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その他 2013年02月14日 15時30分
【声優の履歴書】第四回 日刊スポーツ「第1回日刊アニメグランプリ」で、MIP女性声優賞を受賞した悠木碧
声の仕事である『声優』。顔の見えない裏方の仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなってきており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第4回目としてお届けするのは悠木碧。 悠木は4歳から子役として数々の映画やTVドラマに出演し、人気バラエティ番組『やっぱりさんま大先生』、『あっぱれさんま大先生』にレギュラー出演するなど、精力的に芸能活動を行っていた。声優の活動を始めたのは、小学校五年生の時である。 高校一年生の2007年、女優・麻生久美子らが所属するBreathに移籍、本名である「八武崎碧」から現在の名前に改名し、翌年の2008年にTVアニメ『紅』の九鳳院紫役で見事ヒロイン役を射止める。さらに同年8月より声優事務所であるプロフィットへ移籍し、これ以降声優としての活動が中心となる。 2009年、TVアニメ『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の御子神リコ役、TVアニメ『夢色パティシエール』の天野いちご役で続けて主人公の座を獲得。翌年の2010年もTVアニメ『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』で、主人公のミナ・ツェペッシュを熱演するなど、数多くの作品で主人公や主要キャラクターを演じるようになる。2011年には一大ブームを巻き起こしたTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかを演じ、2011年10月に「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011」にて声優主演女優賞を受賞。さらに「第6回声優アワード」においては歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞、同年の「日刊スポーツ第1回日刊アニメグランプリ」ではMIP女性声優賞を受賞するなど、声優関連の賞を総ナメ。 2012年3月28日には自身の二十歳の誕生日に合わせて、本人名義でミニアルバムを発売。歌手デビューを果たした。ちなみに彼女の身長は144.5cmとかなり小柄であり、専用の低いマイクを用意されることも多いというが、身体は小さくても大器であることは間違いない。
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スポーツ 2013年02月14日 15時30分
やっぱりカネ!? レスリングが五輪から除外された背景
国際オリンピック委員会(IOC)は2月12日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、ロンドン五輪の26競技から、20年五輪で実施する25の「中核競技」を選定し、レスリングが除外された。 レスリングは1896年のアテネでの第1回五輪で実施された8競技のうちの一つで、歴史と伝統ある世界的に普及した競技であるだけに、大きな違和感は禁じ得ない。 日本にとって、レスリングはお家芸で、過去金メダルを男女合わせて28個獲得。獲ったメダルの総数は62にも及ぶ。先のロンドン五輪では、男子フリースタイル66キロ級の米満達弘、女子フリースタイル63キロ級の伊調馨、同55キロ級の吉田沙保里、同48キロ級の小原日登美が金メダルを、男子フリースタイル55キロ級の湯元進一と、男子グレコローマン60キロ級の松本隆太郎が銅メダルを獲得している。 中核競技から除く1競技の選定は、IOCのジャック・ロゲ会長を除く14人の理事により無記名で投票。1回目の投票ではレスリングと近代五種が各5票、ホッケーが2票、テコンドーとカヌーが各1票だった。以降、この5競技に絞り、過半数を取る競技が出るまで、最少得票の競技を除きながら繰り返し投票を実施。最後の4回目の投票でレスリングが8票と過半数となり、近代五種とホッケーは各3票だった。 選定基準は世界的普及度やテレビ放送、スポンサー収入など39項目を分析した報告書を基に、理事会が判断したとされるが、明確な理由は明らかになっていない。 20年五輪では中核競技に選定された25競技に、16年リオデジャネイロ五輪から採用されるゴルフ、7人制ラグビーに加え、残り1競技が入る。その1枠はレスリングの他、復帰を目指す野球と女子ソフトボール、空手、武術、スカッシュ、ローラースポーツ、スポーツクライミング、水上スキーのウエークボードの8競技のなかから、5月の理事会で候補を1または複数に絞り込み、9月の総会で決定する。皮肉なことに、日本オリンピック委員会(JOC)が強力に復帰を推進する野球と女子ソフトボールが、レスリングと1枠を懸けて争うことになってしまった。 ただ、IOCでは大会の活性化のため、競技の入れ替えを進める方針で、理事会で評価の低いレスリングの存続は極めて厳しい情勢とみられている。 五輪には欠かせないと思えるレスリングがなぜ、除外されてしまったのか? IOCがまとめたロンドン五輪実施26競技の評価報告で、レスリングは低い評価だった。ロンドン五輪での人気度は10段階の5を下回り、テレビ視聴者数やインターネットのアクセス数、メディアによる報道も少なかったと判定された。 IOC委員や理事の出身国も影響したとみられる。レスリングが強いのは東欧、中東、米国、日本といったところで、IOC委員の3割強がレスリングの普及が遅れている西欧出身。ロゲ会長を含む理事15人のうち、9人は欧州出身だが、レスリング強豪国の出身者は一人もいない。 当初、除外されるのは近代五種かテコンドーが有力ともいわれていたが、両競技の関係者が理事のなかにおり、ロビー活動(政治的な働きかけ)にも熱心に取り組んだ。次期韓国大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏は韓国発祥のテコンドー存続のため、ロゲ会長に直訴もした。一方、レスリングは「除外されるはずがない」との慢心から、ロビー活動はしていなかった。 むろん、政治的背景だけではない。五輪の商業主義化も、大きな要因だろう。IOCは国際レスリング連盟(FILA)に対し、これまで、男子で実施しているグレコローマンが「動きが少なく見映えしない」点や、ルールの複雑さを指摘してきた。つまり、「テレビ向きではない」ということだ。 すなわち、競技自体が見ていて、面白みに欠けルールも難解とあれば、世界的にスポンサーも付きづらく、チケット販売収入、放送権の獲得や、その権料の金額にも影響する。早い話、商売になりづらいレスリングが、除外されたということだ。強豪国の日本国内でさえ、注目度が高かった吉田沙保里や浜口京子の出場試合こそ、視聴率も高かったが、その他の選手の出場試合は低かったのが現実。 とはいえ、レスリング以外にマイナーで、ビジネスになりづらいような競技は多数ある。それなのに、なぜレスリングが除外なのかとの疑念は尽きないが、IOCで決まったことは、もはや覆せない。 復帰を目指す野球は試合時間が長く、テレビ放送に適さないため、7回制にすることを検討するなど、なりふり構わぬ姿勢を見せている。レスリング以外の7競技は、すでにロビー活動を始めており、レスリングがこれから開始しても立ち遅れは否めず、劣勢となるのは間違いなさそうだ。(落合一郎)
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芸能 2013年02月14日 11時45分
優木まおみ「結婚指輪まだもらってない」
東日本復興支援サイクリング「CYCLE AID JAPAN2013」の開催概要発表会が13日東京・日本自転車会館で行われ、スペシャルサポーターに就任したお笑い芸人サンドウィッチマンとタレント優木まおみが出席した。 震災から2年たったことを受け伊達は「こういったイベントを通じて東北を盛り上げていきたいと思います。様々なイベントで世間にアピールして風化させないようにしたいです。震災直後の一年は復興は早かったですが、その後は目に見える早さは感じなかったです」と語った。また「震災直後ガソリンがなくて福島のいわきから仙台まで自転車で駈けつけた方がいました。今東北は宮城、岩手、福島も道路が綺麗になってきました。自転車で海沿いを走って、いい景色を見ていただきたいです」とコメント。 優木は「震災後はすぐに気仙沼に行って学校や色々な所を回りました。まだまだ復興は続きますがこういう自転車のイベントなどで気軽に参加してもらいたいです」と話した。 婚約を発表した優木だが指輪はまだもらっていないという。「いつのタイミングで渡してくれるのか分からないので、楽しみに待ってます」とニッコリ。ハワイ挙式については「挙式は身内と親しい友人だけです」と話し帰国後に2次会を計画中だと言う。 今年のイベントは6月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)の4日間岩手県・宮城県・福島県の3県をコースとして開催される。(アミーゴ・タケ)
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芸能 2013年02月14日 11時45分
「ZONE」MIYUを所属事務が契約解除「著しい不品行及び度々の業務不履行」
ZONEのMIYUこと長瀬実夕が、2月13日付で所属事務所との専属契約を解除されたことがわかった。 所属事務所のHPには、「急告」とのタイトルで、「ZONEのメンバーMIYUこと長瀬実夕には、著しい不品行及び度々の業務不履行などの行為があり、これによりファンの皆様、関係各位に大変なご迷惑をお掛けし、弊社にも多大な損害を生じさせました。弊社は、長瀬実夕に対し、指導・説得を繰り返して参りましたが、残念ながら改善は見られませんでした」と説明。「長瀬実夕との専属契約を続けていくことが困難であると判断し、長瀬実夕との専属契約を本日付けにて解除することとなりました」と報告している。
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芸能 2013年02月14日 11時45分
事務所にも見放され…上原さくら離婚協議はセレブ夫に軍配上がると芸能関係者の見方
タレント・上原さくらと、夫で実業家の青山光司夫妻の離婚騒動は一向に収まる気配がない。お互いに週刊誌を通じて暴露合戦している最中だが、事前にこういう事態を想定して準備していた夫側の方が勝利に近づいている状況か? 2011年に結婚したカップルだが、昨年秋には早くも関係は悪化。現在は別居、離婚協議中であり、芸能プロ関係者によれば「もはや2人の関係修復は不可能。いまは離婚慰謝料を巡っての争いとなっている。億単位のカネが欲しい上原と、できるだけ支払う金額を抑えたい夫側がせめぎ合っている状態」という。 そんな中、先に動いたのが上原サイドだ。「週刊文春」に上原の自殺未遂報道が出たのだが、これは上原サイドによるリーク説が濃厚。これに慌てた夫の青山氏は、すぐに「フライデー」で上原から5億円もの高額な慰謝料を要求されていることを暴露。「女性セブン」に青山氏が上原宅に無断侵入した記事が出れば、またまた「フライデー」に上原の「夫を殺したい」というテープが流出するなど、もはや泥仕合と化している。 先に仕掛けたのは上原サイドなのだが、だからといって上原が攻勢に立っているわけではない。むしろ攻め手が尽きたからこそ、週刊誌にリークするという行動に出たようだ。あくまでも主導権は夫側が握っているという。 「とにかく資産家の夫からカネを取りたい上原だが、思うように進んでいない。だから週刊誌に売り込むという破れかぶれの行動に打って出たのです。むしろ青山氏は、離婚協議に向けて着々と準備を進めてきた。探偵をつけて上原の素行調査をするだけではなく、上原のもとに自分の息のかかったスパイを送り込んで、徹底的に攻めるポイントを洗い出していたのです。その成果が、フライデーに流出した『殺したい』という肉声テープです」と週刊誌関係者。 また上原は味方であるはずの所属事務所にもすでに見放されているというから、厳しい状況に追い込まれている。「上原はトラブル続きで、事務所にとってもはやどうでもいい存在になった。このままでは四面楚歌となり、離婚協議も敗北してしまうのでは、という見方がされています」と芸能関係者。 いまはまったく解決が見えない離婚騒動だが、上原は一歩一歩土俵際に近づいている。
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芸能 2013年02月14日 11時45分
応募資格は“やりまん” あやまんJAPANが新メンバーを募集
女性エンターテインメント集団あやまんJAPANがメンバーの一人“ファンタジスタさくらだ(おっぱい担当)”の結婚・妊娠による勝ち逃げ卒業に伴い、新メンバーをオーディションで募集することになった。 あやまんJAPANは「ぽいぽいぽいぽ ぽいぽいぽぴー」の掛け声と独自のアンダーグラウンド芸(下ネタ)で一世を風靡。あやまん監督、ファンタジスタさくらだ、ルーキタエの3人を中心に100人以上の女性が在籍。六本木や西麻布をホームグラウンドとし、“試合”という名の飲み会をメインに活動する謎のアイドル集団である。 その“不動のスタメン”であった3人のうち、ファンタジスタさくらだが人気ミュージシャンBoseとの結婚・妊娠という衝撃の卒業が発表されたことは記憶に新しいが、今回残る主要メンバー二人がさくらだの後任を求め、新メンバーを一般の女性から募る事が決定した。近日中にネット配信にてその詳細を発表する。オーディションに際し、あやまんJAPANを率いるあやまん監督からは「かわいくてやりまんならOK」という高いのか低いのかよくわからない応募資格が発表され、果たして自らを「やりまん」と名乗る女性の応募がどのくらい集まるのかも注目されるところだ。 28日(木)のあやまんJAPAN ホームゲーム「こーこーが六本木じゃい!!!」@六本木 天井裏(港区六本木3-12-6)では、オーディションの二次審査も開催予定だ。
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芸能 2013年02月14日 11時45分
HKT48 デビュー曲「スキ!スキ!スキップ!」 センターは田島芽瑠
博多を拠点に活動するアイドルグループ、HKT48のデビューシングルのタイトルが「スキ!スキ!スキップ!」に決定したことがわかった。ジャケット写真では、2期生の田島芽瑠がセンターをつとめ、その横を1期生の宮脇咲良と兒玉遥が固めている。
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レジャー 2013年02月14日 11時45分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/16東京・2/17京都)
先週ピックアップした東京・ダブルウォー、京都・コメットシーカーは、抽選の結果、残念ながら非当選除外となってしまい出走できず。しかし、今週も想定に入っているので出走してきた際には注目したい。 今週の東京デビューの注目馬は、2月16日(土)第2Rダート1400m戦に出走予定のローズミラクル。馬名の由来は「バラの奇跡」。牡、青鹿毛、2010年5月1日生。栗東・羽月友彦厩舎。父フジキセキ、母ヴィアンローズ、母父Sevres Rose。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人キャロットクラブの募集馬で総額2000万円。母は仏・ノネット賞(GIII)の勝ち馬で、半姉に芝で2勝を挙げているローズノーブル(父ディープインパクト)がいる。まず目を引くのは雄大な馬体。超大型馬の部類に入るくらいのサイズ。トモの容積が大きく、筋肉の質は柔らかさというよりパワーといったタイプ。同様に肩の筋肉量も豊富。繋ぎはそれなりにクッションがあり、芝でもそこそこやれそうではあるが、能力を発揮できるのはやはりダート。腹袋がしっかりしており内臓面も強そうだ。頸は太く短い。距離は短いところが良くマイルまでの印象。先週の追い切りでは重い馬場で破格の時計をマークしており調子も良さそうだ。なお、鞍上には太宰啓介騎手を予定している。 京都デビューの注目馬は、2月17日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のエンドレスエイト。馬名の由来は「永遠の+8」。牝、栗毛、2010年3月16日生。栗東・昆貢厩舎。父ハーツクライ、母エイトディズアパート、母父Forest Wildcat。生産は新ひだか町・ケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。クラブ法人ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額1575万円。本馬はHaloの3×5のクロスを持っており、瞬発力を強調している。顔から頸、背中の短さや繋ぎの長さから短いところが合いそうだ。全体のバランスはいいが、まだトモを中心に実が入りきっておらず完成はまだ先といったところ。芝というよりはダートの方がベターで、ダートの短いところなら良いところまでいきそう。先週はダート戦に登録していたところを見ると、陣営もダート向きとの印象があるのかもしれない。なお、鞍上には四位洋文騎手を予定している。※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。
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社会 2013年02月14日 11時45分
名古屋市営バスでまた不祥事 今度は営業運転中に携帯メール、読書
名古屋市営バスで、また不祥事が起きた。 名古屋市交通局は2月8日、市営バスの運転中に携帯電話のメールを見たり、雑誌を見たりしていたとして、鳴尾営業所の男性運転手(40)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 市交通局によると、この運転手は昨年12月26日から1月4日の間、信号やバス停で停車した際などに、知人からのメールや情報誌、週刊誌を読んでいた。ドライブレコーダーで確認できる7日間では、メールは50数回、雑誌は約350回読んでいたという。1月4日に、乗客から営業所に苦情があり発覚。ドライブレコーダーの映像で確認された。 運転手は市の事情聴取に対し、「個人的な悩みを抱えていた。悩みを相談した知人のメールや悩み相談の記事を、一刻も早く読みたいと思った」と話しているという。 市交通局は「乗客に不安を与える、あるまじき行為で申し訳ない」と謝罪。指導・監督が不十分だったとして、上司3人も厳重注意処分とした。 同市バスでは昨年7月、中川営業所の男性運転手が、営業運行中に乗客からの注意に腹を立てて、突然バスを放置し立ち去るという信じられない不祥事があり、運転手は懲戒免職の厳罰を受けた。 その後、同11月には、中川営業所の男性運転手が車内で寝ている女性客に気付かずに、バスを営業所の車庫に入れてしまい、乗客の女性が2時間半にわたって車内に閉じ込められるトラブルがあった。 また、同月には稲西営業所の男性運転手が、運行中に急な車線変更などの乱暴運転や暴言を繰り返し、不安を感じた多くのの乗客が降車する不祥事が起きている。 ここまで、トラブルが続くと、同市バスの職員教育にも疑問符が付く。バスの運転手は乗客の命を預かっている。ましてや、民間のバス会社ではなく、市バスの運転手は市民の税金から給料をもらっている立場。もう少し、自覚をもってほしいものだ。(蔵元英二)
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芸能 2013年02月13日 15時30分
バラエティゲームの種馬 六代目・桂文枝
元、桂三枝。昨年7月16日、大阪・なんばグランド花月にて、六代 桂文枝を襲名した。“いらっしゃ〜い!の三枝”として、およそ46年間にもわたって親しまれ、浸透していたため、尊敬する師匠である「ぶんし」となった今も、実感はわかないという。 襲名記念公演は、2012年7月にはじまり、14年まで続く。もちろん、会場は全国津々浦々だ。のみならず、昨年12月には、フランスで2日連続のソロ公演も開催。創作落語を日本語で、同時にフランス語字幕を流すという、画期的な挑戦を試みている。 今年70歳になるが、落語に必要な記憶力と集中力を失わないよう、1日24時間、努力を怠らない。朝はジョギング。食生活には細心の注意を払い、ウォーキングの最中はiPodで落語を聴く。脳を刺激するために、映画を鑑賞する。歌舞伎も観る。文楽も観る。当然、漫才からも吸収する。iPadでゲームもする。感性を研ぎ澄ますため、若者の流行も受け入れる。すべては、創作落語のクオリティを下げないためだ。 還暦を迎えたと同時に、上方落語協会の第6代目会長に就任した(昨年、再任)。その3年後、かねてからの悲願であった上方落語専門の寄席・天満天神繁昌亭を、大阪市内にオープンさせた。 関根勤がまだ欽ちゃんファミリーの一員だったころ、ラビット関根という芸名をつけたのは、三枝である。さらに、吉本新喜劇の長老・池乃めだかの芸名もつけている。そして、「たたいて、かぶって、ジャンケンポンッ!」や、「箱の中身は、な〜んだろな」といった昭和バラエティに欠かせないゲームを考案したのも、三枝だ。 三枝の遺伝子。知らないうちに、テレビ業界や芸人が、しっかり継承しているのだ。(伊藤由華)