の重さに息が詰まりそうだった。日本橋から両国橋までやっとの思いで辿(たど)りついた。 両国橋とは武蔵と下総の両国を結ぶところからの命名である。両岸は江戸時代から盛り場として栄えていた。明暦の大火の後、隅田川に初めて架けられた橋で、長さ170メートル強、幅10メートルほどの当時としては大きな橋だった。明治37(1904)年には鉄の橋に造りかえられているが、この日、徳次が渡ったのは木製の太鼓(たいこ)橋だった。 太鼓橋の僅かな傾斜が徳次にはきつく、足を踏ん張りながら、一歩、一歩、滑らないように気をつけて進む。橋の中ほどで息を整えている時に、以前誰かに聞いた“鋳掛屋(いかけや)松五郎”の話をふと思い出した。松五郎という鋳掛屋(鍋などを修善する職人)が、ある時、しがない職人などやっているより太く短く世の中を渡ってやろうと決意し、橋の上から道具を投げ捨てて大泥棒になったという話だ。 “松五郎のように荷物をおっぽり出して、このまま家に帰ってしまおうか”、そんな考えが脳裏をよぎったが、それが無理なことは分かっていた。 家は極貧だったし、義母は帰ってもご飯を食べさせてくれないどころか、どんな酷(ひど)い目に遇わされるか、分かったものではない。 “辛いけれど3度のご飯を食べさせてくれる親方の所のほうがずっといい。辛抱しよう…”。そう思い直し冷たい雪の降る中を、また地金を背負って歩きだした。 徳次は後に“雪の両国橋は当時10歳だった私には長い長い橋に感じた。しかし、この橋を越えたことが今日の幸せな道を通れる因(ちなみ)となったのだと思っている”と回想している。
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社会 2009年03月19日 15時00分
永田町血風録 自民が恐れる民主党代表の“顔”
解散・総選挙モードに突入した。選挙の場合、ポスターの占める役割は大きい。自民党は麻生太郎総裁で闘うのか、民主党は小沢一郎代表か。 「両者とも候補者には歓迎されていないんだよ。自民党はすでにポスト麻生が云々(うんぬん)され、その名前が浮上していることもあり、街頭のポスターには麻生の顔が入っていないものが出ているなぁ…」 街頭のポスターを眺めながら、街行く人々はこんな話をしている。 現段階では自民党も民主党も、とくに民主党は代表の小沢が大いに幅を利かせていたが、秘書が逮捕されたこともあって、党内から公然と「小沢では選挙は闘えない」という声も、漏れてきている。 そこで急浮上してきたのが岡田克也元代表であり、前原誠司前代表。この2人を候補者のポスターに起用しようという案もある。「小沢よりも無難」というのが、その理由だ。 自民党も麻生と一緒では、「内閣の支持率が下がっているのに、同じポスターに並ぶのは勘弁してください」と拒む候補者が徐々に増えてきている。そこでにわかにクローズアップされたのが小池百合子だ。 「ポスターで小池百合子さんと並ぶのなら、どこへ行っても恥ずかしくない。それにインパクトもあるしね」(立候補予定者) 自民党の“顔”は小池というわけだ。その次なる人物は石原伸晃であり、小渕優子。少子化担当相の小渕は現在第2子を身篭っているのも、縁起がいいというわけで手を挙げる人も多い。 珍現象は都議会議員と組む候補がいること。7月に都議選があるので、その相乗効果に期待してらしい。 「都議選の結果によっては、自分の選挙もノッていけるんです」(前出・立候補予定者) しかし、そんな選挙前の動きで自民党がもっとも頭を痛めているのが、民主党の小沢の去就だ。もし小沢に何かあって代表に岡田が就任したら、自民党は今以上に立場が悪くなり選挙は完敗を覚悟しなければならないからだ。 自民党有力者の1人は「願わくば小沢のままでいてほしい」と民主党代表が変更されないことを祈っている。 そんな不安材料があるのなら、自民党は総裁を小池にするほうが、より選挙に勝利する方程式になるのではないか。小泉純一郎が、ポスト麻生は小池だ、というようなことを示唆したのは、自民党に勝たせたいという元首相なりの援護射撃なのかもしれない。 同じく元首相の森喜朗は、「慌てずじっくり備えて、ここまで来たのだから、任期いっぱいまで(麻生が)やって解散なんかしなくてもいいのではないか」と語った。自民党の若手の間では、森に対して「時代の読めない人」というレッテルが貼られてもいるが…。 民主党が岡田代表になったら選挙は厳しい、というのが自民党サイドの頭痛の種なのだ。(文中敬称略)
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スポーツ 2009年03月19日 15時00分
K-1 バダ・ハリのドタキャン騒動ぼっ発! 負の連鎖が止まらない
K-1を主催するFEGは18日、「K-1ワールドGP2009」(28日、横浜アリーナ)に出場予定だったバダ・ハリの欠場を発表した。調整不足を理由にドタキャンしたハリに対して、谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「プロとして失格」と厳しく糾弾した。秋山成勲のDREAM離脱、セーム・シュルトのUFC移籍の噂に続くドタキャン騒動のぼっ発。負の連鎖が止まらない。 またしてもドタバタ劇のぼっ発だ! ワールドGPでハリはエロール・ジマーマンとの一戦が決定していたが、この日の会見で急きょ欠場が発表された。谷川EPは「先週末、バダ・ハリ側が『コンディションが整わず、28日に間に合わないので辞退させてくれ』と申し出がありました」と理由を説明。 FEGサイドは、この出場辞退を「プロとして失格の行為」と断罪。出場へ説得を続けてきたが、ハリ側は最後まで首を縦に振らなかった。ハリの出場を見送り、ピーター・アーツがジマーマンと対戦することになった。 ハリといえば、初代K-1ヘビー級王者など輝かしい実績を残す一方、昨年12月のワールドGP決勝戦では前代未聞の反則行為を行い、失格処分を言い渡されるなど問題児でもある。 前回のトラブルからわずか3カ月余り。再度の裏切り行為に「大きなケガをしているわけでもないのに試合に出ないのでは、ファイターとして信頼ができない。ジマーマンに対しても失礼」(谷川EP)と失望感を露わにした。 過去にはボブ・サップがドタキャンした際には法廷闘争、秋山の“ヌルヌル騒動”では無期限出場停止処分を下すなど、FEGはペナルティを課してきた。今回の敵前逃亡劇に対しても、谷川EPは「1回、(ハリ)本人と話し合いたい。(処分は)まだ決めていないが、厳しい態度で臨みたい」と厳罰も辞さない構えを見せている。 ドル箱スター秋山のUFC流出、水面下ではシュルトもUFCへの移籍が噂されている中、トップ選手の敵前逃亡劇という災難に見舞われたFEG。この事態に終止符を打つ処分の早期決定が待たれる。
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スポーツ 2009年03月19日 15時00分
K-1 曙無念…東京マラソン断念
22日の「東京マラソン2009」への挑戦を表明していた元横綱曙にドクターストップ。出場を断念することになった。 東京マラソンにゲストランナーとして出場が決定していた。2月にはフルマラソンに備え、千葉県内で合宿を敢行するなど完走に向け着々と準備を整えてきた。 だが、角界時代から両ヒザに故障を抱えていて、巨体には一般人と比べ3倍の負担がかかるとされ、12日の最終メディカルチェックで「待った」がかかった。 谷川EPによれば「長時間の運動には問題がある」と診断され、挑戦を企画したフジテレビとマネジメントするFEGが協議した結果、「安全面と今後の選手生活に支障をきたす危険がある」との理由で欠場を決めた。 曙本人は17日に結果を聞いた際に「誰もいなくても(東京マラソンと)同じコースを走りたい」と悔しさをかみしめていたという。 曙は「マラソンの挑戦は諦めません。走らせてくれるところがあるなら、どこでも参加するつもりです」。
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