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スポーツ 2009年04月13日 15時00分
野球 上田武司氏が斬る!原巨人貯金術とは?
ペナントレースが開幕して10日。セ・リーグではV3を目指す巨人が、最大のライバルと目される阪神との伝統の一戦に勝ち越し。首位をガッチリとキープした。リーグ3連覇に向けて早くも“貯金生活”に入った巨人だが、今後フトコロを暖めていくために必要なこととは何なのか。野球評論家の上田武司氏が、今季の戦いぶりを振り返りながら分析した。 巨人は、広島との開幕3連戦こそ2敗1分とつまずいたものの、横浜を3タテし盛り返した。 「横浜は主砲の村田がケガで欠場していて打線の攻撃力は落ちる。投手陣も同じ4、5番手のピッチャーでも、明らかに(横浜の方が戦力が)落ちる。このタイミングで横浜戦が組まれていたのはラッキーだった。3連勝は当然だったかもしれないけど、そこで3連勝できたのは大きい」。横浜戦との3連戦が流れを引き寄せたと上田氏は指摘する。 波に乗った巨人は、続く阪神戦で連勝を5まで伸ばし、無敗で1週間を終えた。連敗スタートから一転、連勝街道を突き進む原巨人だが、その背景には世界一の指揮官の思い切った決断力が関係している。 横浜戦ではオープン戦で絶好調だった李承(イ・スンヨプ)が打撃不振と判断するやいなや途中交代。8日にスタメンから外すと、5番に谷佳知や亀井義行を起用。これが大的中し活躍を見せた。さらに故障の阿部慎之助に代わってスタメンマスクを被った鶴岡一成も大暴れ。原監督の采配がピタリと的中した。 「毎日選手を見ていれば、バッティングの間の取り方が違っているのも分かる。(選手の調子を見極める)判断力は優れていると思う。でも、それだけじゃない」 的確な采配を生み出している要因は他にもあるという。 「選手を乗せるのがうまい。練習を見ることができなかった選手がいたりしたら、自分から声をかけて聞いたりしている。今日も若手の東野(とうの)や脇谷に監督の方から声をかけていた。普通、監督からの方から声をかるなんてことはそうそうない。それだけ期待されれば選手もやる気になるでしょう」 原監督は自分から選手に握手などを求め、積極的にコミュニケーションを図り、選手ひとりひとりのモチベーションを向上させる。人心掌握術に長けているというのだ。 指揮官のさえわたる采配によって1週間で、貯金3を作ることに成功した巨人。リーグ3連覇に向け、もちろん貯金は多ければ多いに越したことはない。 上田氏は「首脳陣は早く貯金を10にしようと思っているんじゃないかな。貯金が10あれば、連敗してもそんなに(上位のチームと)離されることはない。余裕をもってペナントを進めることができる。手元に貯金が1万円あるのと100万円とでは安心感が違うよね。それと同じ。まずは、どこかにカモにする球団…銀行を作らないといけない。去年だったら横浜だった。貯金は20くらいが理想的かな」という。 貯金を作るのは容易ではない。現在は抑えの守護神クルーンが安定しないという悩みを抱えている。12日の阪神戦では、1点リードの9回に登板し、同点となるタイムリーヒットを許している。「クルーンが打たれたってのは不安材料。でも、そこが安定してくれば貯金は自然と増えてくるでしょう」 リーグV3へ。貯金を増やすためにも、今後は守護神起用の決断力が問われる戦いになりそうだ。
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スポーツ 2009年04月13日 15時00分
野球 WBC効果で「小中学生が興味」
世界一の指揮官、原監督の存在は、巨人に隠れたWBC効果をもたらしていることが判明した。 WBC連覇を果たし、世界一となった日本代表。歓喜の優勝から、ペナントレースはおよそ10日あまりで開幕したこともあって、テレビ関係者はプロ野球中継にもWBC効果が表れるのかと期待を寄せていた。 日本テレビ系列で放送された3日の広島戦は、関東地区で13.4%(ビデオリサーチ社)。前年、フジテレビ系列で放送されたヤクルト戦の11.0%と比較するとあまり効果がないように思える。 だが、放送を担当する日テレ関係者は「小学生や中学生の若い人たちが興味を持ってくれている」と話す。開幕戦では20歳以下の視聴率が倍以上に増えた。 日テレではデーゲームに限り、中継でウルトラスーパースローカメラを使用。プロの技術の素晴らしさや面白さをより細かに伝えるのが狙いだ。「WBCと(巨人戦を)別のものにはしたくない」と前出の日テレ関係者はさらなる視聴率上昇に向け、意気込んでいる。 野球人気の回復は見えないところで着々と進んでいるようだ。
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スポーツ 2009年04月13日 15時00分
連載「王と長嶋」〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(18)
ONの世間的なイメージと素顔の違いと言えば、「沈着冷静な王vs激情家の長嶋」もそうだ。実際は「激情家の王vs沈着冷静な長嶋」だからだ。誰に対しても人当たりが良く親切、気配りの人そのものだから、一般の人は王さんが怒ったところなど想像もつかないだろう。ところが、怒り狂った王さんは手が付けられない。周囲は固まってしまい、嵐が過ぎ去るのをひたすら待つしかない。激情家そのものだ。 ホークス監督時代の王さんの秘蔵っ子、初の日本人メジャーリーガー捕手として活躍する城島を巡る、過去の激怒エピソードは象徴的だろう。 あるシーズン、城島が守りで右手を骨折、長期リタイアを余儀なくされた。選手会が球団側に対し、ヘルメットに城島の背番号のシールを張ることの了解を求めた。この当時、ケガで長期間戦線離脱しても気持ちだけは一緒で共に戦おうという意味で、こういうシール張りが流行していたのだ。選手会から申し出をされた球団フロント首脳は、現場の最高責任者の王監督にお伺いを立てた。話を聞いた瞬間、王監督は真っ赤になって激怒。 「何! バカなことを言っているんだ。そんなことを言っているから、勝てないんだ。城島のケガは本人のイージーミスだろう。ボールを取ろうとして右手を出したから骨折したワケだ。ケガをしないように、右手を前に出さないのはキャッチャーの常識だろう。自らのミスでケガしたヤツの背番号をなんでヘルメットに張る必要があるんだ。相手投手からよけられないデッドボールをぶつけられたとか、不可抗力のケースならわかる。城島は違うだろう。何を甘いことを言っているんだ」 鬼の形相でこう怒鳴り声を上げる王監督に、球団フロント首脳は蚊の鳴くような声で「わかりました」とひと言つぶやくと、あわてて部屋を出ていってしまった。怒声とは無縁の神様、仏様のようなイメージが強い王さんだが、とんでもない。 「毎度おなじみ、いつものように試合後の緊急ミーティング」と揶揄(やゆ)されたが、王さんはふがいない負けをすると、絶対に許さず、試合後にミーティングを招集する。「勝ちたくないのか。オレは勝ちたいんだ」と選手に対し、語気を荒らげて迫る。年に何回もあるから、「毎度おなじみ」の「王さんの緊急ミーティング」と言われたのだ。 意に添わない記事を書いた番記者にも「どうしてこういう記事になるんだ」と罵(ば)声を浴びせることも決して珍しくない。沈着冷静どころか、瞬間湯沸かし器というのが、王さんの実像といえる。 一方の長嶋さんは激情家に見えて沈着冷静な一面がある。若かりしころの第1次政権時代には、打者と真っ向勝負をせずに四球で逃げた西本、角らに対し宿舎で鉄拳制裁を加えたのは事実で、長嶋伝説のひとつになっている。が、同時に流し目ならぬ“ナガシマ目”で何げなく周囲を観察、チェックすることは、知る人ぞ知る長嶋さんの特技だ。 宮崎キャンプの朝の散歩などである番記者がいないと、グラウンドでさりげなく接触してくる。「どうした? きょうの朝の散歩に姿を見なかったな。具合でも悪いのか?」と聞いてくる。 問われた番記者はあわてて正直に二日酔いとは告白できずに「ちょっと風邪気味なので、きょうは失礼しました」と苦し紛れの言い訳をする。すると「そうか、じゃ無理するな。明日も休め」と本気で心配してくれる。冷静な気配りのある「ナガシマ目」恐るべしと番記者は思い知らされることになる
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レジャー 2009年04月13日 15時00分
皐月賞(JpnI、中山芝2000メートル、19日)丹下日出夫の虎の巻 3強対決を制すのは、この馬!
今週は牡馬クラシックの第1弾「第69回皐月賞」(JpnI、芝2000メートル、19日)が、中山競馬場で行われる。東の横綱ロジユニヴァースをめぐり、スプリングSを強烈な差し脚で制したアンライバルド、韋駄天リーチザクラウンが逆転を狙うといった構図だが、果たして3強対決を制すのは!? ロジが一歩リードの下馬評に対し、競馬評論家の丹下日出夫は前2頭を見ながら競馬ができるアンライバルドに展開の利があるとみている。 今年の3歳牡馬世代は、アグネスタキオン、ジャングルポケット、そしてクロフネが鎬(しのぎ)を削った2001年春のクラシックと同レベルの“3強”の争いではないかといわれている。 本年の3強とは、ロジユニヴァース、アンライバルド、リーチザクラウンの3頭を指すのだが、記録面においても、タキオン世代とシンクロしているんだよなぁ。 大将格と目されるロジユニヴァースは、まずは札幌2歳SでJpnIIIを制覇。ジャングルポケットが長らく保持していたレコードを0秒5も塗りかえる芝1800メートル1分49秒1を叩き出したのに続き、ラジオNIKKEI杯2歳Sは、歴代3位の好タイムでリーチザクラウンを4馬身差と完封している。 ちなみに、ラジオNIKKEIの走破タイム(芝2000メートル2分1秒7)。アグネスタキオンの保持するレースレコードの2分0秒8には見劣るものの、昨年暮れの阪神開催は、例年より1秒以上時計のかかる粘り気のある特殊な芝だった。それを差し引きすれば、レコードと互角以上の飛び抜けた内容だったように思う。 ロジユニヴァースとは未対決ながら、アンライバルドも負けていない。初陣の新馬戦は、スローの上がり勝負とはいえ、11秒3→11秒9→11秒0(上がり3F34秒2)というレースラップを上回る33秒8の上がりを駆使して、リーチザクラウン、桜花賞馬ブエナビスタを一蹴した。 後に、「伝説の新馬戦」なる言葉が世間を駆けめぐるようになったが、通過順から逆算すると、ラスト1F近辺で、“絶対的能力の証”である、10秒台のラップも掲示している。 3強同士の対戦比較では、若干見劣りがするリーチザクラウンにしても、2戦目の未勝利戦は、何と後続を12馬身もちぎる大差の楽勝。机上の計算だが、そのときに計時した芝1800メートル1分47秒4の先の1Fを12秒0で走ったとすると、2000メートルは1分59秒4。リーチは2歳暮れの時点で、すでに2分を切ろうかというケタ違いのポテンシャルを秘めていたことになる。 なんて、このリーチをラジオNIKKEIで4馬身差に切って捨てたロジユニヴァースのレース運びがあまりに強烈だったために、3強の中ではロジに一日の長があるように映る。ただ、ラジオNIKKEI時のリーチは、新馬戦から中2週続きというハードなローテーションで、デビュー時は520キロ台だった馬体重が504キロまで細化。上がり3F38秒2を要し、バタバタになったのは、目に見えない蓄積疲労もあっただろうし、ロジにしてみれば、相手をリーチ一頭に絞ればことは済んだ。 ただ、3強が勢ぞろいすれば、前門には肉を切らせて骨を断つ、タフな平均ラップで逃げ込みを図るリーチザクラウン。背後には、アンライバルドという後門のオオカミが控える。しかも、今回のリーチは、きさらぎ賞から皐月一本に絞って充電完了。少なくともラジオNIKKEI時よりは、体調も整っているだろうし、急激にはタレない。 リーチが刻むタフなハイラップを深追いすれば、なし崩しに脚を使わされ、ひょっとすると、アゴが上がって3着に失速するシーンだって十分考えられる。展開は、両者を前に置き、ひとつタイミングをズラして追い出すアンライバルドに絶好。漁夫の利的に、勝利が転がり込んでくるとみた。 ただ、いずれにしても、上位3頭の能力は、他馬とは一線を画す。ナカヤマフェスタ、ベストメンバーあたりも、3連単の3着要員ならあり得るだろうが、たとえ狂っても、3強のうち、少なくとも2頭は1、2着を確保。馬連、馬単ならば、この3頭のボックス馬券を買っておけば、まず当たると思うが、さて…。
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レジャー 2009年04月13日 15時00分
皐月賞(JpnI、中山芝2000メートル、19日)ロジユニヴァース 無敗の皐月賞馬へ王手
無敵の4連勝で皐月賞に王手をかけたロジユニヴァースの強さは筆舌に尽くし難い。とりわけ、4勝すべて違う戦法で勝っている点は特筆されていい。 新馬戦は好位抜け出し。札幌2歳Sは中団からの差し切り。そして、ラジオNIKKEI杯2歳Sは逃げるリーチザクラウンを大名マーク。直線並ぶ間もなく交わすと、0秒7差突き放す驚異のパフォーマンスを披露している。 極め付きはTR・弥生賞。スタートと同時にハナに立つと、そのまま一気に逃げ切ってしまったのだから恐れ入る。ことほど左様に変幻自在で死角は見当たらない。 弥生賞の後は例によって、短期放牧(3月20日に帰厩)を挟んだが、「追い切りを含め、ここまでイメージ通りにきています」と萩原調教師は余裕しゃくしゃくだ。 それを証明するように、1週間前追い切り(8日)は南Wコースで、5F67秒7→51秒9→37秒5→12秒0(G一杯)をマーク。外のベルスリーブ(古馬1000万)に2分の1馬身先着と、順調な仕上がりをアピールしている。 弥生賞時と比較して萩原師は「息遣いと反応がとくに良くなりました。体つきもシャープになってます」と笑顔を見せた。本番では一段と進化を遂げ、スケールアップした走りを見せてくれるに違いない。 西高東低といわれて久しいが、ロジユニヴァースはいまや関東の救世主的な存在となった。トレーナーもそれを認識したうえで、いざ本番へと向かう。 「関東馬からクラシックで1番人気になるような馬は近年出ていませんし、西高東低ムードもありますから、関東馬全体の評価が上がり、信頼を回復できるようなレースができればと思います。今年に限っては自分の担う役割は大きいと思ってます」 関東馬が1番人気に堂々応えて皐月賞を優勝したのは昭和の時代、実に1985年のミホシンザンまでさかのぼる。平成初の快挙へ向け、萩原師は不退転の決意で“1冠”奪取を目指す。
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レジャー 2009年04月13日 15時00分
皐月賞(JpnI、中山芝2000メートル、19日) オレが1番!! 逆襲に燃えるリーチザクラウン
冠に手が届くか。ロジユニヴァース、アンライバルドとの3強対決となった今回、思いの深さではリーチザクラウン陣営が一番だろう。 管理する橋口調教師はかつてダンスインザダーク、ハーツクライなど多くの名馬を育て上げ、ビッグレースを手にしてきた。しかし、前記の2頭でさえ届かなかったのがダービーだった。ともに2着。「ダービーを勝てたら調教師を辞めてもいい」というほど夢舞台への思いは強く、すべての情熱をクラウンに注ぎ込んできた。 その前にある重要な関門が皐月賞だ。ここでコケたらダービーの夢なんて霧消してしまう。それだけに仕上げに妥協はない。1週前は8日に武豊騎手を背に、栗東坂路で行われた。800メートル51秒9→38秒1→12秒6の好タイム。インダストリアル(古馬500万)を0秒7追走して軽々併入に持ち込んだ。 「ムキにならずいい調教ができた」と武豊が笑みを浮かべれば、橋口師も「強めにやったけど、申し分ない動きだった」と笑顔を見せた。 今回はきさらぎ賞からぶっつけ。クラシックを狙うには異例のローテーションだが、これは前走で500キロまで落ち込んだ馬体重を回復させるのが狙いだ。「1週前の後で514キロあるから、輸送を考慮しても500キロを割ることはないだろう」とベストウエートで送り出せそうだ。 3強対決が濃厚と見られる今年の皐月賞。特に師は昨暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sで完敗したロジへの対抗心をむき出しにする。 「おれの信条はやられたらやり返す。ダンスやハーツと比べても完成度ならクラウンが一番だと思ってるし、借りを返してダービーに行く」 希代の快速馬サイレンススズカをイメージさせる西のスピードスターが、3強時代を早々と終えんさせ、1強にして夢舞台に臨むつもりだ。
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レジャー 2009年04月13日 15時00分
桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日)ブエナビスタが人気に応えて優勝
春のクラシック第1弾「第69回桜花賞」(JpnI、阪神芝1600メートル、12日)は、断然の1番人気に支持されたブエナビスタが1分34秒0(良)のタイムで優勝。圧勝とはいかなかったが、粘るレッドディザイアをきっちり差し切った。次走はオークスに決定済みとはいえ、先に引退したダイワスカーレットの跡を継ぐような“強い牝馬”の登場。早期の牡馬路線への参戦が期待されるところだが…。 単勝120円の圧倒的支持を受けたブエナビスタが、まず1冠を獲得した。 ただ、すんなりといかないのが競馬。いつも通り後方につけたまでは良かったが、直線入り口で外に出すタイミングがワンテンポ遅れるロス。早めに抜け出したレッドディザイアとの差がなかなか詰まらず、見る側をヤキモキさせた。最後はメンバー最速の末脚で粘るレッドをねじ伏せたものの、着差はわずか1/2馬身だった。それでも、安藤勝騎手は涼しい顔だ。 「馬が強いのは分かっていたので、後ろに下げた。いつもより随分外を回っちゃったけど(笑)、これで勝つのだからやっぱり力があるということだろう」 確かに「この位置から届くのか」と一瞬、ヒヤリとさせながら、最後はキッチリと差し切ってしまうのがブエナの強さだ。それも「どこからでも競馬はできる」(松田博調教師)なかで、リスクの高い後方一気をチョイスしたのだから、陣営の自信の大きさがうかがい知れる。 「実力通りの結果とちゃいますか。勝った心境? 昼寝もしたし、普段と何も変わらん」と松田博師は勝って当たり前といった表情を見せた。 この勝利で同世代の牝馬との勝負付けはほぼ終了。今後、最も気になるのは牡馬クラシック路線に参戦するか否かだ。松田博師は「次走はオークス。まず獲れるところを取ってから考える」と明言したが、ファンの総意はウオッカに続く牝馬によるダービー制覇だろう。 久々に信頼度の高い1強(ブエナ)のおかげで昨年の売上(前年比105.9%)を上回った今年の桜花賞。実力と人気を兼ね備えた“女ディープインパクト”陣営の英断(牡馬路線参戦)に期待したい。
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レジャー 2009年04月11日 15時00分
桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日) 絶好調・石沢記者は、あのダークホースに◎
今週も石沢記者の出番だ! 春のクラシック第1弾「第69回桜花賞」(JpnI、阪神芝1600メートル)は、いよいよあす12日(日)にゲートイン。“女ディープインパクト”ブエナビスタで断然ムードのなか、1面予想を2週連続◎○(高松宮記念→大阪杯)でぶち当てたほか、先週は万馬券2本をヒットと神がかり的なさえを見せている絶好調男は、伏兵中の伏兵ショウナンカッサイに敢然と◎を打った。ブエナが最も嫌がる軽快な逃げを打てるスピード馬が大万馬券を演出する。 乱れ桜を演出するヒロインはショウナンカッサイだ。 圧倒的な支持を集めるブエナビスタが一瞬、ヒヤリとさせられたのが、サクラミモザが軽快に逃げたチューリップ賞。いうまでもなく、脚質的に一番苦手とする展開は逃げ馬に気持ち良く行かれた時だろう。 前走は道中、7、8番手を追走したカッサイだが、意図的に抑える競馬を試みたもの。レース後、幸騎手が「後ろからだと最後の伸びがひと息。やっぱり前で粘り込む形がベストだね」と言えば、北出調教師も「今回は積極策でいく」と公言している。 ほかにも同型馬はそろっているものの、先述のサクラミモザは「ハナにはこだわらない」(畠山吉調教師)のスタンス。フラワーCを鮮やかに逃げ切ったヴィーヴァヴォドカ陣営は逃げ宣言こそしているが、そもそもそこまでテンが速い馬ではない。 一方で、カッサイは運良く絶好の3番枠を引き当てた。これに父ショウナンカンプから受け継いだ豊かなスピードがあれば、悠々と主導権を取れる。 咋暮れの阪神JFでは追い込み勢が掲示板を多数占めたなか、ブエナから0秒8差の4着なら上々の内容。前には厳しい流れで先行勢として唯一、上位に食い込んだ能力はもっと高く評価されていい。 1度使われ、デキは急上昇。2週続けて坂路800メートル52秒台を楽々とマークし、先週は自己ベストとなる52秒2の好タイムを叩き出した。これには北出師も「終いチョコッと動かしただけでこの時計。プールと坂路を併用した効果か、前走時に比べて状態はグンと上向いている。ホントにいい感じにこれた」と満面の笑みだ。 誰もが口をポカンとあける大逃走劇で大枚をゲットだ。 ★★★★★※★=穴度。MAXは5
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レジャー 2009年04月11日 15時00分
HP版!!狙え「藤川京子のフォーキャスト馬券」
阪神10レース 桜花賞馬単 (9)(1) (9)(18) (9)(2)3連単 (9)(1)→(9)(1)(18)(2)(6)(17)(13)(15)(5)→(9)(1)(18)(2)(6)(17)(13)(15)(5)
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レジャー 2009年04月11日 15時00分
桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日) 藤川京子 桜の女王はブエナビスタで決まり!
◎ブエナビスタが、まず1冠目を制します。 前走のチューリップ賞は最後方から追走。3角から徐々に進出を始めると、直線はサクラミモザを見事に捕らえました。安藤勝騎手はミモザが粘っていたので少々焦ったところもあったようでしたが、追われてからはさすがの瞬発力でしたね。 ラスト2F目のラップは11秒を切っていますし、すでに牝馬の域を超越した…と言い切っても過言ではないでしょう。しかも、前走は今までの後方から一気に追い込む競馬とは異なり、3〜4角でマクッていくレース。本番は何が起こるかわかりませんから、いろいろ試していたのも好感が持てます。 阪神の芝1600メートルはこれで2戦2勝。仮柵が設けられた先週からは、外差しが面白いように決まるようになってきましたし、決め手が身上の彼女にとってはレースもグンとしやすくなるはず。 中間のケイコでも、素晴らしい動きを見せているように状態は文句なし。気になるお天気も、当日は良馬場でやれそうなムード。どんなパフォーマンスを演じてくれるか、楽しみでなりません。
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