毎年、約3500人のライダーが参加して行われる本イベント。応援大使だけでなく、レースにも毎年参加している道端は「とても嬉しく思います。『ツール・ド・東北』で感じたことを今年もどんどん現地から発信していきたいと思います」とコメント。「元気を届けたいと思って参加して、自分が反対に笑顔にさせられてしまう。東北ならではのあたたかい雰囲気がこのイベントの魅力です」とにっこり。
中西は石巻専修大学にはじまり、女川、雄勝、北上、南三陸、気仙沼とかけぬけるサイクリングコースについて「絶景ポイントがたくさん。景色が素晴らしくて、つらい上り坂のあとに必ず下り坂が待っているんですけど、その下り坂で必ず海が見え、上ったあとに景色のごちそうがあるという感じで素晴らしいんです」としみじみ。
グルメ大使の橋本のほうは普段、お米ソムリエの資格を持ち、最高のお米を求めて全国を食べ歩く日々を送っているというが、「東北は食材の宝庫、いや、おかずの宝庫だと思っています。昨年もこのイベントで食べた女川のつみれ汁や石巻焼きそばがおいしかった」と現地の食を絶賛。「今年も食の面からさらに『ツール・ド・東北』を盛り上げられるよう、ご飯を片手に東北の方とコミュニケーションならぬ“米”ニケーションを図りたいと思います」と笑顔で話した。
発表会には不参加だったものの、本イベントで“ツール・ド・東北フレンズ”を務めるフィギュアスケーターの羽生結弦選手、MONKEY MAJIKもビデオメッセージで本イベントの魅力を紹介。羽生は「ライダーの皆さんがさっそうと走る姿はきっと被災された方を勇気づけるでしょう。ステージは違いますが、僕も被災された方々にもっと笑顔になっていただけるようなスケーターに成長したいと決意を固めています」とメッセージを送っていた。
(取材・文:名鹿祥史)
「ツール・ド・東北2015」は9月12日、13日開催