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K-1 バダ・ハリのドタキャン騒動ぼっ発! 負の連鎖が止まらない

 K-1を主催するFEGは18日、「K-1ワールドGP2009」(28日、横浜アリーナ)に出場予定だったバダ・ハリの欠場を発表した。調整不足を理由にドタキャンしたハリに対して、谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「プロとして失格」と厳しく糾弾した。秋山成勲のDREAM離脱、セーム・シュルトのUFC移籍の噂に続くドタキャン騒動のぼっ発。負の連鎖が止まらない。

 またしてもドタバタ劇のぼっ発だ!
 ワールドGPでハリはエロール・ジマーマンとの一戦が決定していたが、この日の会見で急きょ欠場が発表された。谷川EPは「先週末、バダ・ハリ側が『コンディションが整わず、28日に間に合わないので辞退させてくれ』と申し出がありました」と理由を説明。
 FEGサイドは、この出場辞退を「プロとして失格の行為」と断罪。出場へ説得を続けてきたが、ハリ側は最後まで首を縦に振らなかった。ハリの出場を見送り、ピーター・アーツがジマーマンと対戦することになった。

 ハリといえば、初代K-1ヘビー級王者など輝かしい実績を残す一方、昨年12月のワールドGP決勝戦では前代未聞の反則行為を行い、失格処分を言い渡されるなど問題児でもある。
 前回のトラブルからわずか3カ月余り。再度の裏切り行為に「大きなケガをしているわけでもないのに試合に出ないのでは、ファイターとして信頼ができない。ジマーマンに対しても失礼」(谷川EP)と失望感を露わにした。
 過去にはボブ・サップがドタキャンした際には法廷闘争、秋山の“ヌルヌル騒動”では無期限出場停止処分を下すなど、FEGはペナルティを課してきた。今回の敵前逃亡劇に対しても、谷川EPは「1回、(ハリ)本人と話し合いたい。(処分は)まだ決めていないが、厳しい態度で臨みたい」と厳罰も辞さない構えを見せている。
 ドル箱スター秋山のUFC流出、水面下ではシュルトもUFCへの移籍が噂されている中、トップ選手の敵前逃亡劇という災難に見舞われたFEG。この事態に終止符を打つ処分の早期決定が待たれる。

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