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スポーツ 2010年09月11日 17時00分
中日・落合4年ぶりのリーグ優勝へ秘策
阪神、巨人と激烈な優勝争いを演じている中日・落合博満監督(56)が、4年ぶりのリーグ優勝へ仰天秘策? 「10人目の味方作り」作戦を展開している。 意表を突くのが落合監督のオレ流だが、これぞその見本だろう。親会社の中日新聞のコラム『読む野球 落合博満』で、審判擁護を展開したのだ。「経費削減 不測の事態も想定を」と見出しが付いた落合監督の記事の内容はこうだ。厳しい経済状態の世の中だから、球界も経費削減は必要だが、不足の事態を想定しての必要経費もある。審判の試合前日の移動、宿泊はその一つだという主張だ。 現在、日本野球機構(NPB)と審判は来季の契約に関して、団交、事務折衝を繰り返している。その中で、NPB側が提案している経費削減策の一つが「試合前日の移動、宿泊の禁止」だ。落合監督はその情報をキャッチして、審判側に味方する論陣を張ったのだ。 現場の監督からの擁護論だけに、審判たちにとっては、最高の援軍であり、素直に感謝しているだろう。そうなれば、人間は感情の動物だから、落合監督に対してえこひいきはできなくても、自然と不利な判定は少なくなるだろう。阪神、巨人との優勝争いが最後の最後まで続くことが必至な状況だけに、審判のジャッジのウエートは重くなる。そんな時にタイムリーな審判擁護のコラム記事だ。まさに落合マジックといえる。 かつて「巨人戦には10人目の敵がいる」という言葉が流行したことがある。ヤクルト監督時代の野村克也氏(現楽天名誉監督)、中日監督時代の星野仙一氏(現阪神オーナー付きシニアディレクター)らが、審判の巨人びいきの判定に激怒してのトラブルが続出。そういう時代に野村氏が「10人目の敵」と口にしたことから、一気に流行語になったのだ。が、審判を敵対視すれば、ろくなことにならない。神経過敏になった審判は余計に微妙な判定をするようになってしまう。 そんな審判を敵対視する野村、星野流と対極にあるのが落合流だ。「日頃から落合監督は試合前のメンバー交換の際などにもさりげなく、審判に対し『お前たちも大変だな』とか声をかけ、スキンシップを図っている。だから、審判たちの受けも良い」と球界関係者が明かす。そういう下地があっての審判擁護のコラムだけに、効果は倍増だろう。 落合流スキンシップ作戦は、V9巨人時代のONで説の一つ『ONボール』に通じるものがある。当時の他球団のエースたちは、今でも「絶対にストライクの最高のボールを放ったのに、ONが見逃すとボールにされた。ONボールは間違いなくあった」と熱く語るほどだ。確かに、『ONボール』はあったのだろうが、それは、ONが審判の判定に文句一つ言わず、常に友好関係を築いていたからだ。審判とすれば、意識しなくてもONに悪い判定をしなくなるのは人情なるだろう。 ONと違って、今回の落合流審判擁護には深謀遠慮が見え隠れするが、さて、4年ぶりのリーグ優勝への切り札になるか。今後のセ・リーグ三ドモエ戦の大きな見所にもなる。
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社会 2010年09月11日 16時30分
「無い内定、みんなで取れば怖くない」 2011年卒、就活事情なう
今年の大卒者の20%が、進学も就職も決まらないまま卒業した。 来年度の新卒の就職状況もやはり深刻さは変わらないようだ。2ちゃんねるの「11卒の就職活動ヤバすぎワロエナイwwwww」というスレッドには、以下のような数々の悲惨な報告が書き込まれた。 「介護・外食・小売・SEなら余裕でパスなんて時代ではない 友達がスーパーの説明会行ったら隣に阪大がいたって言ってた」 「本来、メーカーの研究所や国立研究所で最先端の研究開発をすべき人材が安定を求めて電力やガスに流れてるというありさま」 「内定出たら出たで肩身がせますぎる」 「明日は長野のイナカにある中小の面接だ… どうして宮廷早慶レベルの高学歴が中小受けてるんだよ信じらんねえよ 俺みたいな低学歴のセーフティネットだろうが>中小」 「SEなのに早稲田とか上智がいる時点でFランの俺に勝ち目はない」 「仕事ないならブラックとかいう人いるけどそのブラックも狭き門っていうwww なぜなら老人ホームの説明会に名大とか阪大来るっていうwww」 「内定が出ただけで英雄扱いってのはもうダメだ日本」 基本的に大学生とおぼしき書き込みが多いので、来年の高卒、医療・美容・調理系以外の専門卒の就職状況はさらに過酷だろう。■内定を取れる学生と取れない学生の二極化 一方で、次のような状況もあるようだ。 「内定結構取れたけど、取れない人は全然取れないみたいだね」 「複数内定持ちと無い内定の二極化がひどい」 「無い内定」とは、内定が全く取れない状態を表す俗語だ。つまり、内定を取れる学生はどんどん内定を勝ち取り、そうでない学生はひとつも貰えない。企業の方でもはっきり最初から望む学生像というのは決まっていて、それはどこの会社でもかぶるということだろうか? 少なくとも、野村證券の54万円という破格の初任給で迎えられる「グローバル型社員」や、ドワンゴ、ディー・エヌ・エーなどの大手IT企業が多額の入社一時金を提示して優秀なエンジニア獲得に動くなど、必要とする人材には、むしろ積極的にアプローチする企業も増えている。 おそらく、企業側は、優秀な人材であればコストがかさんでも欲しいが、そうでない人材が来なければあえて採ることもないという考えの人事が増えていると推察される。■無い内定、みんなで取れば怖くない 次のような、諦めともとれる書き込みも散見された。 「まぁギリシャショックもあったしそのうち仕事ないほうが普通になったりしてwww」 「欧州危機もやって参りました 先もありません」 悲観的にも見えるが、ある意味で楽観論とも取れなくない。「赤信号、みんなでわたれば怖くない」ではないが、新卒で就職ができないことが普通の世の中になってしまえば、生活は苦しくなるかもしれないが、肩身の狭い思いをすることもなくなり、むしろ精神的には楽になるだろう。 実際、学生の就職活動のプレッシャーには、新卒は就職して当然という空気も一因している。就活のストレスで、自殺する学生も出ているらしい。 一時のチャンスを逃すことで、そこまで人間を追い込むシステムが当たり前のこととして受け入れられている現状は、どう考えてもおかしい。仮に新卒の採用市場が活性化して、就職率が上がったとしても、「一度の失敗を許さない社会」の根本的な解決にはならない。(ikoishy)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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レジャー 2010年09月11日 16時00分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(9/12) 京王杯AH、他4鞍
中山11R「京成杯オータムH」(芝1600メートル)は関屋記念でも本命に推した、セイクリッドバレーに今一度期待したい。 その関屋記念は追い込みの利きにくいスローな流れをメンバー中2番目の差し脚で、1/2馬身差2着と迫ったのだから価値が高い。内容は負けて強しだ。 開幕週の高速馬場で逃げ、先行馬優位の傾向は否めないが、行きたい馬が複数いて先行激化は必至。前崩れの展開になるのは間違いないだけに、今度こそセイクリッドバレーの差し脚が炸裂すると確信する。 昨年のセントライト記念で、ナカヤマフェスタ(宝塚記念)相手に1/2馬身差2着した実力をもってすれば、アッサリ勝って不思議はない。 相手には3歳の精鋭、キョウエイアシュラを指名した。今が伸び盛りだし、ハンデ54キロなら好勝負に持ち込みそう。◎10セイクリッドバレー○3キョウエイアシュラ▲6サンカルロ△5ムラマサノヨートー、7ファイアーフロート 10R「レインボーS」(芝2000メートル)は今春の早春Sで、このクラスを快勝しているコロンバスサークルに白羽の矢。 重賞では4連敗中と厚い壁に阻まれてきたが、着差は0秒2〜0秒8。前々走のヴィクトリアマイルは11着とはいえ、GIメンバー相手に0秒6差だからここでは大威張りだ。 コース、距離実績とも申し分なく、勝って再びオープン入りする公算が大。◎7コロンバスサークル○2リクエストソング▲6スズジュピター△4アサティスボーイ、10モエレビクトリー 9R「浦安特別」(ダ1200メートル)は調子、距離、コースと三拍子が揃った、サルバドールアスカで九分九厘いける。 相手は、復調著しいトーセンベルファムだが、ブリンカー効果の見込めるレッドターキーも要注意。◎12サルバドールアスカ○2トーセンベルファム▲1レッドターキー△4トップオブボストン、8ミッキーデジタル 最終R(ダ1800メートル)は休養前にこのクラスを快勝している、実力馬のトーセンルーチェに期待。 ひとクラス上の千万で再三勝ち負けしてきた実績は、ここでは断然。2キロ減量もアドバンテージになる。◎4トーセンルーチェ○13ロジスプリング▲11シルクタイムレス△7トゥザサミット、14ベルモントパッシオ サマースプリントシリーズ第5戦「セントウルS」(阪神10R、芝1200メートル)は成長度ナンバーワンのダッシャーゴーゴーが狙い目。 勝負どころで不利を受け、不完全燃焼に終わった北九州記念11着は度外視して大丈夫。着差も0秒9なら巻き返しは十分可能だ。◎11ダッシャーゴーゴー○16スカイノダン▲15レディルージュ△1グリーンバーディー、10ショウナンカザン※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2010年09月11日 16時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/12) 京王杯AH、ファイアーフロートの先行力に期待!
◆中山11R 京成杯AH◎ファイアーフロート○メイショウレガーロ▲キョウエイアシュラ△ムラマサノヨートー△セイクリッドバレー データを紐解くまでもなく中山開幕週のマイル戦は「先行馬」が定石だ。前半が超ハイペースにならない限り、4角で5番手以内の位置取り馬につけている馬が狙いとなる。前走の長岡Sを勝ってオープン入りしたばかりだが、先行力のあるファイアーフロートには絶好の舞台設定となる。その前走は、7か月ぶりの実戦に加えて初めての1400m戦、トップハンデの57キロと楽な条件ではなかった。しかも前半に10.4→10.9とハイラップを刻みながら、後続の追撃を凌いでのV。評価できる内容だった。今週の追い切りは、先週ビシッと追っているので調整程度に半マイルからサラッと流しただけだったが、キビキビした動きで休み明けを使った反動は皆無。むしろ上積みを感じさせる動きだった。テンションが上がりやすいタイプで輸送競馬に多少の不安は残るが、その点に関しては陣営も最善策で臨むはずだ。【馬連】流し(7)軸(3)(5)(10)(14)【3連単】フォーメーション(7)→(3)(5)(14)→(3)(5)(10)(14) ◆阪神10R セントウルS◎キンシャサノキセキ○ヘッドライナー▲サンダルフォン△ダッシャーゴーゴー△スカイノダン 高松宮記念以来となり久々の実戦というのが気になるキンシャサ。しかも初めて59キロを背負う…仕上げに関しては、秋の目標であるスプリンターズS前の一戦だけに、「間隔は空いたが力を出せる状態」程度だろう。59キロの斤量に関しては、「能力でカバーしてほしい」というのが本音か。過酷な斤量はG1馬の宿命であるが、昨秋あたりから以前とは比較にならぬほどパワーアップしており、あっさり克服する可能性がある。重賞4連勝中、いずれも着差以上の強さ、まさしく競馬力(けいばぢから)を見せつけての勝利はダテではないはず。また、今回の条件下で勝ち切るようなら春秋スプリントG1連覇が現実味を帯びてくる。相手には、坂のあるコースに実績はないものの、先行力が魅力のヘッドライナー、一叩きして上積みの見込めるサンダルフォン、流れに乗れれば必ず伸びてくるダッシャーゴーゴー、夏場の好調子を維持しているスカイノダンあたりを。【馬連】流し(2)軸(9)(11)(13)(16)【3連単】フォーメーション(2)→(9)(11)(13)→(9)(11)(13)(16)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2010年09月11日 16時00分
桜井聖良のむぅむぅ予想!〜9・12 京王杯オータムH・セントウルステークス〜
【京王杯オータムH】 それでは行ってみましょう! 京王杯オータムH!◎セイクリッドバレー 惜しいレースが続いて歯がゆい印象を持ちますが、調教時計もいいですし、秋のG1戦線に行くためにもここは負けられない! ノッてる松岡ジョッキーの2週連続重賞勝ちにも期待します! お相手はこちら!○キョウエイアシュラ 唯一の3歳馬ですが、連続でレコード決着だったレースで掲示板を外していない所に魅力を感じます。▲サンカルロ 最近は折り合い面の不安もなくなりましたが、トップハンデと目標は次走と見て、少し評価を落としました。☆ファイアーフロート 開幕週で絶好の芝状態で逃げ残りも…。△フライングアップル 前走は不利が響きましたが、ハンデ戦でこのメンバーなら!? 3連単なら(3)(10)-(1)(3)(6)(7)(10)-(1)(3)(6)(7)(10) 馬連・3連複ならボックスで!【セントウルステークス】 それでは行ってみましょう! セントウルステークス!◎コパノオーシャンズ前が止まればチャンスあり! 馬場もこのお馬さん向きでは!?○スカイノダンおしいレースが続いてますが、こちらも万全の状態。▲サンダルフォン休み明けを一叩きされ状態は絶好とのこと。逆転もあるかも!?☆ダッシャーゴーゴー前走は再三の不利で参考外。広いコースに変わって期待です。△ヘッドライナー阪神の坂が気になりますが、逃げ残りも…。3連単なら(5)(16)-(5)(9)(11)(13)(16)-(5)(9)(11)(13)(16)馬連・3連複ならボックスで!(桜井聖良)※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2010年09月11日 15時45分
T-岡田全治6週間でも一軍登録を抹消 できないオリックスの苦しい台所事情
32本塁打(9日現在)でホームランキングを独走するオリックス・T-岡田外野手(22)は9日、神戸市内の病院で検査を受け、左太もも裏の肉離れで全治6週間の診断を受けた。今季残りは絶望状態となってしまったが、岡田彰布監督(52)は一軍登録を抹消せず、10日からの楽天3連戦に帯同させることを明言した。 岡田監督は「無理せえと言うよ。いつでもいける態勢にさせる。打席で三振か本塁打でもええ」と、代打かDHでの起用を示唆するが、これにはオリックスの苦しい台所事情がある。 球団関係者は「3位のロッテに2.5ゲーム差で残り試合は15(9日現在)でしょう。クライマックスシリーズ出場の可能性に向けて、ここはなんとしても踏ん張りたいところなんです。岡田監督でなくても一軍登録を抹消するのには躊躇すると思いますよ。そもそもオリックスで今年ブレイクしたのは、T-岡田だけといってもいいので、集客的にも外せない選手なんです。ホームランキングを独走しているとはいえ、休ませられないんでしょうね」 ここへきて、代わりに活躍できそうな選手が不在なのも、監督がアタマを痛める原因にもなっているとか。肉離れは重傷というわけではなさそうなT-岡田だが、ここで無理して、来季以降の活躍に陰を差すことがなければいいが…。
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トレンド 2010年09月11日 15時30分
「ミクシィとツイッター」交流が広がるツールはどちら?
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手、ミクシィ(以下mixi)の笠原健治社長が、雑誌『DIME』のインタビューに答えている。日本でも急成長を続け、いまや世界的な短文投稿サービスとなったTwitterとmixiを比較して、「SNSの『mixi』は現実世界と同じような人間関係を築く事ができる」と主張している。■次々機能を追加するmixi 背景には激しい競争 Twitterへの対抗策だろうか、mixiは最近次々に新しい機能を実装している。ソーシャルゲームなどが楽しめる「mixiアプリ」、Twitterとよく似たサービス「mixiボイス」、そして先日始まった「mixiチェック」など…。一時期はほぼmixiの独占状態だった日本のSNS市場だが、TwitterやGREE、モバゲータウンなど、徐々に競争相手も力をつけ始めた。 海外に目を向ければ、実名SNS「facebook」、履歴書公開型のビジネス向けSNS「Linkedin」、アーティストが音源を公開することも出来るオープンSNS「MySpace」など、SNS業界は戦国時代といった感じで、少なくとも近いうちには一社独占状態になるとは考えにくく、各社の生き残り戦略が問われている。■「mixi疲れ」もあるが、濃いコミュニケーションが取れるmixi mixiとTwitterを比較すると、Twitterは自分の気分で簡単に相手をフォロー/リムーブできるのに対し、mixiではそれはシステム的にも心理的にも難しい。いわば「コミュニケーションのコスト」がmixiでは高いのだ。 その代わりmixiでは、日記やあしあと機能などで、相手と継続的に、濃密にコミュニケーションできるし、その効果や親密度などもある程度シミュレーションできる。確かに、一時期「mixi疲れ」というような言葉も流行ったが、ひょっとしたら、mixiを本当に使いこなせている人ほど、真のITリテラシーを持っている、と言えるかもしれない。(小山内)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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スポーツ 2010年09月11日 15時00分
「毎週火曜日はTruthの日」9・7『Truth#5』から始まった新たなStory
ガッツワールドプロレスリングが開催する週1回興行『Truth』が始まって1か月が経過した。 学生プロレス出身のダイスケ、吉野達彦が中心となりガッツワールドの「芯の部分」を見せるために続けているTruthだが、未だ観客動員数は横ばいのまま苦しい戦いを強いられているのは事実。 それでも出場する選手達は自分達の出来る精一杯をリング内で見せ続けている。いつか来るであろう、大勢の観衆の前で「真実」を見せられるその日まで。 9月7日、まだ暑さの残るイサミレッスル武闘館で、全3試合が行われた。 メインイベントのリングに上がったのはダイスケ、そして8月24日に新日本プロレス『Never.1』にて高橋裕二郎&内藤哲也の「NO LIMIT」と対戦した円華(パートナーは666の忍)。この試合では一見ベビーフェースで「イケメン」な円華の別な一面を観客に披露する事になった。 両者ガッチリと握手を交わして始まったメイン。ロープワークの最中に見せた円華のリープフロッグ。直後に異変は起こった。左膝を押さえてうずくまってしまう円華。どうやら着地した際に膝をひねってしまったらしい。館内の空気が凍りつく。レフェリーのバーブ佐々木が場外に出た円華の状態を確認する。リング内で臨戦態勢を整えていたダイスケだったが、待ちきれずに場外の円華の元に歩み寄る。リング内に戻る円華、次の瞬間今までの苦悶の表情は全部嘘のようにロープに走り、強烈なスライディングキックを場外にいたダイスケに向かって発射したのだ! 本部席のミスター雁之助相談役も「見事に騙された」と語っていた程の円華の演技に館内は驚く。新日本を体感した円華は、クレバーという新たな武器を身につけたのか。 主導権を握った円華はダイスケの左腕に照準を絞る。キーロック、スピニング・トーホールドの要領で左腕を絞る、雪崩式の攻防を制してダブルニードロップ、飛びついての三角絞め、スライディングDをかわして極めたワキ固め→ステップオーバー式の腕固め…執拗な、ねちっこい攻撃というものは今までの円華からは見られなかった攻撃。持ち味である華麗な空中弾を封印し、ダイスケを攻め込んでいった円華であった。 試合こそダイスケが意地のスライディングDを決めて勝利したものの、「円華、恐るべし」を印象付けた試合であった。試合後円華は「見事に館内の全員を騙しましたね。試合では負けてしまいましたけど、全員を騙す事が出来た事では僕の勝ちですよ」その表情には明日を見据える自信がみなぎっていた。 吉野達彦エースへの道100番勝負第5戦、2対1のハンディキャップマッチに加えてリングアウト、反則裁定が無く、ロープエスケープすら認められないとんでもない試練が吉野に待っていた。試合前、ガッツワールド社長となったCHANGOは団体名を「CHANGOワールド」に変えると宣言。気を良くしたのか、「吉野君の一番有利な体制から試合を始めていいよ」と告げる。何故かボクシンググローブを装着したアミーゴ鈴木のバックを取った体制を取る吉野。ゴングと同時に必殺技のアスリートジャーマン! 慌ててカットに入り「ジャーマンは反則だろ!」と叫んだCHANGOであった。負けたら丸坊主にされてしまう吉野は意地でも負けられなかった。だがツープラトンの攻撃に加え、CHANGOとアミーゴ鈴木が持ち込んだ凶器攻撃の前に徐々に劣勢に立たされる吉野。散々いたぶった末に必殺のスコッチ・メイデン(合体式ギロチンドロップ)の体勢に入ったその時、元社長である梁和平が乱入し吉野の大ピンチを救った! 更にセコンドに就いていた山本SANのハイキック、元代表であるガッツ石島のラリアット、梁のリバースゴリードライバーが立て続けにCHANGOに襲い掛かる。勝機を見出した吉野はCHANGOにアスリートジャーマン。見事にカウント3を奪い、最大の試練を乗り越えたと共に100番勝負での初勝利をもぎ取ったのであった。 収まらないのはCHANGOとアミーゴ鈴木。だが「反則裁定はない」と決めたルールが、逆に自分達の敗戦を決定付けた結果になってしまう。勢いに乗った梁と石島は、社長・代表権を賭けたリターンマッチを要求。拒否したアミーゴだったが、リング内で人質に取られていたCHANGOが袋叩きに遭うとあっさり承諾される。条件としてガッツワールド・Truthのリングではなく、9月20日に行われるSECRET BASE”STAY GOLD”北千住大会で行うと宣言した。社長・代表の座を賭けたリターンマッチが、奇しくも石島の保持するGWCシングル王座を賭けた戦いが行われる北千住での昼間に行われる事が決まった。 第1試合では山本SANとnkwのカジャー・アンナカがタッグを結成、梁和平&ガッツ石島と対戦。実は日大の学生プロレス出身であるアンナカ、ダイスケや吉野達彦の後輩であった。しっかりした基礎を持つアンナカに対して石島は容赦のない攻撃を繰り出す。対してアンナカは華麗な空中殺法で反撃、山本も得意のキックで石島をぐらつかせたが、最後は石島のスタンディング式ストレッチプラムが山本を捕えて勝利。大きなチャンスを掴んだアンナカ、この機会を逸する事は無い! ガッツワールドの「芯の部分」を見せるというコンセプトの基始まったTruthだが、どうしても本戦の序盤戦のような気がしてならない。本当の芯を見せる為には、この日のダイスケ対円華のような試合を見せていく事も重要視しなければならない。次回大会では吉野の100番勝負の対戦相手としてユニオンの木高イサミが出場する。ハードコアやデスマッチの印象が強いイサミに対して、吉野は「真実」を伝えることが出来るのであろうか。 観客動員について、試合後ダイスケは「まだ公に出来ないですけど、一つプランがあります」と語る。開催1か月を迎えたTruthから始まる新たなStory。次のワンステップに期待したい所である。 (Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))※いつもお願いをしてしまい、お客様には大変申し訳ありません。今後もより熱い戦いを繰り広げて参りますので、ファンの皆様、地元のお客様のご観戦を心よりお待ち申し上げております。−ガッツワールド事務局一同−◆『Truth#5』2010年9月7日(火)会場:埼玉県・蕨「イサミレッスル武闘館」(観客58人)<メインイベント シングルマッチ 20分1本勝負>○ダイスケ(11分39秒 エビ固め)●円華 ※スライディングD<第2試合「吉野達彦エースへの道100番勝負第5戦」ノールールハンディキャップマッチ 20分1本勝負>○吉野達彦(9分16秒 アスリートジャーマン)●CHANGO&アミーゴ鈴木 ※吉野通算1勝4敗<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>梁和平&○ガッツ石島(9分25秒 スタンディング式ストレッチプラム)●山本SAN&カジャー・アンナカ【nkw】◆『Truth#6』2010年9月14日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉県・蕨「イサミレッスル武闘館」<メインイベント「吉野達彦エースへの道100番勝負第6戦」>吉野達彦 vs. 木高イサミ【ユニオン】<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>星野勘九郎【大日本プロレス】&ダイスケ vs. 梁和平&ガッツ石島<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>マスクドミステリー&ブルー・バイセクル vs. 角刈海坊主&チェ・餃子マン【チケット情報】全席自由2000円(当日は500円増し)、9月分月間パスポート:指定席7000円、自由席6000円 ◆ガッツワールド『vol.43』2010年9月20日(月・祝)開場:17:30/開始18:00会場:東京・北千住シアター1010ミニシアター(北千住駅より徒歩数分)【決定カード】<GWC認定シングル選手権試合 60分1本勝負>(王者)ガッツ石島 vs.(挑戦者)星野勘九郎【大日本プロレス】※同会場にて13:30よりSECRET BASE“STAY GOLD”北千住大会が開催される。 お問い合わせ ガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com
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スポーツ 2010年09月11日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第45回 第1回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン3」
今回は、8月28日から2日間開催された、第1回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソンの3回目です。 炎天下の中、10km以上走り少しの休憩でお笑いライブをして下った長井秀和さん。15分間の中で、「まちがいない」ネタでランナーを笑わせ、和やかな雰囲気を演出してくれました。24時間という長い時間でランナーも刺激が欲しくなります。主催者も何かイベントをして盛り上げたいと考えていましたので、ランニングクリニックやお笑いライブをご提案させて頂きました。 1500人の参加者のうち実際に走っている方は150人。中継所で待っている方を含めても300人程度です。1200人は、休憩したり仲間とお話しているので、この企画は大盛り上がりでした。ネタ披露の後は、動きのパーフォーマンスで会場が更に笑いの渦へ。とにかく元気にランナーの皆さんを盛り上げて下さいました。 更にすごいのは、午後4時半に過ぎに、片道2時間半かけ浅草に仕事のため戻り、ここでもお笑いライブをこなす長井さん。普通ならもう来ないのが当たり前ですが、本人の強い希望により再び宮ヶ瀬湖に来たのです。24時間リレーを体験したいという強い希望だけで、こちらは頭が下がりましたが、到着するなり「夜中でもみんな頑張っていますね」と私に言ってきます。 瞬間に走りたいという気持ちを察しましたので「走られますか?」と言うと「別に走りたいわけじゃないけど面白そうですね」と独特のしゃべりで返してきます。 私としては、お疲れなので早朝まで休んでもらうつもりでしたが急遽走って頂くことになりました。その写真が2枚目の写真です。撮影時間は午後11時50分過ぎです。長井秀和さんから、6時間走に挑戦するウルトラマラソンの世界1関家良一さんのタスキリレーです。 Air Run TOKYOチームは、このようにして24時間完走に向け頑張っていました。次回は、ゴールまで報告したいと思います。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー第46回は、『第1回宮ヶ瀬湖24時間リレーマラソン4』写真:長井秀和さんの舞台パフォーマンスと、長井秀和さんとウルトラ世界1の関家良一さんタスキリレーの写真です。
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社会 2010年09月11日 14時00分
不妊治療、重すぎる女性の肉体的負担 離婚原因に?
結婚式のケーキカットを、「夫婦はじめての共同作業」などと例えることがあります。 本当にはじめてかどうかは置いておいて、確かにナイフを握っている一方が上の空だったり、嫌がって呼吸を合わせようとしなかったら、ケーキはまともにカットすることは出来ないでしょう。不妊治療もまた、夫婦の共同作業のひとつであるといえます。 基本的に婚姻した夫婦でなければ不妊治療は受けられないからです(話題の人・野田聖子氏の妊娠はグレーゾーンの模様)。 はてな匿名ダイアリー「夫はタネなし人でなし」では、不妊治療を共に受ける夫が自分に対しての気遣い、労いが足りないといった不満が綴られ、そこには賛否両論のコメントが寄せられています。 ここで少し、「不妊治療」の種類について紹介しましょう。通常おおよそこのような段階を追って行われています。■不妊治療にも段階がある1.タイミング法排卵日を狙って性交渉を行う。最も初歩的な治療法。2.人工授精採取した精液を注射器によって直接子宮内に送り込む方法。受精自体は自然に任される。3.体外受精培養液の中に卵子と精子を入れて受精するのを待ち、女性の子宮内に移植する。4.顕微授精精子の数が極端に少ない、動きが鈍い場合に行われる。針を使って卵子に穴を開け、精子を注入する。 通常、段階が進めば進むほど、女性の肉体的負担は大きくなります。卵子の採取、移植のたびに器具を入れられ、排卵誘発剤を毎日注射することもあります(ダイアリーの主がその模様)。 その点、男性は一貫して「精液を出す」事のみを求められます。器具を入れることも、薬の副作用に苦しむ事もなく、女性の体内、あるいはコップの中に精液を出すだけです。■夫婦の役割の違いからすれ違いに至るケースも 命が授かるか授からないかの場面で、この負担の差はとてつもなく大きいです。この温度差を埋めることが出来ず、結局離婚に至ってしまう夫婦も珍しくはないようです。また一方で、お互いの立場の違いを理解しようと歩み寄り、より絆が強くなったという夫婦もいます。最初から以心伝心で共同作業が出来る二人なんていません。ケーキカットですら掛け声を合わせなければ出来ないのです。 子供は親も、生まれてくる時代も選べません。世知辛い世の中ですが、せめて笑っている両親の元に生まれてきてもらいたいものです。(荒井)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分