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レジャー 2010年07月03日 15時30分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(7/4) ブリンカー効果でモズ!
◆ラジオNIKKEI賞 G3(福島11R) ◎モズ ○トゥザグローリー ▲ガルボ △クォークスター △レッドスパークル △アロマカフェ 狙っていたニーマルオトメの除外で予想がすっかり狂ってしまったが、気を取り直して◎モズで攻めたい。半年ぶりの前走は、馬体重こそ大きな変動はなかったものの急仕上げは明らか。積極的にハナを奪ったものの早々と後退しての15着惨敗もうなずける。順調に乗りこめている今回は中身のデキが全く違うはず。最終追い切りでブリンカーを試したが、「以前に比べて遊んでいる感じはなかった」とその効果がうかがえる。これまでは気難しさがネックとなって戦法が限定されており、ブリンカーの装着によって集中力が高まり脚質にも幅が出るようなら面白い存在になる。札幌2歳S2着、東スポ2歳Sではローズキングダムと0.4秒差の競馬をしており、このメンバーでも実績的には上位。一発あっても不思議ではない。 ハンデに恵まれた感のあるトゥザグローリーだが、日本ダービーという世代の頂点を争うレースを戦った後に“それ以上”を望むのはどうだろう。仕上げの面でも非常に難しい気がする。血統的に器の大きさは感じるが、これまでもそうだったようにダービーの次のレースは多くの馬にとって鬼門となっている。結果を出すには並々ならぬタフさが必要との理由から狙いを下げた。プリンシパルSで2着に好走したように安定感のある(きさらぎ賞は長距離輸送の影響)クォークスター、重賞で2度の3着があるレッドスパークル、背負わされた感はあるものの折り合った際の末脚が際立つガルボ、道悪巧者のアロマカフェあたりまで注意したい。【馬連】流し (7)軸 (2)(4)(8)(9)(14)【3連単】2頭軸マルチ (7)(9)軸 (2)(4)(8)(14)◆函館スプリントS G3(函館9R) ◎ワンカラット ○アーバニティー ▲ピサノパテック △ビービーガルダン ヴィクトリアマイル、CBC賞と追いかけているワンカラットを今一度推す。そろそろ疲れの心配な頃だが、ここ10年、函館SSでは牝馬が7勝。そのデータに頼り切っての◎(笑)。相手には、京王杯SCであわやの競馬を見せたアーバニティーを。実績的に1枚も2枚も抜けているビービーガルダンだが、59キロは疑問。得意の洋芝でもあり大崩れすることはないだろうが…押えまで。面白いのは、直前の追い切りでダート巧者を煽る動きを見せたピサノパテック。【馬連】流し (1)軸 (4)(10)(13)【3連単】2頭軸マルチ (1)(4)軸 (10)(13)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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トレンド 2010年07月03日 15時00分
「西田隆維の映画今昔物語」 第15幕 アース(EARTH)
<今日のテーマ>生きるものが共生する地球の明日を考える 今からおよそ50億年前に隕石の衝突により地軸(地軸=北極点と南極点を結ぶ運動しない直線)が23.5度も傾いてしまいました。この傾きにより季節の移り変わりや、夏には日が高く昇り昼間が長く冬には日が低く昼間が短くなり、寒暖の差、そして生命の誕生へと繋がりました。 今回の作品『アース(EARTH)』は私たちと共に暮らす動物や植物、自然をテーマにしたドキュメンタリー映画です。 文明の力により、私たちは便利な生活に移行し続けています。その反面、動物たちは住みにくい環境になってしまっている事も事実です。 現在の割合で気温が上昇し続ければ2030年までには、ホッキョクグマは絶滅するといわれてます。その他にも多くの動物たちが悲鳴をあげている事でしょう。 しかし悲鳴を上げているのは動物たちだけではありません。私たち自身も便利さと引き換えに様々な問題を抱える事になっています。 今年4月は雪が降ったり、一昨年頻繁にやってきたゲリラ豪雨の被害は鮮明に記憶に残っています。こういった異常気象に加え、温暖化や海面上昇問題、砂漠化問題、オゾン層破壊等の地球環境問題が注目視されています。 世界各国がこれらの問題に対し真剣に取り組み始めています。その中で今、私たちができる事を探しやっていきましょう。 冒頭でも紹介しましたが、この作品は私たちと共に暮らす動物や植物、自然をテーマにした作品で、人間は一切出てきません。 ホッキョクグマ、ゾウ、ザトウクジラ、トナカイ、ゴクラクチョウなど様々な動物や、今まで観たこともない素晴らしい景色を観ることにより、言葉や演技力の感動とはまた別の感動がありました。 「我々は惑星の幸運な状態が危うい事にやっと気付いた。多様な住民たちと微妙な均等を保って共に暮らす気なら全てが我々の手に委ねられている」と、最後にこんなメッセージを画面上に残していました。私たちができる事をやっていきましょう。<作品プロフィール>監督・アラステア・フォザーギル マーク・リンフィールド2008年1月公開<プロフィール> 西田隆維【にしだ たかゆき】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ 陸上超距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。 09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。
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トレンド 2010年07月03日 14時30分
オフィスに国産のおいしい果物はいかが ダイナミックフルーツの挑戦は続く
夕刻。 「もう売り切れちゃうんで、おひとついかがですか!」 いい日もあるもので、ダンボール箱をキャリーカートで汗して運ぶ女子大生風の綺麗な女性と遭遇。 箱の中身は、流行りの和製グレープフルーツとも言われる“美生柑”だった。自然な黄色が、うまそうである。これからの季節、ジュースにして氷を浮かべたら最高だろう。そう、NHKなどでおなじみのベンチャー企業、ダイナミックフルーツさんと偶然出会えたのだ。 日本の食料自給率の向上を目指すべく、若いスタッフ達がオフィスに飛び込み営業する、というのが特徴的なダイナミックフルーツさんだが、なんと現在、グループ6社合わせた年商は、10億にもなっていた。台東区上野の本社から5年前に独立したという、これまた美人の女性社長さん(立川市・有限会社REMIX)にインタビューしてみよう。 −−あらためて、果物を飛び込み営業で販売するのですか? 「はい、オフィスやお店に飛び込み営業をさせていただいております。食後のデザートやお土産に大変喜んでいただいております。それから定期的に配達したり、お中元などのギフトにも使っていただております」 −−商品は果物が主ですか。 「はい。日本の食料自給率の向上を目指すべく発足したプロジェクトなんですが、私たちが注目した国産品が『果物』だったんです。海外にも視察に行きましたが、日本の果物の質は、世界No.1だと思うんです。産地の方々が、食味・大きさ・形・色・糖度・美しさなどにこだわって、美味しい果物を作ることに、命をかけて取り組んでいる成果です。 ところが、食後のデザートだった時代は過ぎ、家庭での果物離れは深刻です。実際、先進国で最下位、というくらい日本では果物が食されていません。スーパーさんでも昔より果物売り場が縮小しています。その現実と向き合っていきたい、また国産の果物の美味しさを知り、必要と感じていただきたい、というのが始まりでした」 −−事業の今後については、いかがですか。 「果物の需要が減る中、果物農家の数も年々減少の一途をたどっています。国産の果物の需要を喚起することで、高齢化が進む農家に果物作りを継ぐ若者を戻したい。そうすれば未来の子供たちにも美味しい果物が食べ継がれると思うんです。ダイナミックフルーツは〈果物界の救世主〉になれればと思います」 −−ますます暑くなってきますが、この夏お勧めの商品は? 「夏の目玉は桃ですね。福島や山梨の日川白鳳、あかつき、黄金桃などでしょうか。それからぶどう。山梨の藤稔、ゴルビー、すいほう、かいじなど、1パック525円〜です!」 うまそうだ! そして、それだけではなく、 「果物は、栄養素の宝庫なんですよ」(同氏) 皆さんのオフィスにも、新鮮な果物は、いかがだろうか。<会社データ>有限会社 REMIX〒190-0012 東京都立川市曙町1-24-11橋本ビル9F
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社会 2010年07月03日 14時00分
真面目なあなたはご用心! 悪徳な絵画商法に騙されるな
昔からある手法でよく知られているにも関わらず、被害が絶えない商法がある。 大量生産できるのにも関わらず、「限定生産」という、ウソのコトバや、会話の中からスキを見つけ出して心理攻撃を行い、まんまと高額な絵画を買わせてしまう絵画商法である。こういった絵画は軽く100万円以上の価格をするものも多く、実際にその美術的価値は20分の1だったという実例も聞く。中にはゴミ同然だったというヒドい話もあるくらいだ。 東京、大阪、名古屋の大都市圏を始め、全国の街に今だにはびこる絵画商法に騙される人の共通点は『人を信じやすく、真面目すぎるタイプの男性』カモを見つけだす手法は、広告であったり、パーティや異業種交流会、キャッチセールス等、様々なやり方で釣り上げる。 初回からいきなり「売る」ことはしない。まずは、ターゲットのニーズ、弱点を探り、つけこむスキをリサーチする。友人が少なく、あまり会話が得意でない男性が、愛嬌にあふれたルックスが良い女性から話しかけられたらどうなるか? そう、ご想像の通りである。下心を持ったつもりが、商売のカモという、相手の下心にハマってしまうのである。 絵画商法のお店で働く人は、コミュニケーション能力が高く、化粧映えして派手目な女性も多い。その他のタイプとしては、自分に自信が無いまま入社して、会社の教育で洗脳されてしまった自己啓発が大好きタイプの女性だ。巻き込まれてしまうお客=カモの多くは一般的に『良い人』と言われるタイプ。真面目すぎるが故に相手の術中に陥ってしまうのだ。 防ぐ方法はただ1つ。 「いらない」とたった一言でいいのでハッキリと断ること。当たり前のことを当たり前に実行するだけで、被害に合わずに済む。決して「カモって良い人」になってはいけない。
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トレンド 2010年07月03日 13時30分
妖怪になってまちを練り歩こう! 『八日市は妖怪地』開催決定
東近江市は滋賀県東部に位置し、愛知川に沿って、鈴鹿山脈から琵琶湖湖岸まで広がる細長い市です。市の中心地である八日市は、聖徳太子が四天王寺建立に必要な瓦を焼くために訪れた時、八の日に市を開くように命じたことが、地名の由来となっています。 また八日市は「ようかいち」という冗談のような発想から生まれた妖怪イベント・開市記念祭『八日市は妖怪地』が毎年開催され、「妖怪が町おこしをするまち」、「妖怪に逢えるまち」として脚光を浴びています。 2002年から始まった『八日市は妖怪地』も今年で9回目を迎え、この度、八日市商工会議所が主催する平成22年度開市記念祭で行われる夏の妖怪イベントの概要が決まりました。7月17日から8月15日までにいろいろな妖怪イベントが目白押しに行われます。 7月24日(土)には、泣く子も続出する世界最恐の肝試し(入場料100円)が開催され、某オバケ屋敷を参考に、怖さも増した真夏の恐怖が体験できます。 全国各地の妖怪イベントで展示された妖怪がズラリと勢揃いする妖怪オブジェ展(入場料100円)が、本町商店街で、7月17・24・31日に観ることができます。 プロ・アマ問わず、いろいろな方々が自由な発想で描いた妖怪・モノノケ・神様などの絵を怪画展として、ショッピングプラザアピア・4F・情報プラザで展示されます。 そして、メインは8月7日(土)に開催される妖怪地百鬼夜行(妖怪仮装パレード)及び、仮装コンテストです。自分の好きな妖怪に仮装すれば誰でもパレードに参加でき、妖怪になりきって霊気(ご利益)を撒き散らしながら、市街地を練り歩きます。仮装パレードを見に来た方々も、妖怪メイク体験コーナーで妖怪に大変身できます! この時ばかりは市内中妖怪で溢れかえりそうです。※もちろん、一般の方でもイベントに参加できます。怪画展への出展、妖怪地百鬼夜行の参加の締切りは平成22年7月16日(金)、当日消印有効です。詳細は、滋賀県東近江市・八日市商工会議所総務係まで。(「愛を知るライター」皆月斜 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年07月03日 13時00分
もちづきる美のポタリングライフ(18) 気になる新台は?
新台で気になる機種があるんですが…。 準新台も打っていないのに、どれから手をつけてよいやら迷ってます。 操も気になる。まだ鬼武者も触ってない。マジハロもまだって…どれだけ新台が新台じゃなくなっていることか。結構、ハマると同じ機種ばっかり打つんですよねぇ私って!! いまだに「うる星」、「カイジ2」、「クラッシック・ジャグラー」にハマってるしね! 設定判別がわかりやすいから。っていうのも新台に行かない理由の一つ。それと空きがなくて座れない。 朝から新台を打とうって楽しみにして出掛けても…抽選入場だったりすると、トテツモない番号でションボリ状態になって。いつも打ってる機種に行く。 なかなか新台にはたどり着けない私なのです。 私が気になっている新台は「南国育ち2」です。 蝶が飛ぶ時の音とかBETボタン叩いた時とか、たまりません。 南国育ちは楽しい思いをそうとうしてますからね!! 蝶の飛びで判別できましたし。でも、たまーに、「嘘っ?」って飛び方する時もありましたが…。解析データ以外の事が起きると友達と盛り上がったり。 ほとんど南国は負けませんでしたからね。新台は気になって仕方ないですよ。スロット派の私でもパチンコの南国育ちも打ちたいって思いましたよ。打ってはいませんが…。 楽しみだわ〜南国☆ でもその前に大都技研の操ちゃんを打たなくてわ。<プロフィール>もちづき る美、1971年10月26日生まれ、蠍座のO型。1992年にギリギリ☆ガールズのメンバーとしてデビュー、セクシーグループでは唯一、歌手として賞レースに参加。新人賞、最優秀新人賞受賞。
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社会 2010年07月03日 12時00分
ケータイ代替機の対応でチャンスを逃すケータイ電話業界
ケータイ電話を壊したり、故障した経験がある人によくわかる話がある。最寄りのケータイ電話のショップに立ち寄り、修理を依頼するが、その時にケータイ代替機を渡される。ケータイ電話の修理が完了して戻ってくるまでは代替機を利用しなければいけない。その仕組みは車の修理の時と一緒だが、ほとんどの代替機は型落ちで、何度も他のお客が使っていたような代物を渡されるため、ゲンナリさせられる。 ケータイ電話が日本全国に行きわたり、人口が減り、需要拡大が見込めない中で今までのプロモーションで良いのだろうか? 代替機を新たなプロモーションの場として捉えるならば、最新機種を使わせるキッカケとして考えてみるとより、面白くなる。もちろんワザと壊して、しばらくの間でも良いので最新の代替機を使いたいという輩も必ず出てくるので、そういったタイプには従来通り古い代替機を貸与させれば良い。修理対応のお客さんがいる時には、月々の支払いプランの料金を確認することはすぐに出来るので、修理対応の会話の中から新たなニーズを探ることは可能だろう。その分、ケータイ電話の窓口担当には負担がかかってしまうので、各ケータイキャリアが負担分は実績給でフォローしてあげればモチベーションに繋がる。 ケータイ電話機のメーカーにはプロモーションで使う機種は、大量生産はしないものの、意見をリサーチしたい場合に利用するのも1つの方法である。最新機種を売りたいが故、ゴリゴリの押し付け営業にならないようにすることも忘れてはならない。 TVのCMをガンガン打つだけの大きい仕掛けも必要不可欠ではあるが、既存ユーザーのニーズを別の視点から探ってみると新たな可能性が見えてくるだろう。
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その他 2010年07月03日 11時30分
【雅道のサブカル見聞録】パクリ騒動から考えるラノベの未来
電撃文庫から刊行されたライトノベル『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』が他のライトノベル作品からのパクリ疑惑で回収、絶版となる事件があった。同作品はライトノベル界の新人作家登竜門である電撃小説大賞で最終選考作品に残ったもの。ライトノベル界では権威の同賞であるのに、なぜ選考の段階でパクリの疑惑がある箇所に気づかなかったのだろうか。 似たような事例としては、数年前に携帯小説で優秀賞となった作品がPCゲーム『クロスチャンネル』のパクリと発覚し作者が受賞を辞退した事件があるが、これは元々ジャンルの違う作品からのパクリ。今回は同じジャンルに区分される作品からのパクリ疑惑である ある出版社で公募の作品の下読み経験もある作家のA氏は語る。「90年代は、ライトノベルに対する評価は低く、軽く見られていました。他の文芸作品の選考のように、一次選考時にある程度の経験を持つフリーの編集者やライターに一本に数千円程度で依頼するのではなく、ライトノベルの場合はその辺の文学部の学生が、一本数百円で最終選考の直前まで下読みをやる場合がありました。その頃からパクリっぽい作品は結構ありました。ある時、某出版社の編集者が、持ち込みとして郵送された作品を持ってきて、“こいつは天才だ”と騒いでいたので原稿を読んでみれば、スタジオジブリの某作品に酷似していて、僕の指摘で、賞を与えようとしてた所をギリギリで阻止した事も。当時は他のラノベやアニメとかマンガをチェックしていなかった下読みや編集者が多かったですね。今はライトノベルを取り巻く状況も変わっているので、こんなお粗末な事はないはずなのですが、今回のような事態になったのは各出版社から発行されているラノベの作品点数が多すぎて編集者が把握しきれていないからではないでしょうか?」。確かにA氏の言う通りここ数年のライトノベル市場拡大は目覚しく、00年代後半に入ってからGA文庫(ソフトバンククリエイティブ)、ガガガ文庫(小学館)、迅社文庫(一迅社)など様々な出版社がライトノベルに参入している。シリーズ化されている有名作品だけの把握でも大変だろう。 ただ、川端康成に影響を受けたガルシア・マルケスが、村上春樹の文体や世界観に影響を与えるように、多少のオマージュというのはどこにでもあるはず。もちろん今回の件はパクリだったのだと思うが、最近の過剰なまでの動きは“○○に影響を受けた”という作品までネットの過剰な反応によって摘み取ってしまう危険性を感じてならない。 ネットの発展とラノベ注目度上昇に伴い、パクリと思われる箇所が見つかればすぐに比較として本文がアップされるケースも多い。もしかしたら、以前はパクリだとしても見逃されていたものも多かったのかも知れない。今や有名作品発行部数は普通の小説を超える部数となっている。このパクリ騒動もラノベが巨大な市場になってきたからゆえの出来事だろう。これから読者の監視の目が強いものとなっていく中で、それがライトノベル界にとってはプラスとマイナス、両方の可能性を秘めているような気がする。(斎藤雅道)
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社会 2010年07月03日 11時00分
2ちゃんねるで誤認バッシングを受けた山口敏太郎氏に緊急インタビュー(後編)
リアルライブ編集部(以下「編集」)「ひろゆき氏(2ちゃんねる初代管理人・西村博之氏)が運営を降りてから、2ちゃんねるは駄目になったという意見もありますが」 山口敏太郎(以下「山口」)「これはあくまで僕の推論ですが、ひろゆき氏はまだ運営から降りてないと思います。あの某外資系企業は隠れ蓑で、ひろゆき氏はまだその背後にいるのではないかと。あくまで推論に過ぎませんが」 編集「もし、今もひろゆき氏が運営に関わっているとしたら、2ちゃんねるの蘇生も可能でしょうか?」 山口「充分可能だと思いますし、このまますんなり消える2ちゃんねるではないと思いますよ。アングラに戻った方が先鋭化する可能性も高いですし、(もし今も運営に関わっているとしたら)ひろゆき氏が今後どんなタマを出してくるか、注目したいですね」 編集「もし山口さんが2ちゃんねるの再生を考えるとしたら、どうされますか?」 山口「これもあくまで僕の個人的な意見なので、あまり真剣に受け止めないでいただきたいのですが、2ちゃんねるユーザー全員が氏名・住所を登録した上で、バチバチの“どつき合いの議論”の場にしたらいいかと思いますね。氏名・住所が確認されるけれども、言いたいことははっきり言う。自分の言葉に責任を持って、限界まで討論というボクシングで闘う場にしたら面白いと思っています。まぁ、これは僕が思っているだけの意見なんで、他人に押し付ける気はまったくありません」 編集「山口さんもかれこれ10年近く、2ちゃんねるで叩かれ続けているようですが(笑)、それに関してはどう思われてるんでしょうか?」 山口「別になんとも思っていません。昔は『2ちゃんねるでアンチスレッドが立つのがプロの証だ』という意見もあったぐらいですし、いい宣伝になったと思ってますね。事実、2ちゃんねるを読んで『山口敏太郎は最悪の性格』だと信じ込んでいた方が、実際に会うと印象が違って驚く、ということが多かったですし。最初から最低のイメージですから、『いい人』に転じられるハードルが低いわけです(笑)。 まぁ、出版業界もテレビ業界も人間同士の付き合いがメインですから、2ちゃんに書かれてる通りの人間像だと、ここまで長く仕事はできないですよ(笑)。2ちゃんねるのお陰で『意外にいい人ですね』と言われることが多いです」 編集「なるほど、おもしろい話ですね。ところで、バッシングの犯人探しですけど、トレースすれば、アクセス時間からだいたい犯人が掴めちゃいますよね(笑)」 山口「大体わかりますよね。妖怪でイチャモンつけてるのは岡山県のあの作家、怪談でイチャモンつけているのは都内のあの作家って(笑)。編集者に言っていることをそのまま書いてるから、業界内部でも筒抜け。大人なんだから書き込みやめて早く仕事しろって感じかな(笑)。結果的にそういう人は、業界でも付き合う出版社が減ってくるし、本の売上もジリ貧になってしまいますよ。 あと、僕は2ちゃんねるに関しては、自分にとっても勉強になる、いい批判は取り入るけど、意味不明の批判はスルーすればいいと思ってるんです。本当に読者が著者のことを思って言ってくれる言葉って、2ちゃんねる経由でもちゃんと伝わりますからね」 編集「いま山口さんは、著作の累計が90冊を超えて、付き合う出版社が40社近くになっています。また、昨年のテレビ・ラジオ出演も80本を超えたとか」 山口「ある意味、2ちゃんねるに鍛えられた部分もありますね。2ちゃんねらーに駄目出しされて頑張って次の仕事に取り組む、ろくに喋ったこともない連中に2ちゃんねるで『性格が悪い』と書かれてしまうから(笑)、誰に対しても腰を低く接して、頭を下げることは忘れないようにしてます」 編集「つまり、山口敏太郎は、ある意味2ちゃんねらーに鍛えられたと(笑)」 山口「なんでも、参考になる意見は取り入れるべきですよ。『所詮2ちゃんねる』と言う人もいるけど、その“便所の落書き”にだって、自分にとって参考になる意見はあるはずですよ」 編集「結論として、今回の誤認バッシングには怒っていないということですか?」 山口「全然怒ってないですよ。2ちゃんねるの中でもちゃんと火消しをしてくれる方もいたし、人違いだとすぐ声が挙がったでしょ。まだまだ2ちゃんねるにも、良心はあるようですね。今回もいいプロモーションになったかな(笑)」 編集「お忙しいところ、ありがとうございました」
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スポーツ 2010年07月03日 07時00分
オールスターで帰還 福岡のファンは「城島を観たくない」!?
福岡のファンはオールスター戦で『辛い光景』を見ることになりそうだ。ソフトバンクの正捕手・山崎勝己(27)が負傷で途中退場したのは、6月20日(対西武戦)。その後、左ヒザ内側半月板損傷と判明。秋山幸二監督(48)を始め、首脳陣のショックは相当なものだった。山崎は今季のキーマンと言っても過言ではなかった。 「もともとリードには定評のある捕手だったんです。昨季まで、ホークスは田上(秀則)をスタメンマスクで使っていましたが、山崎は打撃にも磨きをかけ、田上との正捕手争いに勝ったんです」(プロ野球解説者) 先の西武戦には『続き』がある。山崎の負傷退場を受け、高谷裕亮(28)が送られた。高谷のせいにはしたくないが、先発の杉内俊哉(29)が西武・細川に満塁アーチ浴び、6失点と炎上…。翌21日、山崎の今シーズン中の復帰が絶望と分かり、ホークスナインは声を失った。 「今年、ホークスは球宴のホストチームです。城島がセ・リーグのファン投票で選出された捕手として帰ってくるんですよ…。城島のハツラツとしたプレーは、ある意味で見たくない光景でしょうね。ホークスは捕手難で試合を落としているんですから」(前出・同) 城島健司(34)の阪神入りは、星野仙一SD(63)の直接交渉で一気に決まったように報じられたが、実際は違う。マリナーズ退団を決心した昨年秋、イの一番に王貞治・球団会長に連絡を入れていた。つまり、ホークス帰還が難しいと分かり、阪神との交渉に臨んだのである。 「王会長は城島帰還に前向きでしたが、予算のこともあって(選手総年俸)、他フロント幹部が難色を示したんです。田上が正捕手の座を掴み、山崎が巻き返そうと必死に頑張っていたときでもありました。秋山監督は若い彼らに託してみたかったんでしょう」(関係者) 山崎の戦線離脱により、王会長は緊急補強にも乗り出した。捕手を獲得するのか、それとも、先発投手をもう1枚足すのかは不明だが、こんな指摘も聞かれた。 「小久保政権の誕生時期が早まるんじゃないか!?」 秋山監督も人望が厚い。二軍監督時代、春季キャンプでは夜の7時すぎまで若手が居残り練習をすれば、秋山監督もそれに付き合った。「秋山監督の熱意が若手を遅くまで練習させた」なる声もあり、キャンプ地・宮崎では「秋山サンが監督になるときは強くなる」と、地元関係者を唸らせていた。しかし、 「カリスマ性というか、そういうオーラは小久保サンの方に感じる。いずれ、小久保サンが監督になるんだろうけど…」 ホークス選手は多かれ少なかれ、そんなふうに小久保待望論を口にする。 昨年オフ、球団は森脇浩司ヘッド兼内野守備走塁コーチを切ったように(職員復帰)、容赦ない人事刷新を強行した。ダイエーからソフトバンクに球団名を変更して5季目、いまだ優勝はない。秋山監督は3年契約の2年目だが、決して安泰ではないのだ。 「高谷、田上も必死ですが、『城島を獲得しておけば』の後悔は、オールスター戦が近付くにつれ、強くなっていくはず」(前出・関係者) 王会長は緊急補強に動き始めたが、秋山監督にとっては辛い夏になりそうだ。