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レジャー 2015年05月20日 14時00分
キャバ嬢が生まれる瞬間(45)〜子育てのためキャバ嬢になった郁子〜
北川郁子(仮名・21歳) 私は高校を卒業と同時に学生の時から付き合っていた彼氏とできちゃった結婚した。でも結婚から1年くらい経過した頃から彼はあまり家に帰って来なくなって、子供の面倒も見てくれなくなった。それで結局、彼の携帯履歴から浮気が発覚して即離婚。これからは私1人でわが子を育てていかなきゃいけないんだと思ったとき、頭に浮かんだのがキャバクラで働くことだった。 私は学歴も資格もないから、日払いで雇ってくれるキャバクラという働き先は非常に助かった。出勤時は子供を実家に預けて、週5日働いているんだけど、やっぱり子供と過ごす時間が減るのはとても辛い。でも子供の将来のためにも働ける時にちゃんと働いておかないとね。 キャバクラ嬢になって一番悩んだのはどんなキャラでやっていけばいいのかということ。最初のほうはお客さんウケばかりを気にして、都内の大学に通う女子大生を演じてた。そういう女の子を求めてお客さんは来るのだろうと思って。でも勉強や学部の話だったり、深いところまで突っ込まれると、うまく返せなくて段々とボロが出るようになっちゃった。それで無理してキャラを作るのは辞めようと思った。 それからは指名が減ってもいいから、素直に子供がいることを話すようにした。もちろん自分から積極的にアピールするようなことはしないけど、話の流れでそうなったら打ち明けてる。でもこれが意外とウケがよかった。たしかにまだ若い独身のお客さんは驚くばかりだけど、ある程度年齢を重ねた家庭を持つおじさま達は、とても親身になってくれるし応援もしてくれる。そんなお客さんもいるんだとわかって、多少救われたかな。でもずっと出来る仕事じゃないのもわかってるから、将来のため散財せず、お金を貯める予定。子供のためならなんだって出来る。なのでまだまだがんばります。(取材/構成・篠田エレナ)
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スポーツ 2015年05月20日 12時00分
【甦るリング】第8回・寡黙で硬派だった川田利明がエンターテイナーに大変貌した驚がく
川田利明…“全日四天王”と称され、三沢光晴、小橋建太、田上明とともに、全日本プロレスで一時代を築いた伝説のプロレスラーである。現在は、東京都世田谷区に飲食店「麺ジャラスK」を開店したこともあり、プロレス活動は休止状態となっている。 全日本時代の川田の印象は、とにかく寡黙で硬派。とはいえ、無口というわけでは決してなく、あまり試合のことを口でしゃべりたがらないタイプ。ジャイアント馬場が嫌ったこともあるが、リング上でマイクアピールをすることもほとんどない。従って、記者としては、非情に原稿が書きづらい選手であった。その反面、時として、試合後、冗舌になって、立て板に水のごとくコメントすることもあった。そんな時は、原稿を書くのもスラスラとはかどったものだ。リング上のイメージと反するが、川田は大のお笑い好きで、ダチョウ倶楽部とも親交があり、タレント活動する際は太田プロダクションの所属となっている。 そんな寡黙で硬派の川田が、エンターテインメント性を追求したプロレス団体・ハッスルに身を投じ、まさしくエンターテイナーに大変貌を遂げたのには正直驚きを隠せなかった。ハッスル参戦に至るまで、紆余曲折があった。99年1月に馬場が亡くなると、全日本では三沢が社長、川田が副社長を務めていたが、三沢と馬場元子夫人との意見が対立。三沢ら大半の選手が00年6月に離脱し、プロレスリング・ノア設立に動いた。残されたフル参戦の日本人選手は、川田とベテランの渕正信の2人だけだった。 全日本は川田らが新日本プロレスとの対抗戦などに活路を見出していたが、02年9月に元子夫人から、元新日本の武藤敬司に禅譲された。川田は参戦を続けたが、05年3月に無所属を宣言した。馬場の死後、正式な契約は交わしておらず、事実上フリーの状態だった。後に川田は当時、長期間に渡って、ギャラが支払われていなかったことを明かしている。その後、全日本への参戦も続けたが、主戦場はハッスルに移す。それは好んで、そうしたわけではなく、食っていくための選択だったようだ。ハッスルではハッスルK、モンスターKとして、エンターテインメント・プロレスにまい進する。 ふだんはガチガチのハードな試合を展開する川田だが、ハッスルではタレントのインリン様(インリン・オブ・ジョイトイ)や、大食い王のジャイアント白田を始め、タレントとの絡みも多く、歌や踊りを披露するなど、硬派な川田しか知らないファンをあ然とさせたものだ。私自身も、「何が川田をこうさせたのか?」と驚くしかなかった。 「ポリシーを変えてほしくない」と思ったりもしたものだが、今思えば、当時の川田にとっては、エンターテインメントをまっとうするのが仕事であり、生きていくためにはやむを得ないことだったのだろう。 そんな川田に相次いで、ショッキングなことが起きる。09年6月、足利工業大学附属高校レスリング部の1年先輩である三沢が、リング禍により死去。川田は三沢の後を追って全日本入りし、ずっと三沢の後ろ姿を見続けていた。不幸にして、上がるリングは変わったが、05年7月18日、ノア初の東京ドーム大会では、シングルマッチで三沢と対戦。その後、三沢存命時に再びノアのリングに上がることはなかったが、川田自身は再戦を熱望していたのだ。 川田にとって、立場が変わっても、ずっと目標であった三沢が亡くなったことで、プロレスを続けるモチベーションに変化があったのは確かのようだ。さらに、主戦場のハッスルは09年10月に事実上の活動停止に陥る。 転機となった川田は10年6月、世田谷区に飲食店「麺ジャラスK」を開店。オープン当初はプロレス活動もしており、三沢没後のノアのリングにも上がったが、同年後半からはフェードアウトし、店の経営に専念。ふたつのことを同時にこなすのが苦手で、ひとつのことに集中するタイプの川田は、店を軌道に乗せるために汗を流し、トレーニングをする暇もなく激ヤセしてしまった。今ではリングに上がれるようなコンディションではない。なお、同店はラーメン屋と思われがちだが、川田曰く居酒屋。客には唐揚げなどのつまみで酒を飲み、締めでラーメンを食べてもらうのが理想だという。 現在51歳の川田。このままプロレスラーとしては終わってしまうのか? 中途半端なことはしない性分なだけに、ちょっとやそっとのことでリングに上がることはないだろうが、いつか、もう1度、“デンジャラスK”の勇姿をリング上で見たいものである。(ミカエル・コバタ=毎週水曜日に掲載)
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芸能 2015年05月20日 12時00分
有吉・坂上を追い抜く日も近い 人気急上昇のバカリズムの戦略
テレビで姿を見ない日はないといわれる有吉弘行と坂上忍に早くも賞味期限切れ説が飛び交う中、新たなバラエティースターの誕生が取り沙汰されている。その名はバカリズム(39)。事実、先の4月改編ではレギュラーの冠番組が一気に2つも増え、現在はテレビで7本以上のレギュラーを持っているのだ。 「バカリズムは、制作会社のディレクターやキー局の編成マンらが新番組で一番に起用したいタレントなんです。来年の今頃は、有吉や坂上のポジンションを喰っているかもしれません」(制作会社幹部) なぜここに来てバカリズムが急に注目されるようになったのか。業界関係者の誰もが口にするのが、露出制限戦略だという。 「坂上や有吉の2人が売れた理由は、歯に衣着せぬ毒舌ぶり。しかし、売れれば売れるほど逆に毒を吐けなくなってきた。発言にそれなりの責任感が伴うようになったからです。そんな隙間を縫って出て来たのがバカリズム。気負いなく一歩引いた立場から毒を吐くスタイルが新しいと受けているんです」(関係者) バカリズムがテレビ関係者から重宝される理由がもう一つあるという。昨年10月期に放映された竹野内豊主演のドラマ『素敵な選TAXI』(フジ系)で初となる連ドラ脚本家デビューを果たしているのだ。 「本格的に書ける芸人はそうはいない。バカリズムは役者としても脚本家としても注目を集めています」(事情通) 人気と共に番組出演料も右肩上がりを続けている。 「ゴールデン&プライム帯のバラエティーでは1本20万円〜。役者は40万円〜。脚本は1本30万円〜。受けている理由は、いまはギャラがお得感満載であること」(同) バカリズムの時代到来だ。
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芸能 2015年05月20日 11時45分
24時間マラソンのランナーを断る理由がまったく見当たらないDAIGO
歌手のDAIGOが日本テレビ系「24時間テレビ38 愛は地球を救う」(8月22、23日)チャリティーマラソンランナーに指名されたことが、同日、同局系で放送された「幸せ!ボンビーガール」で発表された。 同日の同番組は、予告の番宣でランナー発表があることを大々的にPR。番組中に出演者たちがいつ指名をされるか戦々恐々の中、DAIGOは「O(俺は)N(ない)」と余裕の構えで静観。ところが、番組のMCをつとめるTOKIOの山口達也から「走っていただきたい方は…DAIGO君です!」と発表されると、DAIGOは「絶対ないと思ってて、リラックスしてました…。マジっすか!?」、マジで体温5度ぐらい下がった…」とすっかり動揺。決めゼリフの「うぃっしゅ!」もアルファベットトークも忘れるほどにうろたえたと目を見開いて驚いた。 ただし、DAIGOには、次回26日の同番組の生放送でランナーを受けるか受けないか返事をするまで、約1週間の猶予期間が与えられ、スタッフが1週間密着し、26日の同番組の2時間生放送スペシャルで発表するというが、断る理由はまったく見当たらないようだ。 「一時期は竹下元首相の孫にもかかわらず、天然キャラに加え、3人組バンド・BREAKERZのボーカルを務めていることもあって話題になった。その後、勢いは衰えたが、先ごろ、女優の北川景子との熱愛が発覚し再ブレーク。マラソンランナーを受けるとなれば、北川のこともいじられそうで、この先もしばらく“渦中の人”。100%オファーを受けると思われる。さすがに、ジャニーズ勢やお笑いタレントでは飽きられるので、今回は思いも寄らなかったDAIGOに白羽の矢が立ったようだ」(芸能記者) DAIGOがどんなアルファベットトークでオファーを快諾するのかが注目される。
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アイドル 2015年05月20日 11時45分
AKB48 ぱるる 探偵になりたかった!
アイドルグループ、AKB48の島崎遥香が19日深夜に放送された「淳・ぱるるの○○バイト!」(フジテレビ系)で、突然、「探偵になりたかった」と語った。 番組中に、「私、探偵になりたかったんです」と語った島崎。突然の発言に共演する田村淳が、「探偵になりたいの?」と聞き返すと、「今でも…私、ママに言ってました。探偵になりたいって」と答えた。 淳は「こんなかわいらしい探偵? 機敏に動けなさそうだよ。尾行するんだよ」とツッコむと、「浮気現場とかのあれ(尾行)とかやりたいです。楽しそう」と答えた島崎にさらに淳は、「知りたくない真実とか知るんだよ。危険なこともあるよ」とさらに聞くと、「そうか…」と考え込んでいた。
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芸能 2015年05月20日 11時45分
8.6秒バズーカー 白戸家へ「養子でもいいのでお願いします」
お笑いコンビの8.6秒バズーカーが19日、都内で行われた「ソフトバンク記者発表」にCMに出演している樋口可南子、ダンテ・カーヴァー、白戸家のお父さんと共に出席。 この日の為に新しいネタを用意したと話し、ソフトバンクの新サービスの内容を入れた『ラッスンゴレライ』を披露した。また、ソフトバンクモバイルの宮内社長に同社のCM『白戸家』に入りたいとおねだり、「養子でもいいのでお願いします。安定したいんです」と懇願していた。社長は、「検討はするが、なかなか難しいかと」と苦笑い。 また、同社CMに出演している樋口は、「養子になると息子? イヤです」と拒否し笑いを誘っていた。
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芸能 2015年05月20日 11時45分
武井咲が浅田真央にエール「実力がある方は輝いて見えます。応援してます」
女優の武井咲が19日、都内でNEC「LAVIE新ブランドロゴ発表会」に出席した。 新生LAVIE始動にちなんでフレッシュな白いワンピース姿で登場した武井だったが一瞬の早替わりで黒のワンピース姿に変身。「この衣装には細工がしてあるので、ギリギリまで緊張していましたが、上手くいったので安心しました」とニッコリ。 先日整体に行ったという武井。整体師から筋肉が弱っていてとても21歳とは思えないと言われたという。「これはマズいなと思い、ボクシングをやりたいと思いました」と意外なトレーニング宣言。 現役続行を表明した同郷の浅田真央選手については「テレビを見ていましたが、実力がある方は輝いて見えます。応援してます。浅田さんの演技を楽しみにしています」とエールを送った。(アミーゴ・タケ)
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芸能 2015年05月20日 11時45分
道端カレン、被災地に元気を! 3年連続で「ツール・ド・東北 2015」広報大使に就任
東日本大震災の記憶を未来に残すことを目的に2013年より行われているサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2015」の“広報大使”“東北応援大使”“グルメ大使”就任発表会が19日、都内で行われ、モデルの道端カレンが3年連続で広報大使を務めることが発表された。“東北応援大使”にはサッカー解説者の中西哲生が、“グルメ大使”には人気グルメブロガーのフォーリンデブ橋本陽が就任。壇上でそれぞれに意気込みを語った。 毎年、約3500人のライダーが参加して行われる本イベント。応援大使だけでなく、レースにも毎年参加している道端は「とても嬉しく思います。『ツール・ド・東北』で感じたことを今年もどんどん現地から発信していきたいと思います」とコメント。「元気を届けたいと思って参加して、自分が反対に笑顔にさせられてしまう。東北ならではのあたたかい雰囲気がこのイベントの魅力です」とにっこり。 中西は石巻専修大学にはじまり、女川、雄勝、北上、南三陸、気仙沼とかけぬけるサイクリングコースについて「絶景ポイントがたくさん。景色が素晴らしくて、つらい上り坂のあとに必ず下り坂が待っているんですけど、その下り坂で必ず海が見え、上ったあとに景色のごちそうがあるという感じで素晴らしいんです」としみじみ。 グルメ大使の橋本のほうは普段、お米ソムリエの資格を持ち、最高のお米を求めて全国を食べ歩く日々を送っているというが、「東北は食材の宝庫、いや、おかずの宝庫だと思っています。昨年もこのイベントで食べた女川のつみれ汁や石巻焼きそばがおいしかった」と現地の食を絶賛。「今年も食の面からさらに『ツール・ド・東北』を盛り上げられるよう、ご飯を片手に東北の方とコミュニケーションならぬ“米”ニケーションを図りたいと思います」と笑顔で話した。 発表会には不参加だったものの、本イベントで“ツール・ド・東北フレンズ”を務めるフィギュアスケーターの羽生結弦選手、MONKEY MAJIKもビデオメッセージで本イベントの魅力を紹介。羽生は「ライダーの皆さんがさっそうと走る姿はきっと被災された方を勇気づけるでしょう。ステージは違いますが、僕も被災された方々にもっと笑顔になっていただけるようなスケーターに成長したいと決意を固めています」とメッセージを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)「ツール・ド・東北2015」は9月12日、13日開催
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芸能 2015年05月20日 11時45分
杏 夫に料理を作るのは楽しい!
女優の杏が19日、東京・港区のイタリア大使館で日・伊の食文化交流プロジェクト「大豆ルネサンス」記者発表に出席した。 スペシャルゲストとして登場した杏は、「イタリアには何度もファッションのお仕事で訪れています。今回日本とイタリアが食を通して繋がるという素敵なイベントに声を掛けていただいて光栄に思います」とコメント。食について問われると、「旬の物を食べる。温かい物は温かく、冷たい物は冷たくしていただくことを心掛けています。食べることが大好きなのでついつい早く食べてしまいますのでなるべくゆっくり楽しむように気をつけています」と語った。 普段から家庭で料理を作っているという杏は、「昨日は牛すじを煮込みました。あとはイカをさばいてイカ刺しにして余ったワタと足を塩で漬けて塩カラにしました」と料理上手ぶりを披露。 夫・東出昌大については、「好き嫌いがなく何でもおいしく食べてくれるので、作ってて楽しいです」と笑顔を見せた。
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スポーツ 2015年05月19日 18時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈千代の富士vs貴花田〉
大相撲中継の最高視聴率は1981年初場所に記録された52.2%。当時、関脇の千代の富士が全勝優勝を懸けて臨んだ千秋楽のことだった。 この数字自体はスポーツ中継全体で見ると歴代18位にとどまるが、夕方という放送時間帯や、視聴者の目当てである千代の富士の取組が約1時間半の中継のうち、ほんの数分にすぎないことを考えれば十分にすごい数字だと言える。 結果、千代の富士は横綱・北の湖との本割に敗れたものの、両者による優勝決定戦で勝利。このとき、瞬間視聴率は65.3%にまで跳ね上がった。仕事中のお父さん方を除いた国民の大半が、テレビの前に集まったといっても決して過言ではなかろう。 体格に勝るあんこ型の力士たちを、正面からの力勝負でなぎ倒す−−。そんな強さに生来の精悍な顔つきも加わって“ウルフフィーバー”と称される一大ブームが巻き起こった。 「千代の富士が革命的だったのは、それまでは伝統芸能のカテゴリーともされてきた大相撲の世界にスポーツの概念を持ち込んだところです。脱臼しやすい肩を筋肉で守るためという必要に迫られたこととはいえ、従来の相撲界では軽視されたウエートトレーニングに励み、そうして作り上げた筋肉隆々の身体は、大相撲を格闘技としてファンに再認識させることになりました」(スポーツ紙記者) しかし、近代的トレーニングは“もろ刃の剣”ともなった。 通算1045勝。31場所の幕内優勝に53連勝、さらには国民栄誉賞。そうした数々の記録から「常勝横綱」と記憶する人もあろうが、実際には横綱昇進後も度々故障に見舞われている。 その都度「引退危機」を囁かれ、そこから不死鳥のごとく復活して幾多の記録を成し遂げてきたのが実際のところであった。 そんな千代の富士の横綱在位10年目となった1991年。初場所では幕内通算805勝の大相撲記録(当時)を樹立したものの、その後の取組で左腕を痛めて途中休場。翌場所も全休したことにより、何度目かの限界説を世間が言う中で迎えた復帰の5月場所。その初日の相手が貴花田、後の貴乃花であった。 元大関・貴ノ花の実子という血統のみならず、入門前から関取としての才を見込まれた逸材。前場所では12勝3敗の成績で技能賞と敢闘賞をW受賞し、前頭筆頭まで番付を上げていた。 千代の富士とは初顔合わせ。才能開花目前の新鋭対復活を期す古豪…。 「前評判では貴花田に期待する声も多かったけれど、相手は相撲史に名を刻む大横綱。勝敗の予想はまったくの五分でした」(同・記者) 呼び出しを受けて両力士が土俵へ上がる。 この数場所でどんどん力士らしい身体付きとなり、体格で大きく上回る貴花田。一方、休場明けでいくらか覇気を欠くようにも映る千代の富士。 行司の軍配が返ると貴花田は迷わず頭から突っ込む。出足で後れを取った千代の富士は素早い前さばきでまわしを取ろうとするも、貴花田がこれを許さない。逆に前まわしに手を掛けた貴花田はここを勝負どころと一気に前に出て、倒れ込むようにして全体重を浴びせたところで千代の富士が土俵を割った。 いかにも新鋭らしい懸命な相撲ぶりに、館内は割れんばかりの歓声に包まれた。視界を遮るほど次々と座布団が宙を舞う。18歳9カ月での、史上最年少金星でもあった。 敗れた千代の富士に対しては、またもや引退説が持ち上がったものの、取組直後の会見ではこれを言下に否定する。 「このときの千代の富士にはまだ“土俵勘が戻らないところを若手の勢いにやられただけ”という気持ちがあったのでしょう」(同) だが、二日目は勝ち星を挙げたものの納得のいく内容とはいえず、三日目、貴花田の兄弟子・貴闘力に“とったり”で土俵下に投げ飛ばされるという横綱らしからぬ敗戦を喫すると急転直下、引退会見を開いた。 初日、貴花田の勢いに負けたのではなく、自身が衰えたのだという現実を受け入れるまで、二日の間を要したとも言えようか。 「気力、体力の限界」 昭和最後の名横綱から次世代の俊英へ、新時代を託された瞬間だった。
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