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芸能 2012年07月02日 11時45分
渡辺麻友 2ndシングル「大人ジェリービーンズ」のジャケット写真初公開!
先日のAKB48の選抜総選挙でも第2位、今年、2月29日(水)に「シンクロときめき」で待望のソロデビューを果たし、20万枚の大ヒット、オリコンウィークリーチャート2位を獲得した、渡辺麻友の7月25日リリースの2ndシングル「大人ジェリービーンズ」ジャケット写真の全貌が明らかにされた。 CDジャケットは、全部で4種類。どの写真もそれぞれ違った渡辺麻友の魅力が表現されている。 初回盤Aのジャケットでは「大人ジェリービーンズ」のタイトルから、ちょっとだけ大人っぽいブルーの衣装と、髪をおろしてゆるく巻いたヘアスタイル。白いソファーの上で、アンニュイな表情をしている“大人”のまゆゆが楽しめる。 初回盤Bのジャケットでは、これぞアイドルまゆゆ!! といった麦わら帽子&笑顔が印象的な1枚に。そして、大好きなウサギとのコラボも実現。このミニウサギは撮影中もずーっとまゆゆの腕の中。かなり仲良くなっていたという。 初回盤Cのジャケットでは、初回盤Bでも登場した本物ウサギ(向かって右)と白いぬいぐるみウサギ(向かって左)、その両方を手に、まゆゆが無邪気に遊んで笑っている一瞬をとらえた写真。白い歯を出して笑っているまゆゆ写真は、珍しいとのこと。 通常盤のジャケットでは、白いナチュラルな衣装に、芝生の上でウサギと一緒に戯れているまゆゆが登場。自然の風景とまゆゆのコラボが新鮮な1枚となっている。
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芸能 2012年07月02日 11時45分
小林すすむさんの「偲ぶ会」に200人が参列
スキルス性胃がんと肝硬変で5月16日に死去したお笑いトリオ「ヒップアップ」の小林すすむさんの「偲ぶ会」が30日東京・明治記念館で執り行われた。 会にはヒップアップ島崎俊郎、山田邦子、松本明子、加賀まりこ、小野武彦ら、人気お笑い番組『オレたちひょうきん族』メンバーやドラマ共演者など200人が参列した。 司会の山田邦子は「すーちゃんは大親友だった。本当に温かくて、やさしい人だった。」と語った。最後はお馴染みの鈴を手に島崎が音頭を取り「それでは〜お別れしましょ〜」鈴を振りながら、全員で大合唱し小林さんを偲んだ。(アミーゴ・タケ)
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芸能 2012年07月02日 11時45分
元AKB48 米沢瑠美の所属事務所が決定
アイドルグループ、AKB48の元メンバーで、今年2月にインターネット上でスキャンダル画像が流出して脱退、3月末には所属事務所も離れていた米沢瑠美の新しい所属事務所がエムズエンタープライズに決まったことがわかった。自身のツイッターで報告している。 1日の同ツイッターでは、「みんなに早く伝えたかった事を、話せる準備が整ってきましたっ まず、所属事務所のご報告。エムズエンタープライズさんに所属することになりました これからは演技のお仕事を中心に頑張っていきたいと思っております。新しいオフィシャルブログもアメブロさんで只今製作中です。今月中旬頃にはスタートできると思います」と報告。これに対して、AKB48在籍中に所属していたチームKのキャプテン、秋元才加は、「おめでとう!! お互い頑張ろう」と祝福のコメントを出している。
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芸能 2012年07月02日 11時45分
EXILE 6ドームツアー 73万人を動員
ダンスボーカルユニットの「EXILE」の6大ドームツアー「EXILE TRIBE LIVE TOUR 2012〜TOWER OF WISH」が1日、札幌ドームでファイナルを迎えたことを各紙が報じている。 同ツアーでは、EXILE、二代目、三代目J Soul Brothers(JSB)、E-Girlsら10組の関連グループが競演。出演者はバックダンサーも含めて総勢303人と過去最多。約73万人を動員したという。
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社会 2012年07月02日 11時45分
元ソフトバンク店長が警察官らの個人情報を探偵に漏えい 探偵は調査会社から約2000万円受け取る
愛知県警捜査4課などは6月28日、携帯電話の契約者の個人情報を探偵業者に漏らしたとして、不正競争防止法違反の疑いで、元ソフトバンクショップ店長・横田太佑(だいすけ)容疑者(33=岡山市北区北長瀬表町)を逮捕した。また、探偵会社「総合調査リサーチ24」の探偵業・平田一雄容疑者(36=広島市安佐南区相田)も逮捕した。 発表によると、逮捕容疑は横田容疑者がソフトバンクモバイル販売代理店に勤務していた10年7月1日頃から同年8月8日頃にかけ、携帯電話の契約者だった愛知県警の男性警部(48)ら3人の住所や自宅電話番号などの個人情報を不正に入手し、探偵業を営む平田容疑者に渡した疑い。平田容疑者は、この情報を愛知県内の情報業者の2人に伝えた疑い。 同課によると、横田容疑者は07年4月から10年11月まで岡山市北区にあったソフトバンクショップ(閉鎖)で勤務。08年7月には店長に昇格したが、店舗の統廃合に伴い解雇された。平田容疑者とは入社直後の07年5〜6月頃、系列店に勤める知人女性を通して知り合ったという。 横田容疑者は店舗の端末画面に表示させた個人情報を自分の携帯電話に入力し、メールで平田容疑者に送信していたとされる。平田容疑者からは個人情報1件当たり数千円の報酬を得ていたという。平田容疑者は契約者情報を愛知県内の情報屋にファクスで流し、1件1万3000円の報酬を受け取っていた。情報屋は名古屋市北区の探偵会社に報告、そこから依頼主に伝わった。 その後の捜査で、横田容疑者の銀行口座には、07年7月から45回にわたって、計380万円が平田容疑者から振り込まれていたことが分かった。また、平田容疑者は横田容疑者から得た個人情報を複数の調査会社に渡し、07年以降、約2000万円を受け取っていたことも判明した。 この男性警部は暴力団の資金源の捜査を担当。10年7月末、娘の実名を挙げつつ、捜査の打ち切りを要求する脅迫を携帯電話で受けた。県警は入手ルートを捜査。岡山市内の販売代理店で男性警部の情報が検索されていたことが分かり、横田容疑者が浮上した。 男性警部を巡っては、住民票の写しを不正取得していたとして司法書士事務所「プライム総合法務事務所」(東京都千代田区)の実質経営者ら5人を戸籍法違反などの容疑で逮捕。実質経営者は今年5月、名古屋地裁で懲役3年の実刑判決を言い渡されている。(蔵元英二)
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芸能 2012年07月01日 14時00分
「嫌いじゃないランキング」トップに選出された塩谷瞬の利用価値
二股交際で叩かれた俳優・塩谷瞬の逆襲が始まった。 人気面で再浮上しており、復活の環境が整いつつあるためだ。 6月24日放送のニュースバラエティー『シューイチ』で発表された「上半期『嫌いじゃない』ランキング」で、塩谷はなんとトップに選ばれた。2位はスギちゃん、3位はローラ、4位はももいろクローバーZ、5位はきゃりーぱみゅぱみゅである。いままでは嫌われキャラだったが、持ち直してきた証拠といえよう。 「塩谷復活論が出てきたのは、二股交際相手のひとりである料理評論家・園山真希絵のしたたかさが批判されているためです。テレビ、ラジオに出まくり、自分の店まで宣伝していた。塩谷を悪役にし、自分の売名行為に利用したと、塩谷に対して同情票が集まっている。これで風向きが変わってきたのです」(スポーツ紙文化部記者) これを受け、塩谷も反撃に出ている。6月に入り、テレビ東京『土曜スペシャル』に旅人として出演。また、本人が重要な役で出ている映画『道〜白磁の人』が公開され、主演映画『ばななとグローブとジンベイザメ』は今夏封切が決定した。さらに、8月には蜷川幸雄演出のシェイクスピア舞台『トロイラスとクレシダ』の出演も決まっている。 「塩谷はこれから、宣伝会見などでどんどん表に出るでしょう。彼が出ることによって、マスコミが集まるからです。会見翌日のワイドショーでは、塩谷が話題の中心でも多少は作品のタイトルなども紹介される。ほとんどの民放で放送されるので、宣伝費に換算すると億単位になります」(テレビ業界関係者) CMもキヤノンはボツになったが、新たなスポンサーからの依頼がきているという。 当面の間、塩谷は出演作品の“広告塔”として活躍するだろう。
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その他 2012年07月01日 12時00分
全世界蔓延 抗生物質が効かない新型淋病で風俗界パニック寸前(1)
6月6月、世界保健機構(WHO)が、性感染症の一つである淋病の変異株の感染が世界的に拡大していると警告した。この変異株は抗生物質が効かないというから非常に厄介だ。そして今回の発表が、風俗界にも波紋を呼んでいる−−。 そもそも、この「新型淋病」の人への感染が発見されたのは昨年のこと。場所は日本だった。 「京都府の風俗店で働く女性の喉から発見され、カナダのケベック州で開かれた国際性感染症研究会議で報告されたのです。『H041』と名付けられたこの菌が見つかったのは'09年。それまで人への感染は確認されていなかったのです。この『H041』は淋病治療に最も有効とされているセファロスポリン系の抗生物質が効かない。報告を行った研究者は当初から『感染が広がれば適切な治療法がない』と危惧していたのです」(医療ライター) とはいえ、淋病自体は最もポピュラーな性感染症の一つで、感染者も少なくない。 世田谷井上病院の井上毅一理事長が言う。 「男性の場合、2〜9日の潜伏期の後、排尿時の痛みや性器から膿が出るなどの症状がありますが、女性感染者は何の症状も出ない人も多い。しかし、炎症が広がり、不妊症や子宮外妊娠、慢性骨盤痛の原因となります。男性も2〜5%は症状がなく、放置しても大丈夫だろうと、利尿剤を飲むぐらいのいい加減な治療で済ます人も多いようです」 京都の女性患者の場合は、マクロライド系の抗生物質『アジスロマイシン』という薬などが効果があったといい、劇的ではないにせよ抗生物質の適切な選び方で死者が出ることはないのかも知れない。しかし、WHOはこの新型淋病がオーストラリアやフランス、ノルウェー、スウェーデン、英国でも発見され、感染拡大が現実のものになっているという。 前出の井上理事長が続ける。 「かつて、淋病の治療には抗生物質としてペニシリンが使われていました。非常に効き目があり、一発で治った。しかし、その耐性菌が出現して、代わって使われるようになったのがニューキノロン系の抗生物質。ところが、それにも耐性菌が現れてセフェム系の『ロセフィン』という薬などが使われるようになった。要するに、イタチごっこだったわけです」 そんな中、今回の新型淋病の世界的蔓延の危機に戦々恐々なのが、日本国内の風俗店だ。
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その他 2012年07月01日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(11)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『流血のサファリ』(上・下)(デオン・マイヤー/大久保寛=訳 RHブックス・プラス 各903円) ハードボイルド小説の本場がアメリカであることに異論を挟む人はいないだろう。1920年代にダシール・ハメットがデビューして以来、レイモンド・チャンドラー、ミッキー・スピレインなど優れたミステリー作家が、孤独でタフな私立探偵を描き続けてきた。しかし近年はこのタイプの小説は時代遅れになってしまったようだ。民間の探偵が独りで立ち向かえるほどこの世の悪の実態は単純ではない、と本国アメリカの読者が気付いてしまったからだ。 けれどもハードボイルド精神がこの世から消滅することはない。本書は南アフリカの作家が2007年に発表した小説の邦訳版である。まさしく孤独でタフな男の戦いを描いている。 主人公レマーは大手警護会社に雇われているフリーランスのボディーガードだ。企業コンサルタントの女性エマを守ることになった。失踪した兄の行方を追うことが何者かの怒りを買ったらしく、襲撃を受けたのだ。レマーは彼女の兄捜しを手伝いつつ何者かの正体も突き止めなければならない。その任務は次から次と彼に試練を与えるのだった…。レマーもエマも白人だが、南アフリカ全体はもちろん様々な人種が入り乱れている。加えてレマーの狂気と正義感を内包したキャラクターも独特。複雑な社会と複雑な個人の内面が火花を散らす本作は少しも時代遅れではなく、現代性に満ちている。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『地球博物学大図鑑』(スミソニアン協会監修 デイヴィッド・バーニー/東京書籍・9975円) 米国スミソニアン国立自然史博物館の開館100周年記念に出版された一生モノの大図鑑。鉱物、岩石、化石から微生物、菌類、植物、動物に至る5154種が収められている。“本”という形でこそ所有したい。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり ブラジルW杯アジア最終予選にEURO2012と、今月はサッカーが熱い。そこでスポーツ雑誌をご紹介しよう。『スポーツグラフィックNumber』(文藝春秋/550円)は“グラフィック”の名にふさわしい豊富な写真と、選手へのインタビュー、評論家やジャーナリストによる細かな分析で名高いが、サッカーを特集した号は特に面白い。 6/21号がEURO2012、続く7/5号が日本代表ブラジルへの道と、サッカーの季節を大々的に扱った特集が続く。EURO特集では、元日本代表監督イビチャ・オシム氏が登場し、見どころを解説。このしかめ面をした頑固そうな爺さんはNumberサッカー特集の“顔”でもあり、独自の哲学に基づく予想は読み応えがある。 7/5号には、今やイラク代表を率いて最終予選で日本に立ちはだかる、これまた元日本代表監督・ジーコ氏の記事が掲載される予定。 サッカーを“深掘り”するには、欠かせない雑誌だ。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能 2012年07月01日 11時59分
芸能ポロリニュース PART20「麻美ゆまの時代が続く理由」
芸能イベントから小ネタを紹介するポロリニュース。今回は、ベタ褒めを4件。●森三中が暴走トーク?「残ってるのは、友近さんだけ」 お笑いトリオ・森三中の大島美幸、黒沢かずこ、村上知子が20日、都内の早稲田大学で、講座「恋愛学入門」に登場しトークショーを行った。終了後の会見で、よしもと若手芸人の素顔をしゃべったという。 その中で、一人だけ独身で、合コンなどの企画仕事がよくくるという黒沢は、これまでニックネームで呼び合った男性芸人たちの名前を複数あげ、親密な(友だち?)関係ぶりを披露。 ただ、よしもとの芸人同士で恋人関係が発生したり、破局したりすると、「必ず、女の方が、やめていきます」という。理由は、「いずらくなる」「職場いっしょだし」「尽くしちゃうのかも」など、など。 しかし、なだぎ武と交際し破局した友近だけは別格のようで、森三中の3人も、「残ってるのは、友近さんだけ」「ほら、なだぎさんと…」などと、世にも不思議そうな表情で、しゃべり始めたとか。 友近、さすがと言うべきか。●神田うのがイベントでスマートな振る舞い! タレントの神田うのと、ヒップポップのZeebraが都内で21日、米海軍特殊部隊の活躍を描いた映画『ネイビーシールズ』のイベントに登場。神田が、報道陣を感心させるスマートな振る舞いを見せたらしい。 この日は、すでに映画を鑑賞していた2人が感想を述べ合った。神田は、愛娘を抱き、夫といっしょに見たという。感想をコメントしたのち、夫の感想は? と神田がふられる場面があった。通常、こういったイベントでは、第3者の発言などはあまり喜ばれない。映画そのものの話題や、イベント出演者たちがかすんでしまう場合があるからだ。 しかし、質問を向けられた神田は、一瞬考えるようなしぐさを見せたあと、「今、Zeebraさんがおっしゃったことと、同じことを言っていました」と笑顔で答えた。質問にはちゃんと答えるが、実質的には何の情報も提供せず、イベント共演者のZeebraにも、イベント主催者にも、気配りの届いた振る舞いで、質問を見事にスルーしたというわけだ。 うの、大人になった?●麻美ゆまの時代が続く理由 AV女優の麻美ゆまとつぼみが21日、都内のライブハウスで、AV誕生30周年を記念したプロジェクト「AV30」のトークショーに登場。共に売れっ子の2人だが、麻美ゆまが、貫録の振る舞いを見せたという。 この日のイベントは、マスコミの取材が入っていた。写真撮影は、ファンといっしょの限られた時間の中で行われたが、麻美は、報道陣からカメラを向けられたさい、それまでファンへピースサインを送っていた両手の指で、とっさに、「3」と「0」の文字をつくり、AV誕生30周年をアピールしたというのだ。 通常、マスコミで流れる報道写真の撮影は、グラビアや、ファンに楽しんでもらうためのスナップショットとは別に、必要に応じたポーズやPRポイントが存在する。若手や、報道写真にはあまり登場しないAV女優などは、報道写真のポーズを取ることが苦手だったり、リクエストがあっても意図を飲み込むのに時間がかかる場合もある。 麻美はバラエティアイドルとしてテレビなどでも大活躍だが、報道のカメラが向けられただけで、自分から指で「3」と「0」を作った。その姿はいっそう輝いて見え、カメラマンからは、「さすが、麻美ゆま」の声があがったとか。 麻美ゆまの時代が、当分、続きそう。●よしもと芸人、さすがのトークショー 22日、吉本新喜劇の小藪千豊と、お笑い芸人の兵動大樹が、50分間のトークショーを、都内のフジテレビで行った。当日の様子はニコニコ動画で生放送。こういったイベントでは、進行を管理する担当者がテレビカメラには映らない位置にスタンバイしているが、この日も、ステージ下の見えない場所から、残り時間などを2人に指示していた。 トークショーは大盛況で、観客は常に大爆笑。時間を感じさせない、あっという間の50分。しかし、最後にちょっとしたハプニングが起きたという。 それは、時間通りに終わらせたと思った2人が、トークショーを終わらせようとした時に発生した。小藪が、進行担当者へちらっと目を向けると、まだ生放送の時間が5分あったのだ。 しかし、小藪はうろたえることなく、「あと5分あるようです」などと、かえってネタにして笑いをとり、すかさず兵動が、「着陸姿勢に入ったのが、また、急上昇ですか」などと、言葉ではうろたえるそぶりを見せながらも、途切れることのないトークでさらなる笑いを誘い始めた。 終了後の会見で、小藪は、兵動とのトークショーはいつもやっていることで、また、どんな場合でも、トークには「自信がある」と報道陣に明かしたとか。 メディア露出が多いといわれるよしもと芸人だが、実力は伴っているようだ。
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スポーツ 2012年07月01日 11時00分
3000万円がゼロに!? 親方年寄名跡特別功労金買い上げで協会紛糾
内閣府の大幅な公益法人見直しに伴い、税金が安いなど、優遇措置が多いということで相撲協会が目指している公益財団法人への移行申請。当初は6月いっぱいにやる予定だったが、またしても紛糾し、7月以降にズレ込む公算が強くなった。 紛糾のタネは様々あるが、根幹は親方たちが持っている105プラス一代年寄2の計107もある年寄名跡の取り扱いだ。 年寄名跡の入手経路は、養子となって譲渡されたり自己資金で購入したりと、実に多種多彩。はっきりしていることは、年寄名跡が親方たちの何ものにも代えがたい貴重な個人財産ということだ。これが「公益性に反する」ということで公益財団法人の移行にひっかかり、これまでの話し合いで相撲協会が一括管理することで決着している。つまり、これまで高額で取引されてきた虎の子の年寄名跡を相撲協会がすべて引き取って管理し、親方たちが勝手に売買できなくするはずだった。 「問題はその引き取り方法。今年1月に文科省に提出した組織改革の行程表には『特別功労金』という名目で事実上、買い上げることが盛り込まれ、前回までの話し合いで一律3000万円という金額も提示されていました。しかし、6月12日に開かれた公益法人制度改革対策委員会で、この買い上げ方式を全面撤回。功労金なしで引き取ることが決まり、3000万円の支払いを止めにしたのです」(相撲記者) どうしていま頃になってこんなに大きく方向転換したのか。 「理由は2つ。1つは107人に一律3000万円も支払うとなると総額32億円余で、財政が急激に悪化している相撲協会の支出能力を超えるということ。もう1つは、年寄名跡の後継者指名問題。所有者は後継者を指名し、それが妥当かどうか、協会内に新設する資格審査会で検討することになったんですが、指名する見返りに水面下で金銭授受が行われれば、なんのための改革かわからなくなる。その罰則をどうするかなど、19日にも理事会や評議員会が相次いで開かれましたが、まだ煮詰めなければいけないことは多いのです」(担当記者) 大相撲界刷新の先行きはいつまでたっても見えない。