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社会 2013年01月30日 11時00分
トップ返り咲きも不安なトヨタ
トヨタ自動車が、2012年の世界販売で2年ぶりに首位に返り咲いた。国内では前年の震災の落ち込みから大きく盛り返し、北米や東南アジアなどでも販売を伸ばしたことから、過去最高の970万台(ダイハツ、日野自動車を含む)を達成、900万台強だった米GM、独VW(フォルクスワーゲン)を一気に抜き去った。 この勢いで、'13年のトヨタは、自動車メーカーで初めて世界生産台数「1000万台」の快挙を視野に入れそうだ。 「尖閣問題の逆風で中国での販売が急ブレーキとなり、一時は『トヨタ、中国から撤退か』の観測さえ飛んだ。そんな地獄のどん底を乗り越えてのトップ奪回だけに、御曹司(豊田章男社長)は感慨ひとしおでしょう」(トヨタ自動車OB) しかし“好事魔多し”が世の習い。トヨタは'08年にGMを蹴落としてトップの座に躍り出た翌'09年に章男社長が就任した直後から、米国で空前のリコール騒動が勃発。'10年1月には米下院の公聴会で矢面に立たされた揚げ句、米国トヨタ関係者の前で涙ぐむ場面さえあった。トヨタが再びGMから世界一の座を奪取した今、その悪夢が再び直撃しないとも限らない。 「世界の自動車王国を自負する米国民にとって、日本企業がトップの座に君臨し続けるのは屈辱でしかありません。あのリコール騒動も、そんな屈折した米国民の心情から捉えるとわかりやすい。そして米国だけでなく、中国では欧米勢と韓国、中国がタッグを組んで日本車の排除を画策している。特に欧州勢はEU諸国の景気が失速していることもあって『中国命』の度合いが強い。目障りな日本車、とりわけ“世界一”となったトヨタは標的になりやすいのです」(業界関係者) 世界トップを奪回したトヨタの試練はまだ続く?
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芸能 2013年01月29日 15時30分
ようやく離婚ショックを払拭できた高嶋政伸
28日に放送されたフジテレビ系バラエティー番組「SMAP×SMAP」の人気コーナー「ビストロSMAP」に昨年11月にモデルで元妻の美元との離婚が成立した高嶋政伸が兄で俳優の高嶋政宏と来場し、吹っ切れた様子でメディアに大々的に報じられた離婚騒動について語った。 ともに長年俳優として活躍している2人だが、スタジオでの2ショットトークは初めてだとか。久しぶりに会ったというが、政宏から「(政伸が)倒れてたんですよ、正月、色んな心労が重なって」といきなり離婚ネタを振られると、政伸は「アハハ…。やめなさいそういうこと。もっと明るい話題を提供しましょうよ」とタジタジ。 政宏がのんきに「良かったじゃない。こうやってさ、みなさんの前で話せるような状態になって」と笑みを浮かべると、政伸は「今、どこの番組に行ってもこのネタ振られるんだけど、ネタじゃないんで。一大事件なんで」と苦笑したが、「今はフリーです。第2の人生が始まった」と晴れやかな表情を浮かべた。 しかし、政伸によると、ストレスでどか食いし、中華屋で中華丼とチャーハン、焼きそばとラーメンとか頼んだりしたため激太り。共演した俳優の田村正和から「ちょっと、太ったね」、「現場で、全部はき出せよ、エンジョイするんだ」と言われたことを田村のモノマネで明かした。政宏には人脈が抱負だったが、相談すると人脈をフルに使ってややこしいことになりそうだったので相談しなかったそうだが、1年8カ月に及んだ泥沼の離婚訴訟が解決し、代理人から成立の報告を電話で受けた際、政伸は渋谷の回転寿司にいたが店内でしゃがんで号泣。人目をはばからず「声上げて泣きましたよ」とうれしそうに振り返った。 「離婚訴訟の間でも政伸は月額45万円の生活費を美元に支払っていて、精神的にも金銭的にもかなりの負担を強いられていただけに、離婚成立時は計り知れない喜びがあったに違いない」(芸能記者) ちなみに、政伸の苦労談を聞かされたSMAPの中居正広は「結婚しない方がいいかな?」と問いかけたが、政宏と政伸は声をそろえて「いやいや、した方がいい」と力説。美元との結婚生活で多少は「いい思い出」もあったようだ。
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芸能 2013年01月29日 15時30分
【週刊テレビ時評】綾瀬はるかNHK「八重の桜」、内野聖陽TBS「とんび」が安定感
1月にスタートしたドラマは、早くも明暗を分けてきた。 そのなかで、安定した数字を示しているが、NHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)と、TBS系列日曜劇場「とんび」(内野聖陽主演/日曜日午後9時〜)だ。 「八重の桜」は初回(1月6日)21.4%(以下、視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)でスタート。第2話(13日)では18.8%に急落したが、その後は第3話(20日)=18.1%、第4話(27日)=18.0%と、3週連続で18%台を維持。大河ドラマはこの先、長いため、今後どう推移するかは分からないが、現状では安定した数字を保っている。 また、「とんび」は初回(13日)17.0%でスタート。第2話(20日)=16.1%、第3話(27日)=16.0%と、ほぼ上げ下げがなく安定。先週、人気ドラマ「相棒season11」(テレビ朝日系列=水谷豊主演/水曜日午後9時〜)の第13話(23日)は前週の19.4%から、一気に15.0%に急落。民放の連続ドラマでは、「とんび」が先週のトップだった。 他の連続ドラマはおおむね、10〜12%台で2ケタをキープするのが精いっぱいで、フジテレビ系列「サキ」(仲間由紀恵主演/火曜日午後10時〜)第3話(22日)は9.4%、日本テレビ系列「シェアハウスの恋人」(水川あさみ主演/水曜日午後10時〜)第2話(23日)は9.6%と、1ケタ台に転落した。 初回(14日)で14.3%と上々だったフジテレビ系列月9枠の「ビブリア古書堂の事件手帖」(剛力彩芽主演/月曜日午後9時〜)第2話(21日)は12.2%と、前週から2.1ポイント下げて、期待を裏切った。 また、昨年1月期で好評だったフジテレビ系列「ストロベリーナイト」(竹内結子主演)のスペシャル版「土曜プレミアム ストロベリーナイト〜アフター・ザ・インビジブルレイン〜」(26日土曜日午後9時〜11時10分)は15.4%で、同局の期待通りといえた。 その他、バラエティでは美輪明宏をゲストに招いた「中居正広のキンスマスペシャル」(25日金曜日午後7時56分〜9時48分)が、19.3%の高視聴率を得てトップだった。(坂本太郎)
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トレンド 2013年01月29日 15時30分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol12 ウエストランド)
爆笑問題の秘蔵っ子。『THE MANZAI 2012』では認定漫才師に選ばれ、元旦に放映された『新春レッドカーペット』ではレッドカーペット賞を受賞。なぜか、脳裏に焼きつく漫才師だ。(伊藤雅奈子) −−ひとつのボケにたいして、井口さんがたくさんのツッコミを入れる漫才は、どのように生まれたんですか? 井口「2012年の元旦に『爆笑レッドカーペット』のオーディションがあったんですけど、それまで、民放のオーディションに落ちまくってたんで、どうせ今回もダメだろうと思って、やけくそでツッコミまくったんですよ。そしたら、受かって(番組に)出られた。んですけど、そこからまったく自分のものにできなくて、『オンバト+』(NHK系)にも落ちるし、ウケないしで、半年ぐらい封印したんですけど、『THE MANZAI』の予選2回戦からやりだした。そこからですね、テレビに呼んでもらえるようになったのは。 河本「偶然生まれたツッコミですけど、もともと、こいつのツッコミは長かったんですね」 −−事務所の先輩である爆笑問題さんからのアドバイスは? 井口「去年の『漫才新人大賞』(社団法人 漫才協会主催)で、爆笑さんが司会で、僕らはたまたま決勝に残ってて、初めて僕らの漫才を見ていただくってことになったんです。でも、僕らが漫才をすると会場がザワつくという(苦笑)。漫才協会のビシッとした漫才ばかりの中、僕らみたいに、漫才と呼べるかどうかわかんないような、異質な漫才って、太田(光)さんは嫌いだろうなぁって思ったんですよ。終わってから、感想を聞きに行ったら、「おもしろかったよ。俺はああいうの、好きだよ」って言ってくれたんで、じゃあ、この路線で思いきりやろうと。『THE MANZAI』に落ちても、太田さんがおもしろいって言ってくれたから、言い訳できるやって」 河本「今みたいに基本、井口が全部しゃべっちゃうんで(苦笑)、もう(話すことが)ないんですけど…。飲んだ席とかで、太田さんとも田中(裕二)さんとも、お笑いとか真面目な話はしないですね。下ネタ、女…のことを僕が話すのを、聞いてくれてます。といっても、しゃべれないですけどね、爆笑さんの前だと緊張して」 井口「今もしてんじゃねぇか! ぜんぜん声出てないし」 河本「取材、苦手なんです…」 −−今年はどんな年にしたいですか? 井口「去年は、なんじゃこれ!? っていう珍しさとシステムでウケてたような気がするんです。今年、もうそれはなくなるし、進化を問われていくと思うから、やっぱり、『THE MANZAI』決勝に行きたいですね。みなさんに知られたうえで、勝ち上がる。そのためにも上半期、たくさんテレビに出て、いっぱいネタを作って。タイタンからは『M-1(グランプリ)』でも決勝に行けた漫才師はいないので、僕らが行って、恩返ししたいですね。あとは、タイタンにも若手がいるぞ! って見せたいです」 河本「クリーニング屋のバイトを、辞めたいです。今はだいぶ減ったんですけど、きれいさっぱり、辞めたいです」 井口「なんか、ほかないの?」 河本「スタッフさんに間違われないようになりたい。『THE MANZAI』(のワイルドカード)で僕だけ、ピンマイク付けられなかったから」 井口「おまえは究極の“じゃないほう芸人”だからなぁ」【プロフィール】井口浩之(左) ‘83年5月生まれ。河本太 ‘84年1月生まれ、ともに岡山県出身。タイタン所属。2008年結成。事務所ライブ『爆笑問題withタイタンシネマライブ』が2月8日(金)、19時半から開催http://www.titan-net.co.jp/cinemalive.php。井口のブログ http://profile.ameba.jp/westland-iguchi/井口のTwitter https://twitter.com/westiguchiタイタンの公式サイト http://www.titan-net.co.jp/index.php(この連載は今月で最終回)
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ミステリー 2013年01月29日 15時30分
岡山に「悪魔」が現れた!? 雪上に奇っ怪な足跡の謎を追う!
右の画像は2年前(2011年)、山口敏太郎事務所へ届いた謎の生物の足跡である。撮影者は岡山県の山奥に近い場所に住んでいるSさん。家の近くに池があり、その周りには人口の水路があったという。 ご覧のとおり、小さい足跡が点々と橋の奥まで続いている。この足跡の正体はいったい何なのだろうか? 日本に潜んでいる雪男か? それとも小さいおじさんなのだろうか? 山口敏太郎事務所はこの足跡を、約160年前、イギリスはデボン州で確認された「足跡事件」に関係しているのではないかとひそかに睨んでいる。 皆様は『悪魔の足跡』(デビルズ・フットプリント)をご存じだろうか? 『悪魔の足跡』とはその名の通り悪魔の足のような形をした跡が多数残された事件である。 1855年デボン州に記録的な大雪が降った。翌朝、住民が道を歩いていると馬のヒヅメらしき跡が点々と続いているのを発見したという。その跡は、4センチ程度の大きさで約22センチの程度の歩幅間隔で残されていたという。 ここまでなら、小動物が歩いた跡という仮説がたつだろうが、この悪魔の足跡が「悪魔」と呼ばれる所以となったのは、竹馬のように二つの足が並んだ跡がついていた、またピョンピョンと飛んだ形跡があった、また障害物をすり抜けて足跡が続いていたことなどが挙げられる。 障害物をすり抜けられる動物なぞ、この世には存在しないため当時のイギリスは「悪魔」の登場と考え身震いするほどの恐怖を覚えたという。(なお「悪魔の足跡事件」とほぼ同時期、イギリスではバネの足を持つ怪人「バネ足ジャック」という都市伝説も生まれている。悪魔の足跡の正体はバネ足ジャックであるという説もある) さて、今回岡山県で撮られた足跡は形状からして「悪魔の足跡」によく似ている。しかもSさん曰く足跡の大きさは5〜6cmぐらいとほぼ一致している。また、悪魔の足跡はつい最近、2009年に本場イギリスで再度目撃されている。 悪魔の足跡はイギリスだけには飽き足らず、ついには地球を一周し、日本にも足を延ばしていたのだろうか…?(山口敏太郎事務所)
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トレンド 2013年01月29日 15時30分
【連載】「ミカエル・コバタの沖縄あれこれ」第34回〜“神の島”久高島
ハイサイ! 今回は“神の島”として、知られる久高島を取り上げます。 久高島は沖縄本島東南部に位置する知念半島の東約5キロにある、周囲約8キロの小さな島です。合併で現在は南城市に属し、人口は約270人(10年4月現在)です。 久高島は琉球の創世神アマミキヨが天から舞い降りて、国づくりを始めたとされる琉球神話の聖地です。琉球王朝時代に国王は、この島への巡礼を欠かすことはなかった。 島には数々の聖地があり、なかでもクボー(フボー)御嶽(うたき)は島第一の聖地で男子禁制。現在は女子も立ち入りが禁止されています。島の土地は神から授かったものとして、私有地はありません。 島北端のカベール岬はアマミキヨが降り立ったとされる地であり、海神が白馬の姿で降臨したとも伝わる聖地とされています。 この島では、12年に一度午(うま)年に行われる祭事イザイホーに代表されるように、神秘的な祭事がそのまま残っており、民族的にも貴重だ。ただ、イザイホーは祭事を仕切る神女・ノロ(祝女)の後継者不足により、1990年、2002年は中止されている。 こういった聖なる島であることから、ほぼ観光地化はされておらず、ありのままの自然を楽しむことができます。 島には多くの手つかずのビーチがあり、海遊びができる。マリンスポーツの業者もあり、ダイビングやシュノーケルもできます。ただし、いしき浜は海の彼方にあるニライカナイから、来訪神が島に訪れる際に船が停泊する神聖な場所とされ、遊泳は禁止されています。 こういった島なので、リゾート地を望む方には意に沿いませんが、沖縄の歴史や伝統、自然にふれたい方にはオススメの島です。 ほとんど観光地化されていないといっても、ロマンスロードと呼ばれる絶景が望める遊歩道が整備されるなど、観光客への配慮もあります。 島内交通はバスもタクシーもありません。ただ、島は小さく平坦なので、レンタサイクルで十分周れます。また、NPO法人・久高島振興会では、車で島を巡る体験ガイドツアーも挙行しています。港の近くには食事処も数軒あります。宿泊は久高島宿泊交流館の他、民宿が数軒あり、郵便局に素泊まりも可能です。 アクセスですが、那覇バスターミナル(旭橋)から10番乗り場38番志喜屋行き(東陽バス)のバスで、安座真サンビーチ入口下車、所要約1時間(運賃片道760円)。バスは本数が少ないので、注意が必要です。バス停から徒歩2分の知念安座真港から久高海運のフェリーで約15分、高速船で約20分。運賃はフェリーが片道650円(往復1240円)、高速船が片道740円(往復1410円)。フェリー、高速船とも1日に各3往復しています。 ぜひ、一度、神秘な島を訪れてみてください。(旅人:ミカエル・コバタ)
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芸能 2013年01月29日 14時00分
長澤まさみが台湾出稼ぎでフル回転する“お家”の事情
長澤まさみが長期間、台湾テレビ局のドラマに「出稼ぎ出演」し、その背景がなにかと勘ぐられている。 長澤初の海外進出作第1弾となる連続ドラマは『ショコラ』。日本人女優としても台湾連続ドラマの主役は珍しい。 「昨年8月下旬から台湾と日本との往復を繰り返し、平行してドラマ『高校入試』(フジ系)を収録した。『ショコラ』の撮影は今年1月末にやっと終わる」(ドラマ関係者) 『ショコラ』とは窪之内英策氏が原作のコミックで、長澤は日本で生まれ育った華僑の音大生役。亡き母の駆け落ち相手で、ケーキ屋を経営するヤクザの元組長の元に転がり込むことから物語は始まる。1話90分で13話予定。台湾、中国、日本、韓国で放送される。 それにしても長澤が台湾のドラマに主演するなど、誰もが予想しなかったに違いない。華麗なる再浮上というしかない。 「長澤は04年の『世界の中心で愛を叫ぶ』で興収85億円の大ヒットを記録。だが、それ以降はタカビー女優といわれ、人気は低迷した。11年9月に上映された映画『モテキ』で再ブレイク。勢いがついて、いまのような売れっ子に返り咲いたのです」(映画雑誌編集者) 今年は『ボクたちの交換日記』、『潔く柔く』の映画2本が控え、前者では大胆な濡れ場を演じている。CMもロッテ、カルピス、ゆうちょ銀行、KEIRIN、ユーキャンなどここ1年で急激に増えた。 それにしても、なぜ台湾への出稼ぎが実現したのか。 「台湾のテレビはCATVがほとんどで、日本のドラマ専門チャンネルも多く、そのなかでも人気があったのが長澤だった。『プロポーズ大作戦』や『ラスト・フレンズ』のドラマが人気を集めていた。白羽の矢が立ったのはそんな背景があったから」(台湾テレビ界事情通) 長澤が馬車馬のように働くのは、別の理由も囁かれている。 「所属する東宝芸能の台所事情です。いま稼げる俳優・女優が極端に減って、いまや長澤と沢口靖子ぐらいなもの。高嶋政伸は離婚スキャンダルで落ち目だし、水野真紀、斉藤由貴らも主婦業で忙しい。そうなると、若くて昇り調子の長澤が減った売り上げを穴埋めしないといけない。フル回転の事情はそのへんにあります」(芸能リポーター) 今後、場合によっては長澤のヘアヌードも期待できそうだ。
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その他 2013年01月29日 12時00分
効果的なウォーキングで運動不足解消! インターバル速歩のススメ(1)
今、世間では『インターバル速歩』と呼ばれる健康法が大流行りだ。「速歩歩き3分間」と、それに続く「普通歩き3分間」が1セット。それを1日5セット以上、週4日以上、そして4カ月継続することが目標だという。中高年の生活習慣病や介護予防を目的に、信州大が中心になって開発された手軽で誰でもできる健康法だ。 山梨大医学部名誉教授の田村康二氏(医学博士)が説明する。 「ウオーキングがブームになったのは、たかだかここ20年あまりのこと。西洋人には散歩の習慣があり、食事が終わると皆、三々五々出かけてますからね。また、皇居を1周するようなジョギングも流行っていますが、ジョギングは心筋梗塞で死亡する恐れもある。そんな中、今、アメリカではジョギングが見直され、健康の維持、増進にはウオーキングがいいと愛好者が増えているんです。さらに、ただ漫然とブラブラ歩いているのでは、歩かないよりはいいが運動にはならない。“加速”と“減速”を繰り返し、緩急をつけることが筋力の強化になるとされているのです」 ちなみに、1日1万歩のウオーキングを1年間続けると、約3分の1の人は体脂肪が低下し、血圧は正常値になる。善玉コレステロールが増加し、悪玉コレステロールや中性脂肪は低下するものの、それ以上の効能はないという。 速歩3分間がキツければ2分間でもいい。背筋を伸ばし胸を張り、腕を大きく振って歩くのがポイント。では、どの程度の速度で歩けばいいのか。 田村氏が続ける。 「アメリカ心臓病学会によると、『鼻歌が歌える速度がいい』とされています。それ以上だと苦しい。つまり、鼻歌が楽に歌える速度と、それよりやや速度を上げるのを交互に繰り返すのがいいと思います」 これによって、どの程度の効果があるのだろうか。 たとえば、5カ月間インターバル速歩を続けた中高年と、毎日1万歩のトレーニングを続けた中高年を比べると、明らかにインターバル速歩を行っていた方が優っているという。 「インターバル速歩では、膝屈伸・屈曲筋力が増加し、最高・最低血圧は5〜10mmHg低下することがわかっているのです」(スポーツ医学が専門の研究者) 1日1万歩トレーニングでは運動強度が小さく、何もしない中高年とそれほど変わらないという。運動強度が低すぎて、寝たきりの予防に重要な太ももの筋力の増加が期待できないというのである。 最近の研究で、太腿の筋力が高い人ほど歩行速度が高く持久力も高く、太腿の筋力を強化することで持久力も強化できることがわかってきたという。 「さらに重要なことは、4カ月間のインターバル速歩の後、持久力が増加すると、高血圧症、高血糖症、肥満症の症状を示す割合が男女とも20〜30%減少する点です」(同)
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芸能 2013年01月29日 11時45分
フジ局内の大ブーイングを浴びそうな中野美奈子アナのインタビュー
昨年7月末にフジテレビを退社したフリーの中野美奈子アナのインタビューが発売中の月刊ファッション誌「Numero TOKYO」(扶桑社)の2012年3月号に掲載されている。 02年に同局に入社し、同年10月から看板番組「めざましテレビ」のキャスターに抜擢された中野アナだが、「そこからが地獄の日々でした」と告白。「おまえには本当にニュースを読むセンスがない」と先輩アナにダメ出しされたり、視聴者からは「あの人のニュースは聞きづらい」とクレームが入ったことなどが耳に入り自信喪失。「ちょっと鬱っぽかった」というほど追い込まれ、実家に帰った際に仕事のことを聞かれると、「トイレにひとりでいる時が一番楽しい」と話したこともあったという。 最初の1、2年は人間不信状態でボロボロ。1年先輩で現在はフリーの高島彩アナと打ち解けてその状態を脱したというが、4年目の26歳のころ、「私は本当にこの仕事がしたいんだろうか?」という根本の疑問が生じ、以前からやりたかった出版関係の仕事がしたくなって上司に相談。上司は親身になって相談に乗り、退社の段取りもできていたというが、入社式の司会を担当したところ、「私はまだ何も残してないんじゃない?」とハっとし退社の意志を撤回。その時の自分を「ホントに子どもだったなと。怖いモノ知らずの勢いだけの若さってあるじゃないですか、まさにそれでしたね」と振り返った。昨年の退社時については、「自分なりに全力で走り切れた」と話しているだけに悔いはなかったようだが、このインタビューは局内で大ブーイングを浴びそうだというのだ。 「まるで自分が被害者のようなインタビューだが、周囲はマイペースかつわがままな中野アナにずいぶん迷惑してきた。退社前の数年は、『辞められたら困る』という空気が蔓延し、中野アナがミスしても誰も注意できず、あれじゃアナウンサーとしてのスキルが上がるはずがない。夫の海外赴任を理由に退社したにもかかわらず、あっさり仕事を再開する相変わらずのマイペースぶり。やっと今年から夫がシンガポール赴任が決まりついていくようだが、この先、当分、うちの局から仕事のオファーはないだろう」(フジテレビ関係者) インタビューとともに掲載されたデジカメ日記によると、着付け教室やキックボクシングに通うなどプライベートが充実している様子だけに、もし日本にいたとしてもフリーでガツガツ稼ぐ気はなかったようだ。
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芸能 2013年01月29日 11時45分
競争が激化するAKB48グループの“バラエティ枠”
関連グループを含め、アイドルグループ、AKB48では、バラエティ番組で力を発揮するメンバーが多数、在籍するのも特徴。そこで、各グループで注目のメンバーをピックアップしたい。 まず、すべてのメンバーの中で、バラエティ枠での経験、実力ともトップクラスと評価されているのがAKB48一期生の峯岸みなみだ。そんな彼女も、もともとはダンスに自信を持ちグループへ加入。こちらの腕前もグループでは5本の指に入る実力者と言われているが現在、彼女が自分からダンスを売りにすることは皆無。その理由を、「ダンスが得意といっても、それはAKB48の中だけの話だから」と語っている。リアクション、ドッキリの仕掛け人などなんでも器用にこなす峯岸は、AKB48の冠番組のMCを担当、バラエティを目指すメンバーの目標となっている。 お笑いの中心地、大阪・難波を拠点に活動するNMB48には多くのバラエティメンバーが存在する。お化け屋敷ロケで腰を抜かし、指原莉乃に続くヘタレキャラと話題になり、AKB48と兼任する小谷里歩、まだ中学生ながら、大人顔負けの仕切りとツッコミを見せる木下春奈。同じく中学生で、ものまねのレパートリーは250以上、常に新しいギャグを考え続けているという山本ひとみ、どんなにスベッても畳み掛ける鉄のハートの持ち主だ。また、自身からキモヲタと名乗り独特の感性が話題の木下百花も評価が高い。そもそも、キャプテンで総選挙の順位がもっとも高い山本彩がお笑いに対して貪欲だ。そんなNMB48でももっとも注目すべき二人が、R-1グランプリで2年連続3回戦に進出した小笠原茉由と、メンバーからもっとも“面白い”と評判の岸野里香だろう。東京での露出はまだまだ少ないが、ファンの間では、「総合的にみて、笑いではやっぱりNMB48が一番」との評価を受けている。 国内では、もっとも新しいグループであるHKT48。当初は、「公演でのMCがグダグダ」と評価は低かったが、AKB48で峯岸とともに、バラエティ班の中心メンバーであった指原莉乃が移籍したことで徐々に評価が変わってくる。まず、指原がいじり倒したのが村重杏奈だ。ハーフでかわいらしいルックスとは裏腹に、他グループのメンバーにも、グイグイとアピール、強引に前へ進もうとする姿は話題となった。しかし、前へ進もうとする姿勢は評価されたものの、番組で共演したお笑いコンビ、バッドボーイズからは、「昔の高橋(みなみ)みたいだ」とスベリキャラとして認識されてしまった。また、意外にハートが弱いとの評価もあり、今後の課題となるだろう。その一方で最近、頭角を現してきたのが中西智代梨。HKT48のバラエティ番組では、井上陽水のモノマネを披露。さらに、R-1ではNMB48の小笠原と同じく3回戦まで進出。今後が楽しみなメンバーだ。 ここまで名前が挙がっていないのが、名古屋を中心に活動するSKE48だが、これまでバラエティ枠を率先して担当してきた桑原みずきが卒業を発表。現在、目立ったお笑いキャラはいない。これまで、桑原以外でバラエティで話題になったのは、おバカキャラの木崎ゆりあや、不思議系キャラの秦佐和子などだが、彼女たちは、いじられて開花したメンバーであり、本人たちがどの程度、バラエティに意欲があるかはわからない。 全国に楽しみなメンバーが多くいるが、決してバラエティ枠があまっているわけではない。アイドルグループにとって、何人も必要なポジションであるわけではないため、各グループでのポジション競争は今後、激化するだろう。また、彼女たちが、AKB48グループのメンバーであることが必ずしもプラスにならないこともあるという。 「芸人の中では、グループの勢いにまかせてバラエティ番組にメンバーが出演すると、“人の土俵を荒らしやがって”と快く思っていないものも多い。実際に公言している芸人もいるので、風当たりは厳しい」(芸能ライター) グループ内の競争に勝った後に、彼女たちの本当の戦いがまっているようだ。