「バカリズムは、制作会社のディレクターやキー局の編成マンらが新番組で一番に起用したいタレントなんです。来年の今頃は、有吉や坂上のポジンションを喰っているかもしれません」(制作会社幹部)
なぜここに来てバカリズムが急に注目されるようになったのか。業界関係者の誰もが口にするのが、露出制限戦略だという。
「坂上や有吉の2人が売れた理由は、歯に衣着せぬ毒舌ぶり。しかし、売れれば売れるほど逆に毒を吐けなくなってきた。発言にそれなりの責任感が伴うようになったからです。そんな隙間を縫って出て来たのがバカリズム。気負いなく一歩引いた立場から毒を吐くスタイルが新しいと受けているんです」(関係者)
バカリズムがテレビ関係者から重宝される理由がもう一つあるという。昨年10月期に放映された竹野内豊主演のドラマ『素敵な選TAXI』(フジ系)で初となる連ドラ脚本家デビューを果たしているのだ。
「本格的に書ける芸人はそうはいない。バカリズムは役者としても脚本家としても注目を集めています」(事情通)
人気と共に番組出演料も右肩上がりを続けている。
「ゴールデン&プライム帯のバラエティーでは1本20万円〜。役者は40万円〜。脚本は1本30万円〜。受けている理由は、いまはギャラがお得感満載であること」(同)
バカリズムの時代到来だ。