-
社会 2012年10月05日 11時45分
島根県庁の警備員が見回り中に窃盗
警備員が盗みをはたらくという、とんでもない事件が起きた。 島根県は、県庁舎で夜間や休日の見回りを担当していた男性警備員(65)が、職員の机から小銭を盗む行為を、数カ月に当たって繰り返していたと発表した。15人が被害を受け、総額は計9940円だった。 県は庁舎の警備業務に関し、A警備会社(本社・岡山市)と委託契約を結んでおり、県などによると、この警備員はアルバイトだったという。 警備員は7月下旬〜9月上旬、同県雲南市の雲南合同庁舎で見回りをする際、施錠していない職員の机の引き出しから、小銭を持ち出していた。 カネが無くなっていることに職員が気付き、県は9月7日に警備会社に連絡。調査したところ、警備員が「小遣いがなかった」と盗みを認めた。 県総務部管財課はA警備会社を、9月27日〜来年3月26日まで、6カ月間の指名停止措置を取ったと発表。 A警備会社では、すでに不祥事を起こした警備員を解雇した。同社社長は「業界全体の信頼を損なうようなことをしてしまい大変申し訳ない」と陳謝している。 同社は倉敷と岡山に事業所を持ち、資本金は1000万円、従業員は約70人で、地域に密着した警備会社。 「少額だから、いいだろう」と警備員が思っていたなら、大間違い。警備をしなければならない現場で、警備員が盗みをはたらくとは考えられない話だ。(蔵元英二)
-
スポーツ 2012年10月05日 11時00分
年寄株買い上げで揺れる相撲協会
来年11月に提出期限が迫った大相撲改革案をめぐり、現在107ある年寄株を買い上げることになっている相撲協会が、その資金の捻出にいまだ喘いでいる。 「年寄株は協会が買い上げ、一括管理する。それによって資産価値を無くすのが狙いです。1株3000万円で買い上げるとかいわれていますが、2〜3億の高値で買った親方衆もいて、そう簡単にはいかない。単純計算で3000万でも32億ですが、それで収まるわけもなく、その倍はかかるんじゃないかと囁かれています」(協会関係者) 既に自分の夫である親方は亡くなったのに、弟子である現親方を操り、協会から金を引っ張り出そうとする女将の話もあるほどで、そうした連中がタダで引き下がるわけもない。ざっと100億近い大金が協会の金庫から出ていくことになると計算する親方衆もいるのだ。 「かつては超優良企業といわれた相撲協会ですが、最近の不入りはボディーブローのように効いています。そのため、厳しい経費削減を行っています」 と語るのは、スポーツ紙記者。 この秋場所前、恒例だった横綱審議委員会による稽古総見の一般客への開放を見送ったのも、経費削減の一環だという。 「それどころか、職員の給与もカット。1人1台持たされていた携帯電話も、今では3人に1台で、何ともセコイ話。一方である理事などは、相撲協会に客がくると、すぐに銀座に繰り出し、クラブでドンペリを空け大盤振る舞いするんです。それを経費で落とす場合もあるようで、そんな金があるなら俺たちの給料を保証しろと、職員も愚痴っていますよ」(同) こんな状況で本当の改革ができるのか。
-
スポーツ 2012年10月05日 11時00分
引退インタビュー 広島・石井琢朗「スーパーカー・トリオが原点」となった鉄人秘話(2)
−−振り返れば、諸先輩方の影響も大きかったよね。 「僕が横浜に入団した時は、マサさんが中堅どころのバリバリでいて、故・加藤博一さん、屋鋪要さん、高木豊さんの『スーパーカー・トリオ』がいて、投手では斎藤明夫さんや遠藤一彦さんなどの強面のメンバーが揃っていた(笑)。特に博一さんは、よく気遣って下さいました」 −−僕も先輩たちには本当にお世話になったよ。 「『どこも行く所がないだろ』って、遊びに連れて行ってもらって…。そうそう、今でも忘れられないのは、遠征先の広島でディスコに連れて行ってもらった時のこと。博一さんやマサさんたちは踊らずにVIPルームで楽しげにお酒を飲んでいて、そこで何もわからない僕に『踊ってこい!』って急に命令したんです。で、周りがガンガン盛り上がっている所に放り込まれて、ぎこちなく踊らされたなんてこともありました。野球というよりも、遊びっていう点で大切なことを教わりましたね」 −−僕も博一さんのような先輩になりたいと常々思ったな。 「今はそれらの経験が、後輩と接する時に生きているんです。博一さんの凄かったところは、何といっても下の人間に対しても気取らずに“バカ”ができることでした。色々な方も紹介して貰いましたよ。札幌に行った時、たまたま対戦相手だった阪神の真弓さん、岡田さんたちが食事をしていて、『紹介してやる』と博一さんが言うんです。それで一緒に連れて行ってくれるのかと思いきや、一人で行ってこいと(笑)。言われるままに恐る恐る中へ入って行って、『今年入りました! 横浜の石井です!』って挨拶して、優しく声をかけてもらったこともありました。あれもいい経験でしたね」 −−屋鋪さんは怖かったでしょ(笑)。 「当時、堀江賢治という内野手がいたんです。同期で仲がよくて、僕が投手から内野手に転向した年、屋鋪さんが2人を飯に連れて行ってくれて。それで屋敷さんが『2人は仲がいいのか?』と聞くわけです。で、『ハイ』と答えた瞬間、思いっきり張り手が飛んできたんですよ。『お前らライバル同士だろ、仲良くするな!』って。その時は本当にビックリしましたけど、後からなるほどと思いました。プロは食うか食われるかの世界ですから、2人仲良くポジションを与えられるはずもない。同じ内野手、ライバルを蹴落としていかなければならないという厳しさを強烈に教えて貰ったわけです。 また高木豊さんは、ゲームに出るようになって、その都度その都度、本当に丁寧に大事なことを教えて頂きました。とにかくスーパーカー・トリオは憧れでしたから。それを継いでいかなければという気持ちは強くありました」 −−今後は、どのように野球に携わりたい? 「素晴らしい先輩たちの影響もあって、教えることの楽しさが芽生えています。これからの若い選手を見ているのは、すごく楽しい。今のカープは発展途上の選手が多くて、堂林翔太選手などはまさしくそうです。今年一軍で出続けたといっても、来年になったら強力な選手が出てくるかもしれない。だからこそ、今年をベースに2年3年と右上がりに上達しなければいけないし、そのハードルを徐々に上げていかなくては生き残れない。今の自分をさらに超える、そのための手助けをしたいですね」 −−その前に、まずはCS出場だね。 「昨年も同じような状況で、勝率5割の壁を破れずに上位3チームから失速してしまいました。今年はそれと違って、5割に達していないのにもかかわらず、3位のチャンスが残されている(9月21日時点)わけで、モチベーションは昨年とはまったく違います。そんな中、ベテランの僕はチームのために何が出来るかを常に考えています」 −−では最後に、ファンに向けて一言。 「横浜で20年、カープで4年。24年間応援して下さったファンの方々、本当に沢山の人に応援して頂き、背中を押して貰いました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」石井琢朗(いしいたくろう)1970年1970年8月25日栃木県生まれ。栃木県足利工業高等学校卒業。'89年'89年横浜大洋ホエールズに投手登録で入団。'92年'92年内野手に転向。'09年'09年〜広島東洋カープ、'11年'11年より野手コーチ兼任。8月27日、今シーズン限りでの現役引退を表明。盗塁王4回、最多安打2回、ベストナイン5回、ゴールデングラブ賞4回。聞き手・高橋雅裕(たかはしまさひろ)1964年7月10日愛知生まれ。名古屋電気高等学校(現、愛工大名電)から'83年、ドラフト4位で横浜大洋ホエールズに入団。同年〜'96年横浜、'97〜'99年千葉ロッテ。'00年〜'02年千葉ロッテ・外野守備走塁コーチ。'95年楽天・守備走塁コーチ。'08年横浜守備走塁コーチ。'11年韓国プロ野球チーム「起亜タイガース」守備コーチ。
-
-
スポーツ 2012年10月04日 19時00分
引退インタビュー 広島・石井琢朗「スーパーカー・トリオが原点」となった鉄人秘話(1)
聞き手の高橋雅裕氏と石井琢朗選手は、横浜時代の先輩と後輩の仲。互いを「マサさん」「タク」と呼び合う、家族の再会のような熱い会話が始まった。 −−24年間お疲れ様。引退発表の翌日、ヒーローインタビューでの前田健太選手の「琢朗さんのために絶対にCSに行きましょう」という言葉は感動したね。 「チームが一番大事な時だし皆に迷惑をかけたくないということもあって、発表は早かったかなとも思ったんです。ですから、次の日のあの1勝はとても救われました。前田健太のあの言葉で十分。あとはチームのために自分たちの野球をやってほしいという思いです」 −−引退を意識したのはいつ頃? 「横浜を出た時点で、いつ引退してもおかしくない状況だったんです。ただ当時は、引退をする気はさらさらなくて、それこそプライドの塊みたいになっていました」 −−引き金みたいなものはあったのかな。 「体力ってよく言いますけど、野球は144試合ずっと出ているほうが毎日同じリズムでいられて、辛どくても乗り切れるものなんです。結局は気力の問題なんですが、僕の場合は出たり出なかったりする中で、体は動いても気力が萎えてしまった。それで昨シーズンの途中に、コーチ兼任の話がきた時点で、これは球団の気遣いだと思いました。カープは僕たち選手の家族にまで配慮してくれる球団ですからね」 −−その家族はどんな反応だった? 「家内も理解しているようで、『私がどうのこうの言っても、今まで自分の好きなようにやってきたんだから、決めるのはあなたよ』と言ってくれました」 −−会見では「悔しい思いしかない」とも言っていたね。 「後で誤解を生じなければいいなと思ったんですけど、あれは、実はポンと出てしまった言葉。プロ野球選手である以上は色んなこだわりがあって、いざ辞めるとなると悔いだらけなんです。数字にしても、本当の目標はここでも、手前のここまでだったらいいか、という妥協が自分の中にはありました。 それ以前に、野球は打者でいえば3割で一流。残りの7割は失敗していることになりますからね。こんな失敗が多くて認められる職業って他にないじゃないですか。会社で7割失敗していたらクビですよね(笑)。だから、その大半がストレスになる。僕にとってはそれが悔しさなんです。ただし、その成功が3割だからこそ喜びもあって、そのために一生懸命になれ、色々なことを犠牲にやってこられたというのもあります」 −−長く続けられた“タク流”の秘訣は? 「実は健康について気を付けたのは、ここ数年なんです。長く続けられたのは運もあったでしょうけど、それだけでは片付けられない。レギュラーを掴んで、その位置を誰にも渡したくないという思いと、そのために周りの選手以上に練習をする強い意志だと思います。基本、野球が好きかどうか、それに対してどれだけ全うできたかが、長さに結びついているんだと思います」 −−動体視力のトレーニングとか、新しい物にも敏感に反応していたよね。 「今のようにトレーナーが個人的について指導を受けることがない時代でしたからね。齢をとると目の衰えは絶対に出てくる。これは皆さん、年配の方に運転中の事故が増えるのも同じです。イチロー選手も動体視力が非常に優れているし、トレーニングすれば鍛えられるものなので、積極的に取り入れたんです」
-
芸能 2012年10月04日 15時30分
キムタクは近所の神社に10万円で“神頼み”!?
10月に主演するフジテレビ系の月9ドラマ「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」がスタートするキムタクことSMAPの木村拓哉が自宅近くの神社に10万円奉納していたことを発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。 同誌によると、キムタクは都内の高級住宅街に住んでいるが、そこにある神社の9月の例大祭に毎年奉納金を納めているというが、今年はトップ額の10万円を奉納する太っ腹だったというのだ。 かつては出演ドラマが高視聴率を連発し“視聴率男”と呼ばれていたキムタクだが、このところ、そんな呼び名はすっかり影を潜めている。 「最近のキムタクのドラマは必ずほかのドラマよりも後発でスタートするので放送日がなかなか決まらない。それでも最終回は時期を合わせて放送回数を減らし、平均視聴率を“底上げ”する作戦が見え見えだが、10年の月9『月の恋人』は16.8%、昨年の『南極大陸』は18.0%と普通のドラマなら十分合格点だが、『平均視聴率20%超えがノルマ』とささやかれているキムタクのドラマとしてはいずれも物足りない数字だった」(テレビ関係者) 今回のドラマでは仕事も財産もすべて失った主人公というこれまでにない役どころを演じるが、「検事、社長、レーサー、ピアニスト、刑事、美容師などさまざまな職業を演じてきたキムタクだが、結局、何をやってもキムタク。もはや、企画が枯渇したので、文字通り裸一貫の役しか適役がなくなってしまったようだ」(同)。 タイミング的に見方によっては10万円の奉納が新ドラマヒットのための“神頼み”のような印象を受けるが、果たして、キムタクが身銭を切った御利益はあるのだろうか。
-
-
スポーツ 2012年10月04日 15時30分
松坂との直接対決は黒田に軍配! ヤンキースが地区優勝果たす
MLB、ア・リーグ東地区でオリオールズと優勝を争っていたヤンキースが、10月3日(日本時間4日)、レッドソックスとシーズン最終戦で激突。試合途中に2位・オリオールズがレイズに敗れたため、その時点で2年連続18度目の地区優勝を決めた。ヤンキースは14-2で大勝し、有終の美を飾った。 優勝を懸けた大一番は、黒田博樹投手(37=ヤンキース)と松坂大輔投手(32=レッドソックス)による直接対決となった。松坂はこの日も踏ん張れず、2回1/3を投げて6安打5失点でKOされ、7敗目(1勝)を喫した。対する黒田は7回を投げて7安打2失点の好投で、自己最多の16勝目(11敗)を挙げた。 黒田は「ホッとした。いつもと同じ気持ちで、何も考えずにマウンドに上がった。(16勝は)でき過ぎの部分もあるが、何とかここまで来られた」と話した。 黒田はダルビッシュ有投手(26=レンジャーズ)と並ぶ16勝で、日本人では今季最多の勝ち星を挙げた。2人は同一リーグだが、黒田は219回2/3を投げ、防御率は3.32で、ダルビッシュの191回1/3投球、防御率3.90を上回る好成績を収めた。 一方、ダルビッシュが所属するレンジャーズはア・リーグ首位を独走していたが、アスレチックスが猛追。3日(同4日)、シーズン最終戦の直接対決でアスレチックスが12-5でレンジャーズを破り、6年ぶり15度目の地区優勝を遂げた。最大13ゲーム差を追い上げての大逆転劇となった。 この結果、地区優勝を逸したレンジャーズは、5日(同6日)にオリオールズとのワイルドカードゲームに臨むことになり、その試合でダルビッシュが先発する予定。その勝者チームが、プレーオフでヤンキースと対戦する。 ダルビッシュは「いつも通り、試合をつくって。チームに勝てるチャンスを与える投球をするしかできない」とコメントした。(落合一郎)
-
社会 2012年10月04日 15時00分
国政進出 “軍資金”は火の車 橋下維新が「カネ、カネ、カネ」(1)
9月12日、橋下徹代表率いる『日本維新の会』がついに立ち上がった。大阪市内のホテルで開かれた立党パーティーは、出席者が主催者発表で実に4000人。会場には入場制限が出され、周囲の道路はホテルに向かう車で交通停滞に陥るという盛況ぶりだった。 しかし、この日の会費は1人2万円。最近の政治家のパーティー券は、不景気もあり1万5000円がほぼ平均的。いくら人気者を代表に戴くとはいえ、いかにも強気な値段だ。 もっとも、今の維新の会には強気にならざるを得ない事情がある。それはズバリ、寂しすぎる懐具合だ。 「今の維新の会には、とにかくカネがない。そんな状態で国政に行こうというのですから、とにかくすべてが“カネ、カネ、カネ”となるわけです」(維新の会の事情に詳しい保守系の元大阪市議) 今や飛ぶ鳥を落とす勢いの維新の会が資金力に乏しいというのは、どういうことなのか。元市議が続ける。 「自ら掲げた企業・団体献金の禁止という理想が、早くも限界に来たということです。地域政党のレベルでは事足りたのですが、国政へ打って出るとなれば、地方の選挙とは比較にならない資金と組織が必要になる。維新の会はその辺りがすべてこれからなんですよ。加えて橋下さんは、カリスマ性はあっても政治力はそれほどでもない。だから人は集まってもカネは集まらない。維新の会から組織についてアドバイスを求められた中田宏・前横浜市長が、一般地方議員の橋下人気への依存度の高さに呆れ果て、地方組織と資金確保体制の重要性を激高せんばかりに説教した話もあるほどです」 今の維新の会の収入は主に、パーティー収入、個人経営者からなる「経済人・維新の会」の寄付、「志士」と呼ばれる会員からの個人献金、議員個人の後援会収入からなる。 団体、企業からの献金は受け取らない方針を取っているため、どうしても個人レベルの献金、集金に頼らざるを得ない。 「一般に、政党がすべての選挙区に候補者を擁立させる場合、最低でも約70億円の資金が必要と言われています。それに対し大阪維新の会と『橋下徹後援会』の収入は、2010年分の政治資金収支報告書によれば、併せて1億1231万円。これでは、その後の維新の躍進で全体の資金力が仮に十倍にアップしたとしても、70億には遙かに及ばない。しかも選挙は“近い将来”ですからね。このままでは軍資金が枯渇し、火の車になるのが目に見えているわけです」(全国紙政治部記者) そこで維新の会は、選挙が“個人責任”であることを改めて確認する形をとり、その矛先を立候補予定者に向け、先の立党パーティー後の会見では、橋下代表、松井一郎幹事長が「党としての選挙支援はやらない。おカネがないなら借りてでもやるという気持ちでやるべきだ」と言い切った。 さらに、発表したばかりの「維新八策」にある「企業、団体献金の禁止」に関しても、「政党交付金は政党要件を満たしてもすぐには受けられない。隙間の部分はお金を手だてする現実的な必要性がある。政党交付金を受けられない状況で企業、団体献金を一切禁止するのは議論させてほしい」と、早くも方針転換の構えなのだ。 既成政党にはできない、新しい政治改革を追求するはずが、ここへきて現実路線に急旋回。国政進出が決まった以上、背に腹は代えられないところだろうが、あまりに露骨な手法には批判の声が集中している。 「カネの問題に関しては、建前でもいいから綺麗事を言ってほしかった。それがたとえ現実であるにせよ、あんなストレートな風に言われたらガッカリしますよ」(維新の会支持者) カネ、カネ、カネの露骨な現実論が幅を効かしているのは、維新の会が主宰する『維新塾』でも同様だ。選考を二次で落とされたという、ある会社員はこう愚痴る。 「いきなり『選挙資金として500万円を自前で用意できるか』ですからね。それでも選挙に向けて視界が開ければいいんですが、議員の候補者は別にいる。松下政経塾みたいに面倒見てくれとはいいませんけど、これでは僕らは単なる資金源じゃないですか? 今は採用されなくてよかったと思っているぐらいです」
-
社会 2012年10月04日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 タカ派の時代がやってきた
9月10日、大阪市内のホテルで『日本維新の会』の発足記念パーティーが行われた。会費が2万円もするパーティーであったにもかかわらず、参加者は4000人を数え、会場に入れない参加者が廊下に溢れる盛況ぶりだった。 橋下代表は上機嫌だった。自らの不倫スキャンダルまで笑いのネタにして、日本維新の会が、日本を変えるのだということを弁舌さわやかにアピール。自らの言葉に酔うようにしゃべり続ける橋下代表の挨拶を聞きながら、私は背筋が寒くなる思いを禁じ得なかった。ハシズムと呼ばれる独裁体制が、いよいよ国政にも広がり始めたからだ。 もちろん、橋下代表は、「私は独裁者になります」などとは言わない。維新八策に掲げたように「統治機構の作り直し」と言うのだ。たとえば、首相公選制の導入はその象徴だ。国民が直接首相を選べば、民主的な選挙になる。一見、そう思える。しかし、それは同時に過半数の国民の支持を受ければ、「民意は自分にある」と、やりたい放題ができるということなのだ。たとえば昨年の大阪市長選挙で、橋下氏は75万票、対抗馬の平松前市長は52万票だった。大阪市民の41%は、平松市政を評価していたのだ。しかし、橋下市長は民意を得たとして、41%の市民の声を無視したのだ。 維新八策が、「憲法改正の国会発議条件を3分の2の賛成から2分の1の賛成に切り替える」としていることや「参議院の廃止」も発想は同じだ。チェック機構をどんどん外して、1回だけ過半数を取れば、国を意のままに操れる仕組みを作ろうというのだ。 民主党政権発足前は、各省庁の事務次官が一堂に会した事務次官会議で主要政策を決めていた。まさに官僚主導の政策決定が行われていたのだが、この会議のルールは全会一致だった。どの省庁の事務次官でも、たった一人が反対すれば、議案は否決されるのだ。太平洋戦争のときの軍部の暴走を二度と繰り返さないために導入された知恵だった。 橋下代表は、ちょうど正反対の統治をやろうとしている。他人の意見は聞かない。橋下氏が決めれば、全員が言いなりになるという統治だ。その片鱗はすでに表れている。 たとえば、9月9日に開かれた維新の会の公開討論会では、参加者が橋下礼賛を繰り返すばかりだった。民主党を離党して参加した松野頼久氏は、民主党時代、TPPを慎重に考える会の幹事長だった。それなのにTPP推進派の橋下氏に何も言えないのだ。 また、松下金融相の死去に伴う衆院鹿児島三区の補欠選挙でも、維新の会は、松井一郎氏が候補者を擁立することを検討するとしたが、橋下代表の「擁立すれば、選挙屋として見られる」という鶴の一声で、ひっくり返されてしまった。一番の身内である松井幹事長の言葉にさえ、橋下氏は耳を貸さなくなっているのだ。 もうひとつ恐ろしいのは、橋下氏がナショナリズムという民意を惹きつける新たな手段を得たことだ。 9月10日の発足記念パーティーで、『日本維新の会』のロゴマークに描かれた日本列島には、尖閣も竹島も入っていると橋下代表は胸を張った。そして、パーティーは、参加者全員が、君が代を斉唱するところから始まったのだ。なぜか大手メディアは、その様子を伝えなかったが、私は、そこにこそ維新の会の本質があるのだと思う。
-
芸能 2012年10月04日 14時00分
日本一早いNHK紅白当落予想 K-POP落選確実 目玉の初音ミクって誰?(1)
毎年この時期、本格的に選考に入り始める『NHK紅白歌合戦』の出場歌手。去年は震災の影響で自粛がウワサされたり、暴力団との関係を調査した極秘メモの流出騒動があったりなど、当落予想の楽しみが奪われそうになる中、何といっても少女時代とKARAの初出場決定には歓喜したものだ(週刊実話読者のオジさん世代は特に…)。 というわけで、今年も本誌独断予想をお伝えするが、今回は超強力な助っ人予想師を招聘した。TBSラジオの番組の一コーナーである「THE YO-SO-U」にて独自の紅白出場歌手予想論を展開し、リスナーからも絶賛された元吉本芸人の“たわわちゃん”である。もはやその予想活動はライフワークにまでなっているとか。 さて、まず一番の注目は小林幸子だろう。事務所のトラブルが発覚し、スキャンダルを嫌うNHKが果たしてどうジャッジするか。 「非常に微妙ですが、出場なしと予想します。小林幸子は毎年新曲を歌っているのですが、今年はトラブルのせいで、その新曲をギリギリ10月中旬に発表します。もちろん出たいからですが…。借金問題も抱えており、巨額の費用のかかる“紅白専用衣装”を作ることができるのかも不透明です」(たわわちゃん以下同) 竹島問題で高まった反日感情の波の中、K-POPの扱いはどうなるのだろうか? NHKには『日本の番組なのだから日本人だけでやって』という意見も多数届いているというが…。 「韓国人歌手の出場は2002年のBoAが最初でした。その後、韓流ブームが席巻し、去年は少女時代、東方神起、KARAと3組にまで増えました。しかし、さすがに今年は厳しいでしょうね。少女時代は本国のコンサートで『独島はわが領土』を歌っており、今の状況を考えると受け入れがたいでしょう。個人的にはKARAは救ってあげたいと思います。楽曲は日本人の作詞作曲も多く、日本での活動をメーンにしていますし、反日発言をしないことで逆に本国でバッシングを受けるなど風当たりも強い。少なくとも二枚舌を使わないだけマシでしょう。今年はK-POPは出場なし、もしあるとしたらKARAだけだと思います」 先ごろ、NHK定例会で松本正之会長が「ロンドン五輪の日本選手団の活躍は、日本に大きな力を与えた。今度は歌で力強く踏み出そうとメッセージを伝えたい」と話した事により、事実上、韓国歌手の出場はなくなったとの見方もある。
-
-
芸能 2012年10月04日 11時45分
昼ドラで熱演するマナカナ姉・三倉茉奈に熱愛報道
これまでの清純派のイメージを打ち破り、昼ドラ「赤い糸の女」(フジテレビ系、東海テレビ)で体当たりの演技で主人公・志村唯美を演じている双子姉妹のマナカナの姉・三倉茉奈の熱愛を発売中の「女性セブン」(小学館)が報じている。 同誌によると、茉奈のお相手は同ドラマで音楽を担当している村松崇継氏で、5才からピアノをはじめ、高校生でソロデビューした天才イケメンピアニスト。高校卒業後は、国立音楽大学作曲学科に進学。現在は、ソロアルバムを発売しながら「大奥」、「クライマーズ・ハイ」など大ヒット映画の劇中音楽を手掛けるプロデューサーとしても活動している。 08年9月から放送されたマナカナ主演のNHK朝の連続テレビ小説「だんだん」の音楽を村松氏が手がけた際に、仕事以外でも茉奈と親交を深めるようになり、村松氏のブログにはたびたび茉奈が登場。最近になって村松氏は、音大時代の旧友との食事会に茉奈を連れていき、恋人として紹介したというのだ。双方の事務所は同誌の取材に対し「事実無根」と交際を否定しているのだが…。 「ドラマの中で茉奈はこれまでだったら考えられなかったような大胆な濡れ場で“艶技”をみせているが、男性経験がある程度なければあのリアリティーはなかなか出てこないだろう。これまで築き上げてきたイメージもあっただけに、それなりに覚悟のいる役柄で本人はオファーを受けるか迷っていたようだが、村松氏が音楽を担当するということで背中を押されたようだ。結果的に、女優としての評価を高めることになり、今後、役の幅も広がった。以前から、茉奈は『マナカナ』ではなく独り立ちしたいという思いが強かったので、今回のドラマはいいきっかけとなったようだ」(テレビ関係者) まだ交際は始まったばかりのようだが、ドラマの展開とともに今後の恋の行方が注目される。
-
レジャー
アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
-
芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
-
芸能
マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
-
芸能
中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
-
芸能
a
1980年09月26日 22時06分
-
芸能
a
1970年09月27日 12時20分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時43分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時28分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時10分