◎モズ
○トゥザグローリー
▲ガルボ
△クォークスター
△レッドスパークル
△アロマカフェ
狙っていたニーマルオトメの除外で予想がすっかり狂ってしまったが、気を取り直して◎モズで攻めたい。半年ぶりの前走は、馬体重こそ大きな変動はなかったものの急仕上げは明らか。積極的にハナを奪ったものの早々と後退しての15着惨敗もうなずける。順調に乗りこめている今回は中身のデキが全く違うはず。最終追い切りでブリンカーを試したが、「以前に比べて遊んでいる感じはなかった」とその効果がうかがえる。これまでは気難しさがネックとなって戦法が限定されており、ブリンカーの装着によって集中力が高まり脚質にも幅が出るようなら面白い存在になる。札幌2歳S2着、東スポ2歳Sではローズキングダムと0.4秒差の競馬をしており、このメンバーでも実績的には上位。一発あっても不思議ではない。
ハンデに恵まれた感のあるトゥザグローリーだが、日本ダービーという世代の頂点を争うレースを戦った後に“それ以上”を望むのはどうだろう。仕上げの面でも非常に難しい気がする。血統的に器の大きさは感じるが、これまでもそうだったようにダービーの次のレースは多くの馬にとって鬼門となっている。結果を出すには並々ならぬタフさが必要との理由から狙いを下げた。プリンシパルSで2着に好走したように安定感のある(きさらぎ賞は長距離輸送の影響)クォークスター、重賞で2度の3着があるレッドスパークル、背負わされた感はあるものの折り合った際の末脚が際立つガルボ、道悪巧者のアロマカフェあたりまで注意したい。
【馬連】流し (7)軸 (2)(4)(8)(9)(14)
【3連単】2頭軸マルチ (7)(9)軸 (2)(4)(8)(14)
◆函館スプリントS G3(函館9R)
◎ワンカラット
○アーバニティー
▲ピサノパテック
△ビービーガルダン
ヴィクトリアマイル、CBC賞と追いかけているワンカラットを今一度推す。そろそろ疲れの心配な頃だが、ここ10年、函館SSでは牝馬が7勝。そのデータに頼り切っての◎(笑)。相手には、京王杯SCであわやの競馬を見せたアーバニティーを。実績的に1枚も2枚も抜けているビービーガルダンだが、59キロは疑問。得意の洋芝でもあり大崩れすることはないだろうが…押えまで。面白いのは、直前の追い切りでダート巧者を煽る動きを見せたピサノパテック。
【馬連】流し (1)軸 (4)(10)(13)
【3連単】2頭軸マルチ (1)(4)軸 (10)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。