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芸能 2012年06月30日 18時00分
田中みな実 太田光もサジを投げた正真正銘の恋愛自由主義者
TBSの田中みな実アナ(25)に独立説が浮上している。しかも、移籍先は羽鳥慎一や宮根誠司らが所属する事務所という具体的な名前まで挙がっている。今回、田中アナが独立を考えるきっかけがレギュラーを務める『サンデージャポン』からの降板説だ。 「これまで良き理解者であった『爆笑問題』の太田光に嫌われてしまったことが原因です。居場所のなくなった田中アナがフリーとして新天地を見いだそうとしているというんです」(TBS関係者) 田中アナが太田に愛想を尽かされた理由が先頃、世間を騒がせた男性スキャンダル。番組ADとのデートがフライデーされたと思ったら、今度は『オリエンタルラジオ』藤森慎吾との熱愛話が、一部スポーツ紙で報じられた。 その後、彼女は『サンジャポ』内で一連の熱愛報道に対し、ブリッコキャラで全否定したが…。 「ADも藤森も両方本命という話です。付き合い始めたのは昨年10月頃。2人とも同時期らしい。“爆問”が田中アナと距離を置くことを決断したのはあの塩谷瞬も真っ青の二股、三股疑惑が明らかになったから。お騒がせの青木裕子アナは何だかんだいっても恋愛に対しては一途。しかし、田中アナは今回の報道で清純派どころか超肉食系というイメージが明らかになってしまった。番組的にはマイナスだ」(事情通) 実は、田中アナの彼氏候補は今回報じられた2人だけではないという。 「熱愛が報じられた時、一部のスタッフはある人物のことだと思っていたそうです。スポーツ番組を担当するマッチョでイケメンの局プロデューサーです。一緒に旅行にも行っているという話です。また、別のスタッフは大学時代から付き合っている商社マンの男性の存在を口にしていた」(制作関係者) 田中アナの華麗な男性遍歴はいまに始まったことではないようだ。 「青山学院大学の頃から自由恋愛主義で有名だった。高校時代は女子校だったこともあり、大学に入って一気にハジけるんです。当時の彼女は『エッチの相性は凄い大事』が口癖だったとか。大学デビューのきっかけとなるテニスサークル時代は二股、三股交際で有名だったという話もある。彼女を昔から知る仲間は今回の二股報道を聞いて誰も驚いていない」(事情通) エロアナとして開き直るべき。
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芸能 2012年06月30日 17時59分
週刊裏読み芸能ニュース 6月24日から6月30日
(泥仕合のお家騒動はどう決着するのか) 歌手の小林幸子が4月に個人事務所「幸子プロモーション」の関根良江元社長と女性の元専務を解任したお家騒動でついに進展が。今月15日に元社長に約4000万円、元専務に約2000万円の和解金を支払うことで合意したことを各スポーツ紙が報じた。ところが、双方あくまでも金銭的な問題で和解しただけであることを主張。 小林は27日、騒動後初めて会見し、「つらいです。紅白に出たい」と神妙な顔つきを浮かべたが、自己弁護に終始。一方、この会見を受け、関根氏は28日に「謝罪の言葉があったことについては静かに受け止めたいと思います」としつつ、「他方では、信用できないという思いがあることも事実」と主張した。 「関根氏の背後には芸能界の大物がいるので、小林にとっては完全な“負け戦”。あとは感情の問題なので、小林が関根氏に土下座でもするしかないだろう」(音楽関係者) ここまで泥仕合となってしまったものの、意外と伝統的な儀礼で解決するかもしれない。(しっかりペナルティーを下された日テレ・馬場アナ) 先に発売された「週刊文春」(文藝春秋)で二股&ケチな小遣い稼ぎを報じられた日テレの馬場典子アナ。同誌によると、昨年、馬場アナがプライベートで行った海外旅行の15万円を超える高級ホテルの宿泊代や飛行機代などの領収書を、親しい実業家男性に渡し、20万円を受け取りさらに、その時の飛行機代はなぜか別の男性の知人が支払い、本人が予約していたエコノミークラスの席は領収書だけを入手したというが、同誌が発売された14日と翌15日にレギュラーをつとめる朝の情報番組「ZIP!」に出演せず。しかし、アナウンス部長が関係者らに事情を説明し“揉み消し”を図ったというだけに、18日からは何事もなかったかのように復帰。ところが、来月2日から「キユーピー3分クッキング」のアシスタントが馬場アナから小熊美香アナに交代することが発表された。 「主婦向けで、キユーピーの1社提供の同番組だけに、日テレサイドは問題ないと思っていたが、スポンサーサイドからNGが出てしまったようだ。いくら日テレ社員の給与が大幅にダウンしたとはいえ、あまりにもセコい手口で仕事にまで影響が出てしまったようだ」(日テレ関係者) 今後の馬場アナは、不祥事で出番減少→退社→フリーというお決まりのコース?(福山雅治は恋より仕事が大事) 今週発売の「週刊新潮」(新潮社)で今年1月に写真誌で交際が発覚した歌手の福山雅治と女優の吹石一恵が破局したことが報じられた。記事によると、交際発覚直後、福山は吹石が足繁く通っていた都内の自宅マンションから引っ越し、音信不通になりそのまま破局したという。 「プライベートはガチガチにガードしている福山としては交際をかぎつけられたことが屈辱的だったのだろう。下積みを経験している福山は自分を支えてくれる女性ファンが何よりも大切で、迷うことなく、恋人よりもファンの支持を選ぶタイプ。だから、交際が発覚するとすぐに別れる」(週刊誌記者) さかのぼると内田有紀、白石美帆、小西真奈美、そして吹石と美女とばかり交際してもあっさり破局する福山だが、果たしてどんな女性ならば自身のヒット局のタイトルではないが「家族になろうよ」と言えるのだろうか。
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芸能 2012年06月30日 17時59分
不祥事続発で“魔の6月”になったフジテレビ
ニッポン放送とフジテレビの元アナウンサーで「つかちゃん」の愛称で親しまれた同局事業局勤務の塚越孝さんが、同局内の男子トイレ個室でスカーフで首をつって死んでいるのが26日、見つかった。遺書があったため、警視庁東京湾岸署は自殺とみて調べている。 「塚越さんはその日の午後2時から出演予定の番組収録を無断欠席そのため、関係者が探していたところ、ガードマンが亡くなっているのを発見した。フジは今月、まるで呪われているかのように不祥事が続発していたが、最後の最後に最悪な事態が起こってしまった」(テレビ関係者) まず今月1日には朝の情報番組「ノンストップ!」で緊急地震速報のチャイム音が誤作動で流れ番組内で謝罪。同局は「機器の不調によるもの」と説明。12日には毒舌で知られていた米・ニューヨーク支局に勤務していた長谷川豊アナが「業務の規定に違反し、ニューヨーク滞在関連費用の不正使用があった」として、長谷川アナを降格処分とし、本社付けにしたと発表した。 18日には、9日に放送されたバラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」の企画が、急性アルコール中毒を招きかねない危険な飲み方を助長する内容だったとして、飲酒による事故で子どもを失った遺族らでつくる「イッキ飲み防止連絡協議会」「主婦連合会」など3団体が連名で同局に抗議文を送った。 19日には、ロンドン五輪陸上男子やり投げ代表のディーン元気が、埼玉・所沢で公開練習を行い、30社80人のメディアが大挙集結したがフジテレビの姿はなし。それ以前に、早大サイドの意向に沿わない取材をしていたため、早大から取材拒否を通達されていることが発覚した。 20日には同局の系列局のテレビ熊本の元ADの女性が「元同僚を100万円で始末してほしい」との文書を暴力団に送り、殺害を依頼したとして福岡県警に逮捕されていたことが報じられた。 目立っただけでもこれだけの不祥事が相次ぎ、“魔の6月”となってしまった同局だが、こんな「放送事故」もあったという。 「7日に夕方のニュース番組『スーパーニュース』でサッカー日本代表・香川真司が英の名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッド移籍に正式に合意したことを伝えた際、同じ香川でも俳優・香川照之が市川車中として歌舞伎の舞台に立った時の顔写真が使われた。おめでたい話題ということで、特に謝罪はなく、ネット上で話題になっただけだった」(芸能記者) そして、月末の塚越さんの自殺…。 今月は同局が2度振り返りたくない“黒歴史”となってしまったようだ。
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レジャー 2012年06月30日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(7/1) ラジオNIKKEI賞 他4鞍
☆福島11R「ラジオNIKKEI賞」(芝1800メートル) 可能性のある馬は五指に余り予断を許さないが、その中でサンレイレーザーに白羽の矢。 地方から転入初戦でいきなりガンジス(1600万下)に快勝。能力の高さは証明済みだったが、前走の小豆島特別は真骨頂。歴戦の古馬勢を手玉にとり、0秒4差突き放す圧勝劇だから恐れ入る。3歳同士ならチャンスは十分ある。課題のゲート難も前走を見る限り解消されたようだ。となれば、コーナー4つの平坦1800メートルはうってつけの舞台といえ、先行抜け出しのベストパフォーマンスが期待できる。 相手は、クリールカイザー。力の要る今の馬場状態と、ハンデ53キロを味方に好勝負に持込みそう。メイショウカドマツの逃げ脚が不気味だが、△勢も展開次第で上位食い込みがあっていい。◎7サンレイレーザー○3クリールカイザー▲15メイショウカドマツ△8ローレルブレット、10アーデント☆福島10R「猪苗代特別」(ダ1700メートル) 休み明け2戦目で走り頃の、コスタパルメーラに期待。降級すればスピードは上位だし、コース替わりもプラスに出そう。相手は、3歳の精鋭サンマルデュークと、もう1頭の降級馬アントウェルペン。△勢も、立ち回り次第で一角崩しがある。◎15コスタパルメーラ○2サンマルデューク▲5アントウェルペン△8パワースポット、10リアルアヴェニュー☆函館11R「巴賞」(芝1800メートル) 約1年2か月の休養を経て以降、(3)(1)(2)(1)着と本格化著しいルルーシュの勢いは止まらない。形の上では2階級上に挑戦だが、クラスの壁はない。素質は重賞レベルだし、ここは通過点。 相手は、目黒記念2着のトウカイパラダイス。実績はアリゼオが最右翼。久々でも格の違いを見せつけるシーンがあっていい。連穴には、△勢を抑える。◎12ルルーシュ○2トウカイパラダイス▲4アリゼオ△1ミッキーパンプキン、9ホッカイカンティ☆中京11R「CBC賞」(芝1200メートル) 心身ともに充実著しい、マジンプロスパーをイチ押し。重賞初制覇を達成した阪急杯はその証。前走の高松宮記念5着も終始、窮屈なレースを強いられながら0秒3差と迫ったのだから地力強化の跡は歴然だ。ハンデ57.5キロは許容範囲だし、差し切りが決まる。 相手は、究極の上がり馬エーシンヒットマン。2連覇を目指す実力馬のダッシャーゴーゴーは酷量59キロがカギになる。単穴の評価が無難。展開次第だが△勢の食い込みも。◎16マジンプロスパー○17エーシンヒットマン▲12ダッシャーゴーゴー△4エーシンダックマン、15スプリングサンダー☆中京10R「尾頭橋特別」(ダ1200メートル) 昇級戦の三浦特別でいきなり、小差2着と好走。ここに大きく望みをつないだケージーハヤブサでいける。ダ1200メートルは、<2300>と連対率10割を継続中で条件的にチャンスは大きい。 相手は、降級馬のメイショウゾンビと、連闘で勝負をかけてきたヤマニンパピオネ。この後に△勢が続く。◎13ケージーハヤブサ○15メイショウゾンビ▲8ヤマニンパピオネ△7キクノストーム、12スモールキング※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年06月30日 17時59分
CBC賞(GIII、中京芝1200メートル、1日)藤川京子のクロスカウンター予想!
中京11R、CBC賞は◎マジンプロスパーが重賞2勝目を狙います。 前走の高松宮記念は、勝ち馬の外で好位追走。少し掛かっているような感じでしたが、直線でもしっかりと踏ん張り5着確保。初のGI挑戦でしたし、一線級相手に上々の内容でした。3勝を挙げている芝1400メートルの方が忙しくないのでこの馬には合っていそうですが、前走でも好走できたように直線が長い中京コースならうまくスピードに乗っていけそう。左回りは大丈夫でしたし、大型馬で57.5キロでの実績もありますから斤量も克服済み。前走で先着されたダッシャーゴーゴーは今回59キロですので、ここは逆転も可能では。 当日は雨予報ですが道悪も問題なく、うまくパワーを生かせそう。いい位置を取って積極策で抜け出します。(16)マジンプロスパー(12)ダッシャーゴーゴー(17)エーシンヒットマン(1)グランプリエンゼル(15)スプリングサンダー(3)シゲルスダチ(4)エーシンダックマン馬単 (16)(12) (16)(17) (16)(1)3連単 (16)-(12)(17)(1)(15)(3)(4)マジンプロスパー 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年06月30日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(7/1 CBC賞)
楽しみにしていた宝塚記念はまさかの寝坊という凡ミスでレースを見逃し、ネットニュースで結果を知るという悲しい結末。オルフェーヴル復活の見出しで本命にしていたビートブラックは脚質的に馬券に絡んでいないなと確信。上半期大幅プラスで終えるならビートから、でも勝って欲しいのはオルフェという気持ちだったので、これで良しとしましょう。今週の予想の前に僕の上半期の収支を振り返ってみますと…マイナス8600円。思ったより負けていないなと思ったのですが、全く当たらない期間がとにかく長かったんですよねぇ(笑)。とにかく後半戦も頑張ります。 ということで、CBC賞。軸はエーシンダックマン。これまで全レースでハナに立ち果敢に逃げるというブレないイケメンが内枠を引いて更に期待度アップ。レース後に「やっぱり開幕週は逃げ馬だよなぁ」なんてフレーズを口にする前に買っておきます。外した後に「じゃあ来週は逃げ馬から狙うか」なんて考えていると天候の影響で馬場状況が変わってたりっていうのもまた競馬あるある。やっぱり買うなら1週目に限ります。 2番手候補は3頭。叩き3戦目で走り頃のエーシンヒットマン。やや直線の長い中京なら1400mで功績のあるスプリングサンダー。そして短距離路線で活路を見出しつつあるオウケンサクラ。今回オウケンに騎乗するのは2走前、久々に馬券圏内に導いた太宰騎手。その時と同じように前目に付ければチャンスがあるかもと期待。 ということで勝負馬券は…。 3連複フォーメーション15点 (4)-(15)(17)(13)-(15)(17)(13)(12)(1)(3)(6) 全て100円、合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年06月30日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(7/1) ラジオNIKKEI賞
◆福島11R ラジオNIKKEI賞◎メイショウカドマツ○ヤマニンファラオ▲ローレルブレット△アーデント△サンレイレーザー△ウイングドウィール 「残念ダービー」と呼ばれていた頃は、クラシックロードに顔を出しながらもチョイ足らずでダービーへの出走が叶わなかった馬たちが上位を占めていたように記憶している。もちろん今のようにハンデ戦ではなく「実績」が予想の指標になっていた。物差しがそれほど役に立たなくなると当然ながら予想も難しくなる。トップハンデの2頭を例に挙げよう。弥生賞3着のアーデントは皐月賞で11着に敗れてはいるものの実績的には最上位。しかしながら2ヵ月半ぶりの実戦で仕上がりが微妙。もう1頭のサンレイレーザーは、力量差があるといわれているこの時期の古馬混合戦を54キロながら完勝。ハンディキャッパーはこの2頭を56キロ同斤とし、55キロの3頭、内枠から青葉賞4着のヤマニンファラオ、プリンシパルS2着のローレルブレット、皐月賞8着のメイショウカドマツより「強い」と判断しているが、それほど差があるようには思えない。馬券的には56キロの2頭はおさえに回して55キロの馬たちで勝負するのが筋だろう。 3番人気に推された前走・京都新聞杯で人気を裏切る格好となったメイショウ◎。自分のかたちに持ち込みながら不甲斐なく敗れたことで今回は「1キロもらい」…そんな気がする。先行力の活きる福島は合うはずだ。崩れのないヤマニン、距離不問の追い込み馬ローレルが相手候補。おさえに紅一点ウイングドウィールを入れておけば完璧(笑)のような気がする。【馬連】流し(15)軸(2)(4)(7)(8)(10)【3連単】フォーメーション(15)→(4)(8)→(2)(4)(7)(8)(10)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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その他 2012年06月30日 17時59分
コンピューターゲームの20世紀 第38回『スペースウォー』
<斬新すぎるゲーム性とメーカーロゴ> 世の中には俗称や通称で呼ばれるゲームが数多く存在するが、この『スペースウォー』ほど正式名称が浸透しなかったゲームはないであろう。 本作が稼働を開始したのは1979年末。インベーダーブームが終焉を遂げ、「インベーダーハウス」(当時のゲームセンターの俗称)から急激に客の姿が見えなくなった頃である。倒産するゲームセンターも続出し、基板や筐体が市場でだぶつき始め、それら中古のゲームが駄菓子屋に設置されるようになった。それまで大人の遊びであったテレビゲームが子供達に身近になっていった時期でもあるのだ。 当時主流だったのは固定画面式のシューティングゲーム。本作もまた同ジャンルであるが、他のゲームと一線を画していたのは1対1の対戦型であるということ。画面の上と下に分かれた砲台同士で撃ち合って勝敗を決めるシステムで、1人用のCPU戦の他に2人用の対戦プレイが可能である。また、当時としては珍しく2人用であっても1クレジットでプレイが可能。『スペースインベーダー』の紛い物が氾濫する中で、本作はかなり画期的なゲームであった。そして本作のシステムでもう1つ特徴的なのがエネルギー方式のビーム砲である。砲台から発射されるビームはエネルギーが一定以上溜まっていないと敵まで届かない。エネルギーは時間とともに回復するため、ビームの無駄撃ちは避けなければならないのだ。この要素が対戦プレイにおいて重要な駆け引きになっており、フェイントをかけて敵に無駄なエネルギーを消費させたところを反撃するといった戦法が有効になっている。 本作には『スペースウォー』という正式名称が存在するのだが、一般的には「カメレオンアーミー」と呼ばれていた。「カメレオンアーミー」とは1978年に発表されたピンク・レディーのヒット曲である。恐らく自機から発射される伸びるビームがカメレオンの舌を連想させ、そこからヒット曲へと結びついたのだと思われる。この俗称は日本全国に広がっており、未だにこのゲームの正式名称がカメレオンアーミーだと思っている人も多い。そして、もう1つ本作の俗称として定着していたのが「レジャック」である。レジャックとは本作を発売したメーカーで、当時コナミが下請けとして様々なゲームの開発を担当していた。本作にはなぜかデモ画面でメーカーロゴと電話番号がデカデカと表示され、これをゲームの名前だと勘違いする人が続出したのである。なぜレジャックが自社のロゴをここまで巨大に表示させたのかは疑問で、まして一般プレイヤーにメーカーの電話番号が必要なはずもない。 こうして本作は名前が誤解されたまま全国各地に広まっていった。また、当時はヒット作にはコピーゲームがつきものであり、本作にもタイトー販売の『スペースレーザー』、アイレム発売の『スペースビーム』といった模倣品が存在する。ライセンス関係は不明だが、こちらも多く出回っていたためプレイしたことがある人も多いはずだ。ただし、これらは1P専用であるところが残念である。(須藤浩章)DATA発売日…1979年メーカー…レジャックハード…アーケード1979 KONAMI
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ミステリー 2012年06月30日 17時59分
運命を変える悪魔のささやき? 『悪魔のカード』
占い師が一枚ずつカードをめくると、そこに現れるのは不思議な絵。意味深な意匠のカードがある一定の規則に従って並べられてゆき、やがて占い師は依頼人の悩みや未来を診断してみせる…というのは、カードを使った占いでよく見られる光景だ。 昔ながらのタロットカードやオラクルカードなど、診断にカードを使う占いはポピュラーなものだ。読者の中にもタロットカードで占ってもらった経験がある人や、自分でもカードを購入して占ってみた人もいるかもしれない。 古典的なカモワン・タロットから、デザイン性の高いもの、綺麗な絵柄のものまで様々な種類のカードは書店などで購入できる。占い方もタロットカードと似ているものや、独特の占い方があるものまで多岐に渡っている。今回は、そんなカードの中でも異色を放つ『悪魔のカード』を紹介しよう。 黒い箱の表書きには、人々にドクロを差し出す悪魔の姿が銀のインクで描かれているこのカード。ビーバン・クリスチーナ女史によるタロットカードの亜種とも言えるカード型占いであり、タロットカードで言うところの22枚の大アルカナそれぞれにルシファーやリリス、アスタロトと言った有名所の悪魔が掲載されている。また、4種の小アルカナも悪魔に関連のある魔女やほうきなどが描かれているのだ。独特な絵のタッチはユーモラスととるか、素朴な中にも恐ろしさがあると取るかは見た人の印象に寄るだろう。日本版は昭和49年に初版が発売され、山口敏太郎も学生の時に友人と共にこのカードに触れたという。それから数十年後、山口敏太郎がパーソナリティをつとめているWebラジオ『山口敏太郎の日 本大好き』に、リスナーからの相談も含めて実物が提供されたのである。 山口敏太郎氏曰く、このカードは当時から非常に的中率が高いと友人等の間で話題になっていたという。しかし、このカードには来日前から奇妙な噂がついて回っていたそうだ。あまりの的中率を誇るために本物の悪魔が占いの結果に介入している、カードを使用した者に悪魔が取り憑いた…いずれも噂の範疇を出ないが、悪魔の影響が出ることを恐れた作成者は、悪魔を封じるための「悪魔封じのカード」を加えたのだそうだ。説明書に寄れば、悪魔カードの一番上にこの悪魔封じのカードを置いておけば悪魔からの影響を防ぐことが出来るのだという。 当時はかなり話題になったというこのカード、今では古本屋などで探すしかないようだ。 ちなみに、前述のWebラジオ内では実際に簡単な占いを番組中で行ってもいる。中身が気になる人は『山口敏太郎の日本大好き』で検索してみよう。(文・写真/山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年06月30日 17時59分
何者かが日本軍を助けた…都市伝説
今年も終戦を迎えた夏が近づいている。 戦争にまつわる都市伝説は意外に多い。不思議且つちょっとホロリとさせられる話が多いのも特徴だ。ここでは、『何者かが日本軍を助けた都市伝説』、と題してそんな話を紹介しよう。 嚆矢は、キスカ島から撤退、の都市伝説だろう。 「第二次世界大戦時、敗走する日本軍が米軍領のキスカ島に上陸した作戦は完全に失敗で、後は死を待つしかなかったんです。しかし、万策尽き果てた日本軍の前に濃霧が発生。しかも、米軍艦隊は海上に存在しない日本艦隊エコーを捕捉し、大量に砲撃をした。事態が混乱を極める中、米軍の士気は乱れ同士討ちをするなどし、日本軍がキスカ島から脱出出来た、という神風的な伝説があります」(都市伝説に詳しいライター) 不思議な話は、これで終わりではなかったようだ。 「当時、同じ米軍領アッツ島では、日本軍はほぼ全滅していました。しかし、キスカ島のミッションを見事に成功させた日本軍がアッツ島を過ぎる際、同島から友軍の万歳三唱が響いて聞こえた、という都市伝説があるんです。米軍海域からの脱出ですから、キスカ島からの撤退は、奇跡でしょう。死んだ“仲間”が助けてくれたのかもしれません」(同) 玉砕前にアッツ島の兵士たちが皆で万歳三唱をしたのは史実のようである。それにしても、なんとも泣ける話ではないだろうか。 いっぽう、天狗が敵機を撃ち落してくれたから自分は戦火で生き残った、などという都市伝説もある。 「古来、UMA=天狗に日本軍が助けられた、という帰還兵による話がたくさん存在します。『天狗と一緒に闘って、羽根を失いながら護衛してくれた』、『天狗が身を挺して砲弾を受けてくれたため、すんでのところで命を得た』というような話です。天狗も、一緒に故郷から出兵でもしたのでしょうかね(笑)」(同) 調べてみると、富山県の上市町では、「天狗が敵の撃った砲弾を投げ返してくれたから助かった。天狗からは、『ほんとうのことは誰にも話すな』と言われた」という男の話が、民俗伝承譚として残っている。ほかに、戦地にUMAや妖怪が倒れていた という都市伝説も多いのだ。 我々に憑依する“物の怪”のイメージは、そこにはない。